もう肝臓の無駄づかいはしたくない夫婦のワイン&日本酒備忘録

 突然ですが、ブログ名を変えました。近日中に[hello !][about us][site policy]を改訂するので、今後の方針はこれらを御参照ください。【近況】8年ぶりに「石神井公園」で一人暮らしをしている叔母 (母親の姉) に会う。突き抜けた変人揃いの母方の親戚の中でも極め付けの人物。途中からmoukan1973♀も (「焼肉」目当てに) 参戦。今年80歳だけど──認知症の〝欠片〟もヌワイ──、一人で喋りまくる。内容の数々がドロドロと黒々しくエモーティヴでエグいが、なぜか爆笑を誘う。どういうわけか昔からオレとは波長が合う──と、少なくとも彼女の方は〝そう〟思っている (笑) 。携帯電話を持っていないので、今度「契約」に付き添う約束をした。一人息子は少し離れたところに住んでいるけど、オレは電車で20分なので、サポートできることはしてやりたい。
〜 たぶん年ベースだと余裕で300本以上の酒瓶を空にし、メインは7,000円以下のChampagneとStill Wineと1.8Lの火入れ純米、日本酒はそこらのマニアの10倍はマニアック (役に立たないクイズ的な知識は少ないけど) 、オマケと思わせておいて「本日の1曲♪」が実はプロ級に専門的、合間に安煎餅&女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめなので気弱な人&単に優位に立ちたいだけの身の程知らずのマヌケは (必ず〝返り討ち〟に遭うので) 絡まないで下さい、夫婦仲はオレ主導で常に円満&爆笑の連続 (今年で結婚16年目&子供は作らなかった派) 〜

◤六十餘洲 - 純米吟醸 山田錦 ひやおろし 28BY ── dಠಠb「『ひやおろしが旨くないのは冷蔵庫のせいだ!』なーんて言ったらバカにされそうだけど (笑) 」 




 先日の「純米 山田錦65」に引きつづき、六十餘洲ひやおろし、今回は「山田錦50」です。同じ仕込みかどうかは知らないけど、これの生酒が結構旨かったので少し期待してます。生酒と同じラベルの火入れが通年商品として出回ってるので、これは別タンクか。




rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by1.jpg

rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by2.jpg
 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:☆☆☆½

【454】六十餘洲 -ろくじゅうよしゅう- 純米吟醸 山田錦 ひやおろし 28BY <長崎>

今里酒造 株式会社:http://www.64sake.com


Moukan's tag:




rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by4.jpg 立ち香──ちょっと興味薄なトラッド吟醸系だなあ。静岡風というか、くぐもり系のバナナというか。あんま純米と変わらんし、生との通奏低音が聴こえて来ない。

 とりあえず飲んでみる──。

 なんかウッディーな渋みがあるぞ。期待していたような柑橘系の酸と輝きに出会えないのは残念だが、一定以上のクオリティはあるかな。液性そのものは柔らか。少しサラサラとしたパウダリーなテクスチャーの中に清楚にミルキーな旨みの豊満。ただ、そこに面で寄り添う酸はなく、ややギザギザとウッディーな渋みが重なる流れ。木香まではいかないが、別になくてもいい香りの因子ではある。


rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by6.jpg 一杯だけレンジ燗──。

 ああ、こうくるか。輪郭がブっとくなって、劇画調の渋酸が現れる。うーん、別に呑めるけど──っていう。☆3.5ですね。やはり「ひやおろし」としての魅力にのめり込めない酒質と言わざるを得ない。
 
 冷酒も同時に呑んでるけど、ノイジーに渋いな。そして辛い。「ひやおろし」的な仕上がり感も特にないし、単なる生詰の出来損ないというか──まあ、残酷な言い方をすれば、ほとんどの「ひやおろし」がこういう酒ではあるんだけど。

 そして、結構甘い。「六十餘洲」としては「山田錦50生」というよりも「雄町50生」のエラー酒というニュアンスに近い。なんか不出来な時の「鍋島 純米吟醸 山田錦 火入れ」のような甘みと渋みのチグハグ・バランスを想起させるんだよな。これは期待ハズレと言っていいでしょう。残念。





── 2日目。

rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by7.jpg
 ▲一戦目の「となりのトトロ」対決では攻め気を見せずに子供に負けてしまった (笑) 。二戦目ではなんとか勝ったけど、相手のミス (作り込み&技術不足) に助けられた感じ。オレの指示通りにアレンジしてりゃガキ相手なんかに余裕で勝てるのに!



rokujuyoshu_jungin_hiyaoroshi28by8.jpg 立ち香──バナセメ (バナナ&セメダイン) に少しミルキーな甘みの膨らみ。酸はシッカリ出てるので、牛乳感は抑えられてるけど、やっぱトラッド吟醸系というか、すぐに想ひ出すのは「飛露喜 特別純米 生詰」や「一白水成 純米吟醸 美郷錦」とか、あのへん。「磯自慢」よりはキャッチーだけど、静岡吟醸系のバナナを感じてしまう。そしてオレはこれらの香りがあまり好きではない──厳密に言うと、この手の酒を呑んで心の底から「旨い!」と思ったことがない。

 実はさっきグイ呑みで軽く一杯呑んだんだけど、常温近くまで温度が上がったら酸っぱさがMAXになって何とかイケたので、オカワリをワイングラスに入れてLIVEで書いてますとにかく辛いんだよなあ


雄町50生」にあった蜜っぽい甘みもイイ感じに──美酒のマントを羽織って漂ってくるんだけど──含みますよ──やはり一連の嚥下の中では辛みと渋みばかりが目立ってしまう。やっぱ渋酸が強すぎる。いつもの感じの、甘みの球体に面で寄り添う上等の酸が足りない。味としての酸っぱさはあるけれど、それが強すぎて潰されてしまう

 これ、火入れミスなのだろうか。以前にも生詰の酒を引っ張りすぎた時に似たような渋みに遭遇したことが何度かあるな。たとえばワインなんかは冷やしすぎると逆に酸のバランスが乱れると言うけど、そもそも本当に日本酒にとっての理想的な保管温度は5℃以下の低温なのだろうか?

 変な話、長期冷蔵保存された生酒には生熟なりの香り (生老ね) はあるけど、少なくとも酸の劣化や暴走を感じたことはないんだよな。むしろ火入れをすることで、タイトになった酸が過度な冷蔵環境により、逆に窮屈になったり渋くなったりすることはないだろうか。ワインも日本酒も「熟成の仕組み」が科学的に完全に解明されたわけではないので、飲み頃 (開け時) さえ間違えなければ、低温管理こそが正義とも言えないような気がしてならない。

 そもそも江戸時代に冷蔵庫はないわけで、そういう意味でも「ひやおろし」における前提というか保存条件は昔と異なると思うな──生詰の酒をキンキンに半年以上冷やして本当に酸のバランスは崩れないのか問題があるような気がしてならないというか。

 一体誰が生詰 (一回火入れ) の酒を5℃以下で半年以上保管するのが正しいと決めたんだ? ひやおろしに旨い酒が少ないというのは、そういう根拠のない──思考停止気味の、単なる現代的な冷蔵技術に振り回された結果ではないと本当に言い切れるのか? 「ひやおろしが旨くないのは冷蔵庫のせいだ!」なーんて言ったらバカにされそうだけど (笑) 、だったらシーズンを通して蔵で一番旨い酒を「ひやおろしジャンル」でドロップしてみろよ。難しいと思うな。

 ☆3.5です。


moukan1972♂






日本酒 六十餘洲

Comment

Add your comment