もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 おっと、楽天の某酒屋が一部スポット的に「篠峯」の扱いを始めてた。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤上喜元 - 純米吟醸「渾身」仕込第67号 無濾過生原酒 29BY <山形> 




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 bottle size:720ml





【585】上喜元 -じょうきげん- 純米吟醸 無濾過生原酒「渾身」仕込第67号 29BY <山形>

酒田酒造 株式会社 (by 木川屋商店) :http://www.kigawaya.com


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▪︎酒米/精米歩合:兵庫県特A地区 山田錦 (麹) 、兵庫県産 白玉 (掛) /55%
▪︎酵母:自社酵母 (熊本系より採取)
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+2/1.3/─
▪︎ALC:16-17%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/4/19に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年4月19日 (木) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──まずはキャップが緩め。微かにフガフガしてるような、してないような。まだ無臭。奥で極薄のキャラメル香? これまた三温糖ライクな軽くローストされたような甘焦げたアロマ。なんか思ってたような (28BYのような) シャキっとした青臭いサイダー感がないなあ。

 さすがに開けるの早すぎ (笑) ?──。

 やっぱ少し乳酸っぽい輪郭がある。ガスは僅か。過激にドライ。骨格とキレだけで飲ませる酒。別に楽しくはないけど悪くはない。やっぱ29BY的な飴っぽい甘みはある。「長陽福娘 西都の雫 29BY」をさらにドライにした感じ。酸というよりはミネラルのザラつきによって液に太めの輪郭が与えられる。このギザギザしたテクスチャーはガス由来なのかな。

 正直、去年の方が味は出てるし、ジュース・パートはアクティヴ。今季はねえ、うん、アタック感のある日本酒トニックです。まあまあかな。人には薦めないけど、人に貰ってムカつくことはないです。ただ、明日はどうなんだろうね、こういう酒は。甘くなるのか、苦くなるのか。



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 ▲インスタ騒然、話題の美少年アレックス翔くん11才。20歳過ぎたらホニャララになるかは未知。さすがに少年には興味ないです (笑) 。moukan1973♀への私信。



 グラスチェンジ──。

 うーん、やや苦いかな。そこも含めてジントニック的というか。つまんないけど、オレにとっては空気だけは読めるヤツみたいな酒 (笑) 。要するにオレを怒らせないことに関しては全ての選択が正しい方角を向いてるけど、それだけっちゃそれだけ。

 すでにナヨいニュアンスの甘みも出てるので、熟成向けじゃないだろうね。骨格はそこまで緩くないけど、この甘みを支えるための酸は明らかに足りてません。基本的には素っ気ないけどタマに見せる笑顔が愛らしい、シャキっとした辛口酒です。今日を静かにやり過ごすためだけの酒。だが、そこそこKA (コメカミ・アタック) はある。



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 赤信号──。

 魅せるねえ (笑) 。伸ばしたゴムが反動でパチンと縮むようなアクションで辛い。エキスのモノリスはまるで縦に聳え立つ中華包丁のよう。ミルキーな旨みの膨らみもあるけど、余韻には十分な出力の黒澤草が静かにボウボウと (笑) 。あああ、やっぱ「渾身」には29BY的な「わた飴シュガー」ある。そして何かの拍子に昆布みたいな旨みの表情にも出会うんだけど。

 簡単に言うと、赤信号は才気ある辛口、渾身は真面目な辛口



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 しかし書いてるなオレ。「渾身」は愛らしい甘酸の輪郭も出てきたけど、これぞまさに29BY的な三温糖ライクな甘み。こういう酒、今季はマジで多い。「黒澤」は黒澤だな、みたいな (笑) 。それでもこの段階でのクオリティにそこまでの差があるわけじゃない。イマイチ本領発揮できてない変人と、そつのない凡人というだけで、評価は同じ。





── 2日目。

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 ▲広瀬すずとドラム缶。



 ダメだな。いや、「ダメ」とも少し違う──文学的に正しく言うと、これは〝放心する退屈さ〟に満ちた酒。結構ピリっと薬品チックに辛いのと──いや、もういいや。語るほどの酒じゃない。「ダメ」とか「マズい」とかじゃなくて、なかなかチャームポイントに出会えない酒ということ。日本でこの酒を最も高く評価するのが吉田類であることに疑いの余地はない



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 ▲2018年4月22日の『ORICON NEWS』の記事。



 苦い初日に飲み切らないとダメって、そんな酒、そもそも買っちゃダメだよね。杜氏にとっての「渾身」だろうと何だろうと、間違っても仲間との楽しい「懇親」には向きません。ドライで苦くてハッカみたいに辛いくせに、29BY的な米の甘みだけは余韻の中にベタっと残るっていう。

 初日はそれなりに思考停止ライクな鷹揚ムードでスカっと飲めます。今日のオレより少しだけコンディションの良い状態で飲んでるmoukan1973♀が同じ夜空を違う場所で眺めながら♡☺♡「別に全然飲める」と言ってるよ。

 きっと今季のこの酒はこういう酒なんでしょう。杜氏の「渾身」くらい、いつでも喜んで尊重してやるよ。「辛口」なら──「甘口」でないのなら何でもいいアナタに。


moukan1972♂






日本酒 上喜元 浜辺美波 not_on_list_good

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