◤Bernard Bremont / ベルナール・ブレモン ブリュット グラン・クリュ NVと日本酒たち #米鶴/花巴/松の司/くろさわ2014/黒澤 




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 Table Oginoのデリカ惣菜は初めて食う。



 毎度アクセスありがとうございます。


2017_10_4味クラ8 ちょうど知人が都内へ日帰りの出張に来るということで「酒でも飲もうぜ」というお誘いを受け、それでオレの返した内容が「面倒くさいからうちに来い、酒の手土産はいらん、自分の食いたいもんを持ってこい、酒は好きなもんを好きなだけ飲ませてやる、moukan1973♀も午後半休を取るってさ」と、まさかこんな乱暴な言い方はしてませんが、内容に一切の嘘はありません

 するとしっかり「バカヤロウ、遅せえんだよ、酒ならもうすでに買っちまってたんだよ、あと、食べたいもん (鹿とイチジクのテリーヌ、レバームース、ひよこ豆のフムス) を買ってきたけど、バケットとかこのへんで買えるか?」などと言って「松の司」を2本も持ってきた。それにしてもおい、随分とハイカラなアテを持ってきたじゃねえか (笑) 。事前に言ってくれりゃ旨いパンをたらふく用意しておいたのに。♡☺♡「これ完全にワイン向けじゃーん (喜) 」。

 というわけDE、コンビニでクラッカーを買って味クラーヴェと洒落込んだ次第。日本酒の個別記事は「2日目」としてUPするので、ここでは軽い感想程度で。





◤Bernard Bremont / ベルナール・ブレモン ブリュット グラン・クリュ NV




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 適当にツマミを用意したりしながら「とりあえず乾杯」するのに意外と便利なのがシャンパーニュというジャンル──缶ビールよりはバカ高いけど。こちらはピノ・ノワールの名産地アンボネイ (グラン・クリュ) 100%の混醸タイプでセパージュは「ピノ・ノワール:70%、シャルドネ:30%」。ドサージュは日本版オリジナルの6g/1Lで、通常の8gよりも少なめ。フィリポナの社長もなんかのインタビューで言ってたけど、日本ではドサージュの少ないキュヴェがよく売れるらしいね。

 これは大当たりです。ピノ主導の香りと味わいながら、極めて清冽なフィネスに満ちた澄み渡るフルーティネスの輝き。そういう意味では「大地」よりも「空」を感じさせるピノの表情だ。しっかりしたミネラルもギスギスとした硬質さはなく、あくまでもタイトな果実味にキラリとした輝きをもらたらす風合い。チェリーなどの赤い果実の表情は極めてチャーミングで溌剌としている。小ぶりのスケール感ながら、俯瞰できる味の景色はどこまでも広く、そして明瞭。

 なーんて思っていたら、ウメムラの販売ベージによると『第三回マルシェ・ド・シャンパーニュ』イベント後のブランインドティスティング会で、インポーター60人、シャンパンバーのソムリエ20人の計80人が、66アイテムのスタンダード・シャンパーニュ (そのメゾンの代表的なNV) を一切の情報がない状態の完全ブラインドで100点方式で採点して2位だったんだとさ。確かにこれは旨い。オレはフィッチ派だから、こういう煽り文句を見過ごしてばかり (笑) 。

 旅行前にアンボネイ100%のブラン・ド・ブランという珍品を飲んだけど、これなんかより綾瀬はるかに旨い。オレがクリスマスに『シャンパーニュ特集』を組むとしたら、RMであるなら、まずはこういうNVを人に薦める。楽天ではあまり在庫もないが、正規代理店のHPでそこそこ割安に買える──オレが買ったより600円も高いが。

 どうやら今回のロットが日本初上陸らしいが、こういうちゃんとしたワインは売れなくても毎年入れなきゃ文化そのものが育たないからヨロシクね。それじゃなくても日本人はブランド大好きのアーパーばかりなんだから





【445】米鶴 -よねつる- 山廃純米大吟醸 中取り生 28BY <山形>

米鶴酒造 株式会社:http://yonetsuru.com


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 ▲「鹿とイチジクのテリーヌ」と「レバームース」旨い。☆4.5。「ひよこ豆のフムス」はこれ単体でどうのというよりはちゃんと味の付いた肉料理へのワンポイント・メイクとしての方が活躍指数は上がる。



