◤米鶴 - 純米大吟醸 鶴翔 (かくほう) あらばしり 生酒 29BY <山形> ── dಠಠb「文句も言わず飲めるというだけで別に普通だけどマイハニーが旨いと言ったからオマケ」#Fruity/Shuwa-Shuwa/Nigori 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 ちゃっちゃと行きましょう。どうやらコレ、エイチガワ酒店のオリジナル商品のようです。ちなみに「エイチガワ酒店」というのは「はせがわ酒店」の隠語です。警告文が大仰だけど、よく冷やせば全く問題ないレベル。この程度じゃアホ政のクソ蛙のように「宇宙」は創れません。オレは見たんだよ、どうやってこの宇宙が創られたのか、そのプロセスの一端をさ。




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 bottle size:720ml





【521】米鶴 -よねつる- 純米大吟醸 鶴翔 (かくほう) あらばしり 生酒 29BY <山形>

米鶴酒造 株式会社:http://yonetsuru.com


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:山形県産 出羽燦々/50%
▪︎酵母:非公開
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:−3/─/─
▪︎ALC:16%
▪︎処理:生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年1月
▪︎管理状況:2018/1/24着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年1月27日 (土) / 1本目に開栓
▪︎特記事項:エイチガワ (はせがわ) 酒店のPBの模様。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──バニラ、メロン、草。出力そのものは穏やか。華やか吟醸な香りの肉はないので、おそらく酵母は9号系じゃないかな。どっちかと言うと、そこそこ酸っぱいジャムみたいな感じ。渋みのヒントがある。少なくともオレが香りだけでハジくほどの不快感はない。セメダインっぽい輝きもないので、そこまでアガる感じもないけど、まあ、やや小娘キュートなニュアンスだろうか。


yonetsuru_kakuhou_nama29by4.jpg ♡☺♡「いいね。美味しい。スッキリしてるな。あ、いいですね。こういうの久々に飲んだ。どっちかと言うと薄いよ。そんなに強くないけどガスはある

 そこそこブっとい味わいだけど──甘みの属性は「蜜」──上澄みはクリア。思いの外、すごくジューシイ。渋みの出方がフルーツそのものというか、ちゃんと凝縮感ある。ガスはそこそこで、直汲み以上、活性にごり未満。もうちょい強くてもいいかな。上澄みハントは最初の一杯だけ。次第に底からボコボコとオリベーション。少し味が出過ぎな気もするが、この時期に早飲みできる新酒としては逆に重宝するレベルだとも言える。



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 ♡☺♡「飲んじゃう感じ。進みます。甘さも程良い

 やっぱ凝縮感あるよな。甘みの退けが素早い。甘酸に緊張感あるので、味曲線のディケイ (味が出てから消えるまでの波形) が短く、パツンと弾けてそこそこ強めの渋みでブレーキする感じ。楽器で言うとペダルを踏まないピアノなんかの減衰パターン。

 ま、フツーに文句も言わずに飲める程度で特別のアガりはないけど、これはこれで完成されてる──おっと、たった今、エイチガワ酒店からメールだ (笑) 。ここからの育ちも伸びも全く期待できないが、moukan1973♀が甘めの酒で珍しく褒めたので、評価はオマケ。でも実際、やはり「豊盃」「冩樂」「播州一献」の新酒よりは隣にいて馴染む存在ではある。

 撹拌後は五味の明度が上がる程度。まだ残ってるので、今夜、萩の鶴の別撰と闘わせる。たぶん、勝てると思うんだけど (笑) 。





── 3日目。

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<5本のまとめ>



【521】米鶴 純米大吟醸 鶴翔 あらばしり生 29BY

 甘草粉メロン。注ぐと蜜。結構甘いけど、それなりに酸による凝縮感があるからジューシイなんだよなあ。なんかスゲえ濃くなってる気がするけど (笑) 。



【522】福祝 純米吟醸 彗星55 無濾過生原酒 29BY

 やや粉メロダイン (粉っぽくセメダインなメロン) 。うーん。悪くないけど心が全く動かない。米の旨みの出方が若干クドい。餅や団子的というか。それでもスリムジューシイな輪郭はある。線の酸が旨みを潰しながら奥から甘みをジュワっと引き出す系。ただし、いかんせん味がつまらん。moukan1973♀の言う♡☺♡「ドングリ酒!」です。



【523】長陽福娘 辛口純米 山田錦 直汲み 無濾過生原酒 29BY

 まさに高級ファンタグレープなアロマ。やはりワンランク上か。ああ旨い。これだけだな、今のところオレにとって用があるのは。もはやそこそこガシガシと硬質なテクスチャーの「福祝」が弛緩気味にすら感じる。旨みのサイズ感がオレにはちょうどいい。そして、あんま辛くないな。それこそ「福祝」の方が嚥下がハードだから味覚の力学上、すごく辛く感じる。



【524】櫛羅 純米 無濾過生原酒 29BY

 今日もあんま香らんな (笑) 。ややセドウ (セメイダンなブドウ) 。特に香りに木香はないけど含むとある。昨日飲んだ時はあまり感じなかったんだけど、それでもこの中では一番スタイリッシュにシャープ。ガスがまだ残ってる。もはや「長陽福娘」に対してでさえ視力が二割増しになった感じ。うーん、細部に気に入らない要素もあるが、同じくらい魅せられる細部もまたある。意外にいいな。極小サイズの可憐な果実味。マジカルな時間表現としてのスムースな嚥下物語。比べることで見えてくる独自の表現力。この酒としての本当の飲み頃はまだ先だし、今は虫で言ったら「幼虫」で「サナギ」ですらない。



