◤Vve Fourny & Fils / ヴーヴ・フルニ ロゼ「レ・ルージュモン」エクストラ・ブリュット (Dégorgement:2017/1)  




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 毎度あと4本残ってます、シャン記事の宿題、今回はトゥウェシャンです。 (※トゥウェシャン=深夜に『24 Twenty Four』を観ながらシャンパンを飲むこと。)


 このへんは「別に」という酒ではあるんですが、実は日本酒以上に「備忘録的DATA」をオレ自身が必要としてるので、一応。

 ヴーヴ・フルニはコート・デ・ブランのVertus/ヴェルチュ (プルミエ・クリュ) に拠点を置く家族経営のドメーヌで、基本的にはシャルドネ・フィールド全開のキュヴェが多いんだけど──中でもノンドゼの「ブリュット・ナチュール」は特に人気──、このロゼは「ルージュモン」という黒ブドウの栽培に適した単一区画から獲れたピノ・ノワール100%で造られる。




 ▲左が醸造担当のエマニュエル (弟?) で、右が経営や広報担当のシャルル・アンリ (兄貴?) 。



 ここの畑は東向きの傾斜で午前中に効率良く光合成ができるので、ブドウが熟しすぎず最高のコンディションで収穫できるらしいんだけど、傾斜47度の急勾配──「厳しい労働 (=ゴワセ) 」を意味するフィリポナの〝クロ・デ・ゴワセ〟も45度──で畑の管理が難しく、ずっと放置されていたところを1990年代にヴーヴ・フルニが購入して、開墾。それでピノ・ノワールの栽培を始めた模様。そして今では土地評価額が倍になったとか。いろいろ読んでると、どうもワインの栽培醸造家ってのは、時に酒だけでなく不動産売買におけるセンスと度胸も必要なんだよね (笑) 。



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 ▲肝心なDATAを邪魔なラベルで覆うマヌケな輸入元。

 ▼これを見えなくするとか、センスがないにもホジョーガル (程がある) 。せめてキレイに剥がせるように工夫してくれ。

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 醸造方法は一つランクの下のNVだと「セニエ」と「ブレンド」のハイブリッドという記述もあるけど、これはラベルを見ると「セニエ」だけの模様。ドサージュは3g/1Lのエクストラ・ブリュット仕様。瓶熟2年以上。Dégorgementは2017年の1月。表記はないけど──あっても破れてて肝心な箇所が見れない──、実はミレジメ (単一収穫年のブドウのみを使用したキュヴェ) で、デゴルジュ時期から逆算すると、瓶詰めが2015年の1月ということは、おそらくヴィンテージは2014年か2013年だと思われる。





◤Vve Fourny & Fils / ヴーヴ・フルニ ロゼ「レ・ルージュモン」エクストラ・ブリュット (Dégorgement:2017/1)

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 立ち香──結構ニュウ。ノンマロを基調としたキュヴェと記憶してるが、この乳酸クリーミイな香りの模様はピノ由来なのだろうか。冷たいと香りの広がりはあまりない。やっぱ白シャンの方がアロマのパワーはあるんだよね。

 もはや↓この人はシャンなら何でも旨い言う人になりつつありますが──。

 ♡☺♡「うわっ、結構酸っぱいね (笑) 。でも旨いわ〜」←ほら。



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 うん、ひとまずウメムラの社長が選んだ3本よりオレがリクエストしたコレの方が旨いわ (笑) 。所詮は商売人だよな。リクエストの3本を見て負けん気を示さないで平気でいられるとか信じられんわ。普通なら対抗するだろ。ま、そういう気概もないんだろうけど。追い込むためにまた頼むけど。つうか、ALLセニエだのノンマロだの、もう少し世界を広げるようなセレクトはできないものか。

 そう考えると、地酒屋こだまの店主は皮肉屋 (自称・アマノジャク) で口ではあんなだけど、いざリクエストすると、凄く真剣に真面目にプライドを賭けて選んでくれるし、悩んでる姿を隠そうともしない。冷蔵庫に空きができたら一気に頼みたいなあ。店に行って試飲するのも面倒だし、もう全部オマカセでいいよ (笑) 。

 とはイエイ、所詮ロゼはロゼなのか、やっぱ白シャンほどのアガりはないかなあ。結構クリアで見晴らしのいい液性 (ノンマロ的なテクスチャー) なので、テンション強めの酸のアバラ骨がワイン全体に血管のように張り巡らされてる感じだ。そしてピノ・ノワール100%でこのミネラリティは得難い。それでも旨いじゃねえかコノヤロウとはならない。



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 ♡☺♡「たしかにアンタの言う通り、アガる感じじゃないのはわかるよ。特別の感激もない。ただ酸っぱい。それでも美味しいと感じるのはなぜだろう (笑) 。酸っぱいと (酒が) 軽いのよ」──事実、深夜に同じ状況で日本酒を同じ量は飲めないし、ビールはついつい飲みすぎて腹が膨れるし眠くなる。

 温度が上がるとベリー系のジャムっぽいポヨみ&甘みも出てくるんだけど、なんでしょうねえ、エグリ・ウーリエの当主のように「腐敗果を完全に排除できない状態でセニエにするとワインがカビ臭くなる」とはまでは言わないけれど (笑) 、共通する、どことなく果実から離れる薬草みたいな香りはあるんだよね。タンニンと言えば聞こえはいいが、含んだ際のアタックやアクセントというよりは、味や香りそのものに高揚感が含まれないというか。

 ま、うちにはまだブレンド方式のロゼが3本あるので、そっちに期待だけど、1本はジャン・ラルマンの代品なのでダメだろうね。未だ諏訪のワイン王に進呈できるロゼシャンに出会えず (笑) 。


moukan1972♂moukan1973






コート・デ・ブラン ロゼシャン

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