◤Pierre Callot / ピエール・カロ グローヴ・レゼルヴ「ディヴェルシテ」NV 




浜辺美波最強論vs蒼井優
 ▲凄く酔う赤提灯のレモンサワーとシャンパーニュのブラン・ド・ブラン。



 毎度アクセスありがとうございます。


 どうせカルフォルニアの泡モノ (ホワイトハウス御用達ワイナリーのNV) がダメだと踏んでいたので、ちゃんと保険も冷やしておきました。



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 ピエール・カロはコート・デ・ブランのアヴィーズ村のRMだけど、多くのRMがそうであるように元々は栽培農家で、自前でワインを瓶詰めし始めたのは1985年からと比較的最近の話。7.25ヘクタールの畑 (アヴィーズ、クラマン、シュイィ、グローヴ) のうち、2.25ヘクタールのブドウは全てボランジェによって購入されている。それだけでなく、ボランジェがアヴィーズ村に所有する0.6ヘクタールの区画の栽培を小作契約で任されていることでも有名。



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 このキュヴェはグローヴ/Grauves産 (プルミエ・クリュ) のシャルドネ100%で、単一年の収穫ブドウ50-60%とリザーヴ・ワイン40-50% (リザーヴ・ワインの5%は木製キューヴで1年間熟成させたもの) のアッサンブラージュ。ステンレス・タンクで発酵後、シュール・リーの状態 (澱引きしない状態) で8ヶ月熟成。マロラクティック発酵実施後、瓶内二次発酵と熟成 (25ヶ月) を行う。スタンダード・キュヴェより更に1年長く瓶内熟成を行う。ドサージュは10g/1L。

 理屈はわからんけど、なぜかグラン・クリュのNVの方が値段が安い。熟成期間が長い分の手間なのかね。でもまあ、飲んだ感じだと、やはりプルミエ・クリュのポテンシャルなのか、グラン・クリュと比べて、どうにもスケール感 (迫力) に欠けちゃうんだよなあ。



浜辺美波最強論vs吉高由里子2
 ▲スナックのハイボールと我が家の純米大吟醸。





◤Pierre Callot / ピエール・カロ グローヴ・レゼルヴ「ディヴェルシテ」NV




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 立ち香──ヤヤコン (やや昆布) ? クリーミイだなあ。そして明るいトーンの、求めるべき清々しい青空なシャルドネがない。エネルギーに満ちたワインだと、この段階でアロマの出力が桁違いなんだよなあ。まあ、経験上、この状態からバカ旨い液体は出て来ないでしょう。あとは「飲めるか・飲めないか」の問題。

 ハズレじゃなきゃいいけど──。


 ♡☺♡「大丈夫だけど、なんかこれもモコモコするんだけど。アタリではないような気がする。保険にしては力量不足



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 いや、問題はない。とはイエイ、シャンパンらしいケレン味やRMらしいエネルギーの発散もない。全体にはキビキビとフレッシュな白ワインのようだが、やはり、カルフォルニアのスパークリングワインに比べれば、酸の握力は桁違いにパワフル。いつまでも追いかけて来ては、果実味に豊かな輪郭線をもたらす。ミネラルの躍動も、まるで中学の運動会の「クラス対抗リレー」における一番足の遅い女の子と一番足の速い男の子くらいに違う。

 ♡☺♡「さすがはシャンパーニュ。酸がしっかりしてて美味しい



浜辺美波最強論vs浅野ゆう子
 ▲女優のハードルを下げた人とそれを元に戻す人。



 グラン・クリュのNVと比べると二回りほどサイズダウンした量感だけど、それでも必ずしも薄くはないんだよな。日本酒で言えば、淡麗だけどジューシイみたいな。あとは薄いと感じる瞬間でさえ、ビビッドな果実感がワラワラと奥から沸いて来るし、やはり、余韻の長さ、そのシルエットにおける濃淡はスパークリングとは異次元。

 なんかすももみたいな酸っぱさだな (笑) 。まるで醤油みたいな輪郭すら感じるし、スパークリング経由だと、ミネラルの塩気がゴリゴリ攻め込んで来るので、ストラクチャーの堅牢さも、コアに宿る酸パワーも桁違いだ。正直、これは値段以上の差 (3,434円と4,309円) があると言わざるを得ない──フィッチは異常に安くはあるけれど。



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 別に毎日缶ビールみたいにガブガブ飲むわけじゃないので、1,000円や2,000円くらいの違いで買う買わないを決めるのはナンセンスとまでは言わないが、非シャンのスパークリングでそれなりに満足してシャンパーニュの凄さを知らずに終わるのは井の中の蛙ではある。両方飲んで「自分はスパークリングで十分だ」と思えるなら喜ばしいことだが、機会を得ないでそれに満足するのは少し話が違ってくる。





── 2日目。

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 ▲スパークリング:75%、シャンパーニュ:25%くらいの割合で余り物を昨晩ブレンドしておいた。



 おおお、酸とミネラルの増量で骨格がムキっとしました。刺身が干物なったというか、白いデブが黒いマッチョになったというか。当然、全体としての味わいはスパークリング寄りなんだけど、酸とミネラルがあるので、諸々の諸々にアタック感が出てくる感じ──つまり、五味の一つ一つがカツンと骨格の柱に当たる感じ。

 次はクレマンかなあ。とはイエイ、単品で買う気はしねえなあ。ウメムラの3万セットの単価を下げるために1本だけリクエストするとか、買うとしても、そういうアプローチだなあ。シャンパンは高いけど──安く買えないけど、それでもこの場合、3,434円と4,309円以上の差はある。結局のところ、飲んで旨くなきゃ意味ないしね。

 日本酒はさあ、旨かろうと不味かろうと、普通の純米〜純吟クラスなら720mlが1,200〜1,700円くらいと安いから、なんとなく「飲める」ことで許せちゃうけど、3,000円を超える酒の場合、旨くないと買う意味も飲む意味もないんだよな。箱入りの純米大吟醸もそうじゃん。3,000円でイマイチなら絶対に旨い5,000円を買った方が幸せ的な。


moukan1972♂moukan1973






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