◤五橋 - 純米 生原酒 白糀96 28BY ── dಠಠb「似てる兄弟の少しだけマシな方というだけ」 




gokyou_shiro96_28by3.jpg 白と黒のパンダ酒、五橋の白糀96 (ごきょうのしろこうじくろ) です。少し見慣れない「 (こうじ) 」という漢字ですが、そもそも同じ読みと意味の「」と何が違うかと言うと、要するに「」は「専用の和製漢字」ということね。麦や大豆ではなく米コウジのみを指すのがです。米から伸びる菌糸が花みたい──というのが由来だとか。

 白糀を使った日本酒と言えば今の時代なら「新政 亜麻猫」が有名だけど、元祖は「天の戸 特別純米 白麹仕込 SILKY」と言われてる──実はプロトタイプは黒糀だった。なんでも種麹メーカーの秋田今野商店が20年くらい前からいろんな蔵元に対して「やれやれ」と声をかけていたらしいね。ま、生きた実験DATAが欲しかったんでしょう (笑) 。


 先に開栓した黒糀ヴァージョンが澱んだ汚い液性のクソ酒 (チャレンジ失敗) だったので、白パンダに仇を取ってもらおうかな。同時期に味クラーヴェした「白木久 全量黒麹仕込み BLACK SWAN」は昔の「仙禽」みたいでオレは好きだったな。

 一般的に「白糀」を使うとクエン酸が出てレモンみたいに酸っぱい酒になるんだけど、だったらワイン飲むよという言説に対してはここでは少し距離を取っておこうか。オレにもそういう気持ちがないわけじゃないけど、甘口の日本酒を呑むならカキ氷のシロップにリキュールを足して飲むよとは誰も言わないわけで、まあ、日本酒として酸っぱいということの意味やニュアンスを嗜むということでいいんじゃないの?──ある種のハイブリッド感やアイデンティティーの分散 (崩壊→再構築へのヒント) を前向きに楽しむというか。あとは最近の我々的には、ゲスい退屈な華やかお花牛乳よりは綾瀬はるかにマシ!というテーマもあるので、純粋に酸っぱい酒は嫌いじゃないんだな (笑) 。

 尚、以下のDATAは水新酒店のHPより転載してます。




白パンダ28BY▶︎
▪︎原料米:麹/山田錦 掛/イセヒカリ
▪︎精米歩合:麹/50% 掛/96%
▪︎日本酒度:-10
▪︎酸度:2.5
▪︎アルコール度数:17度
▪︎使用酵母:協会6号系

黒パンダ28BY▶︎
▪︎原料米:麹/山田錦 掛/イセヒカリ・山田錦
▪︎精米歩合:麹/50% 掛/96%
▪︎日本酒度:-11
▪︎酸度:2.5
▪︎アルコール度数:17度
▪︎使用酵母:協会6号系






 なんか数値上は決定的な違いはないようだけど、約2名の読者さんが白パンダはそこそこ美味しく飲めたという報告をくれたので、軽く期待しておきます。黒パンダより不味かったら即行で☆2を付けます (笑) 。




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 ▲熟サラのシマシマ化が止まらない件。味的にこれはこれで悪くないが、少なくとも本来的ではない。白黒のコントラストがカステラ的な味のバランスを想起させる。





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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆½

【463】五橋 -ごきょう- 純米 生原酒 白糀 (しろこうじ) 96 28BY <山口>

酒井酒造 株式会社:http://www.gokyo-sake.co.jp


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gokyou_shiro96_28by4.jpg 立ち香──黒パンダよりは穏やかかな。やや乳酸ライク。28BYは6号系酵母を使用してるけど、おそらく失敗だろうね (笑) 。なんか香りが濁る。簡単に言うと爽やかじゃない。香りの質的にはスカっと爽やかな方向に伸びるべきなのに、少しドロっとした質感がある。

