◤日輪田 - 山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み 27BY ── dಠಠb「1年熟成で信じられないくらいフレッシュだけど、でもまあ、頑張って☆4止まり」#Fresh/Fruity/UHA味覚糖『Sozaiのまんま 海老焼売のまんま』/亀田製菓『有村架純オススメ☆亀田の柿の種 明太子×マヨピーナッツ』 




hiwata_jungin_jikagumi27by3.jpg ぼちぼち28BYがドロップされる頃だろうか、日輪田 (ひわた) の「山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み」です。27BYです。同じ酒の26BYもつい最近呑みましたが、そちらはなかなか魅力的かつ愉快な酒なので、1800mlを1本、720mlを2本ほどリピートしました。それでせっかくなので一緒に27BYも取り寄せたというわけです。当時は飲んでないので、27BYは初呑みです。

 数値が「日本酒度:−1、酸度:1.9」と、26BYの「日本酒度:+2.5、酸度:2.1」よりも少し愛らしい方向にシフトしてますが、さて現実世界の中ではどのように感じられるか。この流れだと28BYも買うことになるのかな (笑) 。「山廃純米ひやおろし」をマチダヤ試飲会で味見した感じだと、やはり28BY的なキャッチーさは出てました。




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 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆

【463】日輪田 -ひわた- 山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み 27BY <宮城>

萩野酒造 株式会社:http://www.hagino-shuzou.co.jp


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hiwata_jungin_jikagumi27by6.jpg 立ち香──完全に27BY的なシトラス感。グレープフルーツにバナナにメロンにピーチにオレンジに何でもござい。全体のバランスの中では渋酸に寄せたフルーティネス (フルーツの皮っぽいニュアンス) が際立ってるので、やや苦そうな気配も。熟香はないな。昨日リリースされたと言われても何も疑わないほどにフレッシュ。買った酒屋が0℃で冷蔵管理していたせいもあるのかもな。

 まずはクイっと一杯──。

 まだまだ窮屈だな。ガスはそこそこある。そして若干「木香」っぽい渋みがあるんだな。樽酒寄りなニュアンスというか。数値以上に酸のコアに向かってクランチする力強い収斂性を感じる。ギシギシと軋むようなミネラリティ。フルーツ換算で言えば完全にグレープフルーツやマーマーレード様。

 ワイングラス──。

hiwata_jungin_jikagumi27by7.jpg 結構ソリッド&シャープ&ドライでミネラルの支柱も細めながらゴリゴリと硬質なタッチ。まあ個人的には1年熟成の27BYでこのフレッシュさとシャープさは得難いし貴重だとは思う。やっぱ「日輪田」は火入れの方がいいのかなあ。基本的な輪郭は「ひまわり 27BY」に近いけど、あれよりも綾瀬はるかに無駄のないアスリートのような体脂肪一桁感がある。「ひまわり 27BY」に☆3.5を付けたオレからすれば☆4は揺るぎない。そして、これを飲めば──実際には飲むまでもないんだけど──、やはり一連の「日輪田 28BY」は味が出過ぎ。

 うん、温度が上がるとビリビリしたクリスピーな辛口ジューシイなニュアンスにも出会うけど、甘みの球体には熟成由来の粘性はある。酸の強い酒なので、露骨な熟味の発露はほとんど感じないけどね。

 26BYとの違いを説明/記述することに意味はないな──今すぐタイムマシンに乗って27BYの2年熟成を呑めるなら話は別だけどさ。26BYの方がブっ飛んでるし粗暴。だが、それがいい。この27BYは全てが想像の範囲内で特に驚きはない。それでもお兄ちゃんの標榜する「上質なカジュアルさ」という一点においては、少なくとも味出過ぎの28BYよりは純度の高い日輪田ネスを体得してるとは言えるな。別に全然OKだね。少し苦みもあるけど、白パンダやその他の出来損ない酒で感じる苦みとは意味が違う。ここにある苦みはミネラルや果実味 (フルーツの皮) に付随するそれだよ。それでもジュースとしての魅力や魅惑は28BYに負けるところが歯がゆい。酒としての芯や銘柄上の論理的一貫性は27BYの方があるのに、液体としてのチャーミングネスは28BYの方があるという皮肉。


hiwata_jungin_jikagumi27by8.jpg 水を少量だけ添加する──。

 これまでにも割り水した方が甘みやフルーティネスが膨らむという話は何度もしてきたけど、ミネラルという視点から捉え直す価値は確かにありそうだ。ある本の中でアンセルム・セロス (シャンパーニュ醸造家) が2003のミレジメについて「ミネラルの濃縮が強すぎるのだと思う」と言って、軟水のミネラルウォーターを2〜3滴ほどグラスに落とし「この水のおかげでミネラルが解放され、果実味が出てくる」と解説してるシーンがあるんだけど、この日輪田も少しミネラル成分がギシギシと軋むので、これを意識的に実践してみた。

