◤日輪田 - 山廃純米酒 ひまわりラベル 28BY ── dಠಠb「今季ようやく〝らしい〟〝マトモな〟萩野酒造に出会えた」#Fresh, Fruity, Women 



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 今季ようやく初エントリーの日輪田 (ひわた) です。ご存知の通り「萩の鶴」を醸す萩野酒造の「非速醸ライン (今のところ山廃のみ) 」です。

 ここまでの「萩の鶴」は我が家的には全然も全然で、そればかりか優しく手を差し伸べた野良猫に牛乳の皿をひっくり返されるわ、ぬわんとここまで☆4以上はナシという異常事態。本当は「純米」「雄町65」と3本まとめて某酒屋から取り寄せようと思ってたんだけど、先日マチダヤに入ってたので拾ってきました。買って来た酒をオレが1週間以内に開けることは珍しいんだけど、なにせストックが「篠峯」と「長陽福娘」だらけになってますので (笑) 、まだ売ってる酒も織り交ぜNightさ。

hiwata_himawari28by3.jpg 27BYとの変更点が幾つか。まず使用米が「五百万石&美山錦」から「五百万石100%」になりました。つうか、ネットで見るとすべての店が「五百万石&美山錦」と書いてる。これはおそらく蔵元が酒屋に送った案内FAXやメールにそう書いてあったからなんだろうけど、裏のラベルとどっちが正しいんだ!?──ま、いいっか。あとは、オリがなくなり、透明な酒になりました。あとは肩ラベルに「☆夏のジューシー仕立て☆」というコピーが付いた (笑) 。

 それにしてもスゲえ売れ行き。今チラっと見たら、ネットじゃどこも720mlがSOLD OUTなんだけど・・・。もしかして世の中「日本酒ブーム」なのか!?!?!?←わざと言う。




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 7/17新発売☆エアリアルでお馴染みYBCの新商品「クックロール」!
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 ▲個人的にはアリだと思うが、これが1年もつとは思えん・・・。


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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆½

【410】日輪田 -ひわた- 山廃純米酒 ひまわりラベル 28BY <宮城>

萩野酒造 株式会社:http://www.hagino-shuzou.co.jp


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hiwata_himawari28by4.jpg 立ち香──ああ、グレープフルーツ&ピーチ。ややベタっとした甘みの先読みもあるけど、全体には「あ、萩野酒造ね」という落ち着きどころのある香り。牛乳はないなあ。乳酸は若干。いい感じに山廃と速醸のハイブリッドなニュアンス。酸はそこまでビビッドには感じないなあ。これで「1.8〜2.0」もあるとは思えないけど、あとで調べてみます (1.8だって・笑) 。オレとしてはもっとグイグイ酸っぱくても全然OKなんだけど、とりあえず飲んでみる。グラスに注ぐとモモダイン (桃+セメダイン) あるね。〝らしい感じ〟でいいんでない?

 さあ、27BYの☆3.5を超えてゆけ!!!──。

 いいですやん、☆4.5。久々に萩の鶴らしい酒を飲んでるわ。ガスは〝ほぼ〟ないが、ZEROではない。口をすぼめてチューっと吸うと微かにあるかないかのレベル。「萩の鶴」ライクなキレ上がり (喉ティンコファイヤー) は緩和されてるな。うん、法則通り、27BYよりいいわ (笑) 。


hiwata_himawari28by5.jpg もうちょい酸っぱくても全然いいけど、そうね、まるで「東洋美人 Ippoシリーズ」を「山廃」にしたらこんな感じ?というニュアンスはある。そこまでカロリーオフでもなく、しっかりジューシイ。フルーツ・ピールのような苦みも出てるけど、アミノ酸度はそこまで高くはなさそう。しなやかに甘酸っぱいモダンなフルーティー山廃という理解でいいと思うよ。多少の贔屓目もあるけど、ちゃんとWell-Madeだし、なにより「牛乳@お花畑」もないし、オレは満足。去年は砂糖ドバドバのグレープフルーツだったけど、今季はピーチ&マーマレードですね。いいと思います。

 ワイングラスで──ガス増しはあるのか!?

