もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【13】まで更新。(12/14/12:01)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤来福 - 純米 五百万石 初しぼり生 29BY (29.11月ロット) ── dಠಠb「まさに〝地味に旨い〟の極北、いや、旨いのではない、あまりに究極的に不味くないのである!」#Clear/Fruity 




 まさに来福の擬人化! (蔵元・藤村俊文社長)

 ▲誰かこの人に恵比寿天 (七福神) のコスプレをさせてくれ。



 実は初めて呑むわけでも買うわけでもない、来福 (らいふく) です。オレの記憶が正しければ、たしか2014年の秋頃にマチダヤの地酒CUP「純米吟醸 愛山」を (印象薄い) 、2015年の正月に東京駅構内の「はせがわ酒店 東京駅グランスタ店」の店頭試飲で、そして先日のマチダヤ試飲会 (社長クリックで記事にJUMP) で、合計3回ほど口に入れる機会はあった──GA!──いずれも印象に薄く、中でも「はせがわ酒店」での蔵元試飲イベント (同年代の女性が来ていた) では、なにかの試験醸造の酒を飲んだ際、なんの米を使ってるかを訊いたら「秘密です」とニヤニヤされて以来、正直、それ、じぇんじぇん面白くねえからと、少しこの蔵元に対してネガティヴなイメージすら持っていた。


raifuku_hatsushibori29by3.jpg ところが、マチダヤ試飲会で飲んだ「山廃純米 出羽燦々55」は「酸度:2.0」という数値を強く感じさせないツルっと優しく甘い飲み疲れしないタイプの良酒で、その時の悪くない印象が今回の雪解けを運んで来てくれたのかもしれない──というのも、この新酒を買った日のオレはと言えば、某酒屋の店主の「いいですよ、来福の初しぼり」という言葉を、決して鵜呑みにしたわけではなかったが、マチダヤ試飲会における好印象が軽くオレの背中を押してくれたことに間違いはないと思えるからだ。

 人生における何気ない小さな判断の一つ一つの背後には、それが直接的な因子たり得てるのか判断の付きにくいモノも含めれば、実に多くの枝葉と彷徨う風と気まぐれの花や実とが複雑に絡み合っている。そして、はじめに言っておきたいことがある。


 これは新酒を3本連続でハズした人間が4本目に手に取ったのあれば、その誰もが飲んだ瞬間に感動してしまう良酒である!




 SAKE GRADE:☆☆☆☆½
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 bottle size:720ml




※複数の仕込み (タンク) があるので、ロット違いによる出来の差があります。

【499】来福 -らいふく- 純米 五百万石 初しぼり生 29BY (29.11月ロット) <茨城>

来福酒造 株式会社:http://www.raifuku.co.jp


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 ▲赤と桃を飲んでからこの酒に移動。



raifuku_hatsushibori29by5.jpg 立ち香──あんまり香らねえな。この酒を絶賛していた某酒屋の店主は「含むとメロンの香りがフワっと」と言っていたが──日頃から割りとなんでもかんでも「メロン」言ってるような気がしなくもないが (笑) ──、たしかにこの段階では、香りで何かを主張してくるような酒ではなさそうだ。店主曰く「来福は正直、今までは少しゴニョゴニョゴニョゴニョだったんですけど、でも今季はいいですねえ」ということなので、この穏やかな静けさは予告としては正しい姿なのだろう。グラスに注ぐと、明利系酵母の酒によくある〝ややトゥワン〟な香りもありつつ過剰さとは無縁で、まるで「豊盃」みたいなハチミツ感 (甘ポチャ感) や、液性におけるトクトクとした優しい粘度 (ポヨみ) のヒントに出会う。これは本当に良さげなのか?

 あまり他人の味覚は信じないタチだが──。

 問答無用に旨いですやん (笑) 。ガスも微かにあるのと、実は陽子姉妹より明度タカーメ。これは完全ダークホースや〜。まだまだ少しギスギスしてるけど、そこそこパキっと目の覚める明るいトーンを酸が下支えしてるイメージ。これアホ安なんだよな。そこそこいいんでない?──いや、今のこの段階なら陽子より綾瀬はるかにいいわ。うん、味も香りも出力低めだけど、ストラクチャーに緩みがない。少し硬めのゼリーのような硬軟におけるアンビヴァレンツ。


raifuku_hatsushibori29by6.jpg メロンつうか、いい意味での青臭さもあって、それが甘みに凛とした骨格を与えてるんだな。オレ好みの少し硬めに炊いた米のような旨みの量感とアタック──そう、まるでビーフンや春雨を噛んでる時のような歯ごたえの幻影にさえ出会いつつ、可もなく不可もなくの絶妙なバランスでひたすらにノーストレスな嚥下のドラマをもたらす。

