◤黒澤 - 生酛 純米 直汲み生原酒 Type 9 (協会901号) 28BY ── dಠಠb「やはり、この男はできる」#Fresh, Fruity, Spicy 



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kurosawa_type9_28by3.jpg えーと、たぶん、もう買えない2016年12月リリースの黒澤です。☆5です。あのとき (オレがType-7を絶賛したとき) 買う決断をできなかった人は残念でした。過去を振り返るよりも、29BYという、すでに折り返し地点の過ぎたニアな未来を見据えた方が実利的なので、あと4ヶ月ちょいですか、前を向いて心待ちにしましょう。すぐですね。来季も美味しく仕上がることを切に願ってます。

 スペックは「美山錦100%、ハイブリッド生酛、協会901号酵母、直汲み、生原酒」──その名もType-9です。27BYにも存在した商品のようなので、きっと来季もリリースされると思います (試験醸造ではないはず) 。もちろんオレが責任を持って蔵元に熱いメールを送っておきますので──「29BYも出すんだろうな、オイ」──、皆様も、お暇でしたら、是非ご一緒に彼らの背中を押しましょう。造る才能と唎く才能は別なので、もしかすると自身でスゲえ酒を造ったという実感を持っていない可能性もあります。その逆はよくあるんだけどね──大したことないくせに何を根拠にそこまで自惚れられるんだ的な (特に平凡から乳首一つ分だけ頭抜けてる程度の輩において顕著な珍現象──「オレはオマエらとは違う!」←ごめん、一緒) 。



 ▼顧問杜氏の中澤礎氏と現杜氏の黒澤洋平氏。

 photo: さくほ町民キッチン



 ▲当然、地元の直売所では売ってない。


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 ▲好物は「揚げ物」という浜辺美波ちゃん (まるで「美浜区磯辺」のアナグラムのような名前だ!) 。このまま順調にキャリアを積めば、NHKの「大河 or 朝ドラ」は決まったようなもの。元カレが変な写真とか週刊誌に売るなよ。おじさん、もうそれだけが心配で心配で。昭和40年代世代には今も記憶に残る「高部知子 ニャンニャン事件」という前例があってだな・・・。あと、八重歯はすぐに治した方がいいです、今後の更なる飛躍のためにも。

 ▼なんでこんな野暮天がグランプリなんだ!?
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 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆☆

【411】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 直汲み生原酒 Type 9 (協会901号) 28BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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kurosawa_type9_28by4.jpg日輪田ひまわり」と同日中に飲んでます。さて、これは興味深い対決になりそうだ。なんなら陽子も登場させるぜよ。


 立ち香──他の「黒澤」に比べると、やや柔和というかミルキーなタッチもありつつ、歴然と「黒澤な香り」が内在する。赤い果実もありつつ、ややホロ苦系のカルアミルクネスもあるか。米由来の甘みをこれまでの中で一番強く感じるかな。とにかく柔和な黒澤です。液面が動くと複雑さの中から蜜っぽい甘み、スパイシーなチェリー感も伸びてくる。これはいいのか!?


kurosawa_type9_28by5.jpg 期待です──。

 問題なく旨い。あああ、いいですねえ。余裕の☆4.5。ガスはありますね。うん、軽いわ。ジュース・パートは「直汲み三兄弟の赤」に近いかな。間違いなく28BYの「百春」よりいいだろうね。しっかし、スゲえジューシイだな。このクリアなエキス感にカラフルなフルーツ模様が折り重なるイメージはまさに26BYの「篠峯」を彷彿とさせる。これは7ヶ月引っ張って正解か。まさに飲み頃。☆5に向かって一直線。うんうん「直汲み赤」よりいいな。Type7とは、ある意味、違う方向性。あっちは立体感の潰され方に魅せられるし、このType9は駆け抜ける疾走感のあるジュース・パートに魅せられる。やはり、この男はできる。

kurosawa_type9_28by6.jpg ヤバイ、これ絶対旨い。つうか、同じ「赤い果実組」の落ち目の「風邪の森さん」ごときが今やこれに勝てるわけない (笑) 。この蜜っぽい甘みの伸び方、まずこれは熟成由来。黒澤チョークなミネラル感もあるけど、ほどけが抜群。フワっと消えるよ。それでも液性のクリアネスはType7の方が上。これは7号酵母的なテカリ (鏡面仕上げ) による影響もデカイとは思う。

 尋常でなくジューシイだなあ。エキスの骨格に味と香りの模様がカラフルに纏う様はまさしく26BYの篠峯ライク。軟水仕込みの酒でここまでの力強さと凝縮感を表現できるとは、ある意味、あらゆる酒文法を覆すほどのレボリューションと言える。





 気まぐれ味クラーヴェ!!!
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 ▲ダンスレッスンで思うように身体が動かず泣き出す浜辺美波ちゃん10才。



