◤十六代 九郎右衛門 - 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒 (仕込33号) 28BY ── dಠಠb「イマドキの華やかジューシイ吟醸というドングリの背比べの頂点には立てても、これが我々のヒエラルキーの頂点に君臨することは絶対にない」#Pringles (プリングルス) 関西限定 たこ焼き味/Fresh/Fruity/Women 



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kuroemon_aiyama_nama28by3.jpg やはり26BYで飲んでおくべきだったか、十六代 九郎右衛門 (じゅうろくだい くろえもん) の人気商品「純米吟醸 愛山55」です。地元銘柄には「木曽路」と、地元米のヨネシロで仕込んだ「燦水木 (さんみずき) 」がありますが、逆に都内で売ってるのはあんま見たことないような。

 とにかくこの「愛山」に関しては、地酒ファンなら知らぬ者はいない、名古屋の〝あの酒屋〟の「甘味の ‘Magic’ 」というコピーの方が酒そのものよりもオレの中で記憶に残っているわけだが、その魔法の解けないうちに──つまりは26BYのうちに飲んでおくべきだったと思ったわけだ。日本酒を3年も真面目に呑んでりゃ、そうそう長続きする魔法なんか滅多にありはしないわけで。


kuroemon_aiyama_nama28by4.jpg この28BYが27BYや26BYと比較してどれほどの出来なのか、それは毎年飲んでる誰かに是非詳しく教えてもらうとして、今回は「同梱シリーズ」で4本の「九郎右衛門」を取り寄せた次第。未だに「山廃特別純米 雄町 無濾過生原酒 仕込58号 27BY」しか呑んでないので、銘柄属性なんかについては何も知らないに等しいわけだが、これを呑んだ限りにおいては、非常にWell-Madeな酒を造る蔵元という印象です。

 あいにくオレは裏ラベルの「ラブリー(^^♪」に共感できるセンスは持ち合わせてないが、造り手がコンセプトや想いを素直に発信することは望ましいし、どんどんやるべきだとは思う──とはイエイ、いくらなんでも「射美」のショートエッセイはシュールに過ぎるが (笑) 。

 ま、我々にとっては「やり残した宿題のような酒」ですが、もはや期待もしてないから、スイスイ飲めりゃそれでいいさ。




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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆

【397】十六代 九郎右衛門 -くろえもん- 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒 (仕込33号) 28BY <長野>

株式会社 湯川酒造店:http://www.sake-kisoji.com


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kuroemon_aiyama_nama28by5.jpg 立ち香──カナニュウ (かなり乳) !? まあ、最近よくある香りなので別に驚きもしないが、これはクワナリ期待ハズレな香り。もうちょい透き通った酸の輝きを感じれると勝手に思っていたんだが、ややイチゴ系ですかね。アルコールの浮きも少々。ただ、すでに香りは落ち着いてます。甘苦い跳ね返りの先読みも若干。正直、買う前に香りを確認できれば買わない系 (笑) 。まあでも、「秀鳳」の愛山もこんな感じか。あそこまでツルピカな液性の先読みはないけれど。

 大事なのは味!──。

 女子供はみんな大好き♡ ガスについては「直汲み」と書いてあっても「詐欺だろ!」とは思わないほどには残ってます。やや酸のボヤけた「やまとしずく 純米吟醸 直詰生原酒 28BY」という感じ。もしくはケレン味のあるゴージャスな「謙信 純米吟醸 五百万石 生酒 28BY」とも。ただ、裏のラベルに嘘はないかな。「ラブリーな酒」だとは思います──オレにとってはそうでもないけど。


kuroemon_aiyama_nama28by6.jpg 別に飲める。やっぱ少ぉーしだけノイジーなアル感あるけど、気にならない人は気にならないレベルではある。まあ、女子供の好きな味ですね。イマドキの日本酒を飲み慣れてない人たちのほとんど全てと、そこそこ飲み慣れてるフリークスたちの多くを魅力する酒であることは認めるが、オレはもういいや。

 ちょいサイダーっぽい青い甘さも出てきたので、今はニュウ (乳) はあまり感じない。少しコリっとした、輪郭のクッキリした米の旨みの球体にアクセスできるんだけど、そこは非常に好きです──少し硬めに炊いたご飯のような質感ね。シャキっとジューシイでソフトにミネラリーなタッチもあって、クドさの二歩手前で急ブレーキする口どけ。香りや味が少し愛くるしく人懐こい感じで迫ってくるのが野暮ったいけど、造りそのものはWell-Made。この輝ける液性にみんなヤラちゃうんじゃないの?

