◤百春G - 特別純米 雄山錦 直汲#3 無濾過生原酒 29BY <岐阜> ── dಠಠb「Not On Listのgoodよりは上」#Fresh/Spicy 



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11620163_350_350.jpg 去年飲んだ「仕込5号 (雄山錦) 」が驚くべきほどの「イマドキ牛乳@お花畑なクソ酒」だったので、思わず鈴木雅之の『違う、そうじゃない』の替え歌まで飛び出してしまった百春 (ひゃくしゅん) の29BY新酒です。仕込み3号なので直汲みとしてはこれが1発目なのだろうか。少なくとも買った酒屋の入荷ラインの中では、

百春・直汲み、29BY第1弾♪

であるようだ (笑) ──たしかこれとは別に「初しぼり」を謳った商品もあったと記憶してるが。

 ちなみに「百春G」のGは、もちろん「G酵母 (岐阜酵母) 」のことで、岐阜県酒造組合連合会&岐阜県内の蔵元&岐阜県産業技術センターで独自に開発、平成9年頃から領布されている9号系派生株を培養したもの。平成22年からは改良版の「泡なしG酵母」の配布も開始されているようだ。




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 ▲浜辺美波の隣に立つと、どんなに可愛かろうと美人だろうと、みんな雑魚になる。

 ▼謎の組体操。

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 bottle size:720ml





【519】百春G -ひゃくしゅんG- 特別純米 雄山錦 直汲#3 無濾過生原酒 29BY <岐阜>

小坂酒造場:http://www.kuramoto-kosaka.com


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:富山県産 雄山錦/60%
▪︎酵母G酵母 (岐阜酵母) ※泡なしVerの詳細はコチラ
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+3.0/1.5/─
▪︎ALC:17.7%
▪︎処理:直汲み無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2017年12月
▪︎管理状況:2018/1/16に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年1月24日 (水) /1本目に開栓
▪︎JudgementOn List / Not On List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/unsufficient/faulty/undeterminable

※On Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On Listの「good」とNot On Listの「good」は同じではない。On Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「undeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──クワナリ穏やかだけど、そこそこ草だな。開けたての冷たいこの状態ではそこまでニュウ (乳) は感じない。注ぐと少し液性に軽さ、水っぽさを感じる。つまり、トクトクしない。

 とりあえず飲んでみる──。

hyakushun_G#3_29by4 薬品か (笑) 。うーん、少し微妙だけど、方向性には大いに賛同する。「百春」らしく甘っ辛くスパイシーな味わい。ウォッカやGINみたいにヲドティント (喉ちんこ) がカっと焼きつく、まるで火照るような辛み。透明度タカーメの水の景色の中に溶け込んだギザギザしたミネラルとガス。少し遅れて伝わる蜜のような光沢感のある甘み。鼻から抜ける草なハーブアロマ。ガスはそこそこしっかり。

 少なくともオレにとっては28BYよりは27BYや26BYに近く、それなりに待ち望んでいた方向性ではあるものの、やや足腰が弱い。もう一つカチっとせず、ストラクチャーは若干弛緩気味。それでもここ最近の29BYの中ではまあまあいいかな。結構辛いし苦いけど、日本酒的な華やかさ、甘さ、フルーティネスに対する不良っぽい態度こそが百春ライクな地酒的秘境感だと思うし。


hyakushun_G#3_29by5 これでもうちょい甘酸の輪郭がビビッドでシードルっぽいリンゴ感が弾ければ文句なくexcellent。温度が上がると弛緩気味の構造の中からミルキーな甘み、柔らかな旨みが膨らむので、オレは圧倒的RSゾーンで清涼飲料水ライクな飲み方をすることを薦める。

 やや淡麗な味筋でもう一つ明度が不足してる気もするが、この時期の新酒としては十分な完成度。傑作にはなれないが、どうでもいい酒の中で異彩を放てるくらいの存在感と品質はある。ただしオレがこの銘柄に求めるモノは大きい。だから満足できない──ゆえにunsufficient。この中に同じ酒を飲んで「モウカンの野郎、いちいち厳しいなあ」と感じた人がいたのなら、残念、それはキミが本当に旨い「百春」を飲んだことないから──もしくは飲んだことがあっても幸せな性格が発動してそれを覚えていないから──moukan1973♀のように。



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  篠峯──軽やかジューシイだな。百春──ヤンチャに荒々しく水っぽい。この並びだと「百春」は少し不利だなあ。「篠峯」からはすごく米の旨みを感じる──しかも少し硬めの。そしてマットに落ち着いたテクスチャー。よく裏ごしした栗のようなニュアンス。この状態だと──すでにそこそこ酔ってる&食中だと、木香は全く感じない。ワイルドな新酒相手だと、スッゲーまろやか。旨いな。



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 菊鷹ブレンド──旨い (笑) 。滑らかジューシイ。百春──ギザギザ&ヤンチャ。悪くないけど、酒としてのクオリティは比べものにならない。菊鷹、減った分は百春を足しておきました。まさに恒久的な継ぎ足しシステム。減った分を継ぎ足すと新鮮さが維持されて劣化を遅める。もちろん、マズイ酒は入れない。





 1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「香りは結構ニュウ。なんでもかんでもニュウ言い過ぎ (笑) ? いただきまーす。やっぱニュウ感じるんだけど。草はある。まあまあか?





