◤Pierre Gerbais / ピエール・ジェルベ “ロダス” ブリュット・ナチュール NV 




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 毎度アクセスありがとうございます。


20170725DSCN0447.jpg 記事の更新が後回しになってますが、土曜 (7/22) に開けてます。今回は他に「ベルナール・ペルトワ ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ NV」も同時に開栓してますので、一応「ブラン・ド・ブラン (シャルドネ100%) 」と「ブラン・ド・ノワール (ピノ・ノワール100%) 」の味クラーヴェという感じで。しかもこの「ピエール・ジェルベ」はドサージュ0なので、ちょい楽しみ。

 実は生まれて初めて飲んだRMモノのシャンがブラン・ド・ノワールのノンドザ「アンドレ・クルエ シルバー・ブリュット・ナチュール NV」だったんだけど、正直、これは「果実」というより「野菜」みたいでそんなに旨いとは思わなかった。ま、あれからいろいろ飲んでるので、今なら少しは楽しめそうだ。物事には「順番」というものがあるからな (笑) 。



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 ▲商品名の「L' Audace (ロダス) 」は「大胆さ」という意味。



 ここのハウスは現在、若き跡取りオーレリアン・ジェルベが中心となり様々な改革を大胆に進めてる真っ最中ということで、こういう話、日本酒の蔵でもよく耳にするよね。ある意味「新政」なんかもそうやって使えない年寄りを排除して今の地位を築いたわけだけど、商品名に「L' Audace (大胆さ) 」と付けちゃうあたりの、よくある粋がり気質はもはや世界共通か (笑) 。ま、若いうちは「形式」や「コンセプト」や「気構え」を重視することも大事だから、思う存分やりなさい。

 コート・デ・バール地区にはグラン・クリュとプルミエ・クリュはないようだけど、ピノ種は質の良いモノが育つようで、おっと、オレの好きな「ナタリー・ファルメ」やシャンジュリアンのヤジに御馳走になった「ドラピエ」も同じ地区じゃないか。いよいよオレも「地理好き」にならないと話にならんな (笑) 。





◤Pierre Gerbais / ピエール・ジェルベ “ロダス” ブリュット・ナチュール NV




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 ▲彼女は漠然と「熱燗」を頼んで飲んでますが、我々はBNのノンドザで乾杯です。



 ♡☺♡「え!? シャンでもニュウ (乳) あんの (汗) !?

 立ち香──たしかに結構クリーミイっすなあ。バニラやスパイシーなチャツネのようなアロマが伸びて来るあたりはピノ・ノワールならでは。シャルドネ100%は両手を空に広げて「ワァー!」と朗らかに爽やかに叫ぶ感じだが、ピノ・ノワール100%は大地に膝をついて祈るみたいな (笑) 。ブラン・ド・ブランは空の太陽、ブラン・ド・ノワールは大地の草木。やや鼻をくすぐるスパイシーなアロマからはアップルパイ様の焦げた琥珀カラーな甘やかさも感じる。ちゃんと酸っぱいんだろうな、頼むぞ、オーレリアンちゃん。

 ♡☺♡「含むとニュウは感じない。さっきと全然違う。この渋みは、いわゆるピノ種の味だよ。でもスっと消えるから、アンタは軽いと言うかもしれない。ある意味、これはこれで軽くていいかも



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 ▲「高島礼子」でもなく「三原じゅん子」でもなく「片平なぎさ」でもなく「近所のスナックのママ」でもなく、演歌歌手であり、杉良太郎のワイフであり、小学校時代の同級生たちがテレビの中の彼女をかつてのクラスメートだと全く気づかなかったという伍代夏子。



 おおお、独特の削げた軽やかさ。完全に日本酒のモダン山廃みたいな、カロリーオフな立体感だ。軽いっちゃ軽いけど、果実の実存性は極めて高い。逆に言うと、他のシャンがいかにドレスアップ (厚化粧) してるかが分かるというか。「アンドレ・クルエ シルバー・ブリュット」より全然いいですね。ある意味、スゲえジューシイ。果実そのまんま。ややコアが軽いけど、ちゃんと酸っぱいよ。そりゃあ、シャルドネのような突き刺すような酸はないけど、別にこれ以上酸っぱくなくても別にいいかな。

 ♡☺♡「ほんとアップルパイみたい。ていうか、高級シードル? やるな、フレンチ・パゲ、旨い!」──まだハゲてはいないぞ。


20170725DSCN0464.jpg たまたま一緒に開けた「ベルナール・ペルトワ」と似たような方向性の軽い酒質になってしまったけど、そうね、今日に関しては、こっちの方が旨いかな。やっぱこの二つを味クラーヴェする限りにおいては、ブラン・ド・ブランの方が少し水っぽく感じる。

 この「ピエール・ジェルベ」は混醸タイプの商品もあるので、そのうち飲んでみよう。シャルドネが入ってる方がオレ好みにはなるんじゃないかな。でもこれはこれでなかなかイイね。それほど「大胆」だとも思わないけど、ブラン・ド・ノワールのノンドザを商品化するだけでも、シャンパーニュ全体で見れば十分に攻めてるとは言えるしね。彼の名は覚えておきます。





── 2日目。

 約「BN:60%、BB:40%」でアッサンブラージュ!
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 イイ感じ。そうね、少なくとも「ベルナール・ペルトワ」単体よりは旨いかな。全体にはピノ・ノワールの方が強めに出てるけど、「ピエール・ジェルベ」はドサージュ0で少しスカスカに削げた感じもあるので、シャルドネのミネラルが骨格を強化してるわ。やっぱ重油っぽいニュアンスがあるんだよなあ。これを「リッチ」と言うなら、オレはリッチじゃなくてもいいかな、今は。


moukan1972♂moukan1973






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