◤一白水成 - 純米吟醸 酒未来 火入れ (生詰) 26BY ── dಠಠb「山田錦の旨さを追い掛けて約1年ほど引っ張ってみた」#Well-Cured 




 26BYです。ちょっと狙って引っ張ってみた。というのも、去年の秋に表参道ヒルズのはせがわ酒店で何の気なしに呑んだ山田錦が思いのほか旨くて、「あの感じ、自前で出せねえかな」というのが先ずあって、それで引っ張ってみたというわけ。一白水成の山田錦は、表記はないものの、一応「ひやおろし」扱いみたいなので、それなりに寝かせてから出荷されてる。で、「それを酒未来でやってみようかいな」という、まあ素人なりの安直な発想ではあるのだけれど。

 26BY (去年) の酒未来には3月に突如リリースされた超限定の生ヴァージョンもあったんだけど、そっちは余裕ブっこいてたら、あちこちで1週間も経たずに完売してたっけ。今年の3月に「若手の夜明け」というイベントで社長に訊いたら、「去年は出来が良かったから生で出してみました」ということだったみたいで、27BYの生での出荷はない模様。実際、もう火入れがリリースされてるもんな。関係ないけど、渡邉社長、オレより6歳も年下なのに、妙にジェントルで落ち着きがあって、てっきり年上かと思ったぜ (笑) 。

 というわけで、ここで紹介するのは26BYです。お間違いのないよう。




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 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:★判定不能★

【099】一白水成 -いっぱくすいせい- 純米吟醸 酒未来 生詰 26BY <秋田>

福禄寿酒造 株式会社:http://www.fukurokuju.jp/


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 一白水成はこれまでに一升瓶を2つ空けてる。「美郷錦 (26BY) 」と、IMADAYの頒布会の「吟の里/1年熟成/一回火入れ (26BY) 」。あとはさっき挙げた26BYの山田錦を外で一杯 (開けたて) 。美郷錦は言われてるほどじゃないし、チャレンジタンクの吟の里/1年熟成も、まあ呑んだ瞬間の感動とか、そーゆーのはない。

 山田錦 (ひやおろし) のね、含んだ瞬間の味の膨らみ、これが艶っぽくて色気があって凝縮感のある果実味があって、それでいてスパっと辛めにキレて、アフターにジュワ〜ンという静かな余韻。テカテカの真円ライクな旨みと甘みが最高だったんだよ──なんでちゃんと買い直さなかったんだろう、オレのバカ。

 さあ、酒未来よ、眠りから覚めよ、そしてあの山田錦を超えてゆけ!



ippakusuisei_sakemirai3.jpg 立ち香──割としっかり熟感あるぞ。ややいなたい米感にビターなニュアンス。チョコまでは行ってないけど、純吟というより、二度火入れの熟成純米的なフレイヴァー。(オレの中で) 酒未来に共通する白桃様の甘い果実味は何処へ。ちょいセメダインもある──イヤな予感・・・。

 含みマッスル。

 甘さ消失、酸っぱさ前進、山田錦にあった、あのふくよかな丸みは全くない💀

 はい失敗ー。水っぽいし最後が苦スギ。オレが「Not Recommended」に振った酒の多くに共通する、あのベチャっとした水っぽい苦みがジリジリとしたノイズに・・・。フルーティーなにそれ・・・やっちまったか。熟感は香りほどには感じない。

 はい、ごめんなさい、すみませんでした、許してください、失礼しました。

 お燗にしてもダメ、冷めてもダメ、冷酒返ししてもダメ、むしろどんどん悪くなる。老ねてる感じはないけど、とにかく薬みたいに苦い。小さな子供なら泣くレベル←小さな子供は酒飲めないけど。

 あーあ、せっかくの酒未来が・・・。でもさ、元々が超絶旨かったらここまでマズくなるかね (言い訳) 。まあ仕方ない。料理酒行きですわ。しかしなんつう贅沢な料理酒だ。純吟の酒未来だぜ?

 というわけで、計算が狂ってしまった。次は100本目なんだよ。 本当はこれを3日かけて呑んで土曜に100本目を開けようと思ってたんだけど・・・。まさかここまで熟成に失敗するとは。すべては山田錦が旨すぎたのが悪いんだからネ!

 一旦落ちます。また後でなんか書くかも




── 3日目。


 ここまでの経緯を。

 まず、冷蔵庫から出した。3合強ほど呑んだから、残りは7合弱だった。料理酒として第二の人生を送らせようと思ったので、すでに料理酒に格下げされていた他の1合強の酒とブレンドした。しかも、その1合強の酒も、そもそもが2種類のブレンド。1つは、酒の呑めない妻の妹が正月にくれた謎の本醸造生──「限定品だったよ!」って気を遣ってくれたけど、出荷数が2000本もあっちゃ、地酒レベルでは全然限定でもなんでもないっていう・・・。篠峯の純大雄町なんか、特に限定でもないのに出荷数400本だし。で、もう一つは、弟からもらった「純米大吟醸 彌吉」。

 つまり、一白水成/酒未来の瓶には、酒未来=7合弱、謎の本醸造生+彌吉=1合強の3種類がブレンドされて、暗所で常温保管されているのだ。

 で、それを常温で呑んでみた

 立ち香は3年以上常温放置されていた彌吉が支配。謎の本醸造生は元々テロッテロに甘いので、香りへの寄与はあまりない。肝心の一白酒未来の香りはこの段階では全くわからない。量的にはほとんど酒未来なんだけどな (笑) 。

 ただ、これは仕方ない面もある。というのも、酒に限らず──それこそ音楽であっても──、何かと何かをブレンドした場合、量や比率に関係なく、一番キャラの強い者が勝つのだ。身近な例を挙げると、麦茶の中に少量の紅茶をブレンドしたとする。すると、麦茶の味は潜ってしまい、飲んだ印象としては、ほとんど紅茶が支配することになる。今回の3種の酒のブレンドも同じことで、たとえ少量であっても、全体の中では彌吉が勝ってしまうのだ。

 含みます──。

 ナニコレ、冗談ヌキに旨いんっすけど・・・

 熟成古酒的な枯れた甘みの中に、純吟/酒未来のクリアネスが程よく溶けて、かつ、「謎の本醸造生+彌吉」の下品な甘ったるさを一白水成が美しく帳消しに。おおお、これ、普通に旨いっす (笑) 。料理酒にするにはモッタイナイ。

 しかし、酒未来のベチャっとした水っぽい苦みは何処に消えたんだ!? でも、酸としてクッキリ生き残ってる。「謎の本醸造生+彌吉」には、この酸はなかった。酒未来の苦みは連中の甘ったるさと相殺されて、酸として生き永らえた感じだ。計算外だ・・・。

 これ、キッチンドリンクとして激しく優秀じゃねえの? 料理しながら気軽にグビっと (笑) 。お燗はどうかな。お燗にするには意外にスッキリと甘酸っぱいんだよ。旨口までは行ってなくて、古酒風情の甘さがジュワっと来て、続いて透明感のある酸でスっとキレるみたいな? 古酒オンリーだとこうはならないんじゃないかな。

 たぶん、こんな酒未来を知ってるのは、日本でも数少ないという自負はALSOK (笑) 。


moukan1972♂





一白水成 酒未来 日本酒

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