もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Sadi Malot / サディ・マロ ブリュット「ヴィエイユ・レゼルヴ」ブラン・ド・ブラン NV 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 NVシラミ潰し大作戦@フィッチの1本なので、購入に至る経緯に深い理由はありません。日本酒は約1,500の蔵元があって制覇は大変だけど、シャンなら案外4〜5年で全制覇できるかもです。

 なぜなら、山本昭彦著『50語でわかる! 最初で最後のシャンパン入門』──当然これを読んだだけじゃ本質的なことはわからないし、事前の知識や自分なりの知見がないと情報が血肉化されず、読んだそばから内容を忘れる──によると、シャンパンには約5,000以上の生産者がいて、2015年くらいの時点で、そのうち日本に輸入されるのは、NM (ネゴシアン・マニピュラン) が約160社RM (レコルタン・マニピュラン) が304軒ほどなので、併せても464と、日本酒の約1/3ほどの種類しかない。しかもシャンの場合は蔵の顔と言うべき「NV=ノン・ヴィンテージ」という明確な指針となる商品が必ず用意されてるから、とりあえずの第一段階としては、日本酒のように精米歩合や酒米や酵母や処理違いをいろいろ試す必要がない。

 まずは各蔵につき基本1種類 (NV) を飲むとして──そんなはずもなく同じ蔵のスペック違いをいろいろ買っている──、1年に120本くらい飲めば全制覇に4年もかからない。もちろん、短い期間での栄枯盛衰もあるので、入れ替わり新しい造り手のワインが入っては来るが、スティル・ワインに比べれば、比較にならないほど狙いは定めやすい。なにせフランスのシャンパーニュ地方のワインだけが対象なのだから範囲が狭い。









 ま、なんというか、地味だけどコスパがいいみたいな評価のされ方だけど (笑) 、このドメーヌの拠点はモンターニュ・ド・ランスのヴィレ=マルムリー (プリミエ・クリュ) で、調べると98%がシャルドネの作付けなので、ブラン・ド・ブランはお手のもんという感じなんでしょう。位置的にも北西側すぐ隣にヴェルジー、ヴェルズネイ、少し離れた南側にアンボネイ、ブジーと、4つの名だたるグラン・クリュに挟まれたロケーションになってます。



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 使用するブドウはもちろんシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。商品名に「ヴィエイユ・レゼルヴ」とあり、同じ店でただのレゼルヴも売ってるので、詳細は調べてもわからなかったけど、おそらく、より長い期間の瓶熟、もしくは、多めのリザーヴ・ワインを使用してるとか、値段も少し高いし、何某かの一手間はあるんでしょう。ベースワインは2009年 (たぶん古樹のブドウ) 、秘伝のタレが20%、ラベルには書いてないけど、ドサージュは7g/1Lの模様。2009年ベースということは、2010年に瓶詰めしてデゴルジュがおそらく2015〜6年だと考えれば、5〜6年は瓶熟してるはずだけど、輸入元にも資料がないので真相はわからん。





◤Sadi Malot / サディ・マロ ブリュット「ヴィエイユ・レゼルヴ」ブラン・ド・ブラン NV




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 ▲これまたコルクが先細る感じです。



 ジャン・ラルマンの保険です (笑) 。

 立ち香──ハチミツ大盛り。透明度は高そう。なんかそこそこ熟してそうだな。甘やか。

 これまた栓がスルっと抜けて泡も弱そうだが──。

 ♡☺♡「あああ、香り通りハチミツ (笑) 。なんか甘いな。尖ってない。確かに酸に厳しさはない。フィネスがいいですね。甘酸っぱい。酸っぱ酸っぱくない」←バカ舌が「フィネス」言うな (笑) 。



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 ちょっと過熟気味だなあ。ガスも少し弱い。20年古酒なら別だけど、たかだか5〜6年程度のNVでこれはなあ。味はややスモーキーなホロ苦リンゴ。インパクトはないけど、それでも業務用ライクな落ち着いたWell-Madenessはある。田舎のビストロのメニューの一番下に静かにOn Listされてる感じ。デイリーユースの高品質テーブルシャンパン。そこそこミネラリーだけど、やはりコート・デ・ブランのシャルドに比べると酸が弱いなあ。

 全体にややストラクチャーも弛緩気味だけど──日本酒で喩えると少しブチャっとしてる──、味は悪くないかな。こういうブチャけたシャンパンをワインの世界では「Full-Body」と表現するようだけど、オレには張りのない風船のようにしか感じられない。とはイエイ、徐々にブラン・ド・ブランに求めるすべての要素──焼き菓子ライクな焦げみ、焙煎コーヒーのようなアロマ、優しくも焦点の定まった点の酸、リンゴとハチミツ的な甘酸の拮抗感──がオールスター状態で顔を出す。しかし点の酸じゃなあ。どこまでも伸びる光線のような酸こそブラン・ド・ブランの真骨頂だぜ!



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 ▲その表情で言わないように。



 ♡☺♡「リンゴとハチミツとろ〜り溶けて美味しい。普通に美味しい。ハっとする何かはないけど (笑)

 インポーター (輸入元) は、こうやって日々どっかから面白そうな蔵のシャンパンを〝日本初登場〟を謳いながら仕入れては〝未来のレア銘柄〟を引き当てようとしてるフシがないわけじゃないけど、それが大いなる仕事のモチベーションになるなら頑張ってよ、としか言えないものの、問題は、売れ行きが悪いと一発のみで次はないという事態に陥る点なんだよな。うちら夫婦が特に気に入ったモノが翌年も安定して供給されないと困っちゃうんだよな。たとえばプチジャン・ピエンヌのノンドゼ (商品名はエクストラ・ブリュット) とか、マイナー過ぎて、もう二度と誰も入れてくれなそうな気がしてるよ (笑) 。

 だからこそ、キミたちは自分のところの商品の価値や意味をちゃんと正確に詳しく販売店に説明しないといけない。HPの更新もマメにやるべきだろう。このキュヴェに関する詳細はどこにも載ってない。それじゃイカンのだよ。ま、我が家ではOn Listしないから別にいいんだけど、頑張って日本に入れるまでの苦労に比べれば、そんなことはアホみたいに容易いだろう?


moukan1972♂moukan1973






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