 そして何より、新酒のくせにそこそこWell-Madeにこなれてるわ。さらには全く疲れ知らずのBodyサイズと液のプロポーション。個性やインパクトはないけれど、そこらで見かけたら安いし買ってみ? クソ酒が3本続いた時の保険に最適だわ (笑) 。上質に地味な、あまりにも安心の☆4.5。これはデイリーユースに最適な1本。正月のおせち料理にもチリバツ大王。旨いっす。なんか酒屋の店主のオススメに乗って大満足したのって実は初めてかも (笑) 。ありがとうございました。





 1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「軽いけどペラくない。とにかく嚥下がNice&Smooth。全く疲れない。カジュアル酒の最高峰。これ、シースーにも合いそうじゃない?
 dಠಠb「これ、ある意味ヤバイわ。旨すぎない旨さの極北
 ♡☺♡「一切イヤな要素に当たらないし、何も考えずに飲める (笑) 。もうそういう酒だけでいいよ〜
 dಠಠb「追加で買うわ、5の付く日に」←ポイント5倍 (通常は3倍) 。





── 2日目。

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 ▲この子は前から〝やるヤツ〟な予感はあったが、それにしても筋肉バカに凄まじいカウンターを浴びせるな (笑) 。



raifuku_hatsushibori29by9.jpg さて、今日はどうかなー。2018年、新酒の超ダークホースとしてブレイクできるのか (笑) !?

 立ち香──全く以て無風気味に穏やか。強いて言うなら、優しいパステルカラーの水彩画のメロン (笑) 。ほんのりマスカット的な青いニュアンスもありつつ、極めて節度のある、エレガントに可憐な、ミニサイズの愛らしいトゥワンと粘度へのヒント。つうか精米歩合59%なんだから「純米吟醸」として売ればいいのに。もしくは磨き55%の直汲み生原酒があれば地酒マニアのクソガキ連中の間で大ヒット間違いナシだろ。


raifuku_hatsushibori29by10.jpg 旨いっす。昨日より少しパウダリーなテクスチャー。含んでからの量感も適度に心地良く丸く、清楚で可憐で上品な香りと甘みが、清冽な酸と少し硬めに炊いた米のような旨みの輪郭をなぞりながら優しく消えて行く感じね。酸化のニュアンスはメロンの皮っぽい方向性で発揮 (笑) 。悪くないな。

 もう全然「桃色陽子」より飲める。あんま冷たすぎない方がいいね。そして、ワイングラスの方がいいな。淡麗で水な量感ではあるんだけど、米の旨みの立体にコツンと当たるんだよ──この感覚まではmoukan1973♀でも共有できないらしい (笑) 。これが「八海山 特別本醸造」っぽいというか、極めてオレ好みの硬さとサイズ感。つうか、なにこのノーストレスな『劇場版・嚥下物語2』新春全国ロードショー

raifuku_hatsushibori29by11.jpg ちょっと温度が上がった方がフルーティーだし、酸が輝くね。これ、さっき調べたら「酸度:1.9」なのな。昨日よりポチャっと感は後退するけど、相変わらず旨いな。☆4.5は変わらず。ドッカン星人には薦めないけど、アンチ・ドッカン星人の中年がしみじみ涙する酒だ (笑) 。原酒も飲んでみたい気もするけど、加水は加水で適量だと思うわ。疲れ知らずに飲めるしね。

 ほんのり微かに草っぽいトゥワンなアロマが優しく添い寝するんだけど、これがまた草大王のオレには股間モゾモーゾな蠱惑 (こわく) というね。これ、オレが一度に2合以上飲んでケロっとしてられる数少ない酒の一つ。ややウリ科な酸ですが (笑) 、ここまで疲れずに、且つアーダコーダイーダヨーダ考えずに黙って笑顔で飲める新酒もそう多くはないことだけは事実でしょう。



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 ▲「シューマイ」かどうかは知らないが、酢と醤油と辛子のフレイヴァーには簡単に出会える。



