もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

「再会」とは「出会い」のレゼルヴァ (笑) 。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Jean Lallement / ジャン・ラルマン グラン・クリュ ロゼ レゼルヴ NV 




2017_12_17Jean Lallement7036




 ジャン・ラルマンの呪い、再び──。


 毎度アクセスありがとうございます。


 どうやら今年一番たくさん開けることになりそうなジャン・ラルマンです。理由は主に2つあって、1つは最初に飲んだ1本が美味かったからで、もう1つはハズレ瓶を引き続けてその度に代品が送られて来るから (笑) 。特に最初の1本は、ちょうど客人が来ていたので、オレは諸々のサーブに忙しく、じっくり飲めなかったんだよ。それでも美味かったので即リピートしたんだけど、実家で開けた1本もハズレ、うちで開けた2本もハズレ、そして日曜に開けたロゼもハズレ。

 つまり現在4連敗中なんだけど、直近の2本については販売店と輸入元で確認/試飲してもらったところ、特に問題はないという回答。それならそれで別にいいわけだが、今年80本くらい飲んだシャンパーニュで、露骨に劣化して飲めなかったのは──その他のスパークリングを除くちゃんと管理していたモノに限って言えば、いずれもジャン・ラルマンのみということで、これはもう、この銘柄を襲ったコルク汚染 (ブショネ=老ね) と考えるしかない。







 つい最近、最新ミレジメ「2010」もリリースされ、メゾンへのブドウの提供契約も満了し、これからキュヴェの種類も増やして、将来の大躍進が期待されるRM (レコルタン・マニピュラン) なので、オレとしてもアタリの瓶をもう一度捕まえて皆様が安心して買えるようサポートしたいところではあるけれど、正直、今出回ってるロットがすべて消えるまで──来年の春を過ぎる頃までは、無理にアタックするのは危険かも。

 スタンダードNV、レゼルヴNV、そして今回のロゼNVの3本とも代品が手配されてるので、オレは最低でもあと3本はジャン・ラルマンを飲むことになるわけだが、ここまで来ると、もう恐怖しかない (笑) 。フィッチの宮崎社長は「当たるまで交換し続けますよ」と笑顔で言ってくれたが、さすがに7連続ハズレはないだろうな。

 というわけDE、先に結論を書いてますが、こちらの記事は日曜に飲んだハズレのロゼのものになります。





◤Jean Lallement / ジャン・ラルマン グラン・クリュ ロゼ レゼルヴ NV




2017_12_17Jean Lallement7055
 ▲2〜3口だけ飲んでグラスのワインは捨てた。



 ところでmoukan1973♀は、12/30に開かれる友人宅での忘年会に向け、最近は抜栓の練習を重ねている (すでに友人宅へシャンを2本配送済み) 。もうだいぶコツ (理屈) を掴んでいるので、栓が飛ぶことも派手な音を立てることもないわけだが、逆にこんな生意気を言うようにもなった。

 ♡☺♡「なんか緩いな。おっ、一気に来た。あえて音を出そうかな」──ポンっ♪──「ん? コルクの匂いが微妙?

 立ち香──これは明らかにヤバそうだな。匂いが相当にヤバめ。ちょっとドブっぽいんだけど。ワカメとかの海藻類もあるし、老ねた日本酒みたいな渋みとエグみのマグワイアがドギツイ。

 ♡☺♡「うわっ、臭っ! ヤバーイ!」──ん?──「匂いの割りに飲めなくない (笑)

 いや、これはダメ。旨くも何ともないし、明らかに変な匂い。実は他の酒屋から買ったモノだけど、輸入元が同じだし、先日のジャン・ラルマン問題でも相談に乗ってもらったので、迷わずフィッチの宮崎社長の携帯に電話──「変な味のするワインがあったらいつでも連絡ください」と言われている。

 そして月曜18時のアポを取り付け、実際に確認してもらうことになった。ワイン飲みにとってこれが「アリ」となると、オレとしては相当に厳しい状況に追い込まれるが (笑) 、まさかこれを良しとはしないだろう。それくらい臭いし不味い。

 保険で冷やしておいたシャンは全く以て素晴らしい完成度なので、クリスマス用に是非お一つどうぞ。すり下ろし林檎ジュース系で、アップルパイの香りも。超絶ジューシイ&フルーティーでドサージュも9g/1Lなので、酸っぱいのが苦手な人でもイケるはず。つうか、いつも言ってるけど、これでもまだ酸っぱいならシャンパーニュは卒業した方が身のため。

 しかし「日本酒」と違い、シャンのアタリ/ハズレは明快。そして、日本酒のハズレとは異なり、ハズレのシャンは、まず飲めない。






 アジト感1000%なフィッチ (松屋酒店) の実店舗。
2017_12_17Jean Lallement6477
 ▲この衝撃的な外観にして更に衝撃的な店内の商品ラインナップ。「アハハ。こんな店なんで、気に入らない人もいるみたいですけど、照明は紫外線カットの蛍光灯ですし、室温も1年中同じに保ってます」と社長。↑この写真は先日moukan1973♀と挨拶に伺った時のもの。

 ▼まさか年内に再びここに来ることになるとは・・・。
2017_12_17Jean Lallement7087



── 翌日18時、松屋酒店 (フィッチ) にて。

 さっそく宮崎社長──デフォルトでニコニコしてる、まるで近所の公園を散歩してるお爺さんさんみたいな人だが、実は笑いながら毒を吐くタイプ (笑) ──に飲んでもらったが、コルクの匂いを嗅いだだけで一言「これ完全にブショネ (コルク汚染) ですね」と。グラスに入れて香りを確認しても「ブショネです」と言い、オレも改めて確認するが、昨日と全く変わらないニュアンス。

