もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 QSN (急に・涼しく・なったので) 勝手に「八海山」が活躍してる。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤MONTHLY REPORT - 2018/3 (日本酒:篠峯/黒澤/長陽福娘/上喜元/三光天賦/巖/日輪田/来福/小布施ワイナリー/菊鷹/大観/月不見の池/一歩己/庭酒/etc.) 



MONTHLY REPORT ── 2018年3月に呑んだ日本酒のまとめ

▪︎2018/3月 (合計23本=1升瓶×5本、4合瓶×17本、その他×1本)


JUMP:



☆=marvelous (ワールドクラス、驚くべき酒)  ◎=excellent (特に優れている)  ◯=good (問題ない)  △=insufficient (物足りない)  X=faulty (失敗している)  ー=indeterminable (判定不能) ※「On My List」の酒に「X=faulty」はない。「Not On My List」の酒に「☆=marvelous」はない。「ー=indeterminable」は便宜的に「Not On My List」へ振り分けるが「List」へのジャッジはない。


画像CLICKで該当記事にJUMP


JudgementOn My List [sake index
marvelous/excellent/good/insufficient

篠峯

 ◎篠峯

三光天賦

 ◯三光天賦

三光天賦

 ◯三光天賦

巖

 ◯巖

篠峯

 ◯篠峯



銘柄

 ◯黒澤

銘柄

 ◎日輪田

上喜元

 ◎上喜元

長陽福娘

 ◎長陽福娘

篠峯

 ☆篠峯



長陽福娘

 ◯長陽福娘

山本

 △山本

来福

 ◎来福

黒澤

 ☆黒澤

黒澤

 ◎ベレッシュ





JudgementNot On My List [sake index
excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

サケ・エロティック

 ◎サケ・エロティック

黒澤

 ー黒澤

銘柄

 ◯長陽福娘

菊鷹

 ◯菊鷹

一歩己

 △一歩己



大観

 ◯大観

月不見の池

 ◯月不見の池

ゆきつばき

 △ゆきつばき

忠臣蔵

 △忠臣蔵






This Month's SAKE INDEX

'On My List ' is garnet ▷▷▶︎

【550/篠峯 純米大吟醸 雄町 中取り生酒 クラシック9 27BY <奈良>
【551/三光天賦 生酛 純米 雄町 無濾過生原酒 28BY <岡山>
【552/三光天賦 山廃 純米 雄町 無濾過生原酒 28BY <岡山>
【553/巖 特別純米 701号 〜authentic〜 直汲み 無濾過生原酒 28BY <群馬>
【554/裏篠峯 ろくまる 雄山錦うすにごり 生酒 29BY <奈良>
【555/ソガ・ペール・エ・フィス「サケ・エロティック」ヌメロシス 生酒 2017 <長野>
【556/黒澤 生酛 純米80 うすにごり生 28BY <長野>
【557/黒澤 生酛 特別純米 無ろ過生原酒 28BY <長野>
【558/日輪田 山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み 26BY <宮城>
【559/長陽福娘 限定直汲み 純米 山田錦 無濾過生原酒 29BY <山口>
【560/上喜元 生もと 純米吟醸 八反 無濾過生原酒 28BY <山形>
【561/長陽福娘 辛口純米 山田錦 直汲み 無濾過生原酒 29BY <山口>
【562/純米大吟醸 雄町 参年熟成 25BY <奈良>
【563/菊鷹 〜菊花雪 キッカユキ〜 純米 若水 無濾過生酒 29BY <愛知>
【564/一歩己 純米 うすにごり生酒 29BY <福島>
【565/大観 特別純米 美山錦 しぼりたて 無濾過生原酒 29BY <茨城>
【566/月不見の池 純米吟醸 中取り 直汲み 無濾過生原酒 29BY <新潟>
【567/長陽福娘 マチダヤPB 霜降の酒 限定袋吊り 純米吟醸 雄町 28BY <山口>
【568/山本 純米吟醸 生原酒 6号酵母 29BY <秋田>
【569/ゆきつばき 純米吟醸原酒 生酒 29BY <新潟>
【570/忠臣蔵 庭酒 生酛 夢錦90 27BY <兵庫>
【571/来福 純米 五百万石 初しぼり生 29BY <茨城>
【572/黒澤 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 27BY<長野>

sake index



SAKE GRADE ( ☞ about )

 初呑みではない酒 (銘柄/商品) については過去ヴィンテージとの比較も含まれるので「insufficient」は出やすい。個人的に「Not On My List」の酒は飲んでいて楽しくはないが「excellent」に振ったモノは品質に問題ナシ。間違いなくイイ酒です。「Not On My List - good」の中には「ま、所詮、この酒はそんなもんでしょ」という無関心が含まれるので、飲んだ人がGoodな気分になるかまでは保証できない。当然「On My List - insufficient」は「Not On My List - good」よりも我が家にとっては重要で価値がある。「marvelous」はかつての☆5以上なので、必ずや飲んだ人の多くに爪痕を残す。「On My List - excellent」の中にかつての☆5に近いモノが時に含まれるのと同様、「On My List - good」が☆4.5に相当する場合もある。





