もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【16】まで更新。(12/15/15:43)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

ტ 本日までの転入生 ── dಠಠb「じぇ〜んぶ初呑み銘柄だヤッタぁー!」#遊穂/川亀/小鼓/鰺ヶ澤/脂は阿波尾鶏クラス手羽トロ 



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 毎度アクセスありがとうござます。


 今週はALLお取り寄せ&ALLお初銘柄。読者さんのオススメである「遊穂 ゆうほのあか」メインの同梱です。久々に新鮮な気分で楽しめそうです。

 それにしても昨晩の「越後吟醸」は酷かったな (笑) 。問題にしたいのはコンディション。9月出荷分だから、別にそこまで古いわけでもないのと、記事の中では書けなかったけど、あの酒、moukan1973♀の職場の友人が実家の酒屋で仕入れてきた代物なのよ。箱入りだったので、地元ではお土産なんかでいろんなところで幅広く売られてるんだろうけど、おそらくは蔵元での保管も倉庫 de 常温だろうし、店でも冷蔵庫なんかには入ってないんだろうね。


 リリース直後でも別に旨くはないだろうけど、なんというか、売れりゃいいや的な姿勢 (売れるは正義的な考え) がムカつくんだよ。別にオレの口にマズい酒が飛び込んできてもボロカス書くだけなんだけど、造った側はそれでいいの?というか。自分の造った酒がこんな形でエンドユーザーの口に運ばれてることを彼らは知ろうともしない、そういうズルズルとした習慣的怠慢がまだまだ全国の其処彼処に定着してることがムカつく。言っちゃえば「獺祭」もそうでしょ。売るだけ売って、それがどう売られてるかまでは考えない。なにも「王祿 (おうろく) 」みたいに−5℃で管理できる店以外とは取引しないとか、そこまでやる必要はないと思うけど (笑) 、いかに自分の造った酒が酷い状態でエンドユーザーの口まで届いてるかについて、もう少しシリアスに向き合った方がいい。

 しかしまあ、なぜか火入れの安酒に限ってどれも野暮ったく熟してるモノが多いんだよな。やっぱ加水ガンガンのアル添は足腰が弱いんだろうね。比べるものバカバカしいけど、そう考えると「黒龍」とか「十四代」のアル添 (吟十八号、本丸) は信じられないくらい旨いわな (笑) ──別にそこまで好きでもないけれど。




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ტ 本日までの転入生


◤遊穂 山おろし (生酛) 純米吟醸 ゆうほのあか 生原酒 仕込29号 28BY <石川>
◤川亀 山廃純米 山田錦60 しぼりたて 無濾過生原酒 28BY <愛媛>
◤小鼓 (こづつみ) 純米大吟醸 鼓傳 (こでん) 無濾過生原酒 28BY <兵庫>
◤鰺ヶ澤 番外 山廃純米 生原酒 28BY <青森>



2017_10_21転入生2 遊穂 (ゆうほ) は初呑み。たしかピンクの春酒がBBSで少し話題になっていたこともあったけど、これは6月リリースの夏酒みたいね。仕込28号と29号があるんだけど、数値が若干異なるだけで、スペックそのものは同じ。なぜかネットでは29号の方が手に入れにくい状況だけど、薦めてくれた読者さんと同じロットで入手しました。「山おろし=生酛」だけど、そこそこダイナミックな酒質みたいなので、果たしてオレの求める軽さや旨みの立体構造があるのか、やや不安 (笑) 。

 川亀 (かわかめ) も初呑み。速醸の山田錦50と迷ったんだけど、そこそこ香るようなので、山廃の山田錦60にしてみた。4月25日の出荷なので──商品名的にバックオーダー分?──、ちょうど飲み頃じゃないかな。杜氏はクワナリの自信家らしいので、そこも含めて楽しみ。

2017_10_21転入生3 小鼓 (こづつみ) なんて見たことも聞いたこともない (笑) 。実は1本ネットで注文した酒が売り切れと言われたので、それでメールで店主にオススメを投げてみた。香り系や濃厚系のクドくて重い酒じゃなく、疲れずに飲める軽やかな酒で何かないか──貴店の扱いだと「花陽浴」とか好きじゃないなどと伝えて、それでいくつかネットに出してないモノもピックしてくれて、まあ、なんとなくこれにしただけ。後からチョロっと検索したら、どうやら10号酵母 (小川酵母/明利系) を得意とする蔵元のようなので、ジワジワと不安の波が (笑) 。

