◤篠峯 - 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 27BY 3本目!<奈良> ── dಠಠb「最後の一杯が一番旨い」#High Grade/Well-Cured 




浜辺美波_賭ケグルイ




 毎度「篠峯」でございます、同じ酒の27BYの3本目です。


 最近は全く同じ酒を遠慮なくリピート (複数買い) してますが、いちいち絡んでくんなよ、面倒クセえから (笑) 。本当は実験的な試飲という目的から──時間経過による味の変化を知るためにリピート買いしてたんだけど、最近じゃ、もっぱら来客時の〝蔵出し酒〟になってます。日本酒は開けるまでアタリ/ハズレが本当にワカランチだから、結果、頼ってしまうんだな、我が家のエースたちに。


浜辺美波_賭ケグルイ 去年の12月に飲んだ2本目は9〜12月の約3ヶ月間セラー温度 (11℃) で保管していたけど、今回は普通に冷蔵庫で管理してました。すると、当然と言えば当然か、今回の方がフレッシュな輪郭がハッキリ出てましたね。もちろん、熟香や熟味もあるんだけど、冷たい温度ではピンと張り詰めた酸が前面に出てくる感じで、まさに〝レモンの一滴〟としての〝点の酸〟という表情。

 客人は酒を飲む際、日本酒だろうとワインだろうと常に「甘」の捜索を開始するらしく、含んだ瞬間に「甘みを感じる」と言ったけど、オレは「おおお、酸っぱいな!」という感じで、同じ酒を同じ場所で一緒に飲んでもこれだけ感じ方が違うんだから、人類が恒久平和を手にするには、まだまだしばらく試練がつづきそう。




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 bottle size:720ml





【536】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 27BY 3本目!<奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:兵庫県産 愛山/45%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+4/1.8/0.8 (※日本酒度は「+5」という記憶だったんだけど。ちなみに27BYの火入れは+5/2.0/0.8です。ま、参考程度で。体感上はこの生酒も酸度が2.0くらいあります。)
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H27BY/2016年6月 (※3月上槽のオカワリ分)
▪︎管理状況:2017/8/11に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年2月11日 (日) /4本目に開栓
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み






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 まだ冷たいということもあり、香りは穏やか。オレの感想は先にも書いた通り「おっと、酸っぱいぞ」というもの。冷たいと、それなりにピリっとした辛みのアタックもあるにはあるが、基本的には口どけ軽やかなスリム・ジューシイな酒。ガスは少しだけ残ってます。

 ♡☺♡「今日飲んだ日本酒の中で一番旨い」──と彼女はこの後ミイラ化する前に言ったが、そりゃあオレが手塩にかけて育てた「篠峯」の上級酒を相手に「白老」や「七水」や「無想」程度の酒がどうにかできるものではない。

 温度が上がるとまろやかな甘みも膨らんで来て、ワイングラスで飲むと、明確に〝面の酸〟を感じることができる。甘みを面で美しく象る、まさに液を球体化させることのできる最上クラスの酸。この愛山は「果実」というよりは「大人スイーツ」な味わいなので、どちらかと言えば、ワイングラスで温度変化を楽しみながらチビチビやるといい。





── 2日目。


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 ♡☺♡「無想の後だと超濃く感じる (笑) 。茶葉みたいな渋み。ジューシー&エレガント。旨い。やはり、レベルが違う。ブレない堅牢な骨格がある

 結構引き締まった味筋だな。12月の状態とは違うけど、これはこれでいいな。筋肉質な酸ゆえ、ワイン寄り。

 ♡☺♡「味が単純じゃない (笑) 。アタシ的には熟してるよりフレッシュさが残ってる今くらいの状態が好み




── 3日目。

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「白老」「七水」「無想」と呑んでココに来ると何もかもが異次元。別格。比べることそのものが無意味。まだまだ細いけど、27BYも2年待てばそれなりには様になるな。初日より甘みはだいぶ出てる──というより、徐々に熟成感が前に出て来た。こういうこと、よくあるよね。いくら熟成してても、開けたての表情はフレッシュな酒同様、どこか人見知り気味。もちろん、開けた瞬間から熟々ファイヤーな酒もあるけど、我が家の御三家は、だいたい遅れて熟成属性が開いて来ることが多い。





── 4日目。

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 立ち香──なんか洋風のブランデー入りの焼き菓子みたいだなあ。奥からまさかの草。

 余韻にビターなカカオもあるけど、野暮ったい生熟酒のような弛緩した液性は皆無なんだよな。moukan1973♀の言葉を借りれば、♡☺♡「やっぱ篠ちゃんはオシャレ!」という。これ、瓶が不透明だから外から見えないんだけど、実はオリがほんのりあるのかな。特に撹拌しなかったけど、最後の一杯はやたら草だな。たぶんオリ成分が多めにグラスに入ってて、少々のエグみが程よいクサントんなってるという (笑) 。


shinomine_aiyama45nama27by3_13.jpg 問題なくシアワセに旨い。絶対に旨い。今日はビターな大人スイーツ酒でイイです。おおお、今日はバレンタインか。

 酸の集中力は相変わらずなものの、今日はイイ感じに熟味が伸びてる。「無想」にはワリーけど、比べるは可哀想かな。うちにはまだ1800mlが1本あるのか。こんなに嬉しいことはない。このエレガンス、フィネス、モダニティ、まさにワールドクラス。

shinomine_aiyama45nama27by3_9.jpg やはり、同じ「篠峯」でも明利系や6号酵母とは仕上がりの一体感が違う。ミネラルの剥離感もなく、すべてが渾然一体にしてケレン味なく、たおやかにして優雅。1800mlは安心して追熟できる。シャンパーニュのように、あえてオリに触れさせるために横に寝かしてもいいな。ガスは減るだろうけど、大事なのはそこじゃないわけだし。

