もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

「太陽目線法」を伝授します。
〜 日本酒の家呑みレポート&本日の1曲、時々メガネ警察〜

◤秀鳳 - 純米大吟醸 出羽燦々 磨き三割三分 生原酒 27BY ── ♡☺♡「まるで桜のようにパっと咲いてサっと散る、華やかながらも口どけの良い、王道純米大吟醸」#Fruity, Sweet, Women 




 先ずはオレのターンdಠಠb。

 26BYは何度か買おうとしたことがあったものの、冷蔵庫とのタイミングが合わず、仕方なく見送った1本。山田錦47生は呑んだけど、やっぱ秀鳳と言ったら最近じゃこの出羽燦々33がなにかと話題。同じ山形のくどき上手も同じ時期に出羽燦々33を出してるけど、なにかの共闘でもあるのだろうか。いずれにせよ、我が国のダジャレ文化の恩恵をこうした形で享受できるのは嬉しい限り。

 そんなわけで、一升瓶3,333円 (税抜) の純米大吟醸33の破壊力を心して堪能しようじゃないか。収穫したブドウの67%を選別破棄して造ったワインはこの値段じゃ絶対に呑めないしな。

 一応書いておくと、日本酒における「磨き三割三分」とは、酒米の一粒一粒を33%の小ささになるまで削って磨くという意味。つまり、米一粒の67%は酒造りに使わないという、なんとも贅沢な原料処理を施しているわけだ。もしもこれが出羽燦々じゃなくて特Aレベルの山田錦33だったら、普通は10,000円を超える価格帯になる。

 当ブログからリンクを貼っている両巨頭たちも紹介済みのお酒なので、是非読み比べてみてくださーい。

酔いどれオタクの日本酒感想記 (2014/10/29)
http://marumechi.blog.fc2.com/blog-entry-332.html

日本酒感想日誌 (2015/7/11)
http://osakasj.blog.fc2.com/blog-entry-893.html




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 bottle size:720ml




【097】秀鳳 -しゅうほう- 純米大吟醸 出羽燦々 磨き三割三分 生原酒 27BY <山形>

秀鳳酒造場:http://www.shuhosyuzo.com


Moukan's tag:




 ♡☺♡本編はわたしが書きまーす。なんだかんだ、くどき上手とか秀鳳とか、甘くてフルーティーな分かりやすい山形酒の大吟醸スペック、好きなんですよね〜。毎日は飲みたいとは思いませんけど、たまに呑むとアガれるんですよね。この手の甘くて華やかなお酒は食事に合う合わないという話もありますが、

 ナニ小せえことでウダウダ言ってるんだよ!

ていうか、たとえば濃いめの赤ワイン、あれ、食事に合うとかの話じゃなくて、

 単に食事を打ち消すだけの強さがある──

というだけのことで、分かるんですよ、話としては。甘いケーキにブラックのコーヒーが合うとか、そういう味のコントラストの強さに対して「合う・合わない」の話をするという、その方向性。

 ですが、もっと話を広げちゃえば、どうでしょう、こう考えるのはナシですか?


shuhou_dewa33_3.jpg つまり、食卓にいろんな料理がバァーーーっと並んでるわけですよ。野菜だの魚だの肉だの、生ものだの焼きものだの煮ものだの、甘いものだの塩辛いものだの酸っぱいものだの。で、それらをちょこちょこ食べて、いろんな味や食感があって、あれこれ食べていろんな味がして、

 それって楽しくないですか?

ていう話が先ずあって、人は盲目的に酒やコーヒーやお茶なんかを、食との対極の存在として捉えたがる傾向にあって、確かにドリンクなんですけど、食卓に並ぶいろんな料理の一部として仲間に入れてあげること、できませんかね?

 何が言いたいかというと、華やかで甘いお酒を「食事に合わない」と言う論法は一つの正論だとは思うんですけど、別に煮物だって栗きんとんだって煮豆だって甘いわけじゃないですか。これらが塩辛い料理と同じテーブルに並んでいたからって、そこまで仲間ハズレ扱いされますか?