【525】北島 純米吟醸 美山錦 直汲み 29BY

 密度タカーメのメロンとブドウ。香りの出方、明度がハイコントラストで一番わかりやすのか? 液性にドクドクした心拍を感じる。甘みに──まるで顔の濃い不良オヤジのような脂ギッシュなギラつき。ややミルキーで、オレにとっては余計な複雑味が粉っぽく跳ね返るな。ま、ダンディーな巖という感じで悪くない──GA!──っていう。官能に訴えないから興味が沸かない。





 福祝 vs 北島
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「福祝」の方がクドい。つうかこの比較においては、やや甘みが流れる (ベタっとする) 。「北島」は硬水系なのか、ギシギシした液性が甘みを締め上げるから、そこそこ重いけど、その分しっかりキレる。この比較なら「北島」だが、♡☺♡「ドングリドングリ!」だな (笑) 。 ま、どっちも一回火入れで活きる酒質のような気がする。オレもmoukan1973♀も、このへんクラスの酒は、もはやガブガブは飲めないし、そうかと言ってチビチビ飲んで楽しい酒でもない──ゆえに用無し。





 陽子 vs 篠峯
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 木香がなければ「篠峯」の勝利。やはりこの美しい口どけは天才的。とはイエイ、非常にレベルの高い戦いではある。「篠峯」は二周りほどサイズダウンしたプロポーションながら酒に必要な情報量に関しての不足は全くない。たしかに26BYは旨すぎたし、堺杜氏同様、オレにとっても常に「旨すぎる問題」というテーマは──酒だけでなく、すべての飲食物に関して存在する。ただ、さすがに少し甘いかな。そして皮肉な事に、温度が上がらないと酒がその魅力を語ってくれないのに、上がったら上がったで少し甘すぎるという。難しいですね。日本酒は出たとこ勝負なので、シャンパーニュみたいにブレンドで調整できないし。でも柔らかい米の旨み、流れるような美しいラインに沿ってそれがプチュっと弾ける時間軸の中に現れる極小サイズの果実味は実に素敵。酸属性は液に対して面で寄り添う最上クラスのそれ。そして、ここで再び前の2本に戻ると「北島」ですらクドいし「福祝」はもう飲めない。





 ここで突然の米鶴
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 ▲するとシャンの荷物が届く。



 うん、この (流れ&並びにおける、やや) KYなキャッチー感になぜか癒される (笑) 。明るくて快活な山形なりの美人ちゃん。いいな。黙って飲みますよ、このレベルなら。「長陽福娘」や「篠峯」みたいに酒の沼に落ちる必要がないので、人として素直さを保てる。甘いけど酸のブレーキングが絶妙。やっぱジューシイだよ。ウリ科な渋みが酸の主要成分だけど、出羽燦々50的な華やか吟醸メロンではなく、畑臭いメロンなので、まあ飲める。





 おかわりタイム
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 ワイングラスはあんまり良くない。甘みが出過ぎる。





── 4日目。

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 米鶴──こちらは4日目なので、さすがに息も絶え絶え (笑) 。

 福祝──火入れで活きるタイプの酒だな。生は重い。青リンゴ系セメダインな感じは嫌いじゃないが。

 篠峯──クリア&エアリーだけど木香邪魔。味の出方と消え方のマジカル感は他より数段格上。

 北島──これくらい味抜けした方がオレには馴染む。ラムネ様にツルピカ。今日はそこそこいいな。少し粉ミネラルあるけど、熟成で取れそう。

 長陽福娘──昨日飲み干した。なんだかんだで現時点での出来はこの5本の中ではNo.1。



 Additional Notes 💬

dಠಠb
「結局On Listはいつもの銘柄。篠峯は味や香りではなく、少なくとも今は時間表現の酒。やや甘みが例年より出てるので、熟成させても最後まで酸がこれを支え切れるかは疑問。意外にムチっと甘露な酒になる気も。そして例年より早い段階で飲み頃を迎えそうな予感。

 長陽福娘は今時期に早飲みしても十分に旨い。山田錦60は熟すのが早いので、1年は保たないとは思うが、完全発酵に近い数値なので、赤いヤツよりは長命な気も。米鶴はカジュアルな──田舎と都会の途中のトンネルを抜けた先にある悪くない景色くらいにはモダン。

 福祝は重いし、この酒米と酵母で何がしたいのかオレには理解できん。北島はギラギラしてて味も香りもそこそこ出てるので、これ以上熟成させたいとは思わない。今はダンディーだけど、熟成させたら、それこそ本当の巖になっちゃう (笑) 。

 もはや我々夫婦はそこらの日本酒マニアとは見えてる世界も向いてる方角も違うので、オレの言説をいちいち自身の偏狭な常識に当てはめてくれるな。ここはオレ個人の表現の場であって、集合知としての日本酒カルチャーそのものに加担する気は最初からない。つまり、誰かと何かを分かち合いたいという欲求なんか今も昔も微塵も持ち合わせてない。夫婦で笑いながら酒が呑めればそれで満足なんだよ。いよいよキミの出番だ。好きにやれ。」




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日本酒 米鶴 on_list_good

Comment

Name - 本音  

Title - 米鶴ハズレが多い!

個人の好みはあるにせよ、タイトルの通り、米鶴はハズレが多い(2本しか買ってないけど。)。
以前からブログは見ていて、私も福娘の27by9号酵母の自汲み大吟醸の感じ方などは、ラムネ感のくだりといい同じ最高の酒という認識しているところ。
しかし、27by福娘を本当に美味しいと感じた方が米鶴を評価しているのには驚きしかない。
2018.01.31 Wed 23:29
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