 でも、オレはこれ系の究極酒を知ってるので、別にですね。今目の前にフレッシュ・コンディションの「篠峯 ろくまる雄町生 26BY」や「篠峯 ろくまる八反生 26BY」が降臨した日にゃあ、この酒が悲惨なまでに貶められるけど、これはこれでイイ酒だと思います。ただ、オレはこれより旨い酒を知っているというだけ。だってオレ、今これを飲みながら「26BYの篠峯」のことしか考えてないもの☆4です。

kuroemon_aiyama_nama28by7.jpg ちょっとこれ、少し酸化させた方がオレ好みにはなるかな。でも、足腰弱めの酒だから、2日目以降に伸びてくるイメージないけど。うーん、意外に思うかもしれないけど、それでもオレの中では「やまとしずく 純米吟醸 直詰生原酒 28BY」の方が上なんだよね。タイトではないが優しい凝縮感があるし、口の中の収まり具合が可憐──つまりオレにはジャストなサイズ感。この愛山は少しボヤっとするし、別にここまで甘くなくていい──というより味の情報量が多くて (人懐こくて) 飽きる (身構えてしまう) 。

 酸も少し足りてない。オレの嗜好から言えばピントの合ってない味覚のメガネで口の中を覗いている感じ。シャキっとしようとしてるけど、結果的に、ちょっとナヨっとしてるみたいな。この味わいからすると、目指してるのはシャキっとの方だとは思うよ。まあ、長野の水 (木祖木曽川伏流水:中軟水) じゃ限界もあるけど。


kuroemon_aiyama_nama28by4.jpg なんかこの酒、火入れの方が良さそうだな。生だと、やや締まり (凝縮感) がないかな──足腰フラつき気味。ま、土日でシャンパーニュを飲んだということもあるかもしれないけど、味と香りがグングン出てきた今は「単なるクドいサイダー」という。今夜は1973チャレンジを予定しているけど、これは今の彼女にはキツイだろうね (笑) 。いくら26BYの「篠峯」を想ひ出すと言っても、ここには歴然と〝越えられない壁〟があるからねえ。とにかくストラクチャーがヤワです、オレ的に。だったら似たようなジュース・パートを持つ「府中誉 槽搾り 渡舟 無濾過原酒 28BY」の方が地味だけどストラクチャーは堅牢。「九郎右衛門」はジュース・パートはラブリーでキュートだけど、酒そのもの強さは感じないし、オレは全く魅せられない。

 でも、普通以上には美味しく飲めます。ちょっとばかり料理が得意なキレイでスタイルのいい美人のマダムが作ってくれた華やかなパーティー料理を〝不慣れなお客様スピリッツ〟に少し戸惑いを感じながら──頭の中で自分の作ったタレやドレッシングを想ひ出しながら──つまんでる気分。もはや「アウェイ酒」です、残念ながら

 ☆4ですね。たぶん、こういう酒なんでしょう。個人的にはこのジュース・パートであるなら、ツルピカで軽い分だけ「秀鳳 純米大吟醸 愛山 生原酒 27BY」の方が好みです──今はもう飲みたいとは思わないけど (笑) 。






 軽く味クラーヴェ!!!
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 米村亀子──あ、確かにドライフルーツあるな。moukan1973♀は未来人か (笑) 。少し黒ずみのある赤茶なブドウ感。最近だと「六十餘洲 純米 山田錦 生酒 28BY」なんかも感じた味わいのカラー。あっ、つうかこれも磨き65じゃん。まあこれは最初から熟れ茶な酒だったけどな。さて、味の輪郭は太い。酸のコアあるねえ。だいぶ枯れた方向に変化してるけど、やっぱ芯のある酒なんだなあ。ギュっと詰まった感じもあるし、もはやボヤけてはいない。

