◤Vve Fourny / ヴーヴ・フルニ ブラン・ド・ブラン ブリュット・ナチュール プルミエ・クリュ NV 2本目! ◤Brun Servenay / ブリュン・セルヴネイ ブリュット “セレクション” NV 3本目!  




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 毎度アクセスありがとうございます。


 以前にも同じモノを飲んでます。『春のシャン祭り』でも (結果的に) 6年くらい寝てしまったロットも飲んでますが、むしろ我々が買った瓶の方が果汁感があって、香りもブリオッシュ・フィールド全開で味も濃かったくらい──抜栓した瞬間からスゲえ香りの出力だった (笑) 。

 よくよく考えれば──今となれば当然だと分かることだが、ブラン・ド・ブラン (シャルドネ=白ブドウ100%) のナチュール (ドサージュZERO=糖類無添加) のNVでそこまで芳醇かつ濃醇なことも稀なわけで、これは諸々の条件が重なったゆえの偶然だったんじゃないかと思ってる──それこそ必ずしも本来的ではない過熟がもたらされた結果かもしれない。というわけDE、久日の再飲。








 この「ブラン・ド・ブラン ブリュット・ナチュール NV」は、コート・デ・ブラン地区の南に位置するプルミエ・クリュ「ヴェルテュ (Vertus/ヴェルチュ/ヴェルテュス) に拠点を構える家族経営 (未亡人のマダムと2人の息子) のRM ──業態はNM (ネゴシアン・マニピュラン) だが、ほとんどのブドウは自社畑のモノを使用──、ヴーヴ・フルニの人気キュヴェで、モン・フェレという小区画──最高のシャルドネ産地として崇められるグラン・クリュ「ル・メニル・シュール・オジェ」に隣接するエリアで収穫された樹齢40年以上の古樹 (ヴィエイユ・ヴィーニュ=V.V.=古いブドウの木※具体的に定義付けられた樹齢はないが、一般的に30年以上を指すことが多い) から獲れたシャルドネをメインに使う。

 ブドウの場合、古樹の方が一本の木から獲れる房が少なく、それゆえに土壌からの養分をより多く吸い上げることができ、若い樹よりも芳醇で味の濃いブドウが育つと言われている。しかも1本の木から獲れる数が少ないので、ヴィエイユ・ヴィーニュ (古樹) のブドウで造られたワインは高価になりやすいが、このメゾンでは、このスタンダードNVをエントリークラスの価格帯で提供していることもあり、非常に人気がある。




 ▲左が醸造担当のエマニュエル (弟?) で、右が経営や広報担当のシャルル・アンリ (兄貴?) 。



 写真を撮るのを忘れたけど、今回のロットはリザーヴ・ワイン (秘伝のタレ=ブレンド用の熟成ワイン) の比率が21%と、このキュヴェとしては少ないような気もするが──販売ページのアナウンスだと30〜40%と謳われることも多い──、最近値上がりしたようなので、いろいろ大人の事情もあるのか。もしくはベースワインの出来が良かったから混ぜ物が少なくて済んだとか。マロラクティック発酵はブドウの出来によってON-OFFを決めるが、今回のロットはOFFのようなテクスチャーではある。





◤Vve Fourny / ヴーヴ・フルニ ブラン・ド・ブラン ブリュット・ナチュール プルミエ・クリュ NV

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 立ち香──あれ? なんか赤い実の香り。前回のロットとは全く違う。まるで梅やダークチェリーのような渋酸。ブリオッシュはあまりなく──つうかほとんどない?──、まさにダイレクトかつ素っ気なくブドウ全面。しかもシャルドネというより、なんかピノのようなキュートな果実感。いくぶんフローラルで、なんとも軽ぅ〜い出力。

 ♡☺♡「特に感動とかはないけど、普通に旨いわ。軽いなー




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 なんか味の薄いブラン・ド・ノワールみたいだな (笑) 。ワシャワシャと泡に絡む目の粗い無骨なミネラルは毎度のフルニ仕様。今回はしっかり1ヶ月以上休ませたので、以前のようなモコモコ&ホワホワした余計な泡の豊満はない──やはり、休ませることは大事だ。