 すると社長は一口含んで──ニコニコしてます──「飲めないほどじゃないですけど、旨くないですね。ブショネです。これは交換してもらった方がいいです」と言った。「えええっ!? これ、飲めないほどじゃないんですか!?」「まあ、これくらいなら気にせず飲んじゃう人もいますよ」「マジすか!?」「でも全く旨くないですし、完全にブショネなので、交換してもらった方がいいです」──オレも含んで言う。

dಠಠb:「たしかに昨日よりは酸が前に出て飲めなくはないですけど」
社長:「そうです、そうです、このまま栓を抜いて放っておくと、味の薄いカヴァ (スペインのスパークリングワイン) くらいにはなりますよ (笑) 。栓をすると、またそこから汚染が始まるので、普通のワインにこれで栓をすると1週間くらいで同じ味 (ブショネ) になりますよ (笑) 」

dಠಠb:「たしかに今の状態ならコンビニで売ってるメルシャンのロゼよりはマシですかね (笑) 」
社長:「ブショネ (の判断/境界線) は難しいんですよ。前にインポーターさん主催のワイン会があって伊勢丹のバイヤーと同席になったんですけど、出てきたワインに少しブショネがあって取り替えてもらったんですが、連中は何も言わずに黙って普通に飲んでましたよ。伊勢丹のバイヤーでもその程度ですよ (笑) 」

dಠಠb:「でもこれは飲めないですよ」
社長:「ブショネの議論をしてても意味はないんで、やっぱり飲んで美味しくないモノは美味しくないので、そういうのは交換させてもらってます。美味しく飲んでいただくのが一番なんで。これ、どうしますか? 私から担当者に連絡してみますか?」



2017_12_17Jean Lallement7088
 ▲店内は「雑然パークな宝島」で、そのへんに積まれたダンボールがテーブル代わりに (笑) 。



 その後、輸入元の担当者に電話してくれて、オレがこの場にいることを伝え、社長自ら「これは完全にブショネ。○○さんが言う通り、磯臭い香りがあるし、飲めるレベルじゃない」と説明してくれた。途中「どうする? これ、うちで預かってるけど、明日回収しに来る? いやいや、完全にブショネ。ん? それでいい? わかりました」などなど、少し緊迫したであろうやり取りもあったようだが、話はついて、明日の夜、3本目となる代品が届くことになった (笑) 。

 社長は「当たるまで交換し続けますよ」と微笑んでいたが、しかしこれ、どう考えてもオレだけがハズレを引いたわけじゃないだろ。これで非公式の瓶 (実家で飲んだ1本) も含めて4連敗だぜ?

 社長は言う──「シャンパーニュのブショネは珍しいんですけどね。これ1本ということはないと思います。コンテナ丸々逝くこともありますよ (笑) 。風邪やインフルエンザと同じですよ。1本感染すると、周囲に移ります。でも『おかしいじゃないか』って皆が皆、言うわけじゃないですから、○○さんみたいに言ってくれると、私たちも助かります。何も言わずに二度と買ってくれないのが一番困りますから」。



2017_12_17Jean Lallement7115
 ▲常連扱いになると、店頭現金決済のみ5%OFFになる。



 結局1時間くらい店にいて社長の止まらないワイン談義に耳を傾け (笑) 、手ぶらで帰るのもアレなんで、事前に取り置きしておいたシャンパーニュを2本お持ち帰りしましたとさ。


moukan1972♂moukan1973






Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To ぽっちーさん



ぽっちーさん


こちらこそ初めまして、moukan1972♂です。いつもアクセスありがとうございます。もうすぐ僕の常軌を逸したディスり芸ともお別れですが、引き続きご愛読ください (笑) 。


──フィッチの店舗の写真、よく知っている光景だなぁ不思議だなぁと思ったら、「まつや」じゃないですか! 二十何年も通勤で店の前を通り過ぎていますが、まさかフィッチだったとは(笑)

これまた凄い逆経路な邂逅 (笑) 。僕はフィッチ経由で実店舗を見て仰け反りましたが、店には楽天SHOPには出せない〝訳アリのオモロイ酒〟もあるので、是非社長がいる時に顔を出してみて下さい。たいてい入り口付近に立ってるので、いる場合は外から見えます (笑) 。

ワインは400円〜ウン十万まで、シャンパーニュは言わずもがなのセレクトで、日本酒や焼酎も少しですがセレクトされてます。常連さんは事前に社長にアポを取って選んでもらってるみたいです。

ちなみにワインは20年くらい前から徐々に主力化していったみたいで、最初は普通の酒屋だったそうです。


2017.12.20 Wed 01:46
Edit | Reply |  

Name - ぽっちー  

Title - まつや(笑)

初めまして。
今日はどの酒がディスられるのだろうと毎日楽しみに見ています。

フィッチの店舗の写真、よく知っている光景だなぁ不思議だなぁと思ったら、「まつや」じゃないですか!
二十何年も通勤で店の前を通り過ぎていますが、まさかフィッチだったとは(笑)

道路の反対側の酒屋は閉店しちゃったのに、「まつや」しぶとく営業しているなぁと思っていましたが、楽天でがんばっていたんですね。

今度、帰りがけに初入店・初購入してみます。
2017.12.19 Tue 21:37
Edit | Reply |  

Add your comment