◤篠峯 - 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 27BY 2本目!── dಠಠb「まさに執念! 遂に27BYの篠峯が☆5に到達!」#High Grade 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 この「愛山45」は、25BYで火入れ、26BYで生を2本飲んでます。27BYの「篠峯」は「味出てない問題」があったので、値段も高いしスルーしていたんだけど、この夏に「オヨっ?」と思い立って──ぼちぼち27BYの「篠峯」ともサヨナラが近づいていたし──、それで売れ残りを8月に1年5ヶ月熟成の状態で飲んだら〝ようやく26BYのリリース直後くらいの味〟が出ていたので (笑) 、すぐに3本 (1800ml×1、720ml×2) リピートして、そのうちの720mlの1本を9月から12月の頭まで瓶を横に寝かせて10.5〜11.5℃で追熟、飲む数日前に冷蔵庫に立ててオリを沈めて飲んだ──目視てきるほどのオリはないが一応。

 元々「篠峯」の中でも味の出にくい酒 (イイ意味で淡麗系の美酒タイプ) なので、オレとしては「腐る直前の巨峰」や「紅茶様の渋み」や「イチゴ&カカオな甘酸苦のトライアングル」が欲しいのと、退けにかけての辛みのアタックを緩和したいのとで、それで8月の状態を見て好みに仕上げようとしたわけだけど、これは狙っていた通りのコンディションで飲むことができたので大満足です。




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 bottle size:720ml




 冷温 (0〜5℃) や氷温 (−7〜0℃) の長期保存は熟成の進みが遅いので、なんともベストの開栓時期が読みにくいわけだが、中低温 (10℃前後) の短期保存なら何となくの仕上がりはイメージしやすいし、やはり、好きな酒を最高の熟成状態で飲むなら、途中経過の確認は必要であろう。

 確かにこれが家呑み派にとっての最高の贅沢と言えるわけだが、そうなると同じ酒が最低でも3本は必要になる。1本は早い時期の味見で熟成計画を練る。もしも熟成させるに値する酒なら追加で2本買って、途中で仕上がり具合を確認する。今回は最初から1年5ヶ月熟成状態で飲めたので楽ができたわけだが、この酒に限って言えば、リリース直後に飲んでアーダコーダイーダヨーダ言うことにあまり意味はない。そもそも造った本人 (堺杜氏) ですら「27BYの愛山は搾ったばかりの頃は味が全然出てなかった」と言ってたほどなんだから。

 なんだかんだで27BYの「篠峯」は味が出てない分、熟成の進みも緩やかで、いくら偉大なる2014ヴィンテージ (26BY) とて、同じ条件なら、きっとブチャけた液性になっていたことだろう。29BYの「篠峯」は手配済みなので──たぶん今日届く──、まずは「純米吟醸 雄山錦50 中取り生」と「ろくまる 雄山錦うすにごり生」からエントリーする。まあ、なんとなく28BYから木香を少し抜いたような、ある意味で硬直気味の27BYなんかをイメージしてるけど、ここの酒は長期戦覚悟なので、まずは味見だ。それより売れ残りの28BY、何を漁ろうかなー。




SAKE GRADE:☆☆☆☆☆

【483】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 27BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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日本酒会_篠峯愛山



 8月に飲んですぐに追加で買って、9月に新しい設備が整ったので、そこから約3ヶ月「11℃前後」で追熟させた。先にコメ欄に書いた通り、これはまさにオレの描いた通りの変化と仕上がり。腐る寸前の巨峰、紅茶系の渋み、イチゴ&チョコ (明治アポロ) な甘苦酸のトライアングル。日本酒経験の浅い2名の参加者は少し首を傾げる展開だったようだが (笑) 、我々夫婦と、完熟前のこの酒の状態を知る約1名は大満足。走るサケペディアは「生老ね」を指摘したが、許せるギリギリのラインだと言う。いつも言ってる例えだが、バナナを真っ黒にして食べるのが好きか否かの問題と同じだし、あらゆる珍味は美味ければ「珍味」になるが、不味ければ「ゲテモノ」になる。

