もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【13】まで更新。(12/14/12:01)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤長陽福娘 - 限定直汲み 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 山口9E酵母 28BY 2本目!── dಠಠb「直汲みをワイングラスで飲んではいけません!!!」 




musume_9e28by2_3.jpg これ飲んだの、いつだっけな、先週の月曜かな、火曜かな、記事の更新が遅れてる、長陽福娘 (ちょうようふくむすめ) です。29BYの第一弾〝code name:赤いヤツ〟が先週の頭から順次出荷されてますが、ここでは28BYを取り上げます。

 3月にも同じ店で買った同じ酒を飲んでるんですが、なぜかラベルに書かれた「出荷日」と「数値」が異なるという未解決ミステリーを抱えています。先日のマチダヤ試飲会で話した時、ちょっと岩崎社長に確認するのを忘れちゃったんだけど、まあ、今さら気にしても仕方ないので──もう売ってねえし──、これはこれ、それはそれ、というスタンスで挑みます。




2017マチダヤ14長陽福娘
 ▲常に彼は孤高の学者といった雰囲気を醸してますね。どこか「心ここに在らず」というか。杜氏として7造り目のシーズンが始まりました。29BYはどんな傑作を届けてくれるのだろうか。驚愕のグレート・ヴィンテージ2015 (27BY) を是非とも超えて欲しい。


 なんかオカシイっ・・・。
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 ▲このCM、ちょっと何かが違うな。オレの信じてる世界を一瞬で崩壊させる力があるというか・・・。


 


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 ▲これが今回 (29.4) のモノ。

 ▼右が前回 (29.2) のモノ。


 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆½

【494】長陽福娘 -ちょうようふくむすめ- 限定直汲み 純米吟醸 山田錦50 無濾過生原酒 山口9E酵母 28BY 2本目!<山口>

岩崎酒造 株式会社:http://www.fukumusume.jp


Moukan's tag:



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 立ち香──「バニラ+醤油の酸=プリン」ですね。とりあえず、新酒時代とは別の酒 (笑) 。これは先日の「八反錦」でも指摘した、ちょっとだけ〝団子 (餅) の酸〟もある。なんともモチっとした麹臭。果実はない。草もない。あるのはプリンとお餅


 ────飲もうとしたら荷物が届く────



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 ▲あくまでも輸入元の客は酒屋であって個人ではない。前回もそうだったが、オレには不要な明細がペロンと1枚だけ入っていて、当然「サーセン」や「ヨロシク」の一言もない。いつかオレに噛まれないように注意しておけ。



musume_9e28by2_5.jpg ややスイーツに甘いけど、旨いですやん☆4.5。ただし、27BYより酒は弱いな。ややチョコ化が進んでる。おばあちゃんお手製の田舎サイダー。ガスはそこそこ残ってるな。つうかこれ、数値が違うんだけど、味も2月ロットの面影ないなあ (笑) 。それでも「八反錦 28BY」よりもシルキーですね。ただ、やや熟成の進みが早いし、この状態で720mlをストックはしたくないかな。明らかに27BYの方が酒として全てが上。でもまあ、2人の読者さんがこれを飲んだみたいで、そこそこフレッシュな輪郭もあったようなので、個体差もあるのかな。

 液の中に〝骨の酸〟が張り巡らされてる感じ。やはり、我が家の御用達銘柄だけあって、どこかのヒデキとは比較にならないほどマトモな酒だ。






【厳重注意】読者の皆さん! 直汲みをワイングラスで飲んではいけません! 常識を疑われ、注意されてしまいます!直汲みの正しい飲み方
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 ▲こちらは注意される前の写真なので許して下さい。味と香りを広げ、酸との関わり合い方 (液体としての球体性) を確認しようとして申し訳ありませんでした。



musume_9e28by2_8.jpg 篠峯──強さはあるね。菊鷹──ああ、やっぱ軽いな〜。「菊鷹草エキス」がスゴいけど (笑) 。陽子──この中では最もミネラリーだけど、ワイングラスで飲むと、割りとスリムな味幅だね。まあ、なんだかんだで、この中のBoss酒は陽子なのかな。跳ね返りやアタックも少ないし、ややチョコあるけど、なんだかんだで嚥下における一連の味物語は最もNice&Smoth。ただ、ミネラリティが甘みに直結しちゃうんだよねえ。だからチョコ的なパウダーになっちゃう。27BYは完全に分離して粉雪として風に舞うんだよ。「篠峯」だけがキビキビな新酒 (笑) 。「菊鷹」はクリスタルあるね、やっぱり。かなり「众」に近づいて来ちゃったけど、スイス生まれのハーブキャンディーと龍角散のハーフ。

 しかしまあ、西條鶴が退場すると台所が盛り上がりますねえ〜。それにしてもこの4月出荷分の山口9Eは、ちょっと3月に飲んだそれとはオレの味覚の宇宙で連結しないね。うちにある同じ店で買った27BYの方が全然若々しいんだけど (笑) 。明日、1800mlを開けるかもしれない。 (←開けてない)





