◤Pierre Callot / ピエール・カロ ブリュット グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン NV 




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 毎度アクセスありがとうございます。


DSCN0106.jpg 不幸にも書けるタチなんで、書けと言われれば書けますよ──少なくとも日本のワイン評論家くらいには。でもまあ、そうなると、せっかくの息抜きが台無しになるので、今回は省エネで。幸い、コメ欄で絡んでくるジジイがいるので、マニアックな話はそっちでしましょうか (笑) 。

 先週末の酸連休に「リシャール・フリニョー」と連続で開けてます。結果的にこっちを後回しにして正解でした。まあ、濃ゆいです。シャルドネの聖地「コート・デ・ブラン」地区のアヴィーズに本拠地を置くドメーヌで、かのジャック・セロスと何かと比較されることも多いとか。栽培したブドウの1/3はボランジェに提供し、国外への輸出も僅か。シャンジュリアンのヤジが「買え買え」うるさいので買いました。

 本当は2009ヴィンテージを勧められたんだけど、まずは「お得なランチ」であるNVからエントリー。このNVにはノンドザ (ドサージュ無し) ヴァージョンもあったんだけど、売り切れちゃったよ。シャルドネ100%使用のブラン・ド・ブランです。





◤Pierre Callot / ピエール・カロ ブリュット グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン NV




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 ▲その前に軽くビールで乾杯。夫婦でシャン1本じゃ足りないんで。ちなみに「砂肝」はセブンイレブンのモノだけど、そのままじゃ食わない。


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 ▲結構食ったな、オイ (笑) 。




 最初に言っておこうかな。初心者や日本酒ラヴァーが最初にチャレンジするべきブラン・ド・ブラン (シャルドネ100%) のNVでこれ以上のモノを今のところオレは他に知らない。日本酒における「ジューシイ」は所詮ヴァーチャル。真の果実味を体験したいなら迷わずトライ。後悔はさせない。ロットは同じはず。ただし、必ずしも100%オレの好みではない。フィッチが最安値。




 立ち香──煌びやかにフルーティー。ピノ種が混ざってるモノより、簡単に言うとブライトで清々しいトーン。ワインの世界ではピノ種の赤い果実味に対して「フルーティー」という表現を、若々しさや清々しさと対極にある熟したタッチに「リッチ」という表現を使う伝統があるようだが、オレに言わせれば味の濃いシャルドネの方が圧倒的に「リッチ&フルーティー」だと思うけどな。とはいえ、このブラン・ド・ブランはそこまでパキーンとした透明度を感じさせる酸ではない。マロラクティック発酵してるからか、半透明というか、オレにはニゴリな液性の先読みすらある。



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 ♡☺♡「果汁感たっぷり。味が濃い! 甘みもある。より酸が効いてる方が個人的には好みだけど、これはこれで非常に一般ウケする味

DSCN0117.jpg 果汁か! まるで「すりおろし系リンゴジュース」みたいなテクスチャー。間違いなくこれまでに飲んで来たどのブラン・ド・ブランよりも歴然とジューシイ。パキーンとクリアな液性のブリュン・セルヴネイの方が我々的には魅せられるけど、これはこれで人懐こい味わいでキャッチー。なんかジャムとか、そういう感じの味の濃醇さ。とにかくスゲえ味が濃い

 ♡☺♡「ちょい〝甘〟が強い。キャッチー。セルヴネイの方が好み。でも旨い」──今調べたらドサージュは「10.8g/1L」のようだ。そりゃあ、初心者のくせに「0〜6g/1L」のブラン・ド・ブランばかり飲んで来た我々からすれば甘く感じるわけだ。

 まるで味の濃いオレンジやグレープフルーツをガブリとやったかのようなジューシイさ。ま、初心者向けですね。ストラクチャーの堅牢さ、酸のテンション、液性の筋肉は柔らかめだけど、これはこれで素直に旨いブラン・ド・ブラン。余韻も長めで、一口の情報量も多いので、酒単体でも十分に楽しめる、まさに〝酒が主役〟なシャンパーニュ。

 ♡☺♡「果汁感あって旨いっすよ


DSCN0125.jpg そうね、豊満系とパキーン系の中間ゾーンかな。でも、味は「恋!」という (笑) 。とにかく果実の丸かじり感がある。ミネラルはそこまで強くは感じないけど、温度が上がって──舌が甘みに慣れてくると、リアルなフルーツ・ピール感は出てくる。

 ある意味、これ飲んでピンと来なかったら一生シャンパーニュは飲まなくていいんじゃないの? 最近のオレの動向を見ていて「自分も何か1本」と思ってるなら、迷わずこれ行っとけ。日本酒は所詮「米の酒」なので、フルーティーだのジューシイだの言ったって、たかが知れてます──日本酒的フルーティネスやジューシネスにはそれ特有の魅力があることは理解しているけれど。

 夏だし暑いし、仙禽は腑抜けた酒しか造らんし、発砲系はどれも味しねえーし、どうです?──たまの息抜きに1本。決して後悔はさせない。お値段ドドンと税込 3,974円 (750ml) だけど、さんざクソ酒をつかまされて来たオレからすれば、別に高いとは思わない。無理には勧めないが、なんか1本飲んでみたいなあ、と考えてる人が最初に手に取るべきシャンパーニュの1本がこれであることだけは間違いないと断言できる。同じ値段の白ワインでここまで濃醇な果実味を味わうことは、まず不可能──なはず。


moukan1972♂moukan1973






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