 だったら、酒もドリンクとしてじゃなく、単に食卓に並ぶ対等な料理の一員として仲間に迎え入れてくれませんかね? しょっぱい焼き魚を食べた直後に甘い煮豆を食べるように、そこに甘い華やかな日本酒が分け入ったとしても、そこまで「食事の邪魔になる」という話になりますかね? 要は、

 旨い酒を呑んで酔っ払って楽しい気分になれば食卓も華やぐ──

ということだと思うんです。マリアージュマリアージュ言うのもCOOLでカッコいいですけど、なんか窮屈な縛りに感じること、あるんですよね、特に甘くて美味しい日本酒を呑んでる時には。なにもそこまで酒を料理の対極に位置づける必要、ないと思うんですよね。
 
 肝和休題──。


shuhou_dewa33_2.jpg 立ち香は花の蜜のような、膨らみのある甘やかさ。少しツンとした優しめの酸に溶け込んだミネラリーなタッチも。最近呑んだ中だと、花邑/純吟生とか花陽浴/純大/山田錦生なんかに近いニュアンスで、かなりキャッチーに華やかです。

 含みまーす。

 ワオ、The 純米大吟醸な、王道の華やかさです。やっぱ花邑とか花陽浴に近いニュアンスありますね。ただ、口どけは一番いいかも。甘くて華やかなファーストタッチに比して、意外に味の店仕舞いは手早いですね。キレがいいという表現もありますが、少し違って、まるで桜のように、パっと咲いて、サっと散るというか、味の開きの大きさと閉じの早さのコントラストが何とも流麗というか。

 秀鳳の山田錦47生はフルーティーに振り切れてる味構成でしたが、出羽燦々はフローラルに振り切れてますかね。言うならば、果樹園と花園の違いというか。どちらもイチゴ系という共通項、ありますけど。

 あー、ホントに口どけいいなー。これは現役女子、そしてわたしのような元女子、共に大好きな味わいですね。最後は割としっかり苦みも感じますが、流れの中で感じる自然な苦みなので、ベチャっと水っぽく感じる、一連のハズレ吟醸特有の苦みとは別物ですね。

 飲み過ぎ注意です




── 2日目。


 香りはたいぶ落ち着きましたー。初日に感じた花邑や花陽浴のような、花の蜜様のトゥワンとした甘やかな丸みはパっとほどけて、酸による締まりが出てきました。含むと、濃醇さではなく、むしろその透明度に意識を持って行かれます。相変わらずの口どけの良さですね。

 今日の方がアフターに辛みを感じますが、ファーストタッチにはぷっくりとしたミルキー&クリーミイなジュワっと感もあります。うちのビンテージ (ロット) には初日ですらガス感は全くありませんでしたが、このジュワっとしたファーストタッチに程良い凝縮感があって、ここにジューシーさが宿っています。

 これ、一回火入れの生詰でもギュギュっと旨みの詰まったイイお酒になりそうな予感がします。山田錦47生も基本的なニュアンスは同じですが、フルーツ感は山田錦の方が分かりやすく出てます。出羽燦々は33%磨きならではの透明感や口どけの良さを楽しむ感じでしょうか。


moukan1973






秀鳳 日本酒

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん

はじめまして!
コメントありがとうございます!
(※当ブログの記事はすべてmoukan1972♂が書いてます。)

確かに秀鳳の出羽燦々はダジャレとは言え、とんでもないサービス価格ですよね。
それにしても一升瓶4本とは凄い!
しかもこれで目覚めたとなると、いろいろハードルが上がりそうですね (笑) 。
火入れもあったんですか。火入れの方が旨みの粒がまとまるケース、
他のお酒でも結構ありますしね、確かに有りかも。

同じ秀鳳の純大生酒シリーズだと、山田錦47なんかも良かったですよ。
愛山45も良かったけど、ちょっとスッキリしすぎのような気も。

いろいろオススメのお酒などあったら是非教えてください。
今後とも宜しくお願い致します。

moukan1972♂

2016.08.18 Thu 14:03
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Name - サンジュリアン  

Title - これ飲んで日本酒に目覚めました

確かにこれスムーズで美味しいですね。最初一升瓶4本買って余りの旨さに追加で4本買い増し注文したら、火入れ品でした。生は貴方の評価そのままですが、口開け直後はの火入れ品は微かな老ね香がありましたが、数日経ったらこの香も消え、より熟成したふっくらした印象になりました。
生も火入れ品も素晴らしいですね。このスペックで¥3600は凄い企業努力だと思います。これを買った山形の酒屋さんオススメ品を順次飲んでいきたいと思ってます。
2016.08.18 Thu 12:46
Edit | Reply |  

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