◤Serge Mathieu / セルジュ・マチュー ブリュット “トラディション” ピュール・ピノ ブランド・ノワール NV 




 夏だ、泡だ、シャンだ!!!
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 ▲意識高杉晋作な小栗旬に不謹慎な中年夫婦 (オレたち) は大爆笑。キミが一人で背負うことではない (笑) 。

 ▼67歳でもビンビン感じれるんだからさ!
 



 毎度アクセスありがとうございます。


DSCN9712.jpg 普段は「日本酒」を飲んでますが、ここ最近は「土曜はシャンの日」になってます。贅沢と知りつつも、基本「一度に2本」開けてます。酒に限らず「意味とは差異のことである」わけで、それがそれであることを知るためには、それがこれではないことを知ることが一番の近道であると、そういうわけです。土曜以外は日本酒を毎日飲むので日々の連なりがありますが、シャンは週一なので、逆にこうすることで1本1本から得られる情報量 (経験) も増え、結果的に無駄にはならないカナート。ま、単に夫婦2人で飲むには1本じゃ足りないということなんだけど。

 というわけDE、今回はブラン・ド・ブラン (シャルドネ100%) の「ブリュン・セルヴネイ」と味クラーヴェです。この「セルジュ・マチュー」はBBよりもフルーティーと言われるブラン・ド・ノワール (ピノ・ノワール100%) なので、後手です。





◤Serge Mathieu / セルジュ・マチュー ブリュット “トラディション” ピュール・ピノ ブランド・ノワール NV




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 立ち香──甘いバニラの奥からはピノ・ノワールらしい少しアタックのある渋み。グラスに注ぐと色の濃いチェリー様の赤い香りも浮かんでくる。♡☺♡「なんかインドカレーみたいなスパイシーなアロマがある!」──たしかに瓶口周辺からは少しクミンのようなハーブアロマが漂ってくるけど、ここのセラーに樽はないようなので、おそらくは48ヶ月に及ぶ瓶内熟成によって、コルクと何らかのケミストリーがもたらされた結果なのだろう。ブラン・ド・ブランよりも多く、この少し〝焦げたニュアンス〟に出会うのがピノ・パートであるというのが今のオレの理解。

 ♡☺♡「ん? さっきと違う! ちょい薄い?



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 ▲「赤貝 - 1,000円」──まあまあかな。ヒモ付きは嬉しいけど。




 ▼ここのイサキは鉄板。
DSCN9721.jpg 柔らかいテクスチャーで、口の中に様々なアロマが豊満に膨らむ。そして露骨に石灰質のミネラル経由ではない、フルーツの皮の裏のような渋みはピノ・ノワールならではか。

 軽い──というか、芯が柔らかいニュアンスね。やや薄いな。酸も出てるけど、あくまでも表面的なカラーを彩る程度のもので、その少し間延びした余韻に対して美しいブレーキをかけるような、そうした逞しい凝縮感を支えるほどの酸はここにはない。相手が悪かった。同時に開けた「ブリュン・セルヴネイ」の後では、物足りないというより、五味の諸々が、パステルカラーの水彩画のような、少し薄ぼやけたフルーツ濃度に感じる。さっきまで笑顔だった人を無口にさせるほどの品質における残酷な落差はないけれど、笑顔に更なる笑顔を重ねるには少し何かが足りないとは言える。

 もしもこれを単独で飲んでいたら我々は純粋な笑顔をこの酒の中から導き出すことができたのだろうか──残念ながらそれはない。やはり、コアにおける力強さに乏しく、そうかと言って魅惑のジュース・パートがあるわけでもない。やや過熟なニュアンスもあるが、それが酒そのもののチャーミングさを下支えしているわけでもない。



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 ▲「中トロ - 1,000円」──長く通っていると同じ値段で「ほとんど大トロ」な部位に出会える幸運にも授かれる。



 ♡☺♡「わかるぅー。さっきの方がシャープかつフルーティー!

 なんというか、ピノ・ノワールに関するフルーティネスって、言ってしまえば「皮ごとブドウ食ってる感じ」のそれなんだよね (笑) 。別に優雅でも美しいわけでもないというか。もちろんアタリのブラン・ド・ノワールには魅惑の果実感があるんだろうけど。





 今宵もミイラの一丁あがり。
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 ▲オレのイタズラに全く気づくことはなかったという。





── 2日目。

 約「ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%」の比率でブレンド。
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 ▲2日目のシャンは存外に旨いので、一度に飲みきるのはもったいない。



 両方とも同じレベルで旨ければ自前でアッサンブラージュする必要はないのだけれど、あまりにも「セルジュ・マチュー (ピノ・ノワール100%) 」の方が見劣りするので「ブリュン・セルヴネイ (シャルドネ100%) 」には一肌脱いでもらった (笑) 。

 ガスはだいぶ落ち着いて、もはやスプマンテ未満な発泡性ながら、逆に白ワインとしてのフィネスは感じやすくなる、2日目のシャンです。うーん、ちょっと重油系ミネラルが前に出てきたかな。おそらくは「セルジュ・マチュー (ピノ・ノワール100%) 」由来のモノでしょう。それでも酸のコアと堅牢なストラクチャーは「ブリュン・セルヴネイ (シャルドネ100%) 」がしっかり支えてる感じ。シャルドネ単独の方が旨いけど、ブラン・ド・ノワール状態よりは普通にシャンパーニュっぽくなった。やはりピノ・パートに過熟な面は否めないか。もしもこういう混醸の商品があったとしても、今のオレが胸踊ることはない。


moukan1972♂moukan1973






Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To シャンジュリアンさん



毎度です。


「みたいです」「様です」「そうです」──これ、いらないです。

僕はサンジュリアンさんなりの知見に触れたいんですよ。そもそも僕のブログとはそういうブログじゃないですか。もっと血肉に溢れたやり取りをしたいんですよ。「はあ、そうですか」で会話が終わっても味気ないじゃないですか。一緒に「その先へ」行きませんか?

「ブリュン・セルヴネイ」のNVはとても良いブラン・ド・ブランです。機会があればシャンジュリアンさんにも是非再飲していただき、御意見を。これがイマイチなら、今フィッチやウメムラで買えるモノで、もっと旨いNVを教えてください。

今から思うとクルエのBN (ドサージュ有り) はなかなか良かったかもしれません。

2017.07.09 Sun 23:17
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Name - シャンジュリアン  

Title - オーブのピノらしそう

毎度です。
オーブのピノらしい味みたいですね。
ドラピエは同じオーブの生産者ですが自前のピノに態々コート ブランのシャルドネを入れてバランス取ってる様です。ランスとは土壌(石灰質)が違うでしょうね?

先日のチボーのピノは2日目は酸が出て来て前日よりはマシでしたが、BNで旨いの見つけるのは難しいみたいですね。
高いけど美味しいのは混醸も含めてエグリ・ウーリエかな、BBの方はコート ブランで探せば良い奴は未だ未だ見つかりそうですけどね。
一般的に混醸だと色々な葡萄が手に入るNMの方が有利みたいです。
2017.07.09 Sun 17:32
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