 鰺ヶ澤 (あじがさわ) も初呑み。もはや単なる「同梱山廃作戦」だけが購入の理由。これも3月出荷なので飲み頃でしょう。とにかく飲む前に世間の評判や酒屋の説明なんかは〝ほぼ〟読まないし、気にしない。意味は自分で決めるから、他人がどう感じようが書こうが、まるで参考にならない。この中に1本くらい心を揺さぶる酒があることを願ってはいるけれど。





 これが本日のイチオシだ!!!
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 ▲残り1合くらいの「菊鷹」はようやくツルツルになってきた。「日高見」は熟味も目立ってきたが、お燗もまあまあ旨い。



 酒とは全く関係ないけど、実は昨日、近所のスーパーで「手羽トロ」なる部位の鶏肉を、初めて見たので試しに買ってみたけど──78円/100g!──これの水炊きがなかなかに旨い。

 肉質そのものはムネ肉に近い淡白さではあるものの、脂の絡み方がムネやモモとは違い、大胆にドカっと纏わり付いていて、この値段でも、こと脂に関しての濃厚バターのような風味は阿波尾鶏クラスというコスパの良さ。マグロで言うと「中落ち」みたいな意味合いの部位なのかね。「見栄えは良くないけど味はいい」みたいな。これは今後もレギュラーパックにして欲しいぞ。肉はそこらのムネレベルだけど、なんとも脂が地鶏レベルなので、フニャフニャした安価のモモ肉よりも噛みごたえがあり、肉と脂のハイコントラストなコンビネーションによって「仮想ブランド地鶏」としての効用を発揮する。

 炊き過ぎ (煮過ぎ) は肉がパサつくので、熱が入ったらすぐに食べるのがいいでしょう。浮いてくる脂の質がモモ肉とは別次元なので、雑炊もいいが、余った鍋汁は是非スープにしたい。釜揚げうどんにしても、脂が麺に絡んで、これまたなかなかに良い。

 そして、通に決めたいなら「お茶漬け」だ。茶碗に暖かいご飯を盛り、鶏ガラスープの粉をふりかけのように少量振る。そこに鍋汁をかける。醤油 (or そばつゆ) を少し垂らす。小ネギをパラパラと。明らかに雑炊より旨いが、素人はこの食べ方をあまり知らない。さらに知られていないのは、鍋汁を「そばつゆ+ポン酢」というコンビネーションで攻撃する作戦だ。隠し味にポン酢を入れると「椎茸/松茸のような酸」が偽装構築されるので、まるで高級割烹のような風味になる (笑) 。


 それでは皆さま、天気はイマイチですが、酔い週末を。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 遊穂 川亀 小鼓 鰺ヶ澤

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To あらまさん



毎度です。

恵信、あらまさんの瓶も熟してましたか。なんか腐りかけの巨峰みたいな熟れ方なんですよね (笑) 。これ、仕込み違いがあるんでしょうか。こういう問題もあるので、やはりラベルに書くのが間違いないですよね。

ちょうど「今回の自然酒=ハチミツ」だとしたら「前回の恵信=水飴」という感じで「色付き/色無し」違いみたいな相関性がありますよ。やはり「恵信」の27BYは今でも美味しく飲めると思いますね。透明で無駄のないスリムBodyに程良くチャーミングな肉付きという (笑) 。


──千葉といえば甘旨党的には鳴海、一喜、不動、福祝ですよ! 矢崎さん抜けた後の一喜をこの間飲みましたが、甘~くてニンマリしました。おすすめしません! 笑

なにげにこれで僕も千葉の四天王を制覇しましたよ (笑) 。「福祝」は結構シャープさが売りだとは思いますが、29BYは他のも買っています。「鳴海」は白ラベルの直汲みが28BYはイマイチでしたね──味が出てない。「不動 純大 直汲み赤ラベル」の28Yは良い出来でした。今となっては味が出過ぎでクドいかもしれませんが、勢いと自信に満ちた酒は自分の嗜好を超えて飲めちゃうんですよね。

「川鶴」も29BYは買ってみますかね。ブツクサ言ってるわりに買いたい銘柄がなくならなくて困ってますが、あらまさんも自然酒、飲めるといいですね。扱い店は少ないみたいです。純米よりだいぶスリムですが、僕らにはこれくらいが丁度いいです。むしろ見晴らしが良くなった分、五味の細部までクッキリ見えますよ。お燗も旨いです。



2017.10.25 Wed 23:32
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Name - あらま  

Title - 恵信問題

自然酒のなかでもそちらは超限定品のようで、ぜひ飲んでみたいですね~。めぐりあいますように・・・。

恵信はですね。熟々してましたw いや~、私はまあそこそこ美味しく飲めますけど、これはモウカンさんには勧めないですね~。しかし、前回はこれよりもっと遅い時期、12月だか1月出荷のもっと寝てる酒だったのに、今回のほうが熟れてるというのは今年のコメとか作りの問題なんでしょうかね。