 1973ブラインド・チャレンジ!!!
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 ▲何の酒かを知らせずに飲ませる大好評「意地悪」企画。



 ♡☺♡「おっ、チョコっぽいんだけど。ちょっと熟してんだけど。旨い。あっ。言っていい? カラメルみたいな味がするんだけど。だがしかし、酸があるねえ。焦げてる。旨い。でもこれ旨いな
 dಠಠb「そこまで的を得たなら今日こそは当てろよな。言ってること、全部オレと同じだよ

 ♡☺♡「篠ちゃん? 黒ちゃん? 米 (よね) ちゃん? 櫛羅? ハッキリ言って超旨い。アタシ的にこの味はワールドクラスだと思うよ
 dಠಠb「あのさあ、そこまで銘柄を挙げて、どうして当たらないの (笑) !?



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 ♡☺♡「なんだ陽子かあ〜。でも言ってること合ってるでしょ (笑) ?
 d++b「・・・・・・






── 2日目。

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 立ち香──ますますプリンだけど、やっぱ〝団子の酸〟が少し気になる (笑) 。いつものバニラもあるけど、粉雪感はないかな。

musume_9e28by2_12.jpg やや長陽チョコ婆婆 (ちょうようちょこばばあ) だけど、スリムジューシイですね。線の酸ロードがスピーディーに甘みをフィニッシュの彼岸へと導きますね。少し硬質なアタックのモノリスに苦みと辛みと軋みも宿るものの、全体の量感はフワっとしたストラクチャーで、口どけもイイですよ。ただこれなあ、3月に飲んだあの酒と本当に同じなのか (笑) ?──数値が違うんだよなあ。

 まあ、普通以上には旨いんだけど、☆6の27BYとどうしても比べちゃうんだよね。ややミネラルの干物化 (剥離感) がある。粉雪は舞わず──というか。それでも☆4.5はあるかな。結構スイーツな甘さ。1800mlどうすっかなあ。


moukan1972♂






日本酒 長陽福娘

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To kappa1970♂さん



毎度です。
そして、おかえりなさい。
Welcome To The Jungle, Again !!

https://youtu.be/o1tj2zJ2Wvg



──シャンの無駄藪漕ぎのコメ返しにも全くめげない面の厚いkappaです。(笑)

moukan1973♀が (笑いながらも) 、♡☺♡「kappaさん、(アンタにあんな書かれようして) 大丈夫?」と心配してましたので、dಠಠb「あそこまで美しくロジックを積み上げて書けばエンタテインメントが炸裂して、逆に他人事として楽しんでるんじゃないの?」と、半ば無責任な理屈をこねて彼女の心配を交わしていたことを、kappaさんの勇気に敬意を払って、今ここに告白させて頂きます。

結果的にkappaさんの大暴投 (ボーク) が今年最高と自負するシャン記事を僕の創作世界に降臨させてくれました。常に一廉の作品は多くの人の何らかの犠牲の下に完成するものなので、kappaさんは生贄として僕に差し出され、僕は「釣った魚は残さず全て食べ切ることこそが魚にとっての供養になる」という祖父の教えに従い、遠慮なく〝河童〟を丸ごと一匹、喰らわせて戴きました。ありがとうございました。

それにしても、なかなかに河童の骨は硬いですし、内臓には少しクセがありますね!


──さて、去年はスルーしていた新酒を拾っているものの、どうも微妙。理由は2点。

新酒でそこまで旨いモノってそんなにないですけどね。そういう意味では「米鶴 超しぼりたて生 辛口純米」はそこそこアガれましたが、1800mlオンリーなので、一馬力だと、あのフレッシュ感を連続して満喫するのは難しいでしょうね。

まあ、無難に「直汲み生」「 (ガス有りの) うすにごり生」系を拾って行けば、そこそこな満足感は得られるんじゃないでしょうか。


──ということで、リピ買いして放置していた陽子を開栓して飲んでいます。実はこれ、moukanさんと逆。

あの720mlにも「29.2」は存在しますが、バックオーダー分の中身はミステリーですね。直汲みを2タンクも仕込まないとは思いますが、3月に飲んだ酒と頭の中で全く繋がらないんですよね。


──フレッシュ・ジューシー感と甘みと苦味は後退。兎に角円くて軽く、嚥下の際にモカフレーバーをしっかりと感じられるようになった点が相違点ですね。

うちの「29.4」の720mlにはモカ (プリン&カラメル) が出てましたので、9Eの特性ですかね。もう1つの18号&熊本酵母Verは全く出てないですからね。「果実組」と「バニラ&草組」があるんですよ──特に熟成した酒に関しては。

ただ3月に飲んだ「29.2」は結構ギラギラ&ゴリゴリ系だったんですけどね (笑) 。ガラスの置物が真っ二つに割れた切面のような反射感がエキスの表面にありましたよ。2日目には奥からドクドクした粘度の高いリンゴ汁も出ていたので、うちの1800mlにはこのニュアンスが柔らかな蜜に育ってることを願ってますが、まあ、9E娘は最終的にはバニラスイーツになるので、たぶん無理でしょうね (笑) 。