 なんだかんだで売れて、残りは1合ちょい。今夜飲み切ってしまおう。まだ1800mlと720mlが1本ずつあるので、これほどの勇気はない。2019年は不味い酒はどんどん捨てるし、いちいち真面目に記事で取り合わない。記事番号【500】を最後にブログは全面的にリニューアルします





── 追記。

 抜栓直後はガスも少しだけ残ってた。26BYの熟成Verの方がガスも強かったし、ジューシネスは遥かに上だけど、フィネスや気品という点にかけては27BYも敗けてない。むしろ、純米大吟醸としてのエレガンスは26BYよりも上かもしれない。飲んですぐに「旨い!」と分かるのは26BYだが、この27BYも問題なく旨い。やはり明利系の酒とはポテンシャルが違う。ぼちぼち「櫛羅 純米吟醸 生 Kadama Tuning 27BY」を開けようかな。先に開けた「純米」は全然だったので、いざ「愛山45 Moukan Tuning」と一騎打ちだな (笑) 。





── 2日目。

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 立ち香──よく見たら残1合もないかな。初日よりクリーミイな膨らみが増した。「長陽福娘」とは異なる、粉雪ではない、少し光沢感やコクのあるバニラ。熟れ茶けた巨峰、紅茶の渋みもしっかり。

 宴の余り物で贅沢晩酌のスタートです──。


shinomine_aiyama45_2_27by4.jpg ♡☺♡「ワールドクラスだね。程良い紅茶感。旨い。酸もすごく出てる。オシャレ。ゆっくり飲みたい感じ

 バターっぽいコクが増してる。遂に☆5に到達。オレの執念の勝利。エレガントでシックなスイーツ酒。香りに紅茶。酸は面で効く最上レベルのそれ。徐々に柔らかで優しいバニラアイスのようなクリーム感。コアには角の取れた、ベルベットなアタックのある酸 (サクっとほどける優しいタンニン風) 。退けにかけての辛みはもはや感じない。やはり上質な「篠峯」の醸し出すエレガンスとモダニティは我が家にとっては至高のレベルと言える。日本酒としての最上クラスのフィネス。なんなら「日本酒」じゃなくてもいい──キミが好きなその酒が「日本酒」であるのなら、こちらはその座を喜んで譲ろう。そして、日本酒度「+5」の割りにしっかり甘みが出てます。



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 ▲お土産の残り。クリームチーズにハチミツとシナモンのトッピングで完成です。



 ♡☺♡「完全にスイーツ。残りの人生、もう旨い酒だけを飲んでいたい。もうこれ以上、肝臓の無駄使いはしたくない (笑)

 2018年は覚悟を決める。全国全銘柄制覇とか、もうそういうのに興味はない。飲んだことない酒を飲んでみたいとかも、あまりない。その中に新たな御用達候補の酒があるかもしれないけど、そんなもん、オレのGod Handで最終的にいつか引っこ抜くから心配してない。そもそもオレは口に含みさえすれば絶対にそういう酒は見逃さないし、素通りしない。ホンモノを見極める力がある。これはキミに説明してもわからないし、別にオレだけがわかっていればいいことだ。

 そしてこの酒には1800mlのストックまである。幸せだ。


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篠峯 愛山 on_list_marvelous

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To 小尾けのびさん



毎度です。


──日本酒は出来立てよりも、しばらく置く方が旨いのでは無いでしょうか?

