もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤篠峯 - 山廃 純米 雄町 無濾過生原酒 28BY ── dಠಠb「いろいろお騒がせ中の28BYの篠峯ですが」 




shinomine_yamahai_omachi28by3.jpg たしか堺杜氏が自身のfacebook上で「久々の──」というような言い方をしていた通り、同じスペックではないにせよ、実は「山廃」そのものは「千代」ブランドで26BYにもリリースされてます (未飲) 。ただ、今回の「山廃雄町66」に関しては新商品のはず。ラベルもシックなチョコレート・ブラウンでイイ感じ。28BYは他に「生酛 純米大吟醸 山田錦」も新発売されたけど、多少の木香はある模様──ある程度の時間経過によって薄まることってあるのだろうか。


shinomine_yamahai_omachi28by4.jpg とにかく28BYの「篠峯」にとっては「木香問題」が思いの外シリアスで──堺杜氏も想定外だったらしく苦悩していた──、特にBY初め──11月〜1月リリースの清酒に関しては、日本一の篠峯贔屓を自認しているオレですら☆2を連発したほどで、中でも明利系酵母を使う「ろくまるシリーズ」は悲惨を通り越して、まるで何かの罰ゲーム酒になっていたほどだ。

 ところで、某酒屋のスタッフの見解を、特に信じるでもなく、心温まる好意の表れとして一定量受け入れるなら、木香は徐々に取れてきているらしく──探しに行けばあるかもしれないと彼は言うがそれは個々の人格よりも生物学上における臭覚のセンシティヴィティに左右される問題なのでオレなんかは気付かないうちに勝手に木片に躓いて転ぶことだってある──、特に4月頃からは徐々に普通に飲める酒も出てきたということで、それが今回の「山廃雄町66 (5月出荷) 」や「山田錦『蒼』夏色生酒 (中身は4月搾り) 」というわけだ。

 この2本は6号酵母を使用しており、堺杜氏も「是非飲み比べてみて」とアナウンスしていたが、ひとまず今宵はシャン前酒 (しゃんぜんしゅ=シャンパーニュ前に飲む酒) として「雄町単独」で飲んでみる。720mlなので、ま、見据えるべき先があるかどうかを見極めるための軽い味見 (状態チェック) です。果たしてこれで終わりなのか、続きがあるのか。





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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆½

【428】篠峯 -しのみね- 山廃 純米 雄町 無濾過生原酒 28BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:



※FC2の不具合やら旅行の準備やら他にも雑用がドカスカ、少し更新が遅れましたが、この酒は土・日・月で消化しています。


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 ▲というわけDE、こちらはシャン前に軽く味見です。



 立ち香──ややホロ苦ロードな甘酸。熟れ茶なニュアンスもありつつ、ブドウや赤い果実もあるし、蜜っぽい甘みの球体感の先読みも。特に木香らしい木香は今のところ感じず。

 一家に一台、木香チェック用のカナリア──。

 ♡☺♡「ヤバイ。キタかもしんね。旨い! 酸が足りてる!

shinomine_yamahai_omachi28by6.jpg スリムジューシイ系。液性は細いけど、こぼれる甘みの球体もある。線のような、糸のような酸。同時に呑んでる「日輪田 雄町」はホニョっとしてるが、しの先生はパキーンとしてる。まさに「茅葺き屋根の家」と「鉄筋コンクリートの家」のような違い。「日輪田」は溶け始めた氷細工というか、甘みがダラダラ滴る感じだが、「篠峯」はシャープかつソリッドな芯の中から樹液のように漏れ出るイメージだ。

 ♡☺♡「さすがシノちゃん。酸が効いててアタシ好み。でも、甘みもあって、つまりバランスがいい。木香は感じない

 言うなら「亀ノ尾 Vert」と同じ組。細くて硬質な液性だが、意外に嚥下がスムースなのは、幹や枝に余計なモノが付いてないからか。ただ飲み頃はまだ先。思っていたよりも「飲めた」ことは喜ばしいが、まだまだこんなものではない。





── 2日目。

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 ▲岩塚製菓『桜えびかきもち』は☆4だが、オレのアドバイスをそのまま活かせば、簡単にもっと上を目指せる一品。まず焼き過ぎ。そして塩が足りないから、甲殻類特有の焦げ感なのか、焼きによる焦げ感なのかが分かりにくい。塩が足りてれば海鮮モノの味わいとして脳内で味覚が再構築される。おそらく桜エビを粗めの粉末にしたモノを表面に衣としてまぶして焼いているんだろうけど、もっと粉末を細かくするか、もしくは生地そのものに練りこまないと〝甲殻類の焦げ感〟がノイジーに浮き出る。これはこれだけど、傑作になれるチャンスを自ら逃してます。やはり『大袖振豆もち』という傑作を超えて定番化するには乗り越えなければならない幾つかの改良点がある。あと、おかきBodyがややファットで硬い。1mm薄くして、生地そのものも更なる軽さを追求するべき。『大袖振豆もち』には豆パートの主張があり、全体のバランスを整えているが、この『桜えびかきもち』の場合、肝心のえびパートがノイジーじゃ話にならない。普通には旨いけど、その程度で満足しちゃいけない。


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 立ち香──初日より赤い果実がフルスロットル。なんか「黒澤 特別純米」みたいだなあ。