── 2日目。

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 もう残り少ないから──120mlくらい?──、どこまでシロップになってるかの確認 (笑) 。

 立ち香──29BYの幾つかの酒で感じたファンタグレープなんかもありつつ、結構甘やかだけど、草もある。

 まあまあかな。720mlなら2合以上残すか、初日で飲み切った方がいい。そしてややミルキーで甘やかな量感に味覚が支配されて、ますますサンタリーナの印象。結構なニュウ。ストラクチャーは完全に弛緩。なんかふぬけた荒走りみたい。これなら初日の物足りない感じの方が好きだな。今日はあんまスパイシーじゃないんだよな。しかしmoukan1973♀の乳センサー (ニュウセンサー) 凄まじいな (笑) 。





 百春 vs 黒澤
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 どちらもRSで。なかなか「いい〝草〟対決」だなあ (笑) 。結構似たような味筋ながら、やはり2日目の「百春」はユルユルに弛緩。「黒澤」は素晴らしい凝縮感。まるで斬鉄剣で硬い鉱物を真っ二つに割ったかような液の切面に物語性豊かなテクスチャーが宿る。生酛だけにミルキーな量感もあるが、切り込む酸の明度と強度が「百春」とは桁違い。もはや比べちゃいけない2本だな。残り半分だけど、ようやくアクが抜けて諸々のアタックや跳ね返りが緩和して来た。イイ酒ですよ、とっても。Shuhari Aiyama (笑) 。



 Additional Notes 💬

dಠಠb
「Not On Listのgoodよりは上。On List酒は基本的にオレの嗜好を満たすから、相対評価ではなく益々〝絶対評価〟になる──同一銘柄のBY比較は除いて。つまり、播州一献、豊盃、冩樂の新酒を飲むくらいなら、オレは迷わず百春を選ぶ。この29BYの仕込3号に限っては、表面的な香りや味の模様だけではあるものの、久々に〝らしさ〟が戻って来た印象が強いので──しっかり草が生えてる (笑) ──、あとはもう少しカチっと硬質なストラクチャーさえ表現されれば文句無しに飛び級でexcellentまでひとっ飛び。尚、熟成だが、甘み&旨みはまだまだ育つはずなので、ドッカン星人は3ヶ月後に飲んだ方が満足できるけど、淡麗カラフルな味筋をRSでシャキっと乗り切りたいなら今すぐ飲んでも問題ない。熟成させてもリンゴの皮のような渋酸が育つとは思えない。足腰の弱い酒なので、そもそも熟成向きじゃないです。山間と町田酒造を足して2で割って賀茂金秀のギザギザをトッピングしたようなニュアンスと言えば伝わるだろうか?」




moukan1972♂






日本酒 百春 on_list_unsufficient

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To alfa1988さん



毎度です。

草っぽいスパイシーなタッチは去年飲んだ2本の「百春」より出てたので求めている味と香りは戻って来てますが、ややシロップっぽく弛緩したストラクチャーで、目の覚める輝きには少し乏しいですね。簡単に言うと、あまり溌剌としてない感じです。まるで「百春味のシロップ」みたいというか (笑) 。


──あの頃のは日本酒度が結構辛口よりに振れてました。

ここの酒は「日本酒度:+5〜7、酸度:1.6〜1.8」くらいが相応しいとは思いますが、特約店ラインの直汲み系は甘い方が (甘みを感じれる方が) 売れるので、そもそもが全国展開のためのPR商品である以上、ある程度の「わかりやすさ・飲みやすさ」は必要なんだと思います。

28BYからは露骨に甘口方向に舵取りしてる仕込み (必ずしも数値には反映されてない) もあるので、買うなら注意が必要ですが、サンテックであれば、店主が求める方向へといざなってくれるでしょう (笑) 。


──そう言えば百春に山廃直汲みが存在しているのはご存知でしょうか?

知らないっ!!!
草大爆発で速醸より軽やかなら買ってもいい感じです (笑) 。今回の#3は淡麗な味筋もあって、そこは今の僕には好みなんですが、これで酸に張りがあってピーンと背筋の伸びた筋肉質なBodyがあればexcellentです。むしろ一回火入れの方がいいんじゃないかというくらい、やや弛緩気味です。

「弥栄鶴 祝蔵舞」の記事は今日UPする予定です。alfa1988さん、これいつ買っていつ飲みました? こちらに関するレスは該当記事から下さい。それによっては、少し興味深い展開になるとは思います。←意味深 (笑) 。

2018.01.28 Sun 12:06
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Name - alfa1988  

Title - 

こんばんは。
百春もあと一歩でしたか。
まだ僕は飲めてません。
百春は26BYがミネラリーな三ツ矢サイダーで今も印象に残っています。
あの頃のは日本酒度が結構辛口よりに振れてました。
そう言えば百春に山廃直汲みが存在しているのはご存知でしょうか?
関東方面に店舗限定でしか手に入らないようなんですが、去年なんとか手に入り飲む事が出来ました。
正直オススメ出来るものではなかったとうっすら記憶にあるくらいなんですが今年も手に入れば飲もうとおもいます。

では、また。
2018.01.27 Sat 21:41
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