MONTHLY REPORT - 2018/3

 毎度アクセスありがとうございます。


 今月はそこそこ旨い酒が飲めてるんだけど、そのほとんどがリピート酒や自前で寝かせた酒ばかり。個人の嗜好として、別にそこまで熟成酒が好きというわけでもないんだけど、求める先を「完成品」というフィールドに移した場合、どうにも若い酒は「半製品」に感じられてしまうケースが増えて来た。

 その意味で、marvelousの「篠峯 純大 雄町 参年熟成 25BY」や「黒澤 穂積 生 27BY」は真に堂々たる完成品である──もちろん、まだ〝その先〟があるにしても。「篠峯」は4年熟成状態 (3年熟成の商品を1年キープ) で「黒澤」は2年熟成 (蔵で1年囲ってから出荷されたモノの売れ残りを3ヶ月キープ) 、しかも一定期間、管理温度を少しアゲめで追熟させてるので、実際にはそれよりも長めの熟成が施されているわけだ。そして、かつて20世紀を代表する英語作家ナボコフが「読書とは再読のことである」と言ったように、真に偉大な酒は、再飲することでのみ、その真の価値に近づくことができると言える。

 ちなみに『ロリータ』の内容をタイトルだけで想像してる輩にはナボコフの文章は高度に過ぎるので、安易に手に取っても最後まで読み進めることは、まず不可能です。たいていは冒頭のイントローグで躓きます (笑) 。とはイエイ、衒学 (げんがく) と韜晦 (とうかい) を綯い交ぜにしたアクロバティックな言語遊戯や、平常は離れたところにある言葉同士を一瞬の閃きで手繰り寄せる手品のような言語コンビネーションを楽しむのに、これほどのTextはないので、不意の気まぐれ風が吹いたら打ちのめされるもいいでしょう。オレにとっては「影響を受けた」というより「仲間を見つけた」という感覚の方が強い作家 (作品) です。

 さて、予想を超えて旨かったのが「」と「日輪田」。特に「巖」の初日の開けたては冗談抜きで旨かった (笑) 。あのゴワゴワした歌舞伎酒が透き通ったジューシネスを獲得するんだからミラクルとしか言いようがない。ま、次の日にはクドい甘さが膨らんで来ちゃったんだけど、捨てずに飲めて良かった。「日輪田」も720mlとは別次元のクオリティ。

 今季はストラクチャーがユルユルで蜜のような甘さが最初から出てる酒が多いんだけど、元々そういう酒を志向していない銘柄に関しては少し注意が必要。それでも「篠峯/ろくまる」なんかは、逆に26BY以来、早飲みできる酒質に仕上がってそうなので、ぼちぼちエントリーします。「長陽福娘」の岩崎社長も苦労してるみたいだけど、この「辛口純米 直汲み」だけは鉄板。「長陽福娘ってどんな酒?」という飲み手がまず最初に手に取るべき29BYであることに疑いの余地はない。

 一応、オマケで「not on my list」の酒にも少し触れておくと「菊鷹」「大観」「月不見の池」あたりはイマドキ地酒が兼ね備えるべき甘さ、ジューシネスをキチンと内包しているので、味のする人懐こい甘い酒が好きな人は間違いなく楽しめるし、逆にこれらをオレが高く評価しないことを訝しがるほどでしょう (笑) 。「小布施ソガ・ペール・エ・フィス」はどちらかと言うと、生酒のくせにWell-Madeな一回火入れ (生詰) のようなサイズ感なので、先の3本よりは少しエレガントな佇まい。

 新しい評価スタイルの方向性も徐々に見えて来たので、オレの嗜好からハズれる酒であっても「普通にみんな大好きでしょ」みたいな酒については、4月からは「not on my list - excellent」をガンガン点灯させようと思ってます。ま、あまり関心ないんで、少々「無責任」な感じで (笑) 。

 最後にシャンパンも1本だけ紹介しておこうかな。3月に飲んだモノの中では、やはり「ベレッシュ (写真右) 」が最高ですね。ロット (デゴルジュ時期) によって白黒どっちのブドウが前に出て来るか読めないんだけど、そこを含めても楽しめます。

 まあ、このへんを飲めば、日本酒に対する意識や洞察に対しても、今までとは少し違った要素が見えて来るんじゃないでしょうか。逆に飲み手によっては「日本酒を擁護する言葉」の方が増えたりとかさ (笑) 。


moukan1972♂





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