 この酒を通じて強く自覚するのは、旨さに出会うというよりは、不味さに全く出会わないことで、やがてふと気づくんだ──「この酒、もしかして旨い?」という事実に。お試しあれ。


moukan1972♂






日本酒 来福 on_list_excellent

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To マイルドさん



毎度です。

寒いっすねー。まあ、東京の寒さなんて東北の人からすれば別に大したことないでしょうが、逆に我々のような人間は暖房の使い方がいちいちケチ臭いので、たぶん、寒いエリアに住んでる人の家の中の方があったかいでしょうねえ。以前カナダに留学していた友人なんかも、家の中は暖炉でポカポカなので冬でも家の中ではTシャツ1枚と言ってましたよ (笑) 。


──私はこれ飲んで久しぶりに「基本の日本酒?」と感じました。地味で、少し硬めの米感。温度が上がってくると少し甘みと酒感が増すけど狭い範囲で。いいですねー、これぞ日本酒ですよねー。

完全なるバランス型の、タイプとしては、これでも一応は「吟醸造り」という理解でいいんじゃないですかね。そんなに香りませんが、ほんのりフルーティーですしね。ロットは同じですね。どうやら複数の仕込みらしいので、今出回ってるモノは中身が違う可能性大です。マイルドさんは既にご存知のはずですが、一応、未来の読者のためにここにも載せておきます。



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moukan1972♂→来福酒造

──<中略>さて、僕が買ったのはラベルに「29.11」と書いてあるロットですが、年明けから出回っている「30.1」のロットのお酒も中身 (仕込み) は同じでしょうか? ロット (醪) が変わると味も変わるので、参考にしたいと思います。


来福酒造→moukan1972♂

<中略>お問い合わせ頂きました、初しぼりの件です。29BYの仕込みにはなりますが、弊社は小さいタンクでいくつかに分けて仕込みますのでタンク違いの可能性はあります。

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──でもこれ「自然酒を間違えて送ってよこした青森の店」ではフレッシュフルーティで華やかって書いてあります。

ほんのり奥で明利系っぽい花の蜜のようなトゥワンとした香りもありますが、微細ですね。どちらかと言えば、いい時の「豊盃」のような、旨みの球体にツヤを与えるワックス的なテカり程度です。やや「甘ポチャ」の輪郭があるかないかのレベルです。これを「華やか」と言ってしまったら、むしろ「華やかじゃないヤツ」を探すことが困難になるとは思います (笑) 。

薦めてくれた酒屋の店主も「今年の来福は違う」ということを強く主張していたので、例年より香りの出力はクワナリ抑えられた仕上がりみたいですよ。他のロットは飲んでないのでわかりませんが、11月ロットがたまたま上手く行った可能性もありますよね。

南部美人」──は随分飲んでないですね。特約店ラインの「心白シリーズ」あたりは、もう飲めないだろうなあ (笑) 。伊勢丹新宿に割りと常備されてる「山田錦35 大吟醸 生原酒」とか、720mlが3,150円とお値打ちで結構旨いんですが、買うかと言われると微妙。貰って嬉しいのかも今や微妙。。

陸奥八仙 特別純米 赤ラベル生」──これは僕も26BYの2月ロットで飲みましたが旨かったですよ。これは今目の前に出てきても当てる自信あるくらいよく覚えてますよ。僕は駄菓子の「ふがし」を思い出しましたね。中身がフワっと軽いんですよ。まるで水にすぐ溶ける砂糖のようなテクスチャーで、たしかに甘いは甘いですが、口どけ良く、とにかく軽かった印象です。


──「KRAFT 無垢」はどっちがどっちだかわからなくなりますね(笑)。酒以外でも追っかけてる部分はありますね、奥様、さすがに的確ですね。さすがにシャンまでは、まだですが、記事は読んでます。

色で覚えればいいという話なんですが、箱から出すとチーズそれ自体にどっちか書いてないんですね (笑) 。「あれ? どっちだ?」となり、次第にどうでもよくなり、未だにどっちがどっちなのか、まるで覚える気がないという。

最近は「三幸製菓 ミニサラダ しお味」のリピート率が尋常じゃないです (笑) 。これ、確実に2〜3年前より旨くなりましたね。最近は「熟成サラダ」の生産ラインがイマイチなので、最近はもっぱらコレです (笑) 。よく100円SHOPとか薬局なんかで見かけますね。亀田より圧倒的に軽いんですよ。それでいてコクもある。小さいBodyの割りに塩気はストロング。サイズ感がニクいので、結果的に食べ過ぎてすぐなくなるから100円でコスパがいいのかは謎です (笑) 。