 九ちゃん──この流れの中ではシャキシャキしてるけど、オレの中では「26BYの篠峯崩れ」という印象は拭えない。たぶん、この酒に関しては日本で一番オレが厳しいと思うから、話は7掛けで。亀子──まあ、オレが好きなのはこっちね。もはや酸っぱい (笑) 。果実味における凝縮感がある。全然ボヤっとしてない。九ちゃん──ややガス由来のツンケンした硬さがあるかな。これは少し時間をおいて2日目に備えましょう。

 陽子──この流れ (今日の状態) だと亀子の方が見晴らしいいな──とも思ったんだけど、亀子に戻るとそうでもない。やっぱ陽子は諸々がクッキリしてる感はある。九ちゃん──さらに味が出て来た。ここまで出るとオレですら「うっ」となる。あ、moukan1973♀が日帰り大阪出張から帰って来た。快適な新幹線のグリーン車で呑んだサポッロ黒ラベルについて、♡☺♡「ビール、味、薄っす!」とか言ってるわ。シャンや日本酒と比べるな!





 1973チャレンジ!!!
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 ▲この「Pringles 関西限定 たこ焼き味」が凄まじくリアル (笑) 。Bodyもあえて粉っぽくしてる。ここまでリアルな「たこ焼き」味のスナックは個人的に初めて。そこまで好きな味ではないが、食べた誰もが笑顔になれることだけは確か。オモロイ。これは「ご当地スナック」の土産物としては☆6の完成度だと思います。



kuroemon_aiyama_nama28by10.jpg ♡☺♡「あれえ〜!?!? 牛乳@お花畑の不安感キタ──っ!!! これはイヤな予感しかしない・・・」──サッポロ黒ラベルだけじゃ終われない──「あああ。一口しか飲んでない状態じゃ断定はできないけど、ちょっと好みじゃないかなあ。大筋で言えば、これは一連の『牛乳@お花畑シリーズ』なんじゃないの? ただ、安っぽさはない気がする。つまりペラくはない。そしてちょっと時間が経ってからの方が飲めるかも

 どうですか、皆さん、うちのバカ舌も成長したもんでしょう (笑) 。オレの前説や感想を読まなくても、この酒が「Well-Made」であることくらいはわかるんですよ。つまり、これまでに吐き出して捨て去った数々の「牛乳@お花畑」よりはマシであるという、この僅かな違い──「而今」なんかより綾瀬はるかにマシという違い──くらい、誰でもわかるようになるんですよ。ただし、これは〝不幸の始まり〟でもあるので、無理に探しに行く必要はありません。この酒を飲んでシアワセになれる今を大いに楽しんで☆いと思います。

 ♡☺♡「ああ、最初ほど悪くないかな。あああ、苦いのか? 渋いのか? 甘さが引っ込んでくれて、逆にそれがいいわ。ただ、黒ラベルよりは飲み応えあるな・・・」──当たり前。

 やはり「26BYの篠峯の出来損ない」という感じではあるけど、相対的に少しギスギスとクドい「秀鳳 愛山」という感じもあって、オレ的には濃いのか薄いかどっちつかず。濃いんだけど、ボヤっとしてる。

 ♡☺♡「 (濃い=真面目で意識高いんだけど、ボヤっとしてる) まるでイマドキの若者みたいだね (笑) 。ま、この味がウケるのはわかる。みんな好きでしょ、普通に。アタシはもういいや





 ◤米村亀子65歳
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 ♡☺♡「あ、旨ぁ〜い! 超旨く感じる〜。好みもあるんだけど、あきらかに旨い。酸、足りてるわ〜。ほんと最近ジメジメしてるじゃん。汗かくと酸を求めるじゃん? だからよりいっそう旨く感じる

 なんか雄町の酒みたいだな。今はmoukan1973♀が言ってた♡☺♡「ドライフルーツ感、バリバリ」はわかる (笑) 。

kuroemon_aiyama_nama28by12.jpg ♡☺♡「あたし、もしかして目覚めたんじゃないの?」──この3年で700種類近い日本酒をオレと一緒に飲んで、オレの言葉をリアルタイムで聴いて、さらに今はブログで文字になったモノを読んで、そりゃあ、少しは目覚めてもらわなきゃ困るだろ (笑) 。