いずれにしても、モウカンさんもどんどんアップデートされてると思いますので、よしんばいい出来だったとしても、今となってはカジュアルに飲める程度の酒なのかな~とは思います。

遊穂は3年前くらいに紫の純吟を飲んでうまいな~って感じた記憶があるんですが、それ以降飲めてないので、これまためぐり合わせを待ってる銘柄です。もうどんな味だったか完全に忘れました。

川鶴は2年前の純米オオセト65が素晴らしかったですね。甘旨系ジューシーでしたが、その後なんか杜氏が変わったとかいう話を聞いて、それ以来巡り合ってないです。

福祝いいですね~。千葉といえば甘旨党的には鳴海、一喜、不動、福祝ですよ! 矢崎さん抜けた後の一喜をこの間飲みましたが、甘~くてニンマリしました。おすすめしません! 笑
2017.10.25 Wed 18:19
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Name - moukan1972♂  

Title - To 富牟谷欠さん



毎度です。

遊穂の赤、久日に盛り上がってるなー。
↓まだここで買えるから誰か中立の立場で審判 (見届け人) やれよ (笑) 。

遊穂「ゆうほのあか」 山おろし純米吟醸「仕込み29号」無濾過生原酒 1.8L 28BY
http://okayama.shop-pro.jp/?pid=60487636


──アミノ酸はヘヴィネスに直結するわけではありません。ただ、アミノ酸が多く出る造りが重くなりやすい傾向はあります。

もちろん、その通り。ただ、うちのブログは今年1年「米鶴 山廃純大」のフレッシュ・コンディションを通じてカロリーオフだのクリスタルだので盛り上がってきた背景があるので、もはや速醸ではない当たり酒というだけで世間とは違う文脈でアプローチしてしまうという事情がある。まあ、楽しく飲めれば☆は関係ないです。


──『川鶴』は──<中略>──たぶん、好みではないんじゃないかなと思うのですが、飲んでみて欲しいです(←酒は飲んでみないとわからない)。

もちろん、その通りPart2。なにか鉄板のスペックや商品があればピンポイントで指示ください。

2017.10.23 Mon 22:31
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Name - 富牟谷欠  

Title - 楽しみですね。

『遊穂』は最近“U.F.O.生原28BY”が出荷されていますね。“きいろ”や“U.F.O.”も個人的には好みです。
「あか」は蔵のベースラインからちょっと外れるけど、面白いと思います。

アミノ酸はヘヴィネスに直結するわけではありません。ただ、アミノ酸が多く出る造りが重くなりやすい傾向はあります。アミノ酸組成にも拠りますし(味に関与するのは4つだけ)。
ちなみに『秋鹿』や『凱陣』のアミノ酸は相対的にかなり低めです。『宗玄』『菊姫』あたりは有機酸や多糖類も関与していると思われます。

『川鶴』は愛媛じゃなくて香川の銘柄ですね。
寺谷杜氏当時はヘヴィな面白い酒と特徴の薄い酒の両極?でしたが、藤田28BYは若干重さを抑えつつも太さを維持したwisdomなんかの面白い酒を造っています。
たぶん、好みではないんじゃないかなと思うのですが、飲んでみて欲しいです(←酒は飲んでみないとわからない)。

『寿喜心』自分も久しく飲んでない、名前を聞くと飲みたくなりました。当たりのロットは、甘いんだけどギリギリでもたつかない、なんとも危ういバランスが好ましく。でもこの時期は、もう。熟成に向く酒質ではないですよね。


2017.10.23 Mon 21:03
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Name - moukan1972♂  

Title - To NTさん



毎度です。

徐々に敷かれる「遊包囲網」──。


──遊穂は、割と好きで、大体毎年リピートしてますが(今年は未飲)、ご指摘あったように、濃淳系で、割とガツンとした飲み口かなと。 今のmoukanさんがどう感じられるのか、興味深いです。

まあ、26BYに飲んだ「農口」や「宗玄」の記憶もそこそこ鮮明にあるので、能登酒がガツンと襲いかかって来ても、なんとか酸の急所を攻めて、柔能く剛を制すの精神で挑みます (笑) 。


──小鼓にはちょっとびっくりしました。<中略>日本酒漁りするようになる前よく飲んでいたが、その後は全く飲んでなかった酔鯨の生原酒を見かけて、試してみたら、ちゃんとしていたこともあったので、実は・・・ということもあるのかもしれません。

