◤R&L Legras / R&L ルグラ ブリュット ブラン・ド・ブラン NV 




2017_10_9RL Legras4002
 ▲月曜に池袋に行く用事があったので、なんとなく「宮城ふるさとプラザ」で買ってしまった「日高見の国 牡蠣味噌」は意外にイケた (笑) 。佃煮風だが、小ネギとゴマ油と醤油をプラスするとそこそこなアテ (お通し) になる。かりに都落ちしても仙台駅周辺なら生きていけることは先日の旅行で確認済み。


2017_10_9RL Legras4029











 毎度アクセスありがとうございます──なぜか「日本酒の記事」ではこれを言わない謎。


 ワインは知識も経験も非常に浅いので、奇怪な現象に遭遇してもその真相を確かめることが難しいのだけれど、つい先日、実家に帰るのに合わせて地元の小間使い (honshibori1977♀) にうちと同じ店の同じロットのNVシャンパーニュを買わせて冷蔵庫で保管させておいたのに2本ともハズすという悲劇に見舞われまして──そのうちの1本なんか露骨に劣化しててマトモに飲めたもんじゃない──、うちにオカワリ分が2本ともあるけど、それはひとまず回避するとして、夏場のCOOL配送におけるトラックの荷台の温度、本当にクールだろうな疑惑──だいたい到着した時に大汗をかいてます、配送のアンちゃんもワインも──を検証しようカナート。

 昔はCOOL専用車をよく見掛けたのだけれど、最近あまり見ねえなとか。指定時間ごとに営業所でデカめの保冷パックに詰めて、それで普通車両で運んでる気がするんだけど──通常の荷物も同じドライバーが運んで来るし。ま、その僅かの2〜3時間で腐るとも思えないけど、人手不足と荷物量の増大により、店から我が家まで、本当に一度も温度を上げずに届くかは微妙。そこへ来ると、さすがに「ゆうパック」のCOOL便はスゲえ冷えてるんだよな。



2017_10_9RL Legras2889a



 購入履歴を見ると、ちょっと怪しいのが9/6到着分のシャンチームで──実は旅行に3本持って行った375mlが ほぼ全滅──、それで今宵は疑惑の配送分のシャンを開けることにした。でもなあ、先週の水曜に飲んだベルナール・ブレモンは超旨かったんだよなあ。




 photo: シャンパーニュ専門店マチュザレム


 さっきから酒そのものの話を全くしてませんが、シュイィ産 (グラン・クリュ) 100%のブラン・ド・ブランを飲むのは初めてかな。ブレンド用に使われることは多いけど、シュイィ100%のキュヴェは意外と少ない。割りとレストランなんかにオンリストされる銘柄みたいなので、一般家庭にシレっと紛れ込むことは少ないようだけど、きっと手堅くコスパがいいんでしょう。発酵/熟成は全てステンレスタンクを使用、ドサージュは7g/1Lで、マロラクティック発酵有り、NVクラスでも瓶熟成は36ケ月とヴィンテージ並み。

 年間15万本クラスの生産量なので、RMとしてはやや多いくらいだろうか──中には2万本クラスのメゾンもあることを考えれば。ちなみにみんなが大好きなモエシャンは3,000万本クラス (笑) 。





◤R&L Legras / R&L ルグラ ブリュット ブラン・ド・ブラン NV




2017_10_9RL Legras4007



 立ち香──リンゴとハチミツ、いただきました。清らかなシャルドネ・アロマをダイレクトに感じるのは久々かも。ハズレばかりで忘れかけていたけど、これだよなのシエル・ド・シャルドネ (シャルドネの空) 。熟成パートはそれほどでも。全体にはフレッシュで生き生きとした香りの発散。

 ♡☺♡「大丈夫だと思います。リンゴ。しっかり果汁を感じます」──最近は飲んだ瞬間のアタリ/ハズレの反射神経が素早くなってきたmoukan1973♀。



2017_10_9RL Legras4011
 ▲小ネギとゴマ油と醤油を2〜3滴ほど追加するとオレ基準の味覚的な完成を得る。



 実はこれ、すでに我々は日本酒よりも判断が簡単だという認識を得つつある。シャンパーニュはいちいち考える手間がない。本当に旨いモノは飲んだ瞬間にわかる──少なくともフレッシュさが売りのNVキュヴェであるなら。日本酒は温度や時間経過と共にグングン変化して行くし、酒としての液性が重いし濃いし、なにより、酒 (銘柄やスペックや火入れの処理方法) ごとの味や香りがバラエティに富み過ぎてるので、個人間での嗜好による評価の振れ幅も大きい。

 その点、シャンパーニュ (ワイン) にはジャンル (属性) としての中心が歴然とあるので、変な話、好きか嫌いかよりも、アタリかハズレか (良いワインか、そうでないワインか) で酒を判断する飲み手の方が多いのではないだろうか。そして、アタリなら「好き」を超えて「旨い」で終わる世界だと、現時点はそう思ってる。日本酒の場合はなかなかこうはいかない。

