◤Brun Servenay / ブリュン・セルヴネイ ブリュット セレクション NV 




 夏だ、泡だ、シャンだ!!!
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 ▲意識高杉晋作な小栗旬に不謹慎な中年夫婦 (オレたち) は大爆笑。キミが一人で背負うことではない (笑) 。

 ▼67歳でもビンビン感じれるんだからさ!
 



 毎度アクセスありがとうございます。


DSCN9707.jpg 普段は「日本酒」を飲んでますが、ここ最近は「土曜はシャンの日」になってます。贅沢と知りつつも、基本「一度に2本」開けてます。酒に限らず「意味とは差異のことである」わけで、それがそれであることを知るためには、それがこれではないことを知ることが一番の近道であると、そういうわけです。土曜以外は日本酒を毎日飲むので日々の連なりがありますが、シャンは週一なので、逆にこうすることで1本1本から得られる情報量 (経験) も増え、結果的に無駄にはならないカナート。ま、単に夫婦2人で飲むには1本じゃ足りないということなんだけど。

 というわけDE、今回はブラン・ド・ノワール (ピノ・ノワール100%) の「セルジュ・マチュー」と味クラーヴェです。まずは酸っぱい方のブラン・ド・ブラン (シャルドネ100%) からいただきます。





◤Brun Servenay / ブリュン・セルヴネイ ブリュット セレクション NV




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 シャルドネの聖地「コード・デ・ブラン」のアヴィーズ、オジェ、クラマンのグランクリュだけを贅沢に使用したNV。マロラティック発酵はナシ。アヴィーズのシャルドネ使いとしては「ジャック・セロス」「アグラパール」あたりが有名ですかね。いつかオレたちも「ジャック・セロス」を家で開栓する日が訪れるのだろうか。たかだか3万だろ? なんだ日本酒のクソ酒20本 (1,500円×20本) と同じ値段か。ううう。まあしかし今は「NV - 100本制覇」を当面の目標にしておこうか。

DSCN9709.jpg 立ち香──いいですねえ。これはなんとも美しいシャルドネ・メロディー。明るく煌びやかなフルーティネスを発散しつつも、ギスギスした過剰なミネラルの暴走はない。香りの輪郭は油絵タッチな太線のビビッドネスからは少し距離を取っていて、とても節度ある輝き。リンゴ、蜂蜜、バタートースト、そして仄かにクリーミイ。酸はエネルギッシュではあるが、ナチュラルな鏡面仕上げ。マロラティック発酵ライクなマットな質感は皆無で、まさにツルピカな酸。

 土曜、それは水曜夜における「あと2日!」からのカウントダウンZERO状態──。

 ♡☺♡「酸味と甘味のバランスばっちり。最高。超気に入った。悪いところがいっさいない

 これはアタリ。しっかり酸っぱい。酸とミネラルと果実感のバランスが最高。最近飲んだブラン・ド・ブランの中では間違いなく一番いい。基本的にはストラクチャーは堅牢だけど、フルニほどの力強さはなく、筋肉はしなやかで、オレにはまるで女性アスリートのように感じる。濃すぎず薄すぎず、なんとも美しい濃醇かつ芳醇なレモン水のよう。軽いっちゃ軽いが、決して薄くはなく、滑らかな光沢感が輝く美しい液性。それでいて、酸の終着点には力強いコアが出現する。荒削りなブラン・ド・ブランはここでミネラルの粉塵を撒き散らすが、ブリュン・セルヴネイはあくまでもフワっと静かに──まるで美しい吐息のようにミネラルの残像を中空に解き放つ。



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 ▲「縞あじ - 700円」──少しヌタっと硬いかな。ややハズレ。



 Bodyサイズ (飲み口/テクスチャー) に着目するなら、最近飲んだ中だと「J.ラサール ブリュット キュベ プレフェランスNV」をクリスタル (山廃) にしたみたいな感じだろうか。少しミネラル・パートが鼻に付く「フランク・ボンヴィル ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュNV」よりも圧倒的にエレガントでありながら「アグラパール テロワール グラン・クリュ エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン NV」のような近寄りがたい高慢さはない。



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 ▲やや甘め。不味くはないが、値段の割りには大したことない。☆3.5です。



 ♡☺♡「最近の中で一番いいかも。泡もそんなにモコモコしてない。キレイな味わいだけど薄くない。旨い!

 温度が上がっても無駄にミネラル・パート (砂塵な苦み) が前に出ない。白ワインとしての優しいフィネスを感じる。それでいて凜とした背筋の伸びた端正なルックもある。現時点でオレが薦めるブラン・ド・ブランのNVはこれだ!

 『The Champagne Guide 2014-2015 by Tyson Stelzer』という本の中で、著者はこのハウスについて「心を動かす透明感を備えており、ずば抜けた価格以上の価値がある」と書いているそうだが、特に「心を動かす透明感を備えており」はその通りだと思う。

 フィッチで「売り切れ中」か。それは残念。





── 2日目。

 約「ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%」の比率でブレンド。
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 ▲2日目のシャンは存外に旨いので、一度に飲みきるのはもったいない。



 両方とも同じレベルで旨ければ自前でアッサンブラージュする必要はないのだけれど、あまりにも「セルジュ・マチュー (ピノ・ノワール100%) 」の方が見劣りするので「ブリュン・セルヴネイ (シャルドネ100%) 」には一肌脱いでもらった (笑) 。

 ガスはだいぶ落ち着いて、もはやスプマンテ未満な発泡性ながら、逆に白ワインとしてのフィネスは感じやすくなる、2日目のシャンです。うーん、ちょっと重油系ミネラルが前に出てきたかな。おそらくは「セルジュ・マチュー (ピノ・ノワール100%) 」由来のモノでしょう。それでも酸のコアと堅牢なストラクチャーは「ブリュン・セルヴネイ (シャルドネ100%) 」がしっかり支えてる感じ。シャルドネ単独の方が旨いけど、ブラン・ド・ノワール状態よりは普通にシャンパーニュっぽくなった。やはりピノ・パートに過熟な面は否めないか。もしもこういう混醸の商品があったとしても、今のオレが胸踊ることはない。


moukan1972♂moukan1973






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