 ガス増しは特にないけど、甘増しはある。ほんのり薬品チックなアルコールの浮きもあるけど、まあ、宮城の地酒においては、ある意味〝カァーっとした酒感〟は半ばアイデンティティーのようなものだと少なくともオレは思ってるので──「魚の臭みを消さないと」的な──、別に許容。イヤなら飲まなきゃいいだけ (←凄い言葉) 。ウホっ。なんか桃のコンポートのような蜜感すら漂いはじめた今は「山廃ナニソレ!?」のフルーティネスの豊饒。


hiwata_himawari28by6.jpg ま、これはこれか? ちょっと味の出方 (特に甘みの伸び方) が人懐こいけど、許すことにしよう。温度は冷たい方がいいかな。温度が上がると結構甘い。ロックなんかで薄めて飲むのもアリかな。ただ、今季はそこまでキレ上がりが鋭くはないので、無理に薄める必要はないかも。そこそこノーストレスにクイクイ飲める。口の中がしっかり眩しい感じはまさに真夏のヒマワリ。

 せっかくなので陽子──。

 ソリッドっすねえ (笑) 。こうして比べてみると、やっぱ「日輪田」は「山廃」なんだなあと思えるわな。決して「モダン山廃」としてのエクストリームな表情があるわけではないが、それなりにはペタっとした旨みのプレス感はある。ただ、今季はスゲえ味も香りも出てるので、そことの相殺で、27BYの☆4以上の「萩の鶴 (速醸) 」との違いはそんなに大きくはない





── 2日目。

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 そうそう、初日の感想で言い忘れたけど、あれだよね、去年の夏の終わりに出た「特別純米 山田錦 無加圧直汲み 27BY」を少しペタっとさせた感じだよね。うん、今季はじめてマトモに「萩野酒造」を感じれる酒だよ。


hiwata_himawari28by8.jpg 立ち香──スゲえ明るくフルーティーだな。ピーチに白ブドウにグレープフルーツに、もはや何でもござれの「萩野フルーツパーラー」状態 (笑) 。そこそこの眩さを感じるので、いわゆるフローラルな吟醸香とは異なるニュアンスだけど、まあ、これが他の銘柄の酒だとしてもオレは「萩の鶴みたい」とは絶対に言うであろう香り。特に甘みの隙間から溢れるピールな苦味、同じピーチでも、ここは「東洋美人」との大きな違いだわな。

 さーて、残りは1合ちょいだけど、どうかな──。

 いいですね、大満足。佐藤曜平氏の標榜する「上質なカジュアルさ」というよりは、むしろ「上質なポップさ (キャッチーさ) 」を体現してるかな。こりゃ売れるわ (笑) 。長めの余韻の中に甘みが残る感じが少し気になるけど、そこは山廃、なんとか暴れずに収束してはいるかな。つまり、ドッカンしてもファイヤーはしないというか、もしくはドッカンしないでファイヤーのみで済むというか。もしも同じスペックの速醸タイプだったら少しクドい酒になっていたかもとは思うかな。


hiwata_himawari28by9.jpg わりとサラサラとピールな感じで苦いけど、そこまでミネラルは感じないかなあ。なんか去年は「温度が上がった方がいい」とか書いてたけど、今季は冷たい方が美味しく飲める。やや骨格にフラつきもあるので、温度が上がると結構甘みが泳ぐ (口からこぼれる) 。

 酒としての佇まいの美しさは「上喜元 生もと 八反」の方が上等なんだけど、やっぱこの明るくポップでキャッチーなジュース・パートには魅せられる。ちなみに「花巴 純大」の方が山廃的なプレス感は強い。この3本を同時に飲みつつ、脇にSub Textとして「東洋美人 Ippo 酒未来」と「酉与右衛門 亀ノ尾 速醸」を置いておけば、クワナリ充実した味クラーヴェができるだろうね。

