もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米80 うすにごり生 963 80 (クロサワハマル) 28BY 2本目!<長野> ── dಠಠb「乳酸というより完全にクエン酸」#Shuwa-Shuwa/Nigori/Dry/Clear/Unique/Wine Oriented/Well-Cured 




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 たしか去年 (28BYで) 唯一☆3.5 (☆4未満) を付けた黒澤です。28BYです。他の酒を買うついでに売れ残ってたので興味本位で取り寄せてみた。当時 (1本目) は全体には軽やかながら退けにかけてそこそこハードな嚥下でゴワゴワした苦みや辛みがあったんだけど──つうか「味しねえ (笑) 」的な不満も──、この1年3ヶ月モノは想像を超えてオモロイ仕上がりになってました。

 一つ目視できる範囲で言うと、1本目の写真にそれが写ってないので比較はできないんだけど、29BYよりもオリが極端に少ないです──サンドイッチのハムとハムカツのハムくらいに厚さが違う。これは元からそうだったのか、徐々に酒に溶け出して行って最終的に減ったのか、今となっては謎だけど、そんな違いがありました。



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 bottle size:720ml





【556】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米80 うすにごり生 963 80 (クロサワハマル) 28BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:長野県 東御市 白倉ファーム産ひとごこち/80%
▪︎酵母:901号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※イメージは+2/2.8/1.2)
▪︎ALC:15%
▪︎処理:うすにごり生酒 (※たぶん加水)
▪︎酒造年度/出荷日:H28BY/2016年12月
▪︎管理状況:2017/2/13着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年3月13日 (火) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲少し高いが (300円くらい) 最近タマに買うスジャータめいらくの紙パックジュースだけど、この「キウイブレンド100」──キウイベースにブドウ、リンゴ、レモンをブレンド──はアタリだ。それでも一回200mlとして、キウイも1個100円はするので、それを思えば高くはない。モロにキウイなので、食べてる感もある。キウイジュースとか、いかにもマイナーなアプローチなので終売にならなきゃいいけど、オレが気に入ったモノは大抵なくなる運命 (笑) 。



 立ち香──まず、見た目にオリが減ってる感じ。結構濃ゆい感じで乳酸。ナッツもあるかな。なんか甘そう。

 28BYで唯一の☆3.5 (☆4未満) の黒澤だったけど、さて──。

kurosawa80_28by1_4.jpg 超甘さ控えめのレモンスカッシュ──こうなるんかい (笑) 。「乳酸つうか完全にクエン酸だろ!」みたいな。それにしてもスゲえドライだな。もはや糖分を食い荒らされて抜け殻なのか。ガスはそこらの直汲みくらいにはあるな。いやこれはオモロイ。まさにレモンみたいな酸っぱさ。それこそ白麹系の日本酒みたい。

 これまたスリムな方向で変化してて、ところが高密度にどえりゃあジューシイ。粉っぽさはシルエットのように背後で感じるけど、だいぶスッキリしちゃった。いわゆるわかりやすいニュアンスの熟香や熟味はない。なんかブラン・ド・ブランのノンドゼみたいなソリッド感。加水も手伝って、なかなかに得難いストラクチャー。素っ気ないドライな味筋で、スパンと鉈でブった切るかのような鋭い口どけは、まさに消える魔球。



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 ワイングラスからは熟成した黒澤特有の麹由来のお酢香が出てます (笑) 。氷が溶けて少し薄まったカスピスっぽい酸っぱさ。思ってたよりいいわ。つうか飲んでて楽しい。細っそいけど、ビシっとした硬直性もあるので、テクスチャーは意外とアタック感満載。粉ミネラルの捌けも良い。



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 オリガラミは角が取れて丸い味わいになる。エッジ効きまくりの上澄みの方がオモロイけど、液体としてシルキー&スムースなのはオリガラミかな。随分とマイルドになるね。甘い日本酒をブレンドしたくなるほどドライに酸っぱいけど、これまた、なかなかいいです。





 1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「ナッツと乳酸の味が混ざり合うことなく平行に並んでる。スっと消える。何も残らない。なんだこれ!? レモンスカッシュわかる (笑)





── 2日目。

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 なんか、まるで薄まったカルピスにレモンを搾って大豆の粉 (きな粉) で作った甘くないラムネと一緒に飲んでる感じかな (笑) 。もしくは「仙禽 かぶとむし 28BY」を細マッチョの美人アスリートにした感じ。いやあ、日本酒なのかの話はさておき、それでもスマイルが途切れない。結構昨日飲んじゃったんだな。moukan1973♀に持たせたら、グイ飲み一杯と写真のワイングラス分しか残ってなかったわ。



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 ▲花畑牧場のスモークチーズはいくらなんでも燻し過ぎ。枯葉の焚き火かよ (笑) 。



 これで1,080円 (税込) かあ。加水なフェイスは確実にあるし、薄さと常に向き合う感じではあるんだけど、ペンの筆跡としては太いんだよな。もちろん、絶対的には細いんだけど。違うな。鉛筆の芯の硬さが4Hみたいな感じ (笑) 。

