もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤鏡野 純米 無濾過生原酒 28BY ── dಠಠb「好きな要素もたくさん探せるけど、結果的に少しクドイ」#Fruity/Fresh 




kagamino_junmai_nama28by3.jpg 毎度アクセスありがとうございます。9/10 (日) 〜9/14 (木) まで旅行に出ますので、準備やら何やらで慌ただしく、前説も本編も省略気味で参ります。まさに「自分用の備忘録」です。

 はじめて飲む銘柄なので──流通量的にも知名度的にも「文佳人 (ぶんかじん) 」の方が有名──、本当はちゃんと前説を書きたかった鏡野 (かがみの) です。どんな酒なのか全く知らないので、気に入れば次回もあると思うし、そしたらちゃんと調べますわ (笑) 。スッキリ飲める感じを勝手にイメージしてるんだけど、派手に香るとか、そういうことはなさそう。

 ひとまず呑んでみます。なにげに楽しみだ。




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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆½


【433】鏡野 -かがみの- 純米 無濾過生原酒 28BY <高知>

株式会社 アリサワ酒造:https://www.facebook.com/文佳人-醸造元-株式会社アリサワ-


Moukan's tag:



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 ▲岩塚製菓『米+じゃがいもあられ うす塩 (※HPに未掲載) 』は☆3.5。ジャガイモが煎餅Bodyにどう絡んでるのかの製造レシピは知りませんが、オレくらいの達人になると見た瞬間に「粉っぽくて重そう・・・」とわかるわけで、実際に食べたら♡☺♡「アンタの言う通りの味」ということで、とりあえず写真のような軽さは表現されてません。腹に溜まる感じの質量感は酒のアテには求めない。チーズ味が出たらしいが、たぶん買わないと思います。とにかく重くて硬いですね。この硬さはジャガイモに含まれるデンプン成分が煎餅Bodyを硬直させてるニュアンスです──なんかクッキーやスコーンみたいにモソモソと硬く重い感じ──ちなみにスコーンは嫌いですし、昔からクッキーと煎餅があれば絶対に煎餅を選ぶような子供でした。だったら薄焼き煎餅みたいな形状にした方が面白い。これだから素人は。






kagamino_junmai_nama28by5.jpg 立ち香──おうよ、白いブドウ。7号系の香り (使用酵母は非公開) 。Let's セメダイ〜ン。これはいい感じだ。あまり透明感は感じないけど、イイ時の「風の森」なんかにも通じる。赤い果実よりはマスカットを煮詰めた感じ。

 ♡☺♡「ああ!旨い!キレイな酒です! ブドウが広がる。美味しい美味しい

 あああ、思ってたより垢抜けたジューシネス。ガスは幻レベル。香りから想像する限りはもっとペターンとしたクリスタルBodyかと想ったけど、酸の奥からクリーミイな甘みが広がる流れがある。全体には辛口寄りでスバっと苦いけど、味のバランスは悪くない──GA!──生原酒ということもあるが、この手の味わいの酒にしては、やや骨格の弱さを感じる。要は少しブチャっとした液性。そして、飲み口がやや重い──つうかグドイ。これが軽やかだと、最近たまに使うピチャっとジューシイな酒になるんだけど、どちらかと言うとブチャっとデブーシイ


kagamino_junmai_nama28by6.jpg ワーグラ──。

 徐々に甘さ──糖分がまるで干した杏の表面に結晶化するように広がるあたりに更なるクドさを感じる。

 ♡☺♡「甘みが全面に出て来た。ファースト・インプレッションは良かったけど、今はまあまあという (笑)

 なんか全体に五味がバラけて来ちゃったね。一つ一つの要素はズコーンと前に張り出す主張の強さはあるんだけど、いかんせん液性がブチャっとしてる。ま、ブ厚い飲み口の酒が好きな熱烈ムロゲン主義者 (擁護者) なら☆4以上の印象は得られると思います。ドッカンファイヤーまでは行かないけど、口の中に広がる酒の豊満は十分にある。エレガンス王国の住人に仲間入りするには一つ二つ三つ何かが足りない酒。それでもそこそこ飲めるのは「牛乳@お花畑」じゃないから。

 やっぱ甘みがややベタつくかな。簡単に言うとあれです、酸、足りてません。果実的な甘酸の輪郭はあるけど、ほら、マスカットって余韻が少し甘ったるいじゃん。あんな感じ。それでいて最後はマッチョに苦くて渋くて辛いです。





── 2日目。

 あまりにも似合い過ぎて、笑うより頷いてしまう。もはやコスプレにすらならないほどの渾然一体感。しかも「JR」ではなく、滲み出るオールドスクールな「国鉄」感がスゴイ。
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kagamino_junmai_nama28by8.jpg 立ち香──香りは好き系なんだよねえ。完全なるブドウ系。そこに少しザラついた甘みが乗ってくる感じ。

 うん、今日も一口目は旨いな。速醸ライクな豊満ジューシイな飲み口はあるよね。それでも最後が少し重いかな。ブチャっと緩めの液性のくせに少し軋むようなミネラル感。甘みの出方は蜜っぽいポヨみもあるんだけど、もう一声「酸の乗り」が欲しい。

 うーん、この酒として何かに失敗してる感じはしないけど、今の我々的には「早くなくなれ」と思う酒なので☆3.5ですね。好きな人は好きだと思います





── 3日目。

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 よく考えたらコメ欄に書くのもこっちに書くのも大して変わらんな (笑) 。