 つい火曜に「小山商店」から代引きで取り寄せました。さすがにもうないかも。しかしいつまでストックを隠し持ってるんだ (笑) 。うちにもう1本あるので、まずは「小山ヴァージョン」で途中経過を確認──本当は1週間くらいは休ませたかったんだけど。

 立ち香──変化はしっかり感じる。なんつうか、フルーツというよりはキャンディーだな。ほんのりローストされたようなニュアンスも探せるけど、熟れ茶のカラーまでは育ってない感じ。透明感よりも存在感が前に出てますね。

 ほう。これは少し予想外。甘みの伸びもあるけど、全体にはタイトな仕上がりで、新人時代のような透明感からは少し離れた味マップ。まるでヨーグリーナみたいなカロリーオフネスからも離れて、今はキャンディー的な豊満な甘みの体重を兼ね備えはじめてる感じ。まあ、旨いけどね。

 シャープとまではいかないが、味わい全体がコアに向かって集結してるイメージ。酸だけでなく味の濃さも増してるかな。ま、2日目にちゃんと飲みます──やや二日酔いだが (笑) 。moukan1973♀も客人にも概ね好評。シャンパーニュ経由でもしっかり酸を感じるので、そこは流石。

 問題の「花巴 イケセイ8℃熟成」を客人に毒味させたら「これ、老ねてるよ。旨くない」だと (笑) 。「老ね」と「熟味」は紙一重。不味けりゃ「老ね」、飲めれば「熟味」





【446】松の司 -まつのつかさ- 純米大吟醸 山田錦45「陶酔」生 28BY <滋賀>

松瀬酒造 株式会社:http://www.matsunotsukasa.com


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 つい数日前までは「酒の手土産はいらないから!」と偉そうなことを言ってたくせに、それが「松の司」だと知った途端「流石、わかってる!」とか手のひらを返すんだから、人間ってヤツはほんと浅ましい生き物だな (笑) 。まずは「こっちから飲め」という指示に従い、山田錦45の「陶酔」から。

 立ち香──まあ、穏やかなレベル。少しムチっとした旨みの輪郭に出会うので、そこは熟成由来だとは思うけど、露骨な熟香はない。どちらかと言えば液性の変化というか、やや水飴みたいなニュアンスの甘みの膨らみ。まあ、飲んでみましょう。

 ♡☺♡「あああ、飲める」とmoukan1973♀が完全に上からな褒め言葉を投げれば、オレもオレでdಠಠb「ほう、こんな感じの酒なのか。まあ飲める」と、さらにその上からボソリ。酸度:1.3の割りにしっかりした着地を感じるので、体感的には1.7前後はある感じだ。山田錦45だけあって、入りは滑らか。光沢感のある液性と水飴のような粘性のある甘みを感じつつ、中間ゾーンは景色の閉ざされたトンネルで、抜けると結構な雑木林が広がるミネラルと渋酸。ややチグハグな前半と後半という感じだが、客人は「世間一般ではこれがキレの良さ」なのだと言う。そういう意味ではオレは「キレの良さ」ではなく「口どけの美しさ (消える魔球) 」を求める飲み手ではあるだろう。

 2月出荷ながら、別に露骨な熟味もなく、強いて言えば甘みの粘性と旨みのムチっとした輪郭にふくよかな育ちがあるかなあ程度。後半にはまだまだ硬さももあり、今も引きつづき「美酒の階段」を上り途中という感じ。こういう純大を最後に飲んだのがいつか覚えてないけど、これはそこそこな和食屋で人にご馳走になってこそ輝く酒なのかな (笑) 。確かに今回も人の頂きものだが、うちの狭い台所じゃなあ。

 さっき少し香りを嗅いだら、うっすらラムネ (やや愛らしい甘酸) というか、旨口フルーティー酒な輪郭も出てきたので、今夜、改めてちゃんと飲んでみよう





【447】松の司 -まつのつかさ- 純米吟醸 山田錦55 あらばしり生 28BY <滋賀>

松瀬酒造 株式会社:http://www.matsunotsukasa.com


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 ▲着実に減っていく「鹿とイチジクのテリーヌ」 (笑) 。