 あ、なくなっちゃった。あと1合は飲みたかったな。残念。無理にはリピートしないけど、同梱チャンスあれば買ってもいい。あと半年ほど待てば強烈な落花生ファイヤーが襲来する。原酒じゃないから無理か。こうなると29BYをいつ開けるか迷う。


moukan1972♂






日本酒 生酛 黒澤 on_list_good

Comment

Name - アイオライト  

Title - 

毎度です。連投失礼します。
これも週末に飲みました。同じく28BYで1年ちょっとの熟成ものです。
安かったのであまり期待はしてませんでしたが、好みを言えば今一つでした。
書かれているように、まさに大人のレモンスカッシュで非常に面白いのは面白かったです。
ただ、苦味がなあ…この酢っぱ苦い感じはちょっと厳しかったですね。もうちょい甘みがあればまた違ったんでしょうが、それはそれで黒澤っぽくなくなる気もするので微妙。
二日目は全体的にやや柔らかくなって少し飲みやすくなりました。
2018.04.24 Tue 12:54
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Name - moukan1972♂  

Title - To なぬ山なぬ夫さん、なんて読むのか分からない「富牟谷欠」さん



なぬ山なぬ夫さん

毎度です。


──丁度29BYを呑んでます。薄っすいのに炭酸強いカルピスにアルコール添加したみたいな不思議な酒。時々顔を出す旨味が日本酒であることを主張。

今季も「薄っすい」みたいですね (笑) 。イイ感じにカルピスソーダな瞬間もあるんですが、すぐに消えてどこかへ逃げてしまうという、なんともツンデレな酒なんですが、僕が飲んだ28BYは随分と朗らかに酸っぱい酒に成長してましたね。まさに「思春期脱出」という感じです。


──値段を考えると全然アリですね(^-^)

200円高くていいから原酒で飲みたい気もしますが、これの火入れが安価な「お燗酒」というコンセプトなので、そこに併せて加水してるというのもあると思います。

3月は赤黄青の直汲み三兄弟もリリースされますので、1本でも大当たりが出ればいいんですが、買ってすぐ飲んでも硬くて粉っぽいんですよね。難しいです。



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なんて読むのか分からない「富牟谷欠」さん


毎度です。

そういや、月曜に「大観 しぼりたて 特別純米 無濾過生原酒 29BY」が届きます。以前に薦めてくれたヤツと同じです。なにげに「大観」は初呑みなので楽しみにしておきます。香りの段階で弾かれなきゃいいけど (笑) 。


──ちょうど黒澤ヴィンテージ2016火入れを開けたのですが、、当りでした。

素直に28BYの火入れかあ。あまり視野に入って来ない商品だけど、アタリとは良かった。28BYの火入れでもそれなりに熟味/熟香も出るんだなあ。火入れは蔵内常温2夏越えの27BYが出回ってるので、たぶん買うとしたらそっちになると思います。

そうそう、これと対でリリースされる特純 (ひとごこち59) の生原酒28BY、まさかの熟々。いつもの「黒澤フルーツ酢」になってなくてガッカリ。今夜、記事にします。2017年10月のバックオーダー分 (本来は2月出荷の酒) を12月に買ってストックしてたのでオレのせいじゃない (笑) 。


2018.03.16 Fri 10:51
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Name - 富牟谷欠  

Title - 純吟28BY火入れ、今、当りです。

ご無沙汰です。

うすにごり/澱絡みものは、瓶内二次発酵を促すため敢えて加水しているものが多いんですが、これもそうでしょうね。で、狙い通りに湧いてきた、と。
シュワシュワの楽しさや、木香やつわり香を消長させるのと、澱のどろっとした甘みを切るという意味もありますね。あとは、液面に炭酸ガスが滞留し酸化防止の効果も。

ちょうど黒澤ヴィンテージ2016火入れを開けたのですが、、当りでした。
微かな老ねを伴うドライフルーツ様のウェットな質感がありつつも、捌けや退けはなかなか良いです。“粉”(クロサワチョークでしたっけ?)は無くなってはいないが程好く溶け、且つナッツまではまだやや距離のある感じ。
おかげさまでいいタイミングで開封できました。

ハチマルウスニゴリの29BYはスルーしたけど、まだ売ってるかなぁ。。。

来月は蔵開きをちょろっと覗いてくる予定です。
2018.03.15 Thu 22:17
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Name - なぬ山なぬ夫  

Title - 

こんばんは。丁度29BYを呑んでます。
薄っすいのに炭酸強いカルピスにアルコール添加したみたいな不思議な酒。時々顔を出す旨味が日本酒であることを主張。いぶりがっこあげせんにいぶりがっこタルタルディップをつまみに。
不思議な酒ですね。値段を考えると全然アリですね(^-^)
2018.03.15 Thu 20:23
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