 先日の「」じゃないが、どいつもこいつも嗜好の領域のみで良し悪しを語りたがる傾向がある──つまり「良し悪し」ではなく「好き嫌い」が幅を利かせる世界。もちろん、だからこそ「日本酒は楽しい!」という論をオレは決して否定はしない。ただ、見えてる世界に個人間の差が生じやすいので、同じ酒を飲んでいても〝同じ言葉 (感性) 〟で語り合えないという虚無がある。だからオナハシニナラナイという悲劇が起こり得る。

 よく言えば多種多様、悪く言えば玉石混合。こっちは自分なりのジャンル仕分け (意味の創出) に勤しんでいるのに、横から勝手に自分の嗜好を大儀に掲げて〝お門違いな酒〟を平気で薦めて来る。音楽なら、こういうことはまず起き得ない。かりに糞も味噌もNYハウスが目の前に1,000曲並んでいたとしても、そのジャンルを正しく理解している人間同士で「良し悪し」の意見が分かれることはまずあり得ない。そこはワインに似てる。もちろん「アタリ」を認めた上で「好きじゃない」と言う人はいるが、そこを見ずに「好き嫌い」だけを語るのは、少なくともNYハウスというジャンルであれば、抽象的な思考能力において生物学的に少し不利のある女子供だけだ。



2017_10_9RL Legras4017
 ▲あろうことか「宮城ふるさとプラザ」で大豆ハンバーグまで買ってしまったよ──そもそもこっちがメインだったんだけど。だって、試食販売員のネエちゃん (30歳は超えてるけど) が素朴で可愛かったんだもの。やはり都落ちするなら仙台だ。



 軽ぅ〜。リンゴというかレモン水。アヴィーズやキュイやヴェルチュのシャルドネほどシャープじゃないけど、ややふくよかなミネラルのモノリス (建造物) にはしっかり当たる。今まで飲んだブラン・ド・ブランの中では最強クラスに淡麗。なかなかいいですね。スリムで滑らかで清らか。

 コンディションはどうだろう。ベストではないような気もするけど、熟味に寄せれば気になることもないかな。酸っぱいは酸っぱいけど、若いメニルのNVなんかで感じる薄さや水っぽさはないので、単純に白ワインとして平均以上に楽しめる──そりゃ4,000円以上するんだからそうじゃないと困る。

 ここのメゾンはNV以外はどれも高いので、他を買うまでは行かないけど、確かにパリのレストランで他に知ってるワインがなくてどれも高かったら黙ってこれを頼むかもしれない。シュイィのシャルドネはクラマンほどクリーミイなストラクチャーはないけど、ミネラルの膨らみに柔らかい豊満がある。アヴィーズのようなシャープさ、オジェのようなピールな苦味もなく、メニルのような直線で押し切るスマートさもないが、これはこれで嫌いではない。うちにもう1本シュイィ100%のブラン・ド・ブランがあるので、近いうちに開けてみよう。


moukan1972♂moukan1973






Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。

めいさん、なにげに元ワイン飲みですよねえ (笑) 。


──シャンパーニュは、経験では「30℃&30分」で死亡してます。「20℃&2日間」とかは平気なんですけどね。

moukan1973♀の誕生日に指定プレゼントさせたヴーヴ・フルニの2009、たぶん死んでますね。届いた時「ぬる燗」状態でしたから (笑) 。あの日は今年一番の暑さで、外気で37℃、荷台の中は40℃を超えてたんじゃないですかね。うーん、頂きモノとはいえ、もったいない・・・。飲むのが怖くてスルーしてますが、長命なヴェルテュ産のブラン・ド・ブランなので、もしも問題なければ結果的に「早飲み」になってしまい、なかなか開けるタイミングがないんですよ。


──その昔、大阪税関で輸入酒の通関業務を始めた頃、東京より大阪は半日ほど手間取ったそうです。ゆえにプロは「大阪通関もののシャンパーニュ」を避けてたと言われてます。

いろいろ実験したいんですが、日本酒のCUP酒のように低い予算でできないんですよね (笑) 。これまで、飲めないほどの劣化は1本だけで、できれば飲みたくない劣化が4本、思い返せば微妙なモノが・・・という感じですね。同じ梱包でも全く問題のないものがあるので、どこまでが劣化で、どこまでが出来の悪さなのか分からないという。日本酒なら微細に分析できるんですが、まあ経験を積むしかないですね。

クロクロの前にブラックスワン開けました。これ、完全に昔の「仙禽」ですね。個人的には好きなタッチです。


2017.10.11 Wed 22:35
Edit | Reply |  

Name - めい  

Title - 

おばんです。

シャンパーニュは、経験では「30℃&30分」で死亡してます。

「20℃&2日間」とかは平気なんですけどね。

スティルワインとは違い、澱引きまでしちゃってるので、熱の楯になってくれる雑物が瓶内に残ってないんですよ。

その昔、大阪税関で輸入酒の通関業務を始めた頃、東京より大阪は半日ほど手間取ったそうです。ゆえにプロは「大阪通関もののシャンパーニュ」を避けてたと言われてます。
2017.10.11 Wed 21:52
Edit | Reply |  

Add your comment