◤MONTHLY REPORT - 2017/10 (日本酒:鯵ヶ澤/日輪田/菊鷹/日高見/自然酒/福祝/白木久/米鶴/鍋島/松の司/天遊琳/川亀/花巴/六十餘洲/巖, etc.) 




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MONTHLY REPORT ── 2017年10月に呑んだ日本酒のまとめ

▪︎2017/10月 (合計20本=1升瓶×6本、4合瓶×12本、その他×2本)


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日輪田

 日輪田 (4.0)

花巴

 花巴 (0.0)

米鶴

 米鶴 (4.5)

松の司

 松の司 (4.0)

松の司

 松の司 (3.5)



巖

 巖 (3.5)

天遊琳

 天遊琳 (4.0)

白木久

 白木久 (4.5)

五橋

 五橋 (3.0)

萩の鶴

 萩の鶴 (2.0)



菊鷹

 菊鷹 (4.5)

六十餘洲

 六十餘洲 (3.5)

日高見

 日高見 (4.5)

自然酒

 自然酒 (4.5)

福祝

 福祝 (4.5)



小鼓

 小鼓 (3.5)

日輪田

 日輪田 (4.5)

鍋島

 鍋島 (4.0)

川亀

 川亀 (0.0)

鯵ヶ澤

 鯵ヶ澤 (4.5)




ARTICLE ON SAKE

【443/4.0日輪田 山廃 純米 しぼりたて生原酒 28BY <宮城>
【444/0.0花巴 イケセイ限定 速醸 純米大吟醸 雄町50 無加圧直汲み 無濾過生原酒 28BY <奈良>
【445/4.5米鶴 山廃純米大吟醸 中取り生 28BY 2本目 <山形>
【446/4.0松の司 純米大吟醸 山田錦45「陶酔」生 28BY <滋賀>
【447/3.5松の司 純米吟醸 山田錦55 あらばしり生 28BY <滋賀>
【448/3.5巖 特別純米 701号 〜authentic〜 直汲み 無濾過生原酒 28BY <群馬>
【449/4.0天遊琳 手造り純米酒 彗星60 牡蠣限定〈酸度三〉28BY <三重>
【450/4.5白木久 全量黒麹仕込み BLACK SWAN 瓶燗火入れ 無濾過原酒 28BY <京都>
【451/3.0五橋 純米 生原酒 黒糀96 28BY <山口>
【452/2.0萩の鶴 純米大吟醸 美山錦 28BY <宮城>
【453/4.5菊鷹 〜雲外蒼天〜 山廃 純米吟醸 熊本酵母 無濾過生酒 27BY <愛知>
【454/3.5六十餘洲 純米吟醸 山田錦 ひやおろし 28BY <長崎>
【455/4.5日高見 味ノマチダヤ限定 生熟成酒 純米吟醸 しぼりたて本生 アモールウェールス 28BY <宮城>
【456/4.5金寳自然酒 生酛 純米吟醸 直汲み別誂え 無濾過生原酒 28BY <福島>
【457/4.5福祝 DON’T THINK.FEEL ! 28BY <千葉>
【458/3.5小鼓 純米大吟醸 鼓傳 無濾過生原酒 28BY <兵庫>
【459/4.5日輪田 山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み 26BY <宮城>
【460/4.0鍋島 純米吟醸 五百万石50 生酒 オレンジラベル 28BY 8月出荷分 <佐賀>
【461/0.0川亀 山廃純米 山田錦60 しぼりたて無濾過生原酒 28BY <愛媛>
【462/4.5鯵ヶ澤 番外 山廃純米 生原酒 28BY <青森>

SAKE GRADE ( ☞ about )
「0.0〜7.0」の10段階で評価 (記事の中では☆の数で評価) 。0.5刻みがあるのは3と4だけ。飲んだ瞬間に旨いのは「5.0」から。一般的なオススメ (造り手の意図が達成されていると思われる酒) は「4.0」、個人的な嗜好寄りのオススメは「4.5」。「3.0」は普通、基本的にリピートなし。「3.5」は個人的な嗜好からは外れるが好きな人も多くいると思われるもの。「2.0」は<やや問題>あり。「1.0」は<大いに問題>あり。「0.0」は老ねや熟成失敗による<判定不能>のコンディション。「4.5」と「5.0」の間には高い壁が存在。「5.0」と「6.0」の間には更なる高い壁が存在。「6.0」以上は滅多に出ません。「7.0」はタモリ倶楽部「空耳アワー」のジャンパーに相当。味や香りや完成度に加えて気分や勢いが乗らないと出ません。同じ酒でもBY違いLot違いで評価は変わります。意識はしていませんが、他の日本酒ブログより評価はかなり厳しめです。理由は、最終的に読者と未来の自分が知りたいことは、それを買うべきなのか否かという点に尽きると思うからです。