シャンは高いので、ご入り用の際は遠慮なく訊いて下さい。間違いなく酸味強調系としてエクストリームですが (笑) 、今のマイルドさんなら普通に楽しめるモノも多いとは思います。

熊さんは「残1合」の2日目でもガスがそこそこあって味も落ちないので、足腰のポテンシャルは高いです。たぶん、問題ないと思います。オリはほとんどないので、基本、上澄みシュワシュワの酒です。初めて飲む/買う未知の銘柄の新酒としては大満足でした。


2018.02.02 Fri 15:33
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Name - マイルド  

Title - 

こんばんは。


来福 初しぼり開けました。「29.11」との表記。
私はこれ飲んで久しぶりに「基本の日本酒?」と感じました。
地味で、少し硬めの米感。
温度が上がってくると少し甘みと酒感が増すけど狭い範囲で。
いいですねー、これぞ日本酒ですよねー。

でもこれ「自然酒を間違えて送ってよこした青森の店」では
フレッシュフルーティで華やかって書いてあります。
11月に出たばかりの頃は華やかさもあったのかなー?と思うのですが
ちょっと想像できません。
とか言いつつも、私には酒レビューはひとつも書けないでしょうから
批判する権利はないのですが。ちょっと気になったので。


他に2本開けました。
「南部美人 特別純米 無濾過生 2017,1」
これの火入れはこちらのスーパーにも置いてあるので
「酒切れ」の時に無難酒としてたまに買います(笑)
ですがこの生酒は一年経ってますが粉っぽいですね。
粉っぽい時点でしんどいです。火付けしましょうか。

それから「陸奥八仙 特別純米 赤ラベル生 29BY」
これは26BYが素晴らしかったのですが27BYで全然味が出てなくて
ガッカリしていたのを青森の知人が覚えていて、
「今年のは新酒からしっかり味が出てるよー」と送ってくれたものです。
確かに26BYと同じ感じ、ひと口含んで一気に思い出しますが、
もう今の私には甘すぎました(笑)
26BYにあった酸が弱いのでひたすら甘い。
この甘みをグッと引っ張ってくれる酸があればいいのですが。


「KRAFT 無垢」はどっちがどっちだかわからなくなりますね(笑)
酒以外でも追っかけてる部分はありますね、奥様、さすがに的確ですね。
さすがにシャンまでは、まだですが、記事は読んでます。


東京はまた雪みたいですね。。。

2018.02.02 Fri 01:07
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Name - moukan1972♂  

Title - To kappa1970♂さん



毎度です。

新年あけましておめでとうございます。こちらこそ昨年中は僕の暴君ぶりにもめげず、一緒に様々な酒に当たりに行き、時に歓喜し、時に憤慨し、いろいろ楽しい想ひ出もできました。ありがとうございました。


──僕はどちらかと言いますと、奥様側の感想を抱くことが多いので

先ほどmoukan1973♀が会社のスマホでこの下りを読んで笑っていました。時おり、♡☺♡「kappaさんはアタシ寄りの人間なんだから無理する必要ないのに (笑) !」と言ってますが、そんな言葉は無視して、2018年も大いに足掻いて粋がって一緒に楽しんで行きましょう。


──年の瀬の忙しさで息切れていましたが、自分としては珍しく2夜で空け〝not酒〟 と認定しました。 <中略>と、moukanさんにいったら怒られそうな特徴しか思い浮かびませんでした。 強いていうなら、酸は結構立っていて、開栓し空気に触れ温度が上がるにつれて、甘みが増したような。

kappaさんはトンガリ酒の正体を捕まえるのに理屈をこねくり回すより、こういう地味な酒と素直に向き合った方が本質に迫れるんじゃないですかね。意外な才能です (笑) 。まさに仰る通りの酒で、飲み込んだ後に「旨い!」という言葉は出るんですが、その理由がどれも前向きではないという (笑) 。

というより、際立つチャームポイントを探すことが容易でなく──そしてそうした探索作業をする気にならず、ただ黙って受け入れ、気づくと笑顔で杯を重ねてしまう不思議な酒ですね。味や香りは別ですが、僕の中では「八海山 特別本醸造」を飲んだ時と同じ感覚を得ましたね。