難しい問題ですね。たとえば「米鶴 辛口純米 超しぼりたて生」なんかは、熟成させたいとは思いません。フレッシュな状態で飲めば飲むほど楽しいお酒だと思います。そこまで杓子定規な話ではないです。


──それが氷温がいいか、ワインセラー温度が良いか、半年、一年、それ以上かはそれぞれでしょうが、昔は冷蔵技術が無かったから仕方ないにしても、現代なら冷蔵はコスト以外は問題ないですし

それも、その酒に何を求めるかでしょうね。たとえば、上記の「米鶴」を半年後もフレッシュに楽しみたいのであれば「氷温」がベストですが、それが熟成させたい酒なら事情は異なります。


──ただ酒蔵が積極的にやることは無いでしょうね

その理由としては、

・すぐに現金化できない。
・手間を掛けても経費を回収できる保証がない。
・なにより、熟成が成功する保証がどこにもない。

ということでしょうね。シャンパーニュのように法律 (AOC) で細かく熟成期間を定めているような酒なら別ですが、日本酒は基本的に短命の飲み物ですので、そもそも熟成することで必ずしも商品価値が高まるものでもないと思います──それでも熟成させるのは、一部のマニアにとっての嗜好を満たすことが主な目的でしょう。


──ほとんど妄想のはなしなんですけど、酵母がアルコールを出しても、水と混ざりあっているだけでクラスター化されていないのではないか。

「熟成」の化学的な仕組みはワインも日本酒も未解明で、その仕組みを完全に解明したら、それこそノーベル賞という話になるかもしれません (笑) 。


──あと、モウカンさんが熟成させた酒で苦い酒ってありました?

熟成に失敗して老ねてしまった酒については、磯臭い苦みが出たことは何度かありますが、基本的には甘み (旨み) が増すケースは多いです。ですが、それもCase By Caseで、ガスやオリがある酒の場合は、むしろ酵母が糖分を食い尽くして過激にドライになる酒もあります。

自家熟成というのは最大の贅沢なので、小尾けのびさんのように飲む量が限られる人にとっては、100$片手にラスベガスに行くようなものですね (笑) 。大きな成果を得るには、要は種銭が全く足りてないのです。

ですので、僕が得たような贅沢を手にするには、単純に売れ残りの酒でイイ感じに熟成してるモノを拾うことですね。そうした情報は常々ブログの記事の中に盛り込んでいるので、タイミングが合えばチャレンジするのも一興です。

早い話が、頭デッカチになる暇があるなら、まずは飛び込むことでしょうね。百聞は一見にしかずですよ。あとは、自分が「旨い!」と思った酒を2本くらい即リピートして、半年後一年後に再飲するのが一番簡単ですね。今までさんざ調べたことが馬鹿馬鹿しく思えるほど充実した体験を得られますよ。

まあ、そこそこの日本酒マニアでも「自家熟成」に関して大した経験は持ってないので、僕のやってることは、個人としては例外的な挑戦だとは思います。真似する価値はありますが、それなりの覚悟が必要です。

2017.12.14 Thu 22:53
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Name - 小尾けのび  

Title - 

量を飲めないので頭でっかちに、色々なブログやら論文のpdfやらを読み
そしてこの記事読んでいて、仮説なんですが
日本酒は出来立てよりも、しばらく置く方が旨いのでは無いでしょうか?

それが氷温がいいか、ワインセラー温度が良いか、半年、一年、それ以上かはそれぞれでしょうが

昔は冷蔵技術が無かったから仕方ないにしても、現代なら冷蔵はコスト以外は問題ないですし

ただ酒蔵が積極的にやることは無いでしょうね
最近流行りの日本ワインも出回るのは2016の新酒ですし、商業的にやらないでしょうし

ほとんど妄想のはなしなんですけど、酵母がアルコールを出しても、水と混ざりあっているだけでクラスター化されていないのではないか。なのでクラスター化されるまで、ある程度の時間が掛かるのでは無いでしょうか?
クラスター化については、泡盛の古酒がまろやかになるのがそうなのだと、なんかの論文に書いてあって、アルコール分と言う意味では同じじゃないかと

あと、モウカンさんが熟成させた酒で苦い酒ってありました?
たいして飲んでいない私だと妄想になるんですけど、熟成によって苦味が減少するか気になります。

コメントの体をなしていない文章で、すみません。
2017.12.14 Thu 22:23
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