もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日曜に「黒澤 Type-9」の1800mlを開けました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Bergeronneau Marion / ベルジュロノー・マリオン ブリュット ブラン・ド・ブラン NV 




2018_3_31Bergeronneau_Marion5508.jpg
 ▲「すれっからし」と「スリラー」。




 毎度アクセスありがとうございます。


 昨年の11月に開催された『ノエル・ア・ラ・モード 2017 伊勢丹新宿店』で試飲して気に入ったブラン・ド・ブラン。フィッチの宮崎社長に軽く話を振ったら輸入してくれることになり──「例のシャンパン、(うちで使ってる業者が) フランスで見つけました」──、4月には入荷するという話なので、責任を持って先に毒味しておきます (笑) 。国内の正規代理店がないので、伊勢丹がイベント用に輸入する以外、楽天などの小売りに降りて来ることもなく、フィッチが出品すれば、このブラン・ド・ブランはおそらく「楽天初登場」になると思います。他にスタンダードクラスのNVと、このドメーヌの最高級キュヴェ「クロ・デ・ベルジュロノー (ムニエ100%) 」を入れた模様。



2017_11_26Bergeronneau_Marion6196.jpg
 ▲子供の頃から家の畑が遊び場だったという跡取り息子のファビアン・ベルジュロノー氏は若干22歳。とりあえず日本酒蔵のイケメン (と呼ばれてる連中) が冗談の沢に蹴り落とされるほどのワールドクラスのイケメン (笑) 。moukan1973♀だけでなく、伊勢丹マダムたちもメロメロでした。


Montagne_de_Reims_Ville-dommange.jpg



 ベルジュロノー・マリオンは、モンターニュ・ド・ランス地区のヴィル=ドマンジュ/Ville-dommange (プルミエ・クリュ) に居を構える家族経営のRM──RMとしては三世代目。知名度の低いドメーヌながらムニエ主体のクロ (clos=壁や石垣で囲まれた一族にとって特別の畑) を持っていることは特筆に値する。改めて見てみたら、Infinite 8もヴィル=ドマンジュのメゾンだったのな。基本的には日本にガンガン輸入されてるメゾン (NM) やドメーヌ (RM) がほとんどいない村みたい。



2018_3_31Bergeronneau_Marion6198.jpg
 ▲奥の茶色いタオルの掛かってるクーラーに高級ラインのキュヴェが待機しており、冷やかしの試飲はさせてくれない。



 今回の一連のキュヴェは伊勢丹グループの輸入商社「株式会社センチュリートレーディングカンパニー」が入れており、イベントで余ったモノの中の幾つかは引き取って地下のワイン売り場で捌くようだが、その後も継続的に輸入するかは未定だと言う。

 2017年に何かの賞 (Concours Mondial des Féminalise) ──女性が選ぶシャンパンみたいな賞?──を獲ったらしいので、オレが「もしかすると何年後かに大物になってるかもしれないですね」と冗談を言うと、通訳の姐さんも「その時は身につけてる服も今とは違ってるかもしれませんよ!」などとミーハー目線全開でマジレスしてました (笑) 。



2017_11_26Bergeronneau_Marion6199.jpg
 ▲シャンパーニュ地方に約20ほどしかない「Clos/クロ (壁や石垣で囲まれた畑) 」と呼ばれる特別な区画をここのドメーヌも持っていて、真ん中の箱入りの瓶がまさにムニエ100%のブラン・ド・ノワール「クロ・デ・ベルジュロノー (21,600円) 」で、当然ここのドメーヌのトップ・キュヴェ。オレは金曜と日曜、moukan1973♀は土曜と日曜に足を運んで顔馴染みになったので、なんと日曜にタオルで隠してあるクーラーから取り出して試飲させてくれた。通訳 (お世話係) の姐さんもドサクサに紛れて飲んでたな (笑) 。そしてこれ、一昨年の7月にフィッチが入れてるのな。やるなあ。どっから引っ張って来たんだ!? (社長に訊いたら「それ、私は関与してません」だって) 。


2017_11_26Bergeronneau_Marion6197.jpg
 ▲問答無用のデパートプライス。フィッチならこれより安く出してくれるはず。


2017_11_26Bergeronneau_Marion6207.jpg
 ▲せっかくなのでサインを貰っておいた。つうか、買った客が女性だと、通訳の姐さんが基本的にそれを促す流れ (笑) 。いくらイケメンでも所詮は田舎のシャイガイですね。素朴です。ベラベラ喋ったりしないし。♡☺♡「ファビアン、かわいい!」──オイっ。



 このドメーヌには2種類のブラン・ド・ブランがあって、今回うちで買ったのはステンレスタンクのヴァージョンで、もう一つは樽で発酵/熟成させた「In Oak Barrels」というキュヴェ──ちょうど上の写真の透明の瓶がそれ。