 ちょっと佐藤氏は「ジューシー」ということを意識しすぎかなあ。モダン山廃の目指すべき未来については、うちのブログじゃ既に「その先」を見据えてるんだけどね。このままクリスタル度を上げて酸エンジンも2.4くらいまでギュインとチューンアップしてプレス感を3割増しにすれば☆5ですね。速醸じゃあるまいし、山廃の酒でここまで写実的なフルーツの再現性は要らない。もっと抽象的 (記号的) なフルーティネスでいい。

 とはイエイ、わかりやすく味も出てるし、☆4.5は揺るぎないという感じ。なにより、誰かに「萩の鶴/日輪田ってどんな酒ですか?」と訊かれて「ひまわり28BYでも飲んでろ」と手抜き気味に言えるところが頼もしいんだよな。moukan1973♀も☆4.5に同意──♡☺♡「旨い!」だってさ。

 さて、遅れてしまったが「純米」と「雄町65」をいつ取り寄せようか。 (※さっき2本買いました。)






本当に偶然、タマタマですが、宮城つながりなので御紹介!

7/26 (水) ~7/31 (月)
@新宿伊勢丹 地下1階フードコレクション





 我が家のオススメは「〆さんま 檸檬」です。「柚子」はイマイチ。

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 ▲サラダにそのままドカン。味は付いてますが、ドレッシングまみれになっても大丈夫です。



 平常、生きてて「〆サバ」の入手に困ることはないが、意外と珍しいのが「〆さんま」。死ぬほど旨いわけでもないけど、そこそこちゃんと旨い「〆さんま」が気軽に買えるならいつでも買いたい。之吟にお土産に持って行ってマスターに仕入れさせるか (笑) 。酒屋からオススメを受けるという所作は卒業して、今後はこっちが薦めたモノを店に仕入れさせるというフェーズに移行するぜ──冗談ですよ。


moukan1972♂






日本酒 日輪田 萩の鶴 山廃 生酛

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To アイオライトさん



毎度です。


──これ、僕も飲みましたがすごくよかったです。個人的には結構甘みが濃厚だなあと感じたのでバランス重視のモウカンさんはともかく、ドライ派の奥様も高評価というのは意外でした。

27BYより遥かにいいですね。酸度は2.0くらいは欲しい気もしますが、今季は「味を出す=ジューシー」という狙いなんだと思います。たしかに甘みの出方──というより味の出方が「山廃」にしてはグラマラスですが、酸も出てますし、なんだかんで旨みの広がり方はペターンとしてるのでmoukan1973♀も全然問題ないですね。要は「酸との関わり方」ですね。そもそも我々は「甘」を追いかけないんですよ。


──最後の苦みをどう解釈するかで意見が分かれそうですが、僕はミスマッチな感じが逆に面白いなあと思えました。

ある意味、先日の「花巴 山廃純大」なんかも同じ組ですが、グレープフルーツやマーマレードに寄せれば別にそこまで奇異なバランスでもないと思いますけどね。今回は視界良好な味の出方でしたし、萩野酒造ライクな甘苦酸のトライアングルがキャッチーに表現されてました。これで「苦酸」の比率が下がると「東洋美人」みたいなピーチ酒になるので、住み分けはしっかりできてましたね。

この手の酒は辛すぎるとウォッカっぽくなりますが、今季は果汁感MAXで良かったと思います。僕はもっと抽象的なフルーツ感の方が魅せられますが、とにかく含んだ瞬間に安心しました (笑) 。

2017.07.27 Thu 15:07
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Name - アイオライト  

Title - 

毎度です。
これ、僕も飲みましたがすごくよかったです。個人的には結構甘みが濃厚だなあと感じたのでバランス重視のモウカンさんはともかく、ドライ派の奥様も高評価というのは意外でした。
最後の苦みをどう解釈するかで意見が分かれそうですが、僕はミスマッチな感じが逆に面白いなあと思えました。
2017.07.27 Thu 11:45
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