 ぬる燗──。

 ♡☺♡「クリアになるね」──ちょいピリっと辛いかな。少なくとも2日目以降はワイングラスで温度と味の変化を楽しみながらチビチビ飲むのがいいですね。初日の開けたてはグイ呑みでクイっとクリスタルに。

 リトマス酒として長生きさせようとも思ってたけど、なくなっちゃった。「九郎右衛門」は半分近く残ってるので、2日目はワイングラスも試してみるか。圧倒的な酸化キボンヌ





── 2日目。

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kuroemon_aiyama_nama28by14.jpg 立ち香──やる気のない2日目の生酒特有のライトな甘やかさ。ガスの抜けたサイダーにイチゴシロップを少々。少しツンと鼻に抜けるアル感を〝メントール〟と表現すれば諍いにもならないか。

 ワイングラスで──。

 ♡☺♡「昨日より穏やかになったから飲みやすくなった。渋みが増したのか? ま、そんなに旨くはないけど。なんか気が抜けた、2日目の生酒によくある感じ。こういうのは今までに何度も体験してきた (笑)


kuroemon_aiyama_nama28by15.jpg 昨日より確かに渋くなった。ま、オレはナヨナヨしてるよりは多少ゴリゴリしてる方がいいけど、さすがに少し苦い。例によって、この手のイチゴ酒にありがちなカツンとステレンスに甘苦い感じです。初日で感じたコリっとした米の旨みや蜜っぽい琥珀な球体には出会えず、最近飲んだ甘めの酒なら、圧倒的に「六十餘洲 純米吟醸 雄町 生酒 28BY」の方が旨い。今日はガスも抜けてシャキっと感も失われて、26BYの篠峯の想ひ出には浸れない。

 グイ呑みの方がジューシイな輪郭を感じれるけど、苦みや渋みも割り増しになるので、そこはどうか。一瞬だけ何かのタイミングで蜜っぽい甘みにも出会うんだけど、いかんせん、酸が足りてないから美しい球体にならない──表面がキランとコーティングされない。予想通りの劣化グラフを描いてます。少しクドいけど、ガスも含め、サービス精神豊かな味の情報量が散布される初日に飲み切って下さい。

 ☆4でフィニッシュしますが、もはや我々的にはこの手の酒を呑んで会話が弾むことはありません。決して悪い酒ではないけど、少し小器用さが鼻に付く出来栄え。ドングリの背比べの頂点には立てるけど、誰もこれを追い越そうとは思わないというか。つまり、もはやこの酒は倒すべき目標を見失いつつある。


moukan1972♂






日本酒 九郎右衛門 愛山

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To あらまさん



毎度&少し御無沙汰です。

お元気そうで何より。まさか先回りして「九郎右衛門スタンプ」を4つも獲得していたとは (笑) 。


──これら3つとも飲んだのですが、どれもまあこんなもんかなと感動したり印象に残るところまでは行かなかったですね。

実は「愛山」を口にした瞬間に少しあらまさんのことを思い出したりもしたんですが (笑) 、まあ、口開けの1杯目はそこそこ輝いてましたよ。ただ、何かもう一声欲しい気はしました。どうにも職人芸が鼻に付くというか、そこまで技術があるのなら、もっと驚かせてくれよというか──27BYの山廃雄町のように。


──「純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒(仕込9号)」 28BY速醸ですけど、こっちのほうが好きでした。キューンと突き抜ける酸味が久々に心地よく感じました。

マジすか!? さすがに常連読者だけあって「キューンと突き抜ける酸味が久々に心地よく」とか、僕を惑わす言葉をよくご存知で (笑) 。

仕込み9号ですか。まだどっかにありますかね。どうにも「九郎右衛門」は僕の中ではまだまだその銘柄属性が掴めてないんですよ。甘いのか酸っぱいのか、太いのか細いのか、重いのか軽いのか、等々。杜氏のテクニシャンぶりは薄々感じてるので、僕の嗜好にハマればスコーンと☆4.5を突き抜けてくれる気はしてるんですが、異星人同様、それがどこにいるのかが分からないという。。。


──ついにチーズエアリアルの採れる店を発見しました。スゲー美味いので食べ過ぎ注意な日々です 笑

我々のような中年が新たに覚える〝イケナイ遊び〟としては決して少なくない健康被害がなきにしもあらず (笑) 。これ、意外にそこらで売ってますね。TV CMもしてないし、スポットで安売りしたり、目立つようにレジ前に陣取ったりしてませんが、常に100円くらいで野放しという。