MONTHLY REPORT - 2017/10

 毎度アクセスありがとうございます。

 ☆4.5が8本もあった割りには何となく印象の弱い月になってしまったが、それはナゼだろう。9月は☆6が1本あったし、8月は☆5が2本あったし、やはり、単なるアベレージではなく、際立つ酒が1本以上ないとどうにも印象深い月にはならないのである。

 そんな少しだけ頭の飛び抜けた優等生の☆4.5組にあって、特に印象に残ったのは最後の最後で滑り込んだ「鯵ヶ澤」であろう。コンディションに少し問題があったものの、それでもエンタテインメント溢れる個性的な味の表現性。カツっと硬質な辛口ながら、甘みの干渉メソッドがなんともユニークで、それはまさに甘っ辛いニッキ飴。久々に突き抜けたカロリーオフの山廃流儀を見せてくれた。速醸でもクイクイ飲めるらしいので、29BYは少し追いかけてみるとしよう。

 その他の☆4.5組の中では「日輪田 26BY」が圧倒的に振り切れてる。さっき27BYを開栓したが、こっちはよくも悪くも想定内の円の中に収まった安心印としての日輪田。2年熟成の26BYは知らない世界への案内人としての興味が尽きない。

 マチダヤ3本衆はなんとか☆4.5を点灯してくれた。「日高見」はノスタルジックな旨口ジューシイだったし、「自然酒」は情報量多めの纏いながら生酛由来の力強いプレス感でスリムジューシイなストラクチャーを表現してくれたし、「福祝」は「」や「鏡野」なんかにおける〝味の出過ぎ問題〟に対してスマートな解決策を示してくれた。

 今のところ28BYの最高点である「米鶴 山廃純大」は残念ながら熟成によって伸びる酒質ではなかったが、それでも一定以上の輝きは示してくれた。この状態を引き合いに出して「遊穂 ゆうほのあか」の方がうんぬん言ってるヤツがいるが、フレッシュ・コンディションを飲んでない以上、オレには何も響かないし、そもそもモダン山廃や生酛に対する知見そのものがオレとは違う。

松の司」は比較的どうでもいいとして──街でスレ違ったどうでもいいブス以上どうでもいい美人未満──、今月は「判定不能」の酒が2本と、☆2のクソ酒が1本あったことがノイズとなった。特に問題なのは「萩の鶴 純米大吟醸 美山錦」で、専門性の高い地酒屋で扱いのないスペシャルなスペック (美山錦40) でありながら、実態はお土産コーナーの〝田舎式プチ贅沢酒〟というだけで、コンディションも最悪、中身も旨くなく、儲けの幅は大きいだろうが、蔵の評判を下げるだけなので、こういういい加減な商品は即刻終売にするべきである。長い目で見れば決して誰も得をしない。

 久々に飲んだ「鍋島オレンジ」は感動体験への執着さえ捨てれば悪い酒ではない。「六十餘洲 純吟ひやおろし」は明らかにどうでもいい酒であり、一方「小鼓」は、まさにどうでもいい酒の中のエリートである──我々の取り扱う地酒の組には入れないが、そこら中にある飲む価値のない地酒の中ではマシな方である。よくも酒屋がこんな酒をオレに薦めたもんだ。つくづく田舎者の情弱ぶりに同情する──きっと本当に旨い酒を知らずに死んで行くんですね。

白木久 ブラックスワン」は何のことはない、26BY以前の「仙禽」を少しゴチャゴチャさせたような酒。しかしそれでもオレは楽しんだ。造った本人はドヤ顔フルだが、これまた田舎者の情弱ぶりに同情する。この酒自体は悪い酒ではないが、この程度でイイ気になるな。「五橋の黒パンダ」はハズレ。「菊鷹」の27BYはスペックごとに異なる熟成ヒストリーを見せてくれるので楽しい。「日輪田 しぼりたて生」は「雄町」「ひまわり」同様、少し味が出過ぎでエレガンスに欠けるが、こういう酒をヨシとする飲み手も多いことではあるだろう。「天遊琳 牡蠣限定」は〝普通さの中の上質さ〟があった。


moukan1972♂





日本酒

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