もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤酉与右衛門 - 純米吟醸 阿波山田錦50 袋吊り斗瓶取り 生原酒 28BY ── dಠಠb「命名します、これは〝オヤジ酸〟です」#High Grade 




yoemon1.jpg 決して開けるつもりのなかった──それでもいつかは開けるんだけど──酉与右衛門 (よえもん) です。酔ってたのかな。リトマス篠ちゃんのつもりで開けたらキャップが〝ベリっ♪〟と鳴ったもんで、dಠಠb「???」となり、よく見たら「酉与右衛門」だったという。今年の7月で日本酒歴丸3年だけど──初心者マーク取れちゃったよ (悲) ──、こんな松貝 (まちがい) はハズメデ (はじめて) です。


yoemon_yamada50tobin28by3.jpg えーと、720mlで2,700円 (税込) します。つまりは袋吊り雫酒の斗びん取りなんだってさ。簡単に言うと「手間賃派生酒」ですね。そして以前から何度も言ってます (書いてます) が、オレのバヤイ (場合) 、まあ、この手の高級仕様の酒との相性がすこぶる悪い。そもそも「袋吊り雫酒」という採り方にも大いに疑問アリゲーターだし──ポタポタ滴り中の酒の酸化問題はどう考えてんの?──垂れてる最中に空気フレマクリータ。

 それでも期待しちゃう、磨き50ならではのクリスタル・セメダインと、山田錦による、酉与右衛門らしからぬ麗しさ。さーて、どうかなー。すでにそこそこ酔ってるから、初日は味見程度でグワンベエ (勘弁) 。




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 ▲実はリトマス篠ちゃんのキャップが別の酒のモノで、それを取り替えようと思って開けたら「酉与右衛門」だったという (笑) 。


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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆

【430】酉与右衛門 -よえもん- 純米吟醸 阿波山田錦50 袋吊り斗びん取 生原酒 28BY <岩手>

合資会社 川村酒造店:※2017年6月11日現在、HPは存在しません。


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※本当はこのタイミングで呑むつもりなかったんだけど、誤って開けてしまったので・・・。


yoemon_yamada50tobin28by4.jpg 立ち香──あっ、やや老ね!? うーん、なんということでしょう、まるで加齢臭ライク (笑) 。ちょっとね、熟れを越えて、なんだか当たり気味 (腐りかけ) のブドウみたい。香りが黒茶けてます。でも、注ぐとシャンのブラン・ド・ブランみたいなローストされた熟感にもアクセスできる。

 とりあえず飲んでみる──。

 ああ、腐りかけのリンゴ (笑) 。なんか酒としての「第二章」というか「二重生活」が始まってる感じ。レッツ・セメダイーンはないなあ。うーん、微妙。ややノイジーに熟れてますね。スーパーで買ってきたリンゴや巨峰を食べるの忘れて変色した状態で毒味して「酒になりかけてる!」と感じる時の、あのニュアンスだよ。


yoemon_yamada50tobin28by5.jpg まあ、今日はアクシデント経由なので舌の感度は鈍り気味ですが、本当に旨ければ満腹だろう何だろうと瞬間的に旨さにアクセスできるからね。そういう意味じゃ、ポテンシャルとして☆4.5は最初からないだろうね。

 ただ、値段の割りに高級ラインの押し付け感はないので、逆にそこは好印象かな。単なる製造原価の話で、無理に高級ライクな味や香りを目指してるわけじゃなく、あくまで酉与右衛門は酉与右衛門として手間をかけた高級ラインを造るという真摯でブレない姿勢は評価できる。ただね、そういう概略はエンドユーザーにとっちゃどうでもいいことなんで、志うんぬんは脇に置いて、とにかく飲んだ瞬間も「旨い!」ことが尊いということなんだよね。





 久々の1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「サイダー系? ややスッキリっぽい先読み」──「なにこれ、旨い。ああ、飲みあたりはいいね。これをまずいと言う人はいないというレベル」──この人、最近は最初の一口が〝お口の恋人状態〟なんだよね。ないない。結構鋭い酒も感あるし。そうこうしているうちに──「あんま面白味はない。最後にアル感が残るな。旨みもないし、最後のアル感だけが残る」だもの (笑) 。

 やっぱ熟れちゃってるねえ。しかもね、問題は〝熟れ方〟なんだよね。オレはそこそこ熟した状態の酒でも平気で喰らうけど、これは老ねスレスレですね。酔っぱらいオヤジの体臭というか、火落ち系の乳酸というか、この酸の熟れ方は健康的じゃないです。どうしてそれがわかるか言うと、実際にクソ酒を料理酒にして、日々の劣化具合を経過観察してるから (笑) 。火落ち菌に侵されると、酒が勝手に濁りはじめます。常温放置した料理酒用のクソ酒もこれまで2〜3本は捨ててますので、この酒に〝その芽〟があることがオレにはわかるといいうわけ。





── 2日目。

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yoemon_yamada50tobin28by9.jpg 立ち香──やや甘みも伸びて来たか。それでも感じる、熟れた腐りかけのリンゴやブドウを連想させる、いわゆる〝オヤジ酸〟を (笑) 。

 今日のオレ舌はバッチリ・コンディションよ──。

 旨いのか (笑) ? それでも最初の一口だけだな、甘みをちゃんと感じれるのは。実はうっすらオリがあるんだけど──火落ち菌とは関係ない袋吊り由来の自然なオリ──、徐々にオート撹拌状態になっている今は、さらなる熟れ茶カラーの香りが・・・。完全に〝芽〟だね、 老ねの。飲んでる分にはあまり感じないけど──スパルタに辛い嚥下試合の後半戦ばかりに気を取られて。

yoemon_yamada50tobin28by10.jpg 何が問題かというより、そもそも「旨さ」について語るべき議題が何もないことが問題の酒。やっぱ「雫酒」やら「袋吊り」のジャンルとは相性悪いな、オレは (笑) 。単なる香りが酔っぱらいオヤジな、滑らか酸っぱ辛い酒☆3.5と言いたいところだけど、値段が値段なので☆3ですね。なんか酉与右衛門としての魅力や秘密に関する酒本人からの告白が一切ないんだよなあ。

 あとは、下手に滑らかで流麗な液性だと、ここの銘柄特有の苦みだったり辛みだったりのパンチ感を支えられないんだな。軟水酒としての美のプロポーションを維持できないというか。それに、これが一番大事なことだけど、あまり旨くない

 そして想ひ出した。「水府自慢 純米大吟醸 無濾過原酒 28BY」──この酒にも〝オヤジ酸〟ある。大手の安酒的な酸というかさ。


moukan1972♂






日本酒 酉与右衛門

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