そうそう、凄いタイミングでコメントくれました。実は土曜にUP予定の「転入生」で「新たなるチーズ・ミッション」を御提供しています。これはレアだと思いますよ (笑) 。まだ食べてませんが、先物で2個買いしてま〜す。


2017.07.07 Fri 22:48
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Name - あらま  

Title - 裏書きは「じゅうしぃ、あぽー。」です

毎度! ご無沙汰してます~。

十六代九郎右衛門来ましたね!

純米吟醸 愛山 無濾過生原酒 (仕込33号) 28BY
生酛 特別純米 金紋錦 無濾過生原酒 (仕込56号) 28BY
山廃 特別純米 金紋錦 火入れ原酒 (仕込47号) 27BY

これら3つとも飲んだのですが、どれもまあこんなもんかなと
感動したり印象に残るところまでは行かなかったですね。

それよりも

純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒(仕込9号) 28BY
http://www.syusendo-horiichi.co.jp/SHOP/105.html

速醸ですけど、こっちのほうが好きでした。
キューンと突き抜ける酸味が久々に心地よく感じました。
酸っぱい=酸タリーテではないことは承知してますが、
私のイチオシはこちらですね。九郎右衛門たくさん買われているので、
モウカンチャレンジはしませんけど、もしタイミングが合えばってことで~。


追伸
ついにチーズエアリアルの採れる店を発見しました。
スゲー美味いので食べ過ぎ注意な日々です 笑
2017.07.07 Fri 18:42
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Name - moukan1972♂  

Title - To NTさん



毎度です。

僕が意識し出した時はすでに「十六代」でしたね。


──当時は普通にうまいと思って飲んでいましたが、今なら、飲めなくはないけど、そんなに心惹かれないという感じでしょうか。川中島幻舞あたりと同じかなと。

この「愛山」はイイ意味で「全国クラス」のキャッチー (メジャー) 路線で、僕の言う「地酒的秘境感」なんか微塵もない明るい酒ですが、うーん、どうにも官能に訴えてくるものが今ひとつない感じです。

そして川中島幻舞! 定番の「純吟 美山錦」を最後に飲んだのは確か2015年の秋頃だと思いますが、ちょうど「鍋島オレンジ」がハズレ続きで、当時は夫婦で「幻舞の方が遥かに旨いよ!」なんて言ってましたね (笑) 。味も香りもよく覚えてますが、27BYに飲んだ「雄町」はさすがにヤリスギで、少なくとも26BYの美山錦には高貴な迫力ありましたよ。今このタイミングで飲みたいとは思いませんけど、よく杜氏がイケセイに来てるので、機会があれば久々に試飲くらいは楽しんでみたいですね。


──なお追体験シリーズとして、府中誉の同スペックが冷蔵庫で待機中、花巴は雄町の純吟、日本酒度+4であることを確認して、来週引取り待ちです。 特に後者は、日本酒マイナスのスペックの酒とはどれだけ違うのか楽しみです。

おっと、随分とマニアックというか、微妙なラインの被りですね (笑) 。「府中誉 渡舟」は個人的には「九郎右衛門」よりは落ち着いて飲めますが、あんなラベルして、そこそこ華やかな酒です。火入れですがガスが残ってます。

花巴は純吟雄町ですか。山廃ですよね? ちょっとネットで探せなかったので、旨かったら詳細等教えて下さ〜い。


2017.07.06 Thu 16:22
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Name - NT  

Title - 十六になっても

こんにちは。

十五代を2回ほど家のみして、その後はずっとご無沙汰してますが、代替わりして、「こんな夜に」と結婚されても、特に変わりはないようですね。 当時の印象は、上品な甘さの酒ですが、moukanさんの感想を私なりに咀嚼する限り、同様なのかなと思いました。 当時は普通にうまいと思って飲んでいましたが、今なら、飲めなくはないけど、そんなに心惹かれないという感じでしょうか。 川中島幻舞あたりと同じかなと。