 さわ子──ジューシイ。陽子 (八反錦60無濾過生27BY) ──あっ、軽やか。スゲえ。まるでカスタード・クリーム。黄色めのバニラ。ヤバイ、やっぱうまいな。輪子──ああ、山廃的カロリーオフネスあるじゃん。ピーンとペターンと甘みと旨みが平面的に伸びてる感じ、あるある。陽子──ああでも、軽いなあ。「山廃」と「生酛」に挟まれてもこれだけ軽いとは。つうか、完全にバニラアイス (笑) 。でも、本日も素晴らしい凝縮感。さわ子──ああ、陽子の方が上だなあ。飛んで輪子──すんません、完全なるカロリーオフ。さわ子──酸のテンション強めでいいけどね。ソリッドだね、この3本の中では。輪子──ごめん、あるわ、プレス感。ペターっとしてるよ。さわ子──スゲえミネラリー。DE、陽子──歴然と一等賞。物が違う。

kurosawa_type9_28by8.jpg さわ子は並べると案外潜るね──特には秀でない。でも、RS返しするといいんだよな。しなやか細マッチョ・ジューシイというか。やっぱ陽子は速醸だよね。口の中で繰り広げられる空間の豊満さはある。軽いは軽いけど、お祭りの綿飴みたいに、見た目はデカいみたいな。

 ダメだ。☆4.5以上の味クラーヴェ、楽しすぎて身体に障る・・・。今日はもうやめます。やっぱ陽子はスゲえな。さわ子も頑張ってるけどな。うん、輪子はイイ意味で緩衝材。シリアスな競争には参加せず、陽気に歌ってるよ。





 1973チャレンジ!!!
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 ▲かつてマイケル・ジャクソンの親友だったバブルス君は今は画家として活躍しているらしい (笑) 。



 ♡☺♡「うめえ・・・。キタコレ。ナニコレ!? 昔は草感があってミネラリーだとGINみたいという感じだったけど、最近はこれにジューシイさが加わるのが最高ということが分かった。うまい。☆5です。一升瓶で美味しい酒に当たると嬉しい。まとまってるし、草でありながら、ミネラル過ぎないというか。程良いジューシイさ。これ、もう一杯もらうわ。これはうまい。日本酒で本当に美味しい酒に出会えると前より超嬉しい。これ美味しい。結構ジューシイ。これ以上だと重いけど、ギリギリMAX。やるじゃねえか、黒澤


kurosawa_type9_28by10.jpg 何度も言うが──言わせてくれ──、クリスタルなエキス感にカラフルなフルーツ模様が纏う感じは、まさに26BYの「篠峯」を彷彿とさせる。これはそこらの☆4.5とは区別する必要がある。もちろん、並べると27BYの「長陽福娘 八反錦60 無濾過生」の方が一枚も二枚も上手ではあるけど、黒澤の、この溌剌とした若々しい弾け感を前向きに評価したいと思うのはオレの親心か。

 ここでmoukan1973♀に陽子を食らわす──。

 ♡☺♡「あああ、旨い (笑) 。やっぱステージは上。ギュっと感がある。さすがにシノちゃん (篠峯) と陽子は別次元だけど、黒澤は黒澤で若々しさが素敵。バランス感が絶妙。甘さ、ミネラル感、草感

 そしてオレは2日目に☆5を付けることになる





── 2日目。

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 2日目に呑めることを楽しみに待つ気持ちを抱えながら夜を迎えるのは久々。さーて、どうかなー。堂々と☆5を付けたい。

kurosawa_type9_28by12.jpg 立ち香──やっぱ柔らかいね。角が取れてるというか、イイ感じに不良が更生して素敵な大人に成長したみたいな。赤い果実にフローラル寄りのセメダイン。酸の一点突破はそこまでないけど、極めてクッキリした見晴らし。今回の「黒澤」は結構栓が硬いんだけど、栓そのものは同じはずだから、瓶口の個体差なのか? 理科は苦手 (嫌い) だからあれだけど、夏や冬などの季節的な温度環境で膨張したり収縮したりするのだろうか。「直汲みイエロー」なんかは緩かったんだけどね。

 ☆5ですね。ガスはまだ残ってる。これが近頃の「風邪の森さん」に負けるとか1%もアリエナイ話ですね。今日も素晴らしくジューシイだけど、むしろ昨日より軽く感じるな。そしてペターンとした甘みの潰れ方、これは速醸の酒ではなかなか表現できない立体感だろうね。これをペラいと感じるとしたら、それはなんとも不幸な事だ。


