もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 珍しくシャン無しの週末になりそうです。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Henriot / アンリオ ミレジメ 2006 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 アンリオは、大手のビッグハウスが軒を連ねる、シャンパーニュ地方の首都とでも言うべきランス/Reimsに拠点を構える家族経営の老舗メゾン。我が家でも2種のNVを飲んでいて、安心のフェイヴァリット銘柄となってます。オレの中でのアンリオのイメージは、ズバリ、ダンディーにしてエレガント、エレガントにして重厚、重厚にして透明、透明にして複雑というもの。

 今回は少し値の張るミレジメ (単一ヴィンテージ) を──今から思えば激安 (税抜6,281円) で──入手しました。ヴィンテージはシャルドネの当たり年との呼び声も高い2006。

 これで2006のミレジメ自体も、アンドレ・クルエブリュン・セルヴネイフィリポナペウ・シモネに続いて5本目かな。それぞれにそれぞれのスタイルがあるものの、唯一共通するのは、瑞々しくフレッシュで透明感のある酸と言ったところか。特にノンマロのブラン・ド・ブランであるブリュン・セルヴネイ2006はフレッシュもフレッシュなので、リピートして追熟中です。



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 セパージュはシャルドネとピノ・ノワールが約半分ずつ。常にシャルドネ主導の味わいを構成するのがアンリオの特徴で、ムニエは全てのキュヴェで使用しない。シャルドネはメニル、アヴィーズ、オジェ、シュイィ、ピノ・ノワールはヴェルズネイ、ヴェルジー、マイィ・シャンパーニュなど、グラン・クリュを中心に15以上の畑のブドウをアッサンブラージュ。瓶熟は最低8年。ドサージュはヴィンテージによって異なるようだが、10g/1Lが基軸。



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◤Henriot / アンリオ ミレジメ 2006




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 立ち香──アンリオと言えば、このスモーキーな焙煎コーヒーのアロマですよ。皮ごと炒った麦のような香ばしさすらある。メイラード反応由来の甘焦げ感にも艶がある。重厚な出で立ちながら、張り詰めた凜としたエレガンスが同居するのがこの銘柄の魅力。決して初心者向けだとは思わないけど、日本酒で言えば、そこそこ濃醇で腰のある酒質だとは言える。「三光天賦」とか「菊鷹の山廃」とか (笑) ?

 ♡☺♡「複雑。結構熟してるよ。ミネラル凄い



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 文句なく旨い、最近飲んだ中で一番旨いブリュン・セルヴネイ2003をクリスタルにしたニュアンス。むしろNVのスーヴェランの方がケレン味に溢れてる。ミレジメは清冽な透明感に満ちていて、かつ余韻も長め。ホロ苦い焙煎コーヒーのようなアロマと狭い領域に敷き詰められたミネラルの狭間から、柔らかい旨みと、甘みを伴ったコク、それらをエリート・シャルドネによる点の酸が先導して、余韻の地平線の彼方へと引っ張る引っ張る (笑) 。



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 この流れで木戸泉の2日目──少し意地悪かな (笑) 。

 ♡☺♡「古酒感だけあるけど、味はペラいみたいな
 dಠಠb「そもそも語るべきストラクチャーがないのは仕方ないとして、マジでアンリオを開けたまま放置して泡が抜けて酸化してフヌけたらこんな感じみたいな (笑) 。この銘柄は無理にワインに寄せる必要はないと思うな。そこが黒澤との格の違い。むしろこの程度の酒を飲んでアーダコーダイーダヨーダ言ってるなら、素直にアンリオ飲んでみ? オレの言ってること、わかるから

 ♡☺♡「でも、黙って出されたら日本酒とは誰も思わない感じはある
 dಠಠb「まあでも、これはこれはとして、日本酒フィールドに限り、それなりの異彩を放つ良酒であることに異論はないです。ただ我々の目の前には本物の果実酒があるので、そのリングに立つと、カカシのように細くて味気ない熟成酒です




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 ▲焼肉用の豚バラと大根と里芋の醤油煮 with 八角。



 アンリオ返し──。

 やっぱ熟成感とフレッシュネスの、不思議だけど豊かな共存だよな。出来のいい「篠峯」や「長陽福娘」や「黒澤」の2年モノにはこれがあるんだよな。

 まあ、比べちゃうと可哀想だけど、この並びだと「木戸泉」は「水」ですね。そこそこ美味しくて軽いので、液体偏差値は高いけど、ワインやシャンパンに寄せちゃうと激しく見劣りするので、あくまでも日本酒という狭い世界の中での変わり者と言った感じ。



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 アンリオは3本ほど飲んだけど、それら全てに共通のアンリオっぽさがある。ま、男か女かで言ったら明らかに〝The ヲトコ〟なワインだよね。しかも教養と品格のある、まさにジェントルマンな佇まい。「恋しさと せつなさと 心強さと」──by 篠原涼子、的な (冗談) 。

 そのうちまたNVの2つをリピートしますわ。大手/老舗メゾンのNVはイマイチなキュヴェも多いけど、アンリオとフィリポナだけは信じれる。


moukan1972♂moukan1973






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