 こういう最後が重い酒には錫チロリが効く感じ。ワインのデカンタージュみたいなもん。やっぱ☆3.5かなあ。たとえば同じ組っちゃ組の「星泉 純米吟醸 7号酵母」なんかの方がWell-Madeに感じるんだよなあ。ま、これ系の最高峰は──やめよう、近々リピートする予定だから (笑) 。

 とはイエイ、ブチャっとした液性が一番活きてるのが実は3日目かな。アタックも跳ね返りも相対的に引っ込んだというか、軟水酒に相応しい味の張り出しに収まったというか。ようやく透明なエキス感にアクセスできるようになったし。舌に乗っかる甘さと着地におけるザワついた苦みもあるけどね。

 好きな要素もオッパイ探せる銘柄だと思うので、これに懲りずまた当たりに行くと思います。オトナが落ち着いて飲むなら火入れ銘柄の「文佳人」かな。


※なぜかコメ欄で補足アリ。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 鏡野

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To tmtm1991@四国さん



毎度です。

ジャスト高知在住でしたか。高知の地酒だと「土佐しらぎく」と「南」くらいしか飲んだことないのかな?──おっと「久礼」がありました。「亀泉」も結局まだ未飲です。 ちなみに「南」の後継ぎ息子がうちの近所の「味ノマチダヤ」という酒屋に (流通を学ぶために) 修行に来てるんですが、最近見ないような (笑) 。


──口の中での広がりと果実味(語弊気にせず言うと味がある)の出し方は上手いと思います。moukanさんの仰るサンタリーナを自分の中で噛み砕けてないので、そこの言及ができないのが残念です。。。

この純米は生原酒だけあって、味はしっかり出てましたねえ。細部の一つ一つは好きな要素に満ちてるんですが、どうにも全体的なバランスとなると、少し重いというか、甘みの出方がクドい感じです。「酸」というのは単純に「酸っぱみ」という面もあるんですが、僕が「サンタリーナ (酸、足りてない) 」と言うときは、簡単に言うと「甘みの手仕舞い」に関する足りなさですね。

たとえば「オレンジ」なんかを思い出してもらうと分かりやすいと思うんですが、ある程度は酸っぱくないと甘みが引き立ちませんよね。糖分だけがダラっといつまでも口の中に残る感じです。そこに「酸」があると「甘み」の輪郭が明確になって、逆に「甘み」が引き立つというわけです。この「鏡野」は辛口仕様ではありますが、味も出ていて果実味も豊かなので、結構「甘み」が伸びてきます。だけど最後、それを「酸」がすくってくれない (手仕舞ってくれない) という印象です。


──ところでアリサワさん情報ですが、生原酒は「鏡野」と季節等限定酒、地元の酒屋のPB(大吟醸の責め)があって他は1回火入れ(原酒)です。

おっと、流石の地元情報 (笑) 。ありがとうございます。


──“リズール 特別純米”か“純米吟醸 吟の夢”が前述した文佳人らしさとシャープネスが感じられて良いと思います。

オススメありがとうございます。僕も「鏡野」を飲んでいて、これ火入れの方がバランスが整うな、と感じてました。生原酒は少しブチャっとしてるので、カチっとタイトにシャープな飲み口の方がここの酒には合ってるような気がします。

結構好きなニュアンスに出会える酒ですし、いつも買ってる奈良の酒屋で扱ってるので、次回は「文佳人」行ってみます。




2017.09.07 Thu 01:59
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Name - tmtm1991@四国  

Title - To moukan1972♂さん

こんにちは!

転入生で見てから鏡野の記事楽しみにしてました!!
ちょうど家でレギュラーの文佳人純米(1回火入れ 原酒)を飲んでおりタイミングが合いました。笑

今高知在住でしてアリサワさんも飲ませて頂くんですが、moukanさんが書かれているように、口の中での広がりと果実実(語弊気にせず言うと味がある)の出し方は上手いと思います。
moukanさんの仰るサンタリテーナを自分の中で噛み砕けてないので、そこの言及ができないのが残念です。。。

ところでアリサワさん情報ですが、生原酒は「鏡野」と季節等限定酒、地元の酒屋のPB(大吟醸の責め)があって他は1回火入れ(原酒)です。
吟醸と大吟醸はカプ系酵母を使っており、基本的には酢イソ系が主流です。
上で酸の事に言及出来ないと言いながらで恐縮ですが、“リズール 特別純米”か“純米吟醸 吟の夢”が前述した文佳人らしさとシャープネスが感じられて良いと思います。
2017.09.06 Wed 15:07
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Name - moukan1972♂  

Title - 3日目の印象

ワリい。別に普通にUPしたわ (笑) 。 (↑すぐ上!)


造り手の意図に反して、この「ややクドい酒」はアク抜けした3日目が一番素直に飲める。簡単に言うと、この酒に相応しいサイズ感の液性になったということかな。


2017.09.06 Wed 11:27
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Name - moukan1972♂  

Title - 今夜3日目を飲みますが──



毎度です。自演コメです (笑) 。

えーと、ボチボチ忙しいので、3日目の感想はコメ欄に自ら書きます。あと補足というか、記事の中で書き忘れたことも適当かつ散漫にツラツーラと。

うーん、一口目の冷たい状態は悪くないですねえ。ただ、温度が上がってくると徐々に重さ&クドさが。もうちょいパキっとした骨格と透明感がほしい。というより、この香りと味わいであれば、そういう酒質の方がジュースパートとのコンビネーションも美しくなると思うんだよな。

とはイエイ、記事にも書いたけど、そんなに悪い酒じゃないです。クドめの酒が好きな人もいるだろうし、別にオレよりも美味しく飲める人は意外と多いと思います。

とまあ、こんな感じでヨロシク。


2017.09.05 Tue 16:01
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