煮リンゴやチェリーコンポートにシナモンをチャッチャ、&隠し味はブランデー」的な、ある種の洋酒っぽいジュース・パートが柔らかい水の中に立ち現れる硬質感のあるエキスのモノリス (壁) にまとわりつく様は、まるで公園の噴水がカスケード (壁泉、人工の滝) を滑らかに流れ落ちるようなモーションを想起させる。そう、この芯のあるエキス表面の輝きは、まさに流水で磨き上げられた大理石のようだ。

 これ絶対うまい。こういう言い方をするのはイヤミだが、Type7とType9を飲まずに28BYの黒澤体験は成立しないとまでオレは言う。3月リリースの直汲み三兄弟もそれなりには魅せてくれるが、やはり、本命は12月にドロップされる一桁酵母シリーズの直汲み生原酒だ。これは29BYは争奪戦必至だわな。「鍋島 New Moon」とか「而今 にごり」とかマジどうでもいいわ。この2本と「米鶴 山廃純大」だけは何が何でも買い逃すまい。


kurosawa_type9_28by14.jpg ワイングラスで──。

 うん、ガス増しあるね。ある意味、アンビバレンツかもしれないけど、ふくよかシャープなんだよね。☆4.5の「直汲み赤」より明白に上。ブっちゃけ、Type7は熟成を経て☆6を目指してるので、そことの差別化 (階級差) も最終的には果たされるでしょう。


kurosawa_type9_28by13.jpg ☆5です、素晴らしい。28BYの酒でも本当に旨い酒はあるんですね。甘いけど軽やかだし、とにかくバランスが最高で、まさに『The Best Of Kurosawa』という感じですね。音楽の場合、Best盤がそのアーティストのBestアルバムになることはないけれど──オレが選曲しない限りは──、それでもこのType9は素晴らしいベスト盤。黒澤のイイところが全部詰まってる。ただこれ、熟成属性もあるとは思うけど、オレが今まで飲んだ黒澤の中で一番甘いです。それでも口どけがいいんだよな。余韻の長さもいい塩梅。

 こういうモダン生酛や山廃が安定して飲めるなら、もう速醸のフルーティーな香り酒は要らないですね。まさに「世界の黒澤」に相応しい完成度だと思います。あんな田舎で地元のオジサマたちに隠れてこういう傑作を世に送り出してることを思うと感動的ですらある。





 さて、今宵も行きますか。
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kurosawa_type9_28by16.jpg さわ子──ああもう、香りが蜜ですね、蜜。ふくよかシャープかつ超絶ジューシイ。輪子──軽いな〜。滑らか。もはや水っぽいとさえ感じる (「桃の天然水」的な軽さ) 。陽子──ああ、なんか明利系っぽい蜜っぽさすら感じる。ジューシイだなあ。こうして並べると熟感あるかも。ポチャっとしたBody感。

 輪子──カロリーオフですやん。陽子──やっぱ旨みのプロポーションが豊満だよね。なんかスゲえフルーティーだなあ。さわ子──明らかに削げてるね。透明感あるよ。輪子──☆5コンビに挟まれても全く見劣りしないから、やっぱ今季の出来映えは上々。さわ子──ジュースィィィ。これは絶対に旨い──少なくとも我々夫婦にとっては疑いようもなく。異論は認めない。陽子──もはやマシュマロ (笑) 。マシュマロって、よく考えりゃ、酸、あるよね。 





── 3日目。

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 ▲次の新しいボスを誰にするか相談しているワルオンたち。



 立ち香──熟れたチェリーだよね。ただ、リアルな果実感というよりは抽象性の高いフルーティネス。ま、このへんもオレが非速醸酒に求めるエッセンスを見事に体現していると言えるわけだが、なんとも赤黒いイメージの香りは、まるでドクターペッパーさえ想起させる (笑) 。ちなみにオレ、ドクターペッパーはそんなに嫌いじゃない。

 激スパイスィー。昨日300mlに移した残りなので、劣化したかなーと思ってたけど、そこまでは劣化してないね。ただ、初日に比べれば荒々しくはなってるけど、水っぽくフラフラするよりはマシ。


kurosawa_type9_28by18.jpg 黒澤チョークもあるっちゃあるけど、なんだろうな、酸のテンションが「直汲み三兄弟」よりもピターンとしてるんだよな。Type7ほどではないけど、プレス感もあるしよね。日本酒として少しエッジ感のある香りや味も散見されるんだけど、見晴らしがいいからゴチャゴチャしてないんだよ。

 うん、いいですね。ある意味、ワールドクラスだと思います。このエキゾチックなニュアンスに外国人たちはきっと仰け反りながら「Fantastic !」と叫ぶだろうよ。

「辛口」という言い方はできると思うけど、タイプで言うと山椒系のビリビリ感なので、やっぱスパイシーなんだよね。もはや「百春」的な地平はビヨンドしちゃってる。黒澤内での立ち位置的には「直汲み赤」の「Special Remix」という感じかな。


moukan1972♂






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