 削げたような、紙に描いたような少し抽象的な果実感は、まるで火入れの山廃のよう。これで3本目だけど、サンジュリアンさんが持ってきたロットに近いニュアンスで、うちで初めて買って飲んだモノとは全くの別物。軽くてジューシイだけど、やっぱ少し薄いかな。

 イヤな言い方をすると、ブラン・ド・ブランが苦手な人が「だってコクがないんだもの」と言う気持ちと、ノンドザが苦手な人が「ただ酸っぱいだけなんだもの」と言う気持ち、その両方を満たすような、苦手な人を笑顔することのないクオリティ。ブラン・ド・ブラン派であり、また酸フェチでもある我々であるなら、いくらかはオートマティックに脳内補完してそのへんの足りない要素にイクラを盛るからあれだけど、素直に言って、このロットは決してオススメできない





◤Brun Servenay / ブリュン・セルヴネイ ブリュット “セレクション” NV 3本目!

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 ▲実は今日のメインはこれとの味クラーヴェ。あれ? 今見たら売り切れてらあ。2〜3日前まで8本あったのに。密かにスゲえ売れてる。オレがリクエストしてから3回はバックオーダー入れてるもの。



 フルニがイマイチの出来ということもあって、よりいっそうブリュン・セルヴネイの完成度と旨さが引き立つ結果に。ドサージュは7g/1Lみたいだけど、むしろこっちの方が酸にが力強さがある。冷たいとレモン水みたいだけど、12℃〜14℃くらいのスティルワインの適温に近づくとこのシャンパーニュの実力が生々しい説得力を持って輝き始める。マロラクティックOFFの透明感のある艶のある輝かしい液性、焦点の定まった見晴らしいのいい骨格、どこに何があるのかがキレイに整理整頓されており、やりすぎアヴィーズなミネラルの暴力もなく、温度が上がってグラス内の泡が消えても味が全く薄くならないあたりは、ブっちゃけ、メニル100%のスタンダードNV程度では表現不能。滑らかで美しい果実の球体に惚れ惚れする。

2017_10_28Vve_Fourny4905.jpg ♡☺♡「これ、うちにたくさんあるの?
 dಠಠb「ブリュン・セルブネイはシャンパーニュにおける〝篠峯化〟が進行中。ミレジメ2003、2005、2006と、プレスティージュのエグズィラロント2004、あとはこのNVが残1と、さらにNVはマグナム (1500ml) もある。しかもマグナムは国内30本限定の別誂え!

 ♡☺♡「セルブネイ旨い。そしてアンタの判断力がパネえ
 dಠಠb「おめえ、オレを誰だと思ってんだ!?


 2本目同様、去年のロット (1本目) よりもスリムでシャープだが、よりダイレクトなジューシネスはある。まさに果汁そのもの。この季節なら、冷蔵庫から出したらワインクーラーなんかでサーブする必要はない。そして、フルートではなく、是非ワイングラスで御賞味あれ。テロワール全開のRMモノのシャンをフルートで飲む合理性は1%もないと思うな。

 白ワインとしてフィッチ価格「4,536円」は決して安くはないが、もはや同じ値段のスティルワインの白でこれより旨いモノがこの世に存在するとは思えん。

 ちなみにここのミレジメの最新キュヴェは2006で──瓶熟9年だからリリースまでにナンダカンダで11年かかる──、当たり年の2008と2009は再来年以降のリリースだよ。。。プレスティージュの「エグズィラロント (=浮き浮きさせる、陽気にさせる) 」はブドウの出来の良い年にしか出ないので、2005はなくて、こちらも2006が最新版。今年からミレジメの日本への輸出は割り当てになってしまったようで、2006は特に数が少なく、フィッチとウメムラでも扱いナシ。明日は2005を味見する。


moukan1972♂moukan1973






Brun_Servenay コート・デ・ブラン

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