 しかしまあ、最後の一杯が一番旨いとは。そして堺杜氏はこの状態を知らないのか。全商品を3本ずつ、売らずにプライベート用 (観察用) にストックしておけばいいのに。新酒を「半製品」とは言いたくないけど、こういう世界があることを蔵元が発信しないで誰がする、とは思います。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 篠峯 愛山 on_list_marvelous

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To kappa1970♂さん



毎度です。

結果的に様々なエモーションの連なりと酒の中身が上手く調和したようですね (笑) 。


──で、急登板なので、冷やしていません。常温のまま。キャップの金属製の被い?を外した瞬間、〝バーン〟とクラッカー並みの音が出て、栓が2m位ぶっ飛び、驚いて瓶を落としそうになりました。

冷やさないとガス圧が高まるので、シャンパンなんかも溢れますが、冷やしてあの程度のガスでそこまで飛びましたか。個体差はあるでしょうけど、常温放置ゆえ、瓶内で冷蔵以上に発酵しまくってたかもしれないですね (笑) 。


──極々仄かに乾燥イチジクの香りが。

それ、一般的には「生老ね香」ですが、イチジク、わかりますねえ〜。僕は「腐る直前の熟れた巨峰」とブログでは書いてますが、たぶん「同じ香り」のことを言ってるんでしょうね。僕は好きだし許容なんですよ。


──ワールドレベルどころかコスモレベル。富士山山頂での体験〜御来光前の一瞬、時も音も風も色も無くなる瞬間、奥行きの無いまるで宇宙空間と一体化したような感覚がこの酒にはあります。

つまり、『劇場版 イデオン -発動篇- 』のラストシーンですね、わかります (笑) 。

https://stat.ameba.jp/user_images/20140820/21/azbel96/80/1c/j/o0480036913041073646.jpg?caw=800


うちはずっと冷蔵なので、kappaさんコンディションに到達するにはまだまだ時間かかりそうですね。冬場に室温管理に切り替えた方がよかったかもです。うちの瓶が冷やし過ぎでミネラルと旨みのバランスが干物になってなけりゃいいですけどね (笑) 。

「クラシック9」も面白いことになってそうですね。「雄町」なので「愛山」よりは熟成定数は大きいと思いますよ。

ま、猛烈に感動できたようで何よりです。27BYの「篠峯」は化けますね。あのときKTRで720mlを味見して買い増ししておいてよかったですよ。危ないところでした。


※認証用キーワードは「777」「8」──つまり「7778」でございます (笑) 。


2018.03.28 Wed 12:54
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Name - kappa1970♂  

Title - 判定の領域にありません

moukanさん

あかんです。

お昼までは、moukanさんとのコメントのやりとりでほのぼのした気分でしたが、その後部下二人が別々の案件でプロとして目も当てられないポンコツ対応をしていることが発覚。激昂叱責してとても疲れたので、微妙な酒で〝もう神経の無駄使いはしたくない〟。
ということで、記事としての鮮度が高い今夜エントリーを予定していた菊鷹菊花雪は急遽回避(すみません)。

de.ちぇりんぼ祭のラスボスを開けました。
大変お待たせしました。

篠峯愛山純米大吟醸無濾過生原酒27BY 1800ml一升 登板です。

自宅の納戸で、昨年の夏頃から常温放置。そう、半年常温放置で徹底的に虐めました。

で、急登板なので、冷やしていません。常温のまま。

キャップの金属製の被い?を外した瞬間、〝バーン〟とクラッカー並みの音が出て、栓が2m位ぶっ飛び、驚いて瓶を落としそうになりました。つまり勝手に開いた訳です。楽できました。(笑)
瓶から直接立ち香を嗅ぎます。極々仄かに乾燥イチジクの香りが。

グラスに注ぎます。細かい気泡がビッシリ。
香りは柔らかいバニラに変化。

含みます。


衝撃


異次元
ワールドレベルどころかコスモレベル

含んだ瞬間にまるでそれが体の一部であるかのようにスーッと舌の全面に沁み入り、去り際に存在の証として、極々柔らかい苦味を遺して消える。

コアへの収斂もチェリーも果実味もアル感も何もありません。

富士山山頂での体験〜御来光前の一瞬、時も音も風も色も無くなる瞬間、奥行きの無いまるで宇宙空間と一体化したような感覚がこの酒にはあります。

息吹のように杯を重ね、自分という存在すら透明になりそうな感じです。

コアへの収斂が無い、何故ならコアに極めて近い存在だから。

神酒です。

紅茶感が増すかと思ったのですが、探しに行っても気が付けないレベル。クリスタルを超えた固形感の無い透明感。

猛烈に感動しています。

kappa1970♂
2018.03.27 Tue 21:59
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Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん

毎度です。

26BYとは、ある意味、別物ですね。26BYは早飲みでも味デマクリータですので、27BYは細い糸が何とか綱や毛糸になった感じです (笑) 。

27BYに豊満な量感はないので、基本、淡麗な味筋ですが、それでも「淡麗」を標榜する他の銘柄を無惨に打ち負かしますね。イイ酒です。


2018.02.15 Thu 22:14
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

いやー、美味しそうで何よりです。

うちの26BYの残り四合を開けるハードルが上がりました(笑)
2018.02.15 Thu 21:45
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