──よく、コスパ抜群の日常酒といろんな蔵の本醸造が取り上げられますが、これこそが日本酒ラヴァーズの日常酒ではと思いました

と同時に、普段日本酒を飲まないような人たちがいる場に持ち込む酒でこれ以上に適役なモノも少ないと思いますね。素人もマニアも同じ目線で楽しめる貴重な存在だと思います。

というのも、この酒は何も考えずに飲めるわけなので諸々の要素を勘違いしようがないし、特にウンチク (認識論) を語る必要もないので、ただただ黙ってノーストレスに飲めるわけで、たとえ素人連中が「飲みやすぅ〜い」という思考停止気味の紋切り型の褒め言葉を吐き出したとしても、実際その通りなんだからこちらもイラっと来ないという (笑) 。旨い「篠峯」や「長陽福娘」や「黒澤」をそういう場に持ち込んでそう言われたら腹立ちますが、この「来福」ならそう言われて本望だし、自分もそう思って楽しめます。


──なので、moukanさんにお勧めいただかなかったら、この銘柄は生涯飲まなかったかもしれません。 良い酒を教えて頂き有難うございました!

その酒屋、僕が行く時間帯だと店主はたいてい留守にしてるんですが、この「来福」をキッカケに彼との味覚の誤差を詰めて行きたいと思ってます。行く行くは「長陽福娘」や「黒澤」を飲ませて (逆推薦して) その店で扱わせれば僕にとって「超都合の良い酒屋」になりますしね (笑) 。

本年も宜しくお願い致します。


2018.01.01 Mon 12:00
Edit | Reply |  

Name - kappa1970♂  

Title - イヤサレフクキタル

moukanさんと奥様へ

新年あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。今年もエレガントでアクロバティックな修辞技法〜文彩〜炸裂の文章と、拍子抜けするくらいファニーな企画、緩急のついた記事で楽しませてください!どうぞ宜しくお願い致します。僕はどちらかと言いますと、奥様側の感想を抱くことが多いので、お二人のやりとりの件は自分も参加しているような既視感を勝手に抱いて笑っています。

さて、この 来福。メルマガでご紹介いただき、僕としては珍しく直ぐに乗らせていただきました。〝旨すぎない旨さの極北。〟という表現が頭に焼きついちゃったんですよね。救いを求めていたというか。(笑)

年の瀬の忙しさで息切れていましたが、自分としては珍しく2夜で空け〝not酒〟 と認定しました。
これ、disりじゃなくて、最高の褒め言葉なんです。まあ、もう少しお付き合いください。

特徴という側面でいえば
・甘すぎない(not)
・ドライではない(not)
・濃すぎない(not)
・水っぽくない(not)
・苦すぎない(not)
・田舎臭くない(not)

と、moukanさんにいったら怒られそうな特徴しか思い浮かびませんでした。

強いていうなら、酸は結構立っていて、開栓し空気に触れ温度が上がるにつれて、甘みが増したような。

こういう表現では駄目だと思うのですが、〝〇〇だ!〟と特定出来ない、故に〇〇ではない(not)の羅列。
極めて中庸な酒なんだなぁと思いました。ダメ酒なら、ダメなところを探してしまうので。

確かに明利系のトゥワンがありますが、明利系がちょっと苦手な僕でも許容です。

よく、コスパ抜群の日常酒といろんな蔵の本醸造が取り上げられますが、これこそが日本酒ラヴァーズの日常酒ではと思いました。(笑)当たりに行って外した時の気まずさは、これを飲めば許せます。(笑)

エッジの効いた酒には魅せられますが、精神的・体調的に弱っている時には、その酒が持つ〝パワー〟でアガるのは間違いないのですが、その後訪れる逃れられない現実〝年内に仕事終わるか?〟との落差でより一層疲弊するんですよね。(笑)


結論をケツの方に持ってきてしまいましたが、この酒は旨い。本当に旨いです。
でも、何の期待もしないで飲むのが吉です。特別な何かがあるという期待の閾値を思いっきり下げて臨んでいただければ、この酒がしみじみうめーということを共有していただけると思います。

来福は、メローだけは知っていましたが、花酵母を使っているが故にキワモノ扱いしていました。名前も垢抜けないし。

なので、moukanさんにお勧めいただかなかったら、この銘柄は生涯飲まなかったかもしれません。
良い酒を教えて頂き有難うございました!

今年も宜しくお願い致します。
2018.01.01 Mon 10:13
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