地元ではそこそこメジャーなんですかね。ちなみに通販した酒屋は京都の店でした。詳細は調べてないですが、旅行先の宿で出てきた酒を黙って飲む気持ちで攻めてみます。自分じゃ絶対にチョイスしないので、それなりに楽しみではあります──不味くても相手のせいにできますし (笑) 。高望みはしません。普通に静かに飲めればそれでいい・・・。

「川鶴」はよく見ますが未飲ですね。「川亀」はリアルでもネットでも行動範囲内であまり見かけないので良い機会でした。愛媛だと「寿喜心」に再トライしたいんですよね。結局今年は飲まずじまいになりそうです。

しかしまあ、自然酒といい、巖といい、遊穂といい、どうしてそういう酒ばかりが予期せず襲いかかって来るんでしょうか (笑) 。ま、いいんですけどね。逆にますます興味が湧いてきましたよ。


2017.10.23 Mon 18:07
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Name - NT  

Title - 遊穂&小鼓

こんにちは。

遊穂は、割と好きで、大体毎年リピートしてますが(今年は未飲)、ご指摘あったように、濃淳系で、割とガツンとした飲み口かなと。 今のmoukanさんがどう感じられるのか、興味深いです。

小鼓にはちょっとびっくりしました。 社会人3年目くらいまで神戸にいたので、飲んだことはありますが、当時(私は1971)の地酒処に置いてあったような酒であり、イメージ的には、呉春とか、三千盛とか、澤乃井とかと同じような位置づけかなと(特に根拠ない、個人の思い込みですが)。 とはいえ、日本酒漁りするようになる前よく飲んでいたが、その後は全く飲んでなかった酔鯨の生原酒を見かけて、試してみたら、ちゃんとしていたこともあったので、実は・・・ということもあるのかもしれません。 ということでこちらも興味津々でレポお待ちします。

おまけ 川亀は未飲みですが、同じ愛媛の川鶴は好きな銘柄です。紛らわしく、川亀を川鶴と間違いかけたこともあります。
2017.10.23 Mon 11:46
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Name - moukan1972♂  

Title - To あらまさん



毎度です。

まず最初に「自然酒 純吟 別誂え」ですが、直汲みということもあり、個体差があるので、うちの瓶はマチダヤ試飲会で飲んだモノよりシャープ&ドライでホロ苦いアフター、らしい甘さも出てますが、少なくともあらまさんが飲んだモノとはまるで違う液性だと思いますね。特に重くもクドくもなく、むしろスリムジューシイな印象で、自然に飲めてます (笑) 。


──いや~ゆうほのあかは・・・軽さや旨味の立体構造とは対極にあるようなお酒かと 笑 夏に飲みましたが、まず明らかにドスンと重くて飲みにくいと感じたので、お燗にしてもらいました。

最新式の「山廃」「生酛」に関するうちのブログの見解というのは過激にオリジナルだと思うので、そこでの共有というのはハードルが高く──最低でも一緒に飲まなければならない課題の酒が何本かある──、そこはあまり期待してません。まあ、少しでも〝違った体験〟ができればという感じですかね (笑) 。

数値的にも若干「アミノ酸度」が高めに仕上がってるので、少なくともカロリーオフネスやクリスタルネスを堪能する酒ではないようです。それにそもそも能登の酒ですしね──「宗玄」も「農口」も26BYではそれなりに美味しく飲めましたが、今となっては、さて。


──お燗にすると、まあ映えること。重さが消えて一気に飲みやすくなりましたね。花開くというのはこういうことを言うんですかね。

もしくは常温でしょうね。6月リリースの生酒なので、イイ感じに育ってそうですし、今の時期に飲むにはお燗も含め、応用性は高いとは思います。いずれにせよ、初呑み銘柄なので、前向きに楽しんで行こうと思ってます。

ところで「恵信」はどんなもんでした?

2017.10.23 Mon 01:41
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Name - あらま  

Title - 遊穂

いや~ゆうほのあかは・・・軽さや旨味の立体構造とは対極にあるようなお酒かと 笑

夏に飲みましたが、まず明らかにドスンと重くて飲みにくいと感じたので、お燗にしてもらいました。お燗にすると、まあ映えること。重さが消えて一気に飲みやすくなりましたね。花開くというのはこういうことを言うんですかね。私はお燗はあんまり好きじゃないんですが、この酒は絶対お燗だなという印象が強く残ってます。

違う答えが出てくるか、ちょっと楽しみにしてます。
2017.10.22 Sun 23:06
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