◤無想 - 純米吟醸 厳雪 直汲み生原酒 29BY <新潟> 




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 ▲商品コンセプトの詳細は↑コチラをご覧下さい。


浜辺美波 ミケ猫
 bottle size:1800ml





【537】無想 -むそう- 純米吟醸 厳雪 直汲み生原酒 29BY <新潟>

大洋酒造 株式会社:http://www.taiyo-sake.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:新潟県 岩船産 越淡麗/55%
▪︎酵母:新潟吟醸酵母
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※雰囲気は0〜+1/1.6〜1.8/0.8)
▪︎ALC:15%
▪︎処理:直汲み生原酒 (※表記はないけど直汲みの模様。)
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年1月A (ロットを示唆?)
▪︎管理状況:2018/2/4着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年2月11日 (日) /6本目に開栓
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 【注意】浜辺美波ではありません。
 



 おっと、客人と飲んだ初日の写真、撮ってねえじゃん (笑) 。仕方ないので、2日目の写真を便宜的に貼り付けてます。

 結構な勢いで飲んでたので、少量ずつとはイエイ、すでにこれで6種類目の日本酒──実は乾杯はシャンでやっていたので実際には7種類目の酒。客人もそこそこ酔っており、moukan1973♀はミイラ化 (お眠りタイム突入) 寸前、それでも多少は唎かないと記事にできないということで、オレはそこそこ酒を殺しながらここまで来たわけだが──ホスト役だし──、下書きはないが記憶を辿ると、端的に言って、初日の開けたてはクワナリ退屈です。

 ガスは「直汲み偏差値:63」くらいはあって、チャキっとタイトな味幅で程良い渋みの着地を伴って小振りにキレて行くんだけど、いかんせん淡麗 (笑) 。香りは焦がし砂糖系の、いわゆるオレの言う「綿飴系」で、そこに穀物ライクなポチャっとした、やや野暮い旨みの膨らみがあるのは「自然酒」や「浅茅生 熊蟄穴」なんかと同じ組なんだけど、相対的にドライな「浅茅生」が濃醇に感じるほど、さらにドライでスリム。ただ、甘みや果実味が収まるべき箱 (部屋) は用意されてる風ではあるので──つまり、液性は弛緩していない──、結果的に一番美味しく飲めたのは残り半分を切った4日目。それでも最後まで低アル特有の幽霊のような存在感の薄さは付きまとう。悪い酒じゃないけど、正直、飲んだ瞬間に笑顔にはならない。

 スリムで淡麗なんだけど、それはサイズ感の問題で、実は甘みにも旨みにもポチャっとした〝熟れ〟は感じるので、熟成させてスタイリッシュに仕上がる酒質ではないように思う。洋梨なんかの、少しヌタっとした、オレのあまり好きではない甘酸の輪郭なので、熟成させると、結構な勢いで米感が前に出てくるとは思う。





── 2日目。

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 ♡☺♡「薄いの分かる (笑) 。まあまあか? うっすい。not on list goodだよ。最近そんなのばっかり (笑)

 これも綿飴系だな (笑) 。つうか清楚にバター飴。低アル特有の削げた水っぽさと頑張って戦ってる感じ。淡麗にしたいから低アルというのは少し短絡的な気もするが、まだまだ試行錯誤の段階みたい──と言えば聞こえはいいが、そもそも〝その段階〟で正式リリースしてしまうのってどうなの?とは、最近タマに思う。日本酒って、いろいろと周囲に恵まれてる。「温かい目で見守りましょう!」って、そういう〝善の暴力〟を朗らかに振りまかないで欲しい。オレが悪者になっちゃうじゃん (笑) 。それに案外、蔵元は本当のことを知りたがってるものだよ。





── 3日目。

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 少し酸の輪郭が出てきたか。

白老」「七水」の次に飲むとそこそこの美酒に感じるな (笑) 。今日が一番いいかな。ようやく果実の幻影に出会えるくらいには甘酸に緊張感が出て来た。「淡麗」を標榜してる酒に「薄い」だの「ただの水」だのと文句を言うのもアレなんだけど、未来に向かって「モダン」だの「Neo」だのと言うなら、もう少し工夫というか、それなりの野心は必要かな。でも、飲めなくはない。今日は綿飴ライクな焦がし砂糖のニュアンスはあまり感じないけど、少し舌にポヨっと乗っかる (ほんのり粘性のある) 甘みと旨みの両者が出会うと、じんわり光沢感のある薄黄色の味わいになる。

musou_gensetsu29by6.jpg しかし薄っすいなー。これ、わざわざ低アルでやる必要あるのかあ。ちゃんと普通に造った方が旨いんじゃないのかな。原酒で15%に設定するくらいなら「菊鷹」みたいに加水で15%にした方が旨いんじゃね? あと、この酒の場合は「直汲み」より「中取り」の方が良さが出ると思うけどな。

 ちょっと温度が上がると綿飴が出てくるな (笑) 。ワイングラスがいいかな。見所も魅惑もないけど、イヤミも、またない。結果的に田舎臭いけど、造ってる本人たちはそれなりに手応え感じてるんダローナということは伝わって来る。





── 4日目。

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 再び綿飴もあるけど、小さくヨーグルト・キャンディー。

 うーん、じわじわイイのか (笑) ? 残り4合強だけど、今日が一番ジューシイに感じるなあ。基本的には薄っすいんだけど、ソフトに酸っぱく、極小に旨口で、淡麗ジューシイ。ガスは微かに残ってる。ただ、特に露骨な果実は感じない。それでも甘みのニュアンスはまさに綿飴。なんだかんだで呑んじゃうな (笑) 。常に物足りなさを感じながら呑んでるんだけど、何かの瞬間に「足りてる感覚」に触れることがあり、それを追いかけてついつい呑んでしまうというか。



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 ワイングラスがいいっかな。申し訳なさ程度に淡麗な洋梨。そして、薄くて小さいけど微かな〝熟れ感〟もある。ポチャっとした量感。すごく小さいけど。

 何かのタイミングでサクっと1杯だけカットインしたらコロっと騙されてしまうかも。音楽の選曲もそうだけど、前後の並びでその酒の相対的な意味や味覚の力学 (数式) はフレキシブルに変容するので、こういう酒はいちいち難しい。美人の女優なんかも映る角度や光の加減でブスになったり、余計に美人になったりするように、酒そのものも、角度 (飲むタイミング、味覚の力学) によって印象は随分と変わるもの。

 そして、本当に旨い酒は、何をどうやっても、いつどのタイミングで飲んでも絶対に旨い。これだけは確か。





── 5日目。

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 ▲ある意味、ハマリ役 (笑) 。中村アン、鈴木紗理奈などの脇役がショボいのが残念。



 さすがに飽きて来たな (笑) 。今日は「山廃」並に酸っぱい。あと、ガスが完全に酒に溶け出して、甘くなるどころか、液体としての苦みが増して来たような。やや抜け殻か。

 こまっしゃくれた食中酒としてはオサレで女子ウケもいいだろうけど、疲れた中年をドーピング的に覚醒させるほどのパワーはない。もちろん、元々パワフルな酒質ではないわけだが、淡麗だろうと薄かろうと、本当にイイ酒であれば、グッタリしてる中年を背中から蹴飛ばすくらいの勢いはあるものだよ。去年の「米鶴 山廃純大」とか「黒澤 Type-7」とかが、まさにそう。


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