もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 おっと、楽天の某酒屋が一部スポット的に「篠峯」の扱いを始めてた。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤裏篠峯 - ろくまる 純米吟醸 山田錦 うすにごり生酒 29BY <奈良> ── dಠಠb「少し邪魔な木香はあるけど、雄町と比べて、より篠峯らしいのはこっち」#Fresh/Fruity 




浜辺美波最強論超問クイズ崖っぷちホテル
 ▲いつもmoukan1973♀と話してるんだけど、ちょっと腕がウーパールーパー的に短いんだよな (笑) 。脚が短くて太いのは別にモデル経由の女優じゃないからさほど問題ではないんだけど──むしろその方が着物は似合う──つうか戦前の日本人女性なんてみんなこの体型──、でも腕はなあ。あまりに短いと動きにしなやかさ (エレガンス) が出ないんだよ。中国の秘術的整体かなんかで2cmくらい伸びないもんかね。ぶら下がり健康器でもやれば (笑) ? ま、男と違って、女性は25〜28歳くらいまでは「成長」という枠組で体型が変化するので──簡単に言うと女性ホルモン増量のアシストによる〝エロ化への伸びしろ〟があるので──、まだ17才だし、そこは長い目で見守ろうか。


 



 ろくまる (60) です。「篠峯」の別ラインですね。明利系酵母を使った、ちょっとポップでキュートでキャッチーな味と香りが「ろくまる」の表向きの属性だけど、もう26BYのような「而今ナニソレwww」の炸裂ジューシイな酒は造られないので──少なくとも堺杜氏によって意図されては──、今季はその文脈で語ることは止めます。

 あくまでも、いろいろとNGの酒が増えて来た今の我々夫婦にとっての視界に入り得る酒なのか──つまり、on list されるかだけが重要なので、今の「篠峯」が我々にとってどういう意味を持つのかということを重視して記事を書きたい、とは、思って、いる、けど。

 ちなみに今週の金曜に27BYの「櫛羅 生」が720mlで6本 (純米×2、純吟×4) ほど届くけど、もちろん、そっちは26BYとの比較は避けて通れないので、これには準じません。



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 ▲このズワぁ〜んと全体にオリが広がる感じが決して少なくない自己満足をオレに与える。



 28BYは未発売だった「山田錦」が今季は復活──もともと26BYシーズンに新発売された。そして、オレの知る限り、この「うすにごりVer」は、(そんなもんがあるとして) どこかの酒屋のPB以外の正規リリース品としては、おそらく初お目見えじゃないかな。

 こんなに早く開けるつもりはなかったので、そこまで大きな効果が得られているわけじゃないとは思うけど、今回もオリに触れさせるために、約1ヶ月ほどワインセラーに寝かせて10℃で保管してました。



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 bottle size:720ml





【587】裏篠峯 -うらしのみね- ろくまる 純米吟醸 山田錦 うすにごり生酒 29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県産 山田錦/60%
▪︎酵母:明利系
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+2/2.0/─
▪︎ALC:16%
▪︎処理:生酒 (※ラベルに「原酒」に表記ナシ。)
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年1月
▪︎管理状況:2018/3/19に着、瓶を寝かせて10℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年4月22日 (日) /ろくまる雄町の次に2本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 同じ日に「ろくまる雄町」から移動してます

 立ち香──「雄町」に比べたらあんま匂わない (笑) 。強いて言うと、粉っぽいメロン? いつもの青臭い清涼感は少ない。ま、もともと「ろくまる」の中ではドライなタッチのある酒だけど。

 とりあえず飲んでみる──。

 ♡☺♡「クリアだなあ。滑らか。結構ガスあるな。これ木香なのかなあ、さっきより強いよ。たしかにドライっすね。でも、クイクイ飲んじゃう感じ。さっきと比べると舌に余韻が残るな

 そこそこ木香はあるけど、明らかにこっちの方が果実味がある。ちゃんと酸っぱい。いわゆる〝レモンの一滴〟のような〝点の酸〟があるから、広がった五味がバラバラにならないように強く抱き締める、内への集中力がある。ストラクチャーは「山田錦」の方が立体的で、それでいて酸によって隅々まで照らされた結果、味わいの景色には不思議と舌の中で東西に広がる雄大なパノラマがある。端的に言って、視界良好。