──残念なのは、熟成させれば舞い降りると思っていた粉雪が全く育っていない点です。

これは狙って出るものじゃないですよ。ミネラルの剥離が風になる瞬間です。「29.2」は味と一体化してましたが、「28.3」は風に舞うんですよ。うちの残りの1本 (27BY) は最高地点に到達してそうな予感があります。

多くの読者さんやブロガー&酒屋連中にこの状態の「長陽福娘」を知って欲しいんですが、それにしても27BYは本当に素晴らしいヴィンテージでしたね。29BYは・・・どうですかねえ。ちょっと味が出すぎなので、早飲み系のような気も。

こうなると、マチダヤオリジナルの山田錦55生熟、是非kappaさんの2018年の目標にしてみて下さい。手間要らずで熟女の陽子が飲めます。

2017.12.27 Wed 11:50
Edit | Reply |  

Name - kappa1970♂  

Title - 逆

moukanさん

毎度です。シャンの無駄藪漕ぎのコメ返しにも全くめげない面の厚いkappaです。(笑)


頻繁に更新される擬似ツイ気になります。
moukanさんの記事次第でブラウンも赤も黒もあっという間に消えるので、なんだかヤキモキしています。

さて、去年はスルーしていた新酒を拾っているものの、どうも微妙。理由は2点。
他の読者さんのシュワシュワフレッシュ大人のサイダー系というコメントを見て、なら別の酒を拾おうと回避したものの、それすら無い新酒ばかりを拾ってしまい意気消沈。歳末でクソ忙しくて意気消沈なのに、大好きな日本酒飲んで気分が上がらないのはいただけません。
2点目は、銘柄の定点観測をしていないから、新酒を飲んでも〝化ける〟エッセンスを全く掴めず、青田買い出来ないもどかしさ。

ということで、リピ買いして放置していた陽子を開栓して飲んでいます。

実はこれ、moukanさんと逆。

最初に飲んだのが
日本酒度+4.5 酸度1.65 製造年月29.4 で、旨かったので例の酒屋で同じものを一升でプリーズとお願いしたら、何故か
日本酒度+5.5 酸度1.8 製造年月29.2が届いた次第。

尚、残暑厳しい9月に一升を立て続けに買ったので、野菜室に入らず。ぬる燗温度の常温放置のkappaチューニングが施されています。

立ち香はバニラですが、以前よりも更に微香。

ガス有り。但し気泡がぐい呑に微かに付くゴーストレベルなのは1回目と同じ。
含んでも果実味にコネクト出来無いのも1回目と同じ。

フレッシュ・ジューシー感と甘みと苦味は後退。兎に角円くて軽く、嚥下の際にモカフレーバーをしっかりと感じられるようになった点が相違点ですね。
これを老ねととる人もいると思いますが、僕は〝貝の出し汁〟でも場合によってはOK人間なので、このモカフレーバーは全然有りです。

軽いけれども、ビチャっと平面的にならないところに、この蔵の造りの上手さを感じます。

初日のインプレは以上です。
1回目は開栓2日目に印象がガラッと変わった(好転した)ので、明日に期待。

残念なのは、熟成させれば舞い降りると思っていた粉雪が全く育っていない点です。
2017.12.26 Tue 22:53
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。


うちのは27BYよりも熟成が進んでましたが、美味しく飲めたようで何よりです。しかしこれ、新酒の時は相当ドライでギラギラしてたんですけど、まさかここまで〝はんなり〟するとは (笑) 。

やっぱこれが磨き50ならではエアリー熟成なんですかね。まあ軽い。「軽い」というより「溶ける」感じですよね。

「松の司」も何か1本「これは!!」という瓶を飲んでみたいですが、ここもいろいろあってよく分かりません。つうか、この25BY、まだ買えますね。生熟商品なんですかね。


──軽くて甘くて、フルーティじゃない(笑)

フルーティーじゃない」──ここでしょうね、この純吟9Eのチャームポイントは。マチダヤの生熟なんかも似たような方向性ですね。結構スイーツにバニラですね。ぼちぼち飲み頃じゃないですかね。


──中年には優しいお酒でした。こういうお酒は二日酔いもしにくいように思います

手取川のクソ酒はALC.13%でも1〜2杯飲んだだけでコメカミ・アタック来ますからね (笑) 。いい酒は生体反応が違うんですよ。身体に自然と染み渡り、そして消化 (抜け) がいいんです。「黒澤 Type7」のALC.18%なんかまさにそうですね。虚偽表示じゃないかってくらい軽いですよ。


2017.12.26 Tue 10:32
Edit | Reply |  

Name - めい  

Title - 

おばんです。

先日、これの四合瓶をあっという間に吞み干しためいです。

確かに甘いんですが酸も効いてて軽くって、スイスイ…

以前に吞んだ松の司 心酔 生酛純吟限定生原酒 25BYを思い出しました…
軽くて甘くて、フルーティじゃない(笑)

中年には優しいお酒でした。こういうお酒は二日酔いもしにくいように思います。
2017.12.25 Mon 19:08
Edit | Reply |  

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