もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤米鶴 - 特別純米 蔵人栽培米 亀粋 (きっすい) 65 生原酒 29BY <山形> 




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 bottle size:720ml





【588】米鶴 -よねつる- 特別純米 蔵人栽培米 亀粋65 生原酒 29BY <山形>

米鶴酒造 株式会社:http://yonetsuru.com


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▪︎酒米/精米歩合:高畠町産 亀粋 (きっすい) /65%
▪︎酵母:協会901号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開
▪︎ALC:17%
▪︎処理:生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/4/19に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年4月22日 (日) /ろくまる山田錦の次に3本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──うっすらと赤い果実もありつつ、キャラメル寄りの軽い乳酸ライクな輪郭もありつつ、少しジリジリしたミネラル感のヒント。特に我々をゲンナリさせるような華やかさがない点は安心。透明感はそれほどでもない。甘旨っぽいBody。

 もしかして良さげ?──。

 ♡☺♡「言っていい? 今日の中でアタシの一番。あああ、かなりクリア! アジバラが最高。アタシの好み。〝アジバラ〟わかる?
 dಠಠb「わからん」←というより、わかろうとする気がそもそもない。

 ♡☺♡「味のバランス (笑)
 dಠಠb「・・・・・・。



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 そこそこ目が覚める感じ。29BYの「山廃純大」よりはマシかな。やっぱキャラメルっぽい甘焦げたニュアンスの薄茶なカラーあるよね。

 ♡☺♡「今日イチって言いながら、改めて飲み比べると、やっぱ洗練されてるのは篠ちゃんかなっていうか (笑) 。アタシは2日目の酒は『ろくまる雄町』にしとくわ

 ワイングラス──の方が酸が内に向かって締まるので、相対的にグイ呑みよりはマシだけど、この酒自体は、まあまあですかね。まだまだ硬さも感じるけど、基本的には、肉付きのスリムな、愛らしい旨口というサイズ感。甘みもそこそこ出てるけど、果実組ではなく、どちらかと言えば和菓子組というか、やっぱ団子や饅頭みたいなモチっと感。そこに「米鶴」らしい──蔵癖なのかな?──、なぜか速醸なのに、ほんのりと乳酸カラーの甘酸が愛想良く寄り添う。「米鶴 山廃純大 28BY」のようなモダニティもクリスタルネスもなく、むしろ近いのは、少し野暮ったく熟してしまった「上喜元 生酛 八反 28BY」や「三光天賦 生酛 純米 28BY」といった感じ。

 少し粉っぽさを感じるけど、熟成で取れるのかな。ただ、最初からそこそこ人懐こく味は出てるので、取れたら取れたで、さらにモッチリした旨口になりそう。正直、飲み頃を探るのが面倒なタイプの酒です。





── 2日目。

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 ▲人気アイドルと、そのファン。もしくは、浜辺美波と、浜辺美波を題材にした画集 (同人誌) をコミケで売ってるオタク少女。



 濃いなあ (笑) 。ニュワっと濃厚キャラメル。ちょっと味が出てきたね──望まない出力で。

 なんとも「箸に短し襷に長し」というか、初日の品質で山廃的な透明感があればいいんだけどっていう。やや鈍重ですね。甘いし、粉っぽい苦みもゴリゴリと前に出てきた。そして、決して少なくない跳ね返り。飲み込んだ後に食道全体がボワ〜ンと煙るように辛い。



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 なんだかんだで「篠峯」はオシャレですね。「米鶴」も悪くはないけど、もうちょい透明度が上がって味としての酸っぱみがあればそこそこいいんだけどなあ。この、人懐こくモッチリ&ポッチャリな旨口ラインがどうにも野暮ったいというか、もう一つ嚥下におけるゴール手前のホームストレートで味がスカっと抜けてくれないというか。

 この銘柄が含み持つ、他の人気イマドキ地酒との何とも言えない距離感それ自体は嫌いじゃないんだけどね。前にも書いたけど、田舎のトンネルを抜けて都会に到着する、その手前のような酒がオレの中での「米鶴」の位置付け。28BYの「山廃純大」は奇跡も奇跡でしたね──今から思えば。





── 3日目。

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 ▲映画『となりの怪物くん』の主題歌、西野カナ『アイラブユー』が〝ラップ風〟として認識/理解されていることを知ったのが今週一番の──というより今年一番の驚き。この曲は訳あってちょいちょい耳にしていたけれど (笑) 、軽く見積もって日本酒の数千倍もの感度と精度を誇るオレの音楽的洞察力を以ってしてもそこに気づけなかったことは極めて遺憾である。正しいことばかりを追い掛けていても決して辿り着けない真実があるということを知った、45歳、2018年4月の4週目であった。ただこれだけは言わせてくれ。この曲は〝ラップ風〟なわけではない。〝歌謡曲風ラップの、そのもどき風〟と説明されるのが正しい。歌謡曲の磁場に吸い寄せられた魂の抜けた (エッセンスが抜け落ちた) ラップが一般化し、その意匠が逆流的に歌謡曲の磁場に還元されたというのが正しい認識ではあるが、それをオレがいちいち説明したところで何の意味もないっていうね (笑) 。







篠峯」を経由せず、1本目に飲むのは初めて。印象変わるかな。

 あああ、どんどんモコモコした粉感が出てくるなあ。液性そのものはスリムでクリアなポテンシャルもあるんだけど、尾ヒレが重いというか──まるで身体は小さいのに無駄に尻尾がデカいリスみたいというか。そして、そこそこ辛みがボワぁ〜んと跳ね返るな。

 ま、普通ですね。それでも香りに邪魔な要素はないし、味筋そのものは嫌いじゃないし、これで雑味なくクリアで酸がキラキラしてりゃ良酒って、それが難しいんだよな (笑) 。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 米鶴 not_on_list_good 浜辺美波

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