もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤秋鹿 - 山廃純米 7号酵母 山田錦 無濾過生原酒 28BY ── dಠಠb「ワイングラスで15℃〜どうぞ」#Wine Oriented/Clear 







 毎度アクセスありがとうございます。9/10 (日) 〜9/14 (木) まで旅行に出ますので、準備やら何やらで慌ただしく、前説も本編も省略気味で参ります。まさに「自分用の備忘録」です。

akishika_yamahai_junmai7_28by3.jpg 日本酒にハマって間もない頃 (歴2〜3ヶ月?) 、moukan1973♀が職場の仲間と (「地酒屋こだま」の酒がたくさん置いてある) 大塚の居酒屋 (名前は忘れたそう) に行った際に何本かメールで写真を送ってくれて、♡☺♡「旨い!」と言っていたうちの1本──それがこの秋鹿です。当時は「7号酵母」だの「山廃」だのには全く頓着してなかったけど、今こそ興味深く飲むことができるというもの。当時moukan1973♀が飲んだのは25BYだと思うけど、うーん、7号酵母の「山廃」の初呑みが28BYとは遅きに失したか。どうせならGood Vintageの25BYや26BYで飲んでおくべきだった。

 27BYも28BYも米の出来は全体にイマイチ。そして29BYも8月は雨ばかりで、今週もずっと天気悪い。日本酒は基本的に当該ヴィンテージ1発仕込みだから──シャンパーニュのようにストックしてる酒をブレンドしないし、26BYの米を2年後に使うとかの手法は確立されていないので──、その年の米の出来が悪いとどうにもならない。米は葡萄と違って保存が利くんだから、いっそのこと出来の良い年には冷凍保存とか始めたら?──案外これ、デカいビジネス・チャンスやで (笑) 。「篠峯」の堺杜氏もfacebookかなんかでチラっと呟いてたけど。

 さて「秋鹿」──上槽が1月なのでそこそこ飲み頃か。アミノ酸度が「1.8」と「山廃」にしてはタカーメだけど、そこはどう出るか。山田錦70、協会7号酵母です。




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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆

【435】秋鹿 -あきしか- 山廃純米 7号酵母 山田錦 無濾過生原酒 28BY <大阪>

秋鹿酒造 (by お酒のスーパーストア三京) :http://www.asahi-net.or.jp


Moukan's tag:



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 立ち香──冷たいとあんま香らんな。やや青臭いニュアンスもあり、酸の中には軋むようなミネラル感の先読み。テロっとした甘みの光沢感も探せる。果実的なアプローチにおいて酸っぱいとかはないなあ。7号酵母うんぬんなタッチも特には。

 とりあえず飲んでみる──今日は味見程度。

 あ、思ってたより軽い。たしかに着地にはキーンと軋むようなアミノ酸ドミノがあるけど、入りは磨き70とは思えないほど滑らかシルキーで、もはや完全なる軟水美人酒。しかしどうして「秋鹿」が「男らしい」みたいな言い方されるんだ?──男らしいのはラベルの毛筆体だけ (笑) 。

 つうか、チロリに入れた1合弱をこぼした。。

akishika_yamahai_junmai7_28by5.jpg こぼした酒をドタバタと拭いたりしてるうちにグラス内の温度も上がり、結果、ぐんぐん甘くなりはじめた。香りにも熟味の芽が出てきた。もうちょいアミノ酸度が低めの方がいいけど、悪い酒じゃない。☆4ですね。大人が落ち着いて飲める酒。一口の中の情報量にフォーカスするのではなく、一定の時間軸の中で移ろう味や香りの静かなストーリー展開を優雅に楽しむ酒という意味では、味も香りも全く違うが、酒と舌と時間の関係性は「十六代 九郎右衛門 山廃 特別純米 金紋錦 火入れ原酒 (仕込47号) 27BY」なんかに近い。酒を何かの道具に例えるなら、見た目のデザインも色も違うが、手への収まり具合や使い心地の質が似てるということだ。

 山廃的なカロリーオフ感もあるっちゃある。なんというか「美味しい薬品」みたいなアルコール感もあるけど (笑) 、ほんのりミルキーな旨みの球体がキレイな鏡面に仕上げられていて──オレの言う「甘みに対して面で効く酸」があって、まあ、普通に美味しく飲めます。グイ呑みよりワイングラスの方が甘み (旨み) の球体にコネクトしやすい。もっと酸っぱくてもいいけど、まあ、所詮は「原料:米」なので (笑) 。


akishika_yamahai_junmai7_28by6.jpg 徐々にオイリーな重油系ミネラルの香りもまろやかに鼻毛をそよがせ始めた。コアにはボンタン飴ライクなムチっとした餅感と甘み。