 とりあえず飲んでみる──。

 ああ、とりあえず黒パンダよりはマシ。ジュースパートがそれなりにチャーミングなのはいいとしても、やっぱ液性に澱みや濁りを感じるんだよなあ。嚥下の最終段階でややボワンと苦辛く跳ね返る流れもノイジー。甘やかで蜜っぽいポヨんとした滑らかな入りは悪くないけどな。まあ、頑張って☆4止まり? なんか中途半端なんだよなあ。

gokyou_shiro96_28by5.jpg あとね、やっぱ粉っぽく苦い。味としての際立った酸っぱさがないのも淋しいし、わざわざ白糀を使う意味がどこにあるのかよくわからん。そういう部分も含めて中途半端。コンセプトだけが目立ってて、中身は普通というね。失敗しないように恐る恐るやってるから大きく失敗できないという失敗を冒すというか。別にそんなに不味くはないけど、だから何?という酒ではある。やっぱ☆3.5ですね。直近でオモロイ山廃を飲んじゃったので、すごく退屈に感じる。黒パンダもそうなんだけど、イマイチ「甘いのか、酸っぱいのか」がハッキリしないバランスなんだよな。そうかと言って明晰に甘酸っぱくフルーティーでもないという。


gokyou_shiro96_28by6.jpg 蜜っぽい甘みの球体を完成させようとする瞬間も前半にはある。含み香に果実の輪郭も探せなくはない。でも全体のバランスがチグハグ。簡単に言うと出来の良い酒ではない。普段料理をしない人が市販の焼肉のタレ3種類を適当にブレンドして味濃いめの肉野菜炒めを作ったら「意外に旨い?」みたいな完成度の皿になっただけの話──というより、この世に食べれないほど不味い「肉野菜炒め」って存在するの?

 甘みが広がる一瞬の中に微かな「牛乳」が登場するが、さて、moukan1973♀はここに対して過敏になるのか。答えは明日。

 ワイングラスで少しオカワリ──。

 やっぱ液体として澱んでる。なんか少し渋い白桃を皮も種も一緒に煮込んじゃった感じ。6号酵母由来なのか、燻んだ酸の中に窮屈な旨みがゴニョゴニョっと閉じ込められてるニュアンス。基本的にはどーでもいい酒です。含んだ瞬間のシロップみたいな甘さとミルキーな膨らみとサラサラしたテクスチャーだけに味を寄せれば美味しく飲める人がいても不思議はないけど、オレには不要。





── 2日目。

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 ▲誰がどう見ても綾瀬はるかは〝主人公の友だち役〟ではないことがわかるというところが彼女の存在感の本質──反面、もはや広末涼子は主人公には見えない。つうか、彼女のドラマをちゃんと観るの、初めてだわ (笑) 。アクション・シーンがスタント無しで、綾瀬はるかって、意外に運動神経いいのな。もっと胸をユッサユッサ揺らす演出 (カメラワーク&衣装選び) すりゃSNSとかで盛り上がるのに。ま、徐々にそういう演出になりつつはあるんだけど (笑) 。


 日テレ水曜夜10時☆奥様は、取り扱い注意
 
 ▲水戸黄門系ですが、適当に観るのに最適 (笑) 。そして何より綾瀬はるかのアンビエント性 (鑑賞物としてのポテンシャル) は高い。ただ、タイトルは何とかならなかったのか。


 
 ▲綾瀬はるかのノースタント・アクションは必見! もっと揺らして! 監督、ユッサユッサ増し増しで!






gokyou_shiro96_28by8.jpg 立ち香──やはり、なんか濁ってるというか澱んでるというか燻んでるというか。黒パンダよりマシというだけの感じも。

 うーん、味そのものが誰かの嗜好の的を射抜くことがあったとしも、この酒そのものの出来は必ずしも良くはない──これだけは真実。単純にイイ酒じゃない。面白い酒でもない。苦いし渋い。前半の甘みやミルキーな膨らみはもはやどうでもいい。黒パンダよりクドさと重さが割り引きされてるだけで、本質的には似てる兄弟の少しだけマシな方というだけ。そしてこの兄弟はどちらかというと粗野で無教養で素行が悪い。

 たぶんmoukan1973♀の評価はもっと低くくなるでしょう──と書いたら、♡☺♡「うまひ!」とメール。まさに女心と秋の酒だな。


moukan1972♂






日本酒 五橋

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