もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Piper Heidsieck / パイパー・エドシック ブリュット NV #亀田製菓『ハッピーターン やみつきコンソメ味』/阪急うめだ限定『Grand Calbee』「しお味」 




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 ▲亀田製菓『ハッピーターン やみつきコンソメ味』は「コンソメがやみつき」なのではなく、あくまでも「ハッピーターンがハッピーターンとしてやみつき」な保守の域を出ない商品ではあるが、ちゃんとハッピーターンしてるのでファンの期待を大きく超え出ることもない代わりに失望させることもない。☆4です。なんの捻りもなしにハッピーターン的な甘いパウダーに溶け込むようにコンソメ味が重なるという清く正しく保守的なバランス構成。野心を放棄することそれ自体が野心的と言える。






 毎度アクセスありがとうございます。


 それこそ別にシャンパーニュ記事に対する野心も本気も全くないのだけれど、少し甘やかな表現を使えば単なる〝夫婦の想ひ出の記録〟という意味合いですかね (笑) 。ま、その都度の折々で本当に旨いモノがあれば声を上げて薦めておきますが。

 諏訪のジジイのせいで裏道から入ったシャンパーニュなので──その裏道もそこまでの収穫を得たわけでもないけれど──、ひとまず最近は「大手」もしくは「老舗」メゾンのNVを拾って飲んでます。そこそこの所有面積を誇る自社畑に加えて、金にモノを言わせてシャンパーニュ地方全土から出来の良いブドウを集めてワインを造るので、特にNVなんつうブレンドの魔術が大いに発揮されるジャンルにおいては小規模生産者の妬みや諦めをヨソに常に安定した品質のキュヴェを造れる──というのが一応のウリ。








 ただし完全なる無双状態かというと別にそういうわけでもなくて、とにかく出回る本数が多いので、そこに様々な流通経済が網目のように折り重なり、渾身のロットを掴むのが非常に難しいという問題がないわけじゃない。個人作家による手作りの限定100個の縫いぐるみならロットによる誤差は少ないが、それらが中国やインドネシアの工場で100,000個も作られる代物なら、たとえ有名デザイナーのイラストを元に作られたとしても、我が家のクマちゃんは運悪く目と目がセンターに寄ってファニーを通り越してブサイクでキモイ変態動物の表情を醸しているかもしれない。

 なにせモエシャンのNVなんて年間3,000万本近く造られるんだぜ? ある一人の美人の365日を3,000万で割ってみろよ。そりゃあ、その一瞬によっちゃ、ブスの瞬間もあるだろうよ──それこそ白目をひん剥いて鼻クソをほじってる瞬間とかさ (笑) 。





◤Piper Heidsieck / パイパー・エドシック ブリュット NV




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 ヴィンテージやロットによって細かい微調整があるのでカッチリしたセパージュがあるわけじゃないけど、大まかな方針としては「ピノ・ノワール:50-55%、ピノ・ムニエ:30-35%、シャルドネ:15-20%、秘伝のタレ:10-20%」で、ドサージュは10.5g/1L。ま、どこにでもある標準的な配合ですね。

 ♡☺♡「昨日より果実を感じるし、明らかにレベルが上

 なんか泡が旨い感じ (笑) 。泡にまとわりつくミネラルのコアにズシリとした力強い果実味。決してうるさくない、スリムながらもゴージャスなシャンパーニュ。酸はしっかり感じるけれど、まあ、言っちゃえばシャンパーニュ味のシャンパーニュですね。そして、これがパーフェクトなコンディション (出来/ロット) だとも思えない。

 大手/老舗のNVなら個人的にはフィリポナアンリオ推しではあるものの、これらはRMモノのニュアンスにコネクトしやすい味わいなので、そう考えると、ジジイの言う通り、ボランジェルイ・ロデレールというのは安定感抜群ではあるのかもしれない──オレ自身はそういう意味での「安定感」を求めるタチではないものの



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 最後に阪急うめだ限定の『Grand Calbee』だが、このスタンダードな「しお味」を食べて全ての問題点を理解した。

 とにかく芋が甘い──これに尽きる。

 素材の良さをアピールしたいのはわかるが、こうも芋Bodyが甘いと、特に塩気のあるフレイヴァーだと、不可思議な味のバランスになる。なので逆にスイーツ系のフレイヴァーの方が芋本体との相性はいいはずだ。この「しお味」もジャガイモ本来の甘みをよりエッセンシャルに感じれるという点では奥ゆかしくも力強い味わいではあるが、別に食べていて声を荒げるほどの感慨もまたないのである──スナックにする意味が簡単には見つからない。

 ここまで甘みが強調される芋パートなら、実は上モノとしてのパウダーに相応しいフレイヴァーは限られる。通常品のポテトチップスは、言ってしまえば「パウダー至上主義」なので、Bodyとの相性というよりは、パウダーそのものの出来が勝負の分かれ目となる。ところが、この「Grand Calbee」は過剰なまでに芋が甘いから、その点で、ポテトチップスとしてのアイデンティティーに幾ばくかの揺らぎが生じているように思えて仕方ない。バナナチップス──言ってしまえば、素の状態だと、おそらくはこれに意味合いが近い。

 この認識に立脚するならば、たとえば「タイカレー味」や「クラムチャウダー味」や「クリームシチュー味」などは、塩気のあるフレイヴァーとしては相性がいいだろう。つまり、元々の味わいに「甘み」や「ミルクネス」が含まれている料理を再現するのであれば、この芋の甘みは素晴らしいアドバンテージとなるに違いない。


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