もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Franck Bonville / フランク・ボンヴィル ブリュット プレスティージュ ブラン・ド・ブラン NV 




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 毎度アクセスありがとうございます。


2017_8_14Bonville1453.jpg ここ最近は同じコード・デ・ブラン地区でもメニル産のシャルドネばかり飲んでいて──適当に買ってるから偏る──、先週は「セロス・パジョン グラン・クリュ “アヴィーズ” ブラン・ド・ブラン NV」を通じて、しばしば〝鉛筆の芯〟と表現されることの多いシャープな酸と鋭いミネラルを含むアヴィーズ産のシャルドネを再確認しようと意気込んではみたものの、どうにも (アンセルム・セロスの) 甥っ子の手掛けるブラン・ド・ブランは、ある意味でチャンボツ仕様の、我々には少しはんなりと鷹揚で人懐こい味わいであった──悪くはないが少し違う景色をお互いに求めている。

 一度それに気づくと後戻りできないように──その想いを簡単には打ち消せないように、味覚の頭上に広がる澄んだ青空のようなシャルドネの鮮烈な酸に心奪われたなら、視界良好に酸っぱくないと、もはや優美さを維持するために緩和された酸味程度では満足できなくなる──豊かさよりも強さを、優美さよりも鮮烈さ求める。それは甘党の日本酒飲みがその酒を自分にとって完璧な創造物にするために、いちいち「もっと甘ければ・・・」と最後のピースを埋めたがる気持ちと同じ種類のモノで、方向性こそ違うが、完璧さに対するアプローチそのものは酸フェチの我々と同じタイプではあるだろう。これがいわゆる「式は同じだが出てくる答えが違う」というやつだ。

フランク_ボンヴィル1 前回に飲んだスタンダードなNVは当時の我々にとっては「酸とミネラル」のシンプルな景色だけが広がる、少し単調な味わいに感じたものだが──今飲めば精神的にも肉体的にも目が醒めるかもしれない──、今回のフランク・ボンヴィルは味も瓶も少し豊満な「プレスティージュ」を選んでみた。

 ここのメゾン最大の売り文句は所有する畑がすべてグラン・クリュ (アヴィーズ、クラマン、オジェ) に点在しているということだ。つまり、フランク・ボンヴィルはRM (自家栽培醸造家) なわけだから、造るシャンパーニュは、基本ロゼ以外 (ロゼ用に「アンボネイ=グラン・クリュ」の畑も手に入れた模様) 、すべて100%グラン・クリュ使用ということになる。このプレスティージュ・キュヴェの詳細なレシピはわからないが、値段も通常のNVよりは少し高いので、レゼルヴ・ワイン (秘伝のタレ) 多めで熟成期間も長め、そして基本的にはステンレス槽を使うメゾンだけど、オークで仕込んだ熟成ワインもタレとして多少は入ってるんだろうね。

 フィッチで売り切れ中なので、他だと高いです。





◤Franck Bonville / フランク・ボンヴィル ブリュット プレスティージュ ブラン・ド・ブラン NV

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 立ち香──あっ、夕暮れ (笑) 。ダークカラーでシックな落ち着きのある香り。おっとブラン・ド・ブランでこのタッチは初めてだな。さすがはプレスティージュ。なんだろうな。果実というよりかはスイーツだな。濡れ系のブランデーケーキというか。これは予想外の展開。


2017_8_14Bonville1463.jpg ♡☺♡「 (前回との) 違いはわからないけど、とにかくうまい。やっぱアタシBB好きかも〜。この文末に〝かも〟を付ける言い方するヤツをアタシ自身は嫌いだけど (笑)

 スタンダードNVは直立不動の体育会系男子という感じのビシっとした佇まいだが、これはシャルドネとしての明度はだいぶ落ち着いたトーンになってます。いいでねえ。さすがにこれなら薄いとは感じない。甥っ子セロスより断然いいな (笑) 。あと、さすがにプレスティージュは泡がモコモコしない。スーザ的な樽熟感もあるけど、全然軽いし透明なフルーティネスの煌めきもある。



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 徐々にバターっぽい柔らかオイリーな表情も出てきた。香りの纏いには熟味も感じるけど、液そのものはクリアでライト。アヴィーズ特有の塩気のあるミネラルもシャープで張りがあるし、若々しさと複雑さ、瑞々しさとゴージャスさ等の少し意外性のあるアンビバレントな表情が楽しい。この価格帯で買えるコード・デ・ブランのグラン・クリュを使ったブラン・ド・ブランなら、メニル産メインよりアヴィーズ産メインの方が断然好きですね。こうなると、オジェ100%の珍品「シャンシーラ ブラン・ド・ブラン グラン・クリュNV」を改めて飲みたくなるな。

 ♡☺♡「やっぱ、ピノが入ってるシャンより異常に軽い。だから飲んじゃう

 徐々に味に慣れてくると「ちょっと薄いかな〜」と感じる局面にも出会うんだけど、ミネラルが骨格を支えるからテンションを失わずに飲める。次は2009ミレジムでも買うか。


moukan1972♂moukan1973






コート・デ・ブラン Franck_Bonville シャンパン シャンパーニュ Champagne

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