なお追体験シリーズとして、府中誉の同スペックが冷蔵庫で待機中、花巴は雄町の純吟、日本酒度+4であることを確認して、来週引取り待ちです。 特に後者は、日本酒マイナスのスペックの酒とはどれだけ違うのか楽しみです。
2017.07.06 Thu 14:40
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Name - moukan1972♂  

Title - To アイオライトさん



毎度です。

まあ、この酒に関しては、酒米のビッグ・ビンテージだった26BYで飲んでおくべきだったカナート少し後悔してます。表面的には僕には少しクドいですが、それでも〝酒としての強さ〟がないですね。一方、ジュース・パートは地味ですが、骨格のサイズ感が程よく、全体として上質カジュアルな「やまとしずく 純吟直詰」の方が口内快感指数は僕の中では上です。


──口当たりが非常にエアリーで軽く

表面的にはキラン☆としてる輝きのある液性ですからね。米の旨みもしっかり感じれてそこはいいんですが、少し華美というか、ドヤ感の強い装飾。趣味やセンスの良さを見せつけ過ぎて逆に下品になるという、あれです (笑) 。


──ところで、「well-made」って具体的にどういうことを言うんですかね。いや、感覚的には理解してるんです。ただ、説明しろって言われると難しいなあと。

基本、言葉の意味なんて自分流に変容させてしまえばいいというのが僕の立場ですが──哲学や文芸の世界では同じ言葉の解釈そのものが時代的なパラダイムによって変容しますし、音楽で言えば、昨今の「Boogie」という概念、これだって当時からありましたが、今は少し違う意味で使われていますよね──もしくはガンダムの「モビルスーツ」や「ニュータイプ」だって既存の言葉同士の新しいコンビネーション (新しい意味付け) に過ぎない──、僕が「well-made」と使う時は単純に「よくできている、精緻に造り込まれている」という意味合いもありますが、あまり「作品性の高さ」の象徴としては使いません。むしろ「製品 (商業プロダクト) としての出来の良さ、職人ならではの丁寧な造り」という意味合いの方が強いです。オモチャやフィギュアや模型なんかと同じアプローチで考えればわかりやすいですかね? 中国産のパチモンは「Not Well-Made」みたいな (笑) 。

最近飲んだ似たような香りの酒だと「儀助」なんかありましたが、これは完全に「Not Well-Made」ですね。何かを真似ようとして (目指そうとして) 完全に自分を見失って失敗してます。この「九郎右衛門」はそういう意味では「よくできたイマドキ吟醸模型」とは言えますが、僕には「作品」だとは思えませんね。たぶん他の──今の若い甘口好きの間で人気の酒をいくつか飲んで、「ああ、こんなもん、オレならもっと上手に造れるよ」と言って実際に出来上がったのがこの酒というのが僕の恣意的な印象です。実際、似たような酒の中では圧倒的に「well-made」ではあるけど、DE?っていう (笑) 。

週末に金紋錦の27BY (火入れ山廃) と28BY (生酛生) を味クラーヴェしてみます。ま、基本的にここの杜氏のセンスや実力は信用してますので、あとは僕らの嗜好にピタっとハマれば☆4.5は余裕の蔵だと思ってます。

あと「well-made」はシャツやスーツの仕立てなんかでもよく使われますよね。ま、僕自身、たぶん読者さんが思ってるよりも全然「言葉の創出」には時間をかけてないので、瞬間瞬間のフィーリング──ま、カッコ付けて言えば「アドリブ」ですかね (笑) 。というより、なにせこの量で毎日なので、いちいち立ち止まって考えてる暇なんかないというわけです。


2017.07.06 Thu 12:09
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Name - アイオライト  

Title - 

毎度です。
僕もこれ以前に外飲みしましたが、概ね同じような感想です。
モウカンさんいうところの「well-made」ではあるけど、やはり香りが強く、甘くてジューシーなので日本酒飲み慣れてない人の方が喜ぶかなという。
ただ、口当たりが非常にエアリーで軽く、その後に含み香がブワっとくる感じは面白いなと思いました。これ、開栓から二日以上経ってたと思われますが、そのせいなのかな。

ところで、「well-made」って具体的にどういうことを言うんですかね。いや、感覚的には理解してるんです。ただ、説明しろって言われると難しいなあと。
2017.07.06 Thu 11:39
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