◤本日のREMIX講座♪【補足2】Heather Headley - I Wish I Wasn't (Darryl James Mix) 2003  

genre tag:VOCAL HOUSE, R&B HOUSE
 ▼CLICKでDATA表示
▪︎去年の年末に一度取り上げてるけど、イイ流れが来たので復習。ブロードウェイ女優から歌手に転身してグラミー賞なんかも取ってるイイ女Heather Headleyの大ヒット曲の感動Houseヴァージョン。「Janet Jackson - Any Time, Any Place (1993) 」でDavid Anthonyとのコンビで歴史的傑作リミックスを世に送り出してから10年、突如Fred McFarlaneと共にDarryl James (写真右下) が2002年に立ち上げたFall Out RecordsからBOOT盤をドロップしてHouseリスナーを感涙の中空に解き放ちましたが、実は正規PROMOは存在してます──CDもPROMO盤のみに「Darryl James Mix」を収録。

▪︎REMIXスタイルは〝早回し方式〟です (笑) 。先日の説明通り、原曲はSlowバラードなので、メロディーの歌い回しは基本そのままで、1フレーズあたりを2小節 (倍の長さ) で取ってます。ただ、AlbumヴァージョンがHouseの平均的なBPMである120の半分以下なので、歌い回しは早くなります。逆に「Chante Moore - This Time」なんかは、原曲の方がテンポは遅いのに歌い回しが早口なため、Houseヴァージョンでは半分の速さで歌を乗せます──ボーカル部分を倍に引き伸ばす。つまり、テンポの遅い原曲よりも、テンポの速いHouseヴァージョンの方が歌い回しそのものが遅くなるという逆転現象が起きて、これをオレは〝バラード・ハウス〟と定義しているわけだ。Janet Jacksonは「小節の倍取り+ボーカルの引き伸ばし」で、Chante Mooreの場合は「フレーズそのものの倍取り」で、Heather Headleyも小節の倍取りなんだけど、歌い回しが原曲よりも早くなるので音楽的現象として決してバラードには聴こえず──純粋なアップテンポ曲に聴こえ、これが人の聴覚をしてこのHouseヴァージョンをバラード性から遠ざける構造的な本質。人の感覚なんて、所詮はそんなもの。理屈 (構造) は感情 (感覚) に先立つんだよ。ただ、それが見えにくいだけ。そもそも創作や芸術というのは、感情 (感覚) の正体を突き止める行為 (官能の具現化) のことを言うんだよ。その正体がいつまで経っても判明しないから、人は何かを創り続けるというわけだ。だから宇宙の謎が全て解けてしまったら、世界中の宇宙物理学者たちが鬱病になるだろうね。謎こそ神の創造物。












 ▶︎Darryl James Mix──これは早口式のリミックスね。
 

 ▶︎Album Version──これが↑になっちゃうんだから。
 

 ▶︎ウホっ、イイ女。
music_heather_headley1.jpg
 photo: Singersroom




 ▶︎Original Version──早口。
 

 ▶︎House Remix──テンポは速いのにフレーズを倍に引き伸ばし (遅口) 。
 


Comment

Add your comment