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 ♡☺♡「山田錦の方が味が濃い
 dಠಠb「口の中の体積が広がる感じ。雄町は薄いというか、相対的にはややユルいな。味や香りの情報量が同じでも、山田錦にはプロポーションに印影がある。平たく言えば立体的で、まるでジオラマ的なパースペクティヴがある。雄町は目視できる視野内の景色、山田錦はジオラマサイズで景色全体を俯瞰できるイメージ

 まだ少しゴリゴリしてる──液体がドクドクと脈を打つヤンチャがあるので、もう少し抜け感があれば個人的には問題なくストライク。あとは「木香」ですね。1月リリースと、比較的29BY初期の酒なので、3月/4月の商品と比べて、やや目立つ。一桁酵母 (6/7/9号) なら目立たないケースもあるんだけど──味に馴染むというか──、明利系はねえ・・・どうしてもバランス的に少し浮き立つ傾向にあるんだよなあ。まるで華やかな衣装に付いたシミや汚れのように。

 酒としての高品質な気軽さ (全体のまとまり) は「雄町」の方があるっちゃあるけど、オレにとっては何の爪痕も残しませんね。断然、魅せられるのは「山田錦」の方だし、なにより「篠峯」を飲むという力強いモチベーションがあるよ。たとえ「木香」が多少あったとしてもね。





── 2日目。

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 ※moukan1973♀は2日目に飲む酒として「ろくまる雄町」を選んだ。あくまでも「軽さ」を重視したようだ。


 立ち香──香りは「雄町」に比べて二段階くらい大人しい。

 しかし液の明度は二段階くらい煌びやか断然こっちだな。昨日より木香も感じない。

 うん、ドライな味筋は太めの輪郭線に縁取られて、酸の表現にもアクティヴな運動性がある。堺杜氏がどう思ってるかは知らないけど、より「篠峯」を感じるのは「山田錦」の方で間違いない。この、酒に滲むような渋みのシルエットに、立ち振る舞い豊かな酸の運動を感じる。つうかこれ、7酵母単独Verがあれば最高カナー。「雄山錦」みたいにダブル酵母でもいいけど。きっと「遊々」があるから、山田錦の7号酵母が飲みたけりゃそっちを飲めということなんだろうけど (笑) 。



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 ついに撹拌──「だったらニゴリを買うなよ!」の声多数。←違うんだよ。「ろくまる」はニゴリVerの方がガスが強いケースがあるから、あれば一応買うんだよ。

 うーん、ややクドいし甘いので──無駄に情報量が増えるので──、改めて透明Verを買います (さっき買いました) 。

「雄町」も飲めるし悪くはないんだけど、なんか無難というか、退屈。簡単に言うと、この蔵の他の「雄町」に比べてまるで刺激的じゃないんだな。そして「雄町」には、すでにホロ苦いカカオの芽が・・・紫芋的とも言えるけど。




 photo: オトメスゴレン



「篠峯」の雄町という話になれば、まずは「純大 (Type-9) 」だろうね。「凛々」はオレの中で25BYで止まっちゃってる酒だけど──伝説の26BYシーズンでも「凛々」だけはイマイチだった──、今季はちゃんとエントリーしたので、少し楽しみだな。 

 やっぱ「内への集中力」と「見晴らしのパノラマ感」は「山田錦」の方が圧倒的に上。力強さの中にも一廉のエレガンスを内包しているのは「山田錦」という酒米ならではのポテンシャルか。それでも今のところ、オレの中での「29BYろくまるランキング」は「雄山錦うすにごり」が1位だけど。

 軽く夏頃まで追熟させれば「on my list - good」かな。ちょっとまだ、酒がドクドクと──まるでデートに遅れないように慌てて待ち合わせ場所に走って来た恋人の鼓動のように、落ち着きなく波打ってる感じが、ある。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 篠峯 on_list_unsufficient 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To まったり日本酒道さん



毎度です。


──日本酒好き100人にこの雄町と山田錦の飲み比べさせたら、雄町のがいいという人が過半数超える自信はあります。

そんな自信、僕には全く意味のないことですね。「雄町」は「入口」というか、コンセンサスを得やすい酒質というか、それは「篠峯」が「篠峯」から離れることで成し得る何かでしょうね。もちろん、26BYの「ろくまる雄町」は同系統の華やかメロン吟醸の中では最強レベルの完成度でしたが、この29BYにそこまでの存立性はないです。