 ♡☺♡「ん? まあまあか! 昨日の方が旨く感じた

 なんか初日に感じた甘みの球体が消失しちゃって、ミネラルの骨格だけが残っちゃったニュアンス。今日この感じだと☆3.5。少し硬直した渋酸の軋みの中から、無意識で複雑な思考のコンビネーションを経由して、結果的に木香が導き出されるというか。うーん、なんか「山田錦 Azur」みたいな、細くて渋いだけの液性になっちゃったかな。ま、飲めるんだけど。


shinomine_yamahai_omachi28by9.jpg ワイングラスで──。

 ♡☺♡「ワーグラいいね。全然違う。隠れてた甘みが出てくる

 蜜キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! これは錫パワーもあるのか? とはイエイ、それも最初だけ。錫経由のグイ飲みも試したけど、入りこそ滑らかになるものの、徐々に木香的な──鉛筆をかじってるような渋酸にコネクトしちゃうかなー。温度が上がると、完全に28BY的な味わいに (笑) 。







 なんかイワシのめざし (魚の干物) みたいな味の出方 (笑) ──細くて硬くて渋い (塩っぱい) 芯から味 (旨み) が出てくる流れが。クラシック9の27BYも当初はこんな感じだったから、これも熟成させると化けるのだろうか。いずれにせよ、今呑んでどうにかなるような酒ではない。冷酒でキュっと一杯あおるだけなら問題ないけど、家で腰を据えてじっくり飲むには諸々が足りてない。ちょっと艶やかでモダンな食中酒という意味では白ワイン的ではあるものの、篠峯フリークスのオレがこの程度の出来で☆4を付けるわけにはいかない。





── 3日目。

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 ▲カルビー『サッポロポテトバーベQあじ からあげ味』は何が〝からあげ〟なのかまるで分からない、例によって「出せばいいってもんじゃネーダロ」系の限定品だけど、そもそも「2度がけ製法」とかいう能書きを消費者が正面から受け止めたり理解したりするだろうか。食べて旨いかどうかだけが大事で、そんなもんは作った側が〝違いとやら〟を自己満足的に説明するための方便に過ぎない。誰が食べても「サッポロポテトバーベQあじ」の味がするので☆4だけど、まあ、なんとなくいつもより味が濃いな程度の出来。夏なら「トマトカレー味」とか「チリコンカーン味」とか、他に考案すべきフレイヴァーは幾らでもあるだろ。もっと頭を使え。






shinomine_yamahai_omachi28by11.jpg 立ち香──日に日に赤い果実。アセロラ、ソルダム、サワーチェリー、ザクロ、プラム、桃の皮。

 一人の夜!!!!!!!!──。

 う〜ん、酸っぱい (笑) 。まるでソルダムの皮。直接的な木香はないんだけど、この渋みにおける軋みのニュアンスが木そのもので、たとえば鉛筆をガリガリ噛むとこんな感じでしょ (笑) 。フルーティネスと拮抗してるけど、前半は果実、後半は鉛筆。


shinomine_yamahai_omachi28by12.jpg この段階になると、液性の硬直感 (細さ) はあるものの、山廃的なカロリーオフネスやクリスタルネスはもはや感じない。まあ、飲めるけど、この状態で心が躍ることもまたないわけで、初日で感じたような蜜っぽい甘みは完全消失していて、今は「山田錦 Azur」のライト版という感じ。ミネラル感は決して心地良いタイプとは言えず、鉱物的で、まさに鉛筆の芯のような味わい。

 ただ、今後の変化を確認してみたいという気持ちがないわけじゃない。香りは完全にピーチ系。グラスから甘やかなルックも簡単に探せるんだけど、含むと渋い。☆3.5ですね。「巖 生酛 赤ラベル生」なんかと同じ組ながらも液性や骨格は圧倒的にスタイリッシュ。でもまあ、だから何だという話で、飲んで旨いと思えなきゃスタリッシュだからと言ってどうということはない。「黒澤」の特純や直汲みイエローの方が現時点での完成度は上。


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日本酒 生酛 山廃 篠峯 雄町

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To pukuichi1965さん



毎度です。

思ってたよりは飲めました (笑) 。特に初日の開けたてはイイ感じに甘みも溢れて「高めの日本酒度で甘みを感じるフルーティーな酒にハズレなし!」の自家法則そのままのテイストでしたが、徐々に硬直感のある渋みが出てきましたね (まるでイワシのめざし) 。ま、720mlと1800mlでは微妙に味わいは変わるんですが、来年の今頃に飲んだらどうなるんだろう???という興味は持ちました。


──当方、木香たっぷりのろくまる各種と千代山田錦うすにごりをFBにupしてます。9/9はフィトンチッドを楽しんでみますw

写真見ました。「鳴海」まであるじゃないですか。しかしすごい絵だ (笑) 。正直「ろくまる雄山錦うすにごり/八反うすにごり28BY」は怖いですが、どうでしょう、リリースされてからそこそこ経ってるので、飲めなくはない感じなんですかね。木香そのものが変化するとか、そういう経験DATAはないので、気になるところではあります。

確かに消臭/抗菌効果はありそうですね (笑) 。

2017.08.30 Wed 10:28
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Name - pukuichi1965  

Title - 

お疲れ様です
篠峯山廃雄町いきましたね〜

当方、木香たっぷりのろくまる各種と
千代山田錦うすにごりをFBにupしてます
9/9はフィトンチッドを楽しんでみますw
2017.08.29 Tue 23:48
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