 明らかに割り水した方がミネラルがほどけて甘みに蜜様の粘性が帯びるし、液性も柔らかくなる。マドラーで2〜3杯の量なので、極々僅かな割り水だけど、違いは歴然。ロックだと温度が過度に下がるから、これからはマドラーで割り水か、専用のスポイトでも買うわ。原酒原理主義者の思考停止気味の「薄めたら負け」意識は未来につながる確固たる哲学ではない。第一、そもそも原酒と加水を飲み比べてさえいないわけだろう。

 白パンダは常温に近付いた方がより軟水を感じれて滑らかなテクスチャーになる。ま、日輪田との相対だとは思うけど、今はそこそこ呑める不思議 (笑) 。ただ甘い。

 グイ飲み返し──。

hiwata_jungin_jikagumi27by10.jpg 日輪田はそれ相当に樽酒ライク (笑) 。それでも28BYの「篠峯」のようなノイズ感はないな。でもまあ、頑張って☆4止まり。28BYの味出過ぎの酒の方が☆4.5を連発してるわけだが、事実、単純に含んだ瞬間の朗らかな「旨い!」の一言は28BYの方が自然に出る。オレがブツクサ言うのは、ここを抑制して透明度を上げれば、これらの28Yも☆5連発だけにもったいないと、そういう理由な。蔵元が自己満足的に「でも、自分たちはこれで上手く行ったと思ってるんで」とアナウンスする、そんな〝27BYの改善点としての28BY〟だとはオレには思えず、そこが何とも歯がゆい。





 1973チャレンジ!!!
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hiwata_jungin_jikagumi27by5.jpg ♡☺♡「あああ〜ヤバイ〜旨あい。グレープフルーツみたい。程良い乳酸。当たり障りがなく旨い。軽い。昨日、外で『くどき上手』とか『陸奥八仙』とか飲んだから、余計にこれが軽く感じる (笑)

 しかしこれ、1年熟成のくせに全く以てフレッシュ。むしろミネラルの硬直があるので、逆に熟成したことで今は液性に硬さや緊張感があるくらい。ここから先のもう一段階の育ちがあるのかはわからんけど、リリース直後はどんなもんだったんでしょう。





── 2日目。

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 ▲ビジュアル的には完全にシウマイ・・・。



 27BY的なグレープフルーツ主義ですね。結構リアルにフルーツの皮的な苦みが宿る。同じフィールドでの比較で言うと、個人的には「花巴 山廃 純米大吟醸 酵母無添加 無濾過生原酒 28BY」の方が酒としての完成度は上だとは思う。しかしこれ、全然フレッシュだな。酒屋が0℃で管理してたこともあるけど、まだまだ引っ張れる感じ。そうしないと熟成の意味があまりないというか。イメージとしては「ひまわり 27BY」を整理整頓してクリアにした感じ。結構刺激的に酸っぱい感じがオレ的には懐かしいな。そういう意味では28BYは甘いし過激にジューシイ。

 ♡☺♡「軽くてドライで旨い。フルーティーさもある。全く熟感ナシ。あ、これ結構クイクイ飲んじゃうな

 水を少し足した方がいい。フルーティネスが増す。





 ◤UHA味覚糖 Sozaiのまんま 海老焼売のまんま (※公式HPに未登場)
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 ▲この具、一体何が入ってんの!?


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 ▲辛子と醤油を付けて、気持ちをリアル方面に寄せてみた。



 シウマイの化石か (笑) 。まるでの味のしない、具なしの揚げワンタンみたい。これはイマイチ。☆3.5。前作『コロッケのまんま』は奇跡的に一定のクオリティを維持していたけど、いよいよ駄菓子的な限界を露呈しまったようだ。とにかく〝まんま〟なのは見た目だけで、中身は〝それっぽい味と香りのする、噛むとバリバリと音のする何かの破片〟という実態。

 ♡☺♡「オエ〜。これリピートないわ





── 3日目。

 亀田の柿の種 明太子×マヨピーナッツ
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 ▲「有村架純オススメ」ってなんだよ (笑) 。


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 酒はさすがに火入れの1年熟成だけあって、そこまで劣化も変化もないわけだが、それでも割り水した方が甘みが増してフルーティーなのは事実として、なんだ、この手抜きの柿の種は。そもそも通常版200gに対して170gしかなく、とにかく痩せた軽い種Body。マヨパートをピーナッツに担当させるアイディアには「なるほど」と感心したが、肝心の味の再現性が低すぎる。そして、種パートも全く「明太子」の味はせず、本当に有村架純がオススメしたのか、彼女の写真は一切使わずに文字だけでそれを謳うというミステリアスな手法は、ある意味で過激にアバンギャルド。☆3です。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 萩の鶴 日輪田

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