◤三光天賦 - 生酛 純米 雄町 無濾過生原酒 28BY <岡山> ── dಠಠb「その写真、驚愕につき」#Well-Cured/Spicy/Umakuchi 




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 vs 高橋一生
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 ▲正直に言う。昨晩、この高橋一生のショットを見て1秒後には的確な画像検索していた自分の能力に心底震えた・・・。オレが死んでもこの写真だけは残る。まさに名作!
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 高垣克正杜氏の引退により、28BYから弟子の山上道広氏が受け継いだ三光天賦 (さんこうてんぷ) です。先にこれを飲んだ読者さんの感想を読むに「山廃」よりもゴワゴワしてそうだったので、ちょっと変則的な方法で熟成を進めてみた。

 去年の8月の終わりに買って、まずは普通に3℃で冷蔵。9月からは瓶を寝かせてセラーで11℃前後で、年明けの1月の2週目くらいからはセラーから出して常温 (13-16℃) で瓶を立てて保存 (ダンボールの中) 。3月になって気温が一気に春めいたので──今日は寒いけど──、以降は冷蔵庫 (3℃) に戻した。



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 この「生酛」は「山廃」と違って新酒コンディションで飲んでないので変化の幅は追えないけど、飲んだ感じ、やや過熟気味ではあった (笑) 。とはイエイ、そこそこの草っぽさ、粉っぽさもジョリっとゴワっと何かの拍子に強く感じるので、ジャストな状態で引き上げるのは難しそう。というのも、纏いとしての熟香や熟味はあるんだけど、ノイジーなアタックはほとんど感じないので、これはこれで普通に飲めてます。フレッシュさが残ってる状態だと、おそらく結構な出力でゴワゴワするんじゃないかと、少し前向きに納得してみたり。



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 bottle size:720ml





【551】三光天賦 -さんこうてんぷ- 生酛 純米 雄町65 無濾過生原酒 28BY <岡山>

三光正宗 株式会社:http://www.sake-sanko.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:地元の農家と契約栽培した雄町/65%
▪︎酵母:協会701号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※イメージは+4/1.9/1.5)
▪︎ALC:18%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H28BY/2017年7月
▪︎管理状況:2017/8/18に注文、9月まで3℃、9月〜翌年1月まで11℃、1月〜3月まで常温 (13-16℃) で管理。
▪︎試飲日時:2018年3月5日 (月) /上喜元の次に3本目として開栓 。
▪︎備考:山廃の方がシャープで味としても酸っぱい。生酛の方がミルキーな甘みもあり、草っぽさも強め。同じ保存条件だと熟成定数は生酛の方が大きい。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──あああ、育て過ぎたか (笑) ? 結構香ばしいですよお〜。

 今日は軽い味見だけ──。

 香りも味もそこそこ熟してるんだけど、しかしだな、この酸だよ、上喜元に足りないモノは。それでも「上喜元」の方が酒としての出来──飲み頃のタイミング──がいいので、評価としては逆転するわけだけど、この酒を飲んで感じることは、変な話、この酸が上喜元にあればなあ、ということなんだよね (笑) 。

 まあでも、この酸のテンションがあればこそ、味が暴れようと旨みが膨張しようと熟味がドカっと攻め込んで来ようと、最終的にはパツンとキレ良く、五味が酸のコアに向かって収斂するんだよな。なかなか良いですよ。





── 2日目。

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 立ち香──徐々に正体を見せる、風呂敷カラーの焦げた草 (笑) 。ちょっと「菊鷹 雌伏 27BY」なんかを想ひ出す、エキゾチックで地酒的秘境感に満ちたアロマ。お香というか、それこそおばあちゃん家の桐箪笥から出て来た若かりし日の花嫁衣装というか (笑) 。

 やや過熟であることは否定しないが、それでも軽いな。派手な熟成模様が、一度サっと消えた後に粉ミネラルの表面に再び余韻として甘みを纏ってリフレインする流れだ。結構ビターなカカオのニュアンスもあるけど、旨みが酸に潰された後に蜜のような甘みが遅れてジュワっと溢れ出す瞬間はそれなりにスリリング。それに、ちゃんと師匠っぽいニュアンスが出てるよ。



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 熟成させた「上喜元」との比較で言えば、こっちにハイチュウ的な甘酸はない。むしろミルキーな甘旨を酸が諌める流れ。ズバっとした辛みもあるけど、マドラーなんかで少し割り水すると簡単に和らぎます。ワイングラスでチビチビ飲んでると、ふとした拍子に「イイ酒だなあ」と感じる瞬間がある。

 今のmoukan1973♀が何と言うかは微妙だけど、オレは安心できるな。もっとフレッシュな状態で開けるべきだったことは素直に認めるけど (笑) 、逆にここまでビターなカカオが育っても問題なく飲めることがこの酒のハイクオリティの証左ではあるでしょう。

「山廃」との比較は、明日そっちの記事の中でやります。まだ半分くらいあるので、これから3日目を飲む。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 三光天賦 克正 on_list_good

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。

29BYも出ましたね。生酛のみ720mlもあるようです。個人的には「山廃」の方がシャープな味筋で酸のテンションも強めなので好きなんですが、さて、1800ml、どうする (笑) !?

29BYの「山廃」は2本飲みましたが、意外に若い状態の方がモダンな表情が垣間見れました。去年もそうなんですが、リリースが6月以降なので、ある程度、自前で味を乗せてから出荷してるんだと思います。

「菊鷹」の8号酵母は、初日に関しては問題ないですが、少し危ういジューシイさなので、2日目はどうでしょう。720mlがあれば、めいさんが2時間で飲み干すタイプの酒でしょうね (笑) 。

2018.07.09 Mon 10:13
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Name - めい  

Title - 

毎度です。

今日は昼間っからこのお酒を開けました。

山廃と同程度の熟感で、moukanさんが吞んだ印象と大きく変わりませんね。

とは言え、引けが軽くて、全体に削げていて、28BYの磨き65%とは思えないコンパクトさが好ましいです。
熟れた巨峰が前に鎮座していて、そこを抜けると爽やかなセメダイン(笑)

美酒といって良い、品の良いお酒です。

良いタイミングで開けられた気がします。
2018.07.08 Sun 13:59
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