◤Bergeronneau Marion / ベルジュロノー・マリオン ブリュット ブラン・ド・ブラン NV

Tag Link



2018_3_31Bergeronneau_Marion5431.jpg
 ▲客人が小樽の「シロクマ食堂」で買って来てくれた「なりちゃんのかにみそ」は素材本来の味わい重視なので、そのままで食べるというよりは、何かのマテリアルとしての方が──たとえばパスタソースに使うとかの方が──威力を発揮する。もちろん、そのまま食べても旨いが、オレはこれに「醤油」「わさび」「味噌」「柚子七味」「万能ねぎ」を適量ブレンドしてアテにした。♡☺♡「そのままよりこっちの方が旨い (笑) 」。



 立ち香──コート・デ・ブランのシャルドネと違って、塩気のあるミネラル香よりもマロラクティック発酵ライクのクリーミイな膨らみから、愛らしいベリー系のアロマがそよぐ。ところがグラスに注ぐと、すぐさまシャルドネ林檎が炸裂する。ブリオッシュ系のトースティな焦げ感もそこそこ出てるので、ドサージュはしっかりされてそう。

 ひとまずブショネはなさそう──。

 ♡☺♡「美味しい。果汁すごい。ジューシイ。割りと甘い



2018_3_31Bergeronneau_Marion5433.jpg



 濃いな、オイ (笑) 。まるで濃厚な杏ジャムみたいな熟れた甘み。舌にデロりとグラマラスな果実味が乗る豊かな量感。それでいてフィニッシュにはドント・グルレセレックなんかにも通じる、煮詰めたジンジャーのような甘辛い輪郭も垣間見える。正直、伊勢丹で試飲した時のような爽快なフレッシュネスはないが、これはこれで旨いかな (笑) 。ステンレスタンクで発酵させてるとは思えないほど、濃醇な果実味が膨らむ。温度が上がっても酸が泳がない点は良い。徐々にグラスから昆布系の旨みの香りが漂い始めてるけど (笑) 。

 やはり、コート・デ・ブランのそれとは違い、このクラスのシャルドネは熟すのが早いのかね。もしくは、しっかり熟してから摘んでるか。ジャック・セロスのアンセルムなんかは、あまりにブドウが健康的に育ち過ぎると求める酸が出てなくなるという理由で、わざと過酷な環境を与えたりの調整をするらしいからね。



2018_3_31Bergeronneau_Marion5435.jpg



 ♡☺♡「ハンパない果汁感。酸もちゃんとある。ファビアンかわいい。また会いたい

 ちょっと想定していた味わいとは異なるけど、これはこれで分かりやすくキャッチーにジューシイなので、誰が飲んでも「美味しい!」と言うタイプの、ブラン・ド・ブランとしては陽気で楽しい表情がウリのキュヴェ。それでもランス北部の村だけあって、コート・デ・ブランには及ばないが、少なくともアンボネイのシャルドネなんかよりは酸もミネラルもしっかり出てます。ドサージュはこの感じだと10g/1Lくらいはありそう。やや鈍重に感じる瞬間もあるけど、まあ、旨いです。単にシャルドネの味わいに張り詰めたエリート感がないというだけ。

 しかしまあ、日本に入ってくる銘柄が極一部だとしても、一定レベル以上のドメーヌはいくらでもあるんだなあ。別にこれよりヘボい人気銘柄なんかウヨウヨあるよ。フィッチに入ったらまた買うと思います──オレ、影のブローカーだし (笑) 。税込で5,000円台後半くらいを想定してるけど、さて





── 2018年12月31日に再飲。

2018_12_31Bergeronneau_Marion7262.jpg



 2本目はフィッチで買ったヤツなので、1本目とはロット違いの可能性も高いけど、デゴルジュの記載がないので分かりません。ただ、味わいはまるで異なり、どちらかと言うと、オレが伊勢丹で試飲した時の印象に近いのはフィッチで買った方という謎な展開 (笑) 。すごく変な話だけど、実際にそうなんだから仕方ヌワイ。

 もちろん、こっちのはファビアンのサインがないので間違いではヌワイです。



2018_12_31Bergeronneau_Marion7268.jpg



 1本目よりドライでシャープな味筋の、シャキっとミネラリーなシャルドネ林檎という感じで、タイプで言うとコート・デ・ブランのクラマン系のフルーティーでキュートな味わい。日本酒換算だと、1本目が「純米 無濾過生原酒」で、2本目が「山廃純米吟醸 一回火入れ」みたいな距離感。よりブラン・ド・ブランらしいのは2本目の方ですね。まあ、少し端正さというか、エリート感は足りてないけど、ちゃんと旨いです。ただこれ、日本での正規代理店がないので、ちょい割高に感じてしまうかな。

 特に記事はageないけど、備忘録として一応書き留めておきました。


moukan1972♂moukan1973






Bergeronneau_Marion

Comment

Add your comment