 ああ、いいね。冷たいとダメだ。これは15℃〜の酒。赤ワインの適温くらいがちょうどいい。今はワイングラスからバターな香り。そして、むしろこの温度帯の方がしっかり酸を感じる。着地はアミノ酸ドミノにアクセンテッドだけど、全体には柔らか滑らか軽やかな酒です。あんま「山廃」っぽくないけど、クドさを回避する丸く柔らかなクリームネスこそが「速醸」でないことの証なのかな。常温に近いとまろやかな球体感があって、なんか〝勝手にひやおろし〟になっちゃった酒みたいよ (笑) 。

 こぼしたことを切なく感じる程度には旨いです





 味クラーヴェ
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 黒酢ならぬ黒澤酢 (笑) 。香りの質量感もスゴくいい。そして含むと、これぞ☆5の世界観を堂々と示してくれる。天下の「秋鹿」もカワユイ酒になっちゃう♡。旨い・・。

「秋鹿」も悪くないけどね。「米の旨み勝負な酒」というブレない感じは清々しいし。でも、そこは嗜好の問題。オレが魅せられるのは「秋鹿飴」より「黒澤酢」の方。本日も余韻には落花生。ピノ・ノワール (ピノ・ムニエ) 的なフローラル香はだいぶお隠れになって、むしろ旨みに纏わり付く米の甘みが前に出て来た感じ。当然、酸はゲキタリ (激・足りてます) 。

 あと、よく「秋鹿=熟成」という言説を見かけるけど、別にオレはそうは思わない。単に他の銘柄よりも露骨に味や香りを出してないという属性がそう思わせてるだけ。この山廃純米には熟味の芽も出始めてるし、ある意味、今が飲み頃──むしろ肝心なのは、温度帯やグラス選びも含め、開けてからの飲み方の方だ。この状態を過ぎると完全に次のフェーズに移行するので、まるで意味の違う酒になると思うな。下手な「ひやおろし」を煽られて安直に買ってしまうくらいなら、これをワイングラスで常温付近で嗜むのがオトナというものだよ。

 こぼして尚「秋鹿」はまだ1合弱あるので、2日目もあります。しかしあれだ。記事を簡単に書く──これって思ってたより難しいな。たぶん、明石家さんまにとって5分黙ってるのが難しいのと意味は同じだな





── 2日目。

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 ▲年下のイケベン (いけない弁護士) と不倫してたことより、オレたちより年下 (1974年7月生まれ) ということに驚き。余計なお世話かもしれないけど、老けてんなー。最初ニュースキャスターの安藤優子かと思ったよ (笑) 。そしてホンダ製菓さっぱり塩味 レモン掛け からあげ味』は「どこが唐揚げじゃいっ!」な迷品。最近あちこちで「からあげ味」の煎餅/スナック菓子を見掛けるけど、洋服の流行色じゃないんだから──所詮は生地問屋の陰謀 (談合) だけど──、みんなで右倣えはヤメレ。確かに揚げせんとしては軽い仕上がりで胃にもたれないけど、旨くなきゃ意味ナシゴレン。☆3です。今まで全く意識してなかったけど、ホンダ製菓って「うに餅」や「ソフトせんコーンポタージュ」のメーカーだったのな。コンポタサラセンは結構好きで今もストックあります。






akishika_yamahai_junmai7_28by9.jpg 立ち香──少しムチっとした甘みの豊満と出会うが、そこまで不快な熟香ではないかな──というか、まだまだ小さな熟成の芽に過ぎない。

 うーん、今日はギスギスと酸っぱい表情も。まだ冷たいかな──しばらく写真撮影でもして時間を置く──すると──おうよ、これこれ、バター系のオイリーな香りと甘みが出て来た。悪くない。常温付近が圧倒的にいいね──☆4だけど。

 結構「軟水仕込み」な淡麗テクスチャーなので、もっと味を乗せたいという気持ちも分からなくもないけど、5年とか10年寝かせて大古酒にする気がないなら、これくらいの味乗りで十分かな。本日もそこそこシックでアダルトな時間が流れています。山廃っぽくも7号酵母っぽくもないけど、ワイン (舶来品) と対極に位置させるには立派に誇らしい国産酒だとは思う。つまり、外国人にワイングラスで出せば我々の想像を超えて喜ぶ顔が見れるでしょう。

 ところで、昨日、facebookページの方からメッセージもらったんだけど、ちょっと勝手がわからず、ちゃんとレスできたか確認できません。もしも届いてなかったら連絡ください (笑) 。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 秋鹿

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