 立ち香──こっちはさらに穏やか。やや薬品チックなアルコール感も。実は下書きすらしてないので、今も想ひ出すのが面倒なので、まずは飲んでみる、と書いてみる。

 こりゃ硬いな。硬いっつうか、なんか窮屈というか、ストレッチの足りない真冬の中年の朝のカラダみたいだ。これ、新酒の時はどんだけキビキビしてたんだ (笑) ? やや乳酸ライクな甘酸の輪郭にもコネクトできる。果たして呑む順番はこれでよかったのか? オレなら逆にするけどな。「結構辛い」と客人が言えば、moukan1973♀も♡☺♡「アタシはさっきの方が好き」と言うし、あまり大きな声では言えないが、どこが旨いのか、オレにはよくわからん酒で、それは「米鶴返し」をすればたちまち確信へと変わる。いくら酸の出方にある程度のキャラ立ちがある「松の司」とて、山廃のそれに比べれば別にどうということはない。

 まあ、保留ですね。今夜ちゃんと呑みます。





432】くろさわ -黒澤- 生酛 純米吟醸 美山錦 無濾過生原酒 26BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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 ▲テリーヌも黒澤の純吟2014も残2!!!



 シャンパン飲んで、米鶴飲んで、松の司飲んで、米鶴に戻って、シャンの残りも平らげて、また米鶴舐めて、すると何かの話の流れで「黒澤を飲んで旨いと思ったことがない」と可哀想なことを客人が言うので、うちに3本あるし、まあ大盤振る舞い。喜んでくれたので、残りのほとんどはお土産に渡しました。

 とまあ、最後は結構な感じで3人とも酔っ払ってましたが、あらためてシャンパーニュは軽いのと、やはり「くろさわ」の個性は他を寄せ付けないのと、個人的に「松の司」に入れ込むことは今度もなさそうということだけは確か。「花巴」を除かなくても、この中ではダントツに重い──特に「あらばしり生」。ま、2日目の変化に期待ですかね。

 あと、これはプレッシャーではないけれど、客人の「巖は別に普通だと思うぞ」という言葉に夫婦で大爆笑。仕方ない、土曜に開けるか。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 米鶴 松の司 黒澤

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Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。


──1月ロットはとっても美味しかったのでおかわりしたら4月ロットが来まして、こっちはかなりドライでした。

ロット (仕込み) の違いなのか、単なる瓶単位の差異なのか、そこはわからないけれど、うちで呑んだのも後者に近い味わいです。ドライというか、しっかり「辛い」ですね。ややギスギスしてます。お世辞にも含んだ瞬間に「旨い!」の一言の出る酒ではないです。


──花陽浴 美山錦 純大(29/10)が置いてあったのでうっかり買いましたが、豊満なあの感じがなく、パイナップル控えめ…ホテルに3合は置いていくことになりそうです。

今時期は火入れですよね?
なんか「たかちよ」の方がアタリが多そうですが (笑) 。


── (米鶴 山廃 純大はおそらくタッチの差で逃しました…)

少なくとも「小山ヴァージョン」は求める方向での「育ち」はないですね。なんか濁って固まってしまったみたいなニュアンスの変化です。少なくとも、あの伝説的なクリスタル感は消失してますね。まあ、呑めますけど。☆4.5は十分にあります。なんか「生酛」との違いが埋まってしまったニュアンスもあります。

46はまだ買ってないです。さすがに色物酸兄弟はハズすとキツい (笑) 。イケセイに入れば拾ったんですが。


2017.10.05 Thu 23:03
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

松の司 あらばしりはロット差がありまして、1月のと4月のではずいぶん違いました。

1月ロットはとっても美味しかったのでおかわりしたら4月ロットが来まして、こっちはかなりドライでした。

まだ出張先にいるのですが、田酒の山廃純吟はぬる燗より室温の方が良かったですね。

花陽浴 美山錦 純大(29/10)が置いてあったのでうっかり買いましたが、豊満なあの感じがなく、パイナップル控えめ…ホテルに3合は置いていくことになりそうです。29BYの東日本の酒米が心配なのは払拭できずでした。

無難かな、と思って買った加茂錦 黄水仙 タンクNo.183 しぼりたてはセメダインと酸で無難に呑めてます。ホテルから100mに良い酒屋があって助かりました(笑)

五橋 イエロー(白麹)は後輩に同梱してもらって、46や96との呑みクラーベに使おうと思っております。

(米鶴 山廃 純大はおそらくタッチの差で逃しました…)
2017.10.05 Thu 21:05
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2017.10.05 Thu 20:44
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