──ただ、山田錦の方は、自分で飲み頃を判定しなきゃいけないし、手間がかかるんですよね。

「山田錦」は1月リリースで、しかもうちでは瓶を横に寝かせて1ヶ月ほど10℃という中低温で管理していたので、1月時点の状態と比較はできませんが、ある程度の「熟成 (育ち) 」を考慮したとしても、ポテンシャルというか、住む世界がそもそも違う酒だと思いますよ。ブっちゃけ、比較することにあまり意味がないというか、別の何かですね。

こういうことですよ。「ろくまる雄町 29BY」なら「やまとしずく 純吟 直詰 28BY」や「福祝 純大 山田錦50 直汲み 29BY」の方が同系統の酒としては遥かに高品質なので、別にそっちを飲んでればいいという話になりますが、たとえ部分的に不出来で木香があったとしても、この2本が「ろくまる山田錦 29BY」の代わりにはならないということですね。

表向きは「雄町 vs 山田錦」ですが、僕にとっては同じアーティストの同じアルバムの曲の中の「使えない曲 (雄町) &使える曲 (山田錦) 」という振り分けです。どっちがシングル向けか、もしくは売れるかを考えることは、僕には全く興味のないことです。それを考えるのは千代酒造の役目ですよ (笑) 。

いつかの記事にも書きましたが、マイケル・ジャクソンの『スリラー』というアルバムの中で世間的に売れたし人気があるのは「スリラー」や「ビート・イット」ですが、僕らのDJ的な世界では異論反論なく「ビリー・ジーン」で決まりなのが常識なのと同じですよ。そもそも「見えてる世界が違う」ってヤツです。

なので、まったり日本酒道さんは自分の好きな酒を好きなように飲んでればいいと思いますよ。この分だと、29BYの「篠峯」はそこまでストライク・ゾーンに入ることもないでしょうし、今更ですが、26BYをたらふく飲んでおくべきでしたね。


──僕は、モウカンさんという篠峯マスターがいるので、乗っかれるところは乗っかっていきたいと思いますので、たくさん篠峯飲んで、うまい奴とその飲み頃を教えてください(笑)。

日々さんざ言ってますけどね。それこそ26BYも2016年の12月頃までは平気で売れ残ってましたしね。27BYなら「愛山45生」あたりは飲んでおくべきでしたでしょうね。

最近だと、激しく淡麗ですが「旭興 雄町50 無濾過生原酒 29BY」はイイ酒です。「来福 初しぼり生 29BY 11月ロット」「長陽福娘 辛口純米 直汲み 29BY」は、29BYの中では、たった2本の「on my list - excellent」なので、これはもう、鉄板です。ただ、もしかすると「来福」はすでにピークアウトしている可能性もありますが。

他は・・・残念ながら、それなりの「調理 (熟成) 」が必要なので、(僕からすれば) 平均レベルの「日本酒好き」程度の飲み手にとっては諸々ハードルの高い酒ばかりです。

「米鶴 亀の尾65 生原酒 29BY」は、残念ながら28BYを超えることはないですねえ。29BY的な甘さ、麹の強さが透明性を阻害してますね。飲めなくはないですが、飲まなくてもいい酒です。


2018.04.26 Thu 01:11
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Name - まったり日本酒道  

Title - 雄町vs山田錦

毎度です。

煽り気味の文章、ありがとうございます(笑)。僕が飲んだのは、雄町のうすにごりの方という違いはありますが、トータルでいくと、好みはやっぱり雄町かなと思います。日本酒好き100人にこの雄町と山田錦の飲み比べさせたら、雄町のがいいという人が過半数超える自信はあります。山田錦の木香のハンデが大きいというのがありますが(笑)。

でも、四合瓶5本を雄町か山田錦のどちらかをあげるから、そのレポートをブログに書けと言われたら、間違いなく山田錦の方を選ぶと思います。雄町だと2本目から、1本目と同じしか書けなくなりますね(笑)。山田錦の方が熟成による伸びを期待できるし、飲むごとの発見は多く、興味深く、面白い酒だと思います。飲んでてテンションがあがる可能性があるのも山田錦の方ですね。

ただ、山田錦の方は、自分で飲み頃を判定しなきゃいけないし、手間がかかるんですよね。それは篠峯全般に言えることだと思いますが、それを手間ととるか、楽しみと取れるかでかなり違ってきますね。

僕は、モウカンさんという篠峯マスターがいるので、乗っかれるところは乗っかっていきたいと思いますので、たくさん篠峯飲んで、うまい奴とその飲み頃を教えてください(笑)。
2018.04.26 Thu 00:17
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