◤Nathalie Falmet / ナタリー・ファルメ ブリュット NV 2本目! 




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 ▲三幸製菓『塩せんべい』は比較的レア。最大のウリは小分け包装により、みんなでサラセンをシェアできること──あるいは、好きなタイミングで手に取れるというツマミ的モーション性の高さ。最大の欠点はウリと表裏。つまり、個体が小さいので、焼き目が縞模様に入らず、全体に掛かり、その小ぶりのBodyがこの焦げフレイヴァーを支えきれない。ゆえに、この大きさであれば、焼き加減は抑えめに──さらに言えば、Bodyそのものはもっと薄くした方がいい。このサイズだと、少し硬く感じる。サクっと軽やかにするなら厚さは0.1mm単位で調整するべし。味は問題ありません。☆4です。「ワイン」経由で飛んで来た人には「???」な話ではあるが、タイトルにある通り、うちは「日本酒」と「音楽」と「煎餅」と「メガネ」のブログです。「シャンパーニュ」は日頃の本気から遠ざかるための息抜きです──今は。






 毎度アクセスありがとうございます。


DSCN9256.jpg オレの妻であるmoukan1973♀が──我々が夫婦であることは「日本酒」経由の読者の間では十分に認知されている話ではあるが──、先週の水曜夜、仕事から戻るなり口にした言葉が次のものである。

 ♡☺♡「あと2日行けばシャン!

 さらに昨日 (日曜) のどこかで──空は黄昏てはいなかったはず──口にした言葉が次のものである。

 ♡☺♡「周囲 (仕事関連の人や一部の友人) はアタシのことを〝日本酒の人〟だと思ってるんだけど、勝手にそう思われてもウザいから、これからは『週末はシャンです』と言うことにするわ

 これは自分が一番ウザいパターン (笑) 。


 さて「ナタリー・ファルメ ブリュット NV」ですが、実は2本目の登場なんです。というのは、ブログには初登場なものの、写真左の1本目は諏訪旅行の後夜祭で開けたので──この『旅行記』の連載がまだその段階まで進んでいないゆえ──、2本目が先に登場となってしまったというわけ。

 今回は、その1本目を飲んだ時に舌に思い出した「ギィ・チボー ブリュット グラン・クリュ NV 2本目!」と味クラーヴェしてます──つまり、同日に2本同時に開けてます。

 重要なポイントとしては、今回のロットは前回とはデゴジュルマン時期が異なるということ。ファルメはNVでも裏のラベルに詳しい製造DATAを記載するので、ロット違いを容易に知ることができ、そこは本当に素晴らしいと思う。





 前回のロットは最近飲んだ中では最高ランクだったが、今回はスワテ。
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 ▲前回は「2016.5.23」で、今回は「2016.10.6」と完全に別ロット。



 スペック的には両方とも「ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%」という、NVモノのシャンにはよくある定番の比率。教科書的には「ピノで果実感、シャルドネでピリっとした酸を表現」などと言うんだろうけど、まあ、別にそこはどーでもいい──今は。





Nathalie Falmet / ナタリー・ファルメ ブリュット NV



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DSCN9249.jpg 立ち香──おっと、こっちの方が華やかに香るわな。バター。ハチミツ。リンゴ。うっとりするフローラルな柔らかさの中からテンション高めの酸の一点突破も。

 すでに先にチボーを飲んでます──飲み方としては、まず同時に開栓します。今回のようにスペックやブドウ属性が同じ場合は、香りの強い方を後回しにします。ブラン・ド・ブランと混醸の場合は基本的にBB (より酸っぱい方) を先に飲みます。

 ♡☺♡「全然タイプが違うよ。酸も足りてるね。濃いな。ブリオッシュだね。ちょっと丸みが足りない?


DSCN9274.jpg はい、今回のロットは全然ですね。まず、果汁感が足りてない。ハチミツっぽい甘みのコーティング感はあるけど、前回のロットの方が果実味が芳醇で──それでいて力強い凝縮感もあり、シャルドネ・パートの伸びやかさ、キレが美しかった。柔らかいタッチは優雅だけど、これなら「アグラパール テロワール グラン・クリュ エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン NV」の方が上かなあ。

 日本酒同様──程度の差はそこまでではないにしても──、シャンもロットによる出来の差は大きいですね。それでもパーカー・ポイントうんぬんとか酒屋も元気に煽るし、飲み手も参考にするあたり、正直、笑わせんなという話ですね──つうか、どの世界も一緒で逆に笑える。人に薦めるにしても、同じロットの同じ酒を同じ状態で飲まなきゃ何の意味もないでしょう


 だからオレはこのロットのNVは絶対に薦めない!!!──買うなら「2016.5.23」のロットがオススメ。






結婚して丸12年、ケンタなんか3〜4回くらいしか買ったことなかったのに「ケンシャッキー」などと称して1ヶ月に3回も食ってるオレたちはどうなんだ!?
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 ▲「ケンシャッキー」・・・ケンタッキーのフライドチキンーをシャンパーニュで流し込むという、金のかかるイケナイ大人の遊び。


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 ▲新しい恒例行事になりつつある、不謹慎で幼稚なカーネル・サンダースいじり。



 それでも開けたてより全然いい。まだまだ味は出てないけど、まろやかな甘みの消えゆくロードの先には美しい酸のゴール。ただなあ、前回のようなエレガントな凝縮感が全くないんだよなあ。なんか少しフワフワしてるよ。

 ♡☺♡「最初より旨い。バランスよくなった。酸も出て来た。ケンシャッキー最高 ♡

 そういや、つい最近、ナタリー・ファルメの「トンタション・ロゼ ブリュット 2011/NV」がフィッチに入ったけど、どうも2011年のブドウの出来はよくないようなので──最近だと2009年と2014年が当たり年らしい──、ちょっとこれはスルーしときます。


 はい次っ!





── 2日目の昼と夜はブレンドで。

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 ▲香りではなく味がダイレクトに飛び込んでくる (笑) 。


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 昼間は冗談飲みですが、夜はグラスに1杯ずつ、日本酒の〆にマッタリと。一緒に味クラーヴェした「ギィ・チボー ブリュット グラン・クリュ NV」との〝ほぼ1:1のブレンド〟で飲みました。昨日よりはイイですね。というより、チボーの塩っ気が緩和されてファルメの優雅な果汁感が前に出てきた感じだけど、全体にはチボー寄りの骨格。ま、同じ比率だと強い方が勝つので、そこはワインも同じということね。最初から混ぜて売ってくれるなら、また買ってもいい (笑) 。


moukan1972♂moukan1973






Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To シャンジュリアンさん



毎度です。


いやあー、これでチボーを完全に駆逐して先生にファルメを推薦したかったんですが、そう簡単にはいかないですね (笑) 。


──ロットや瓶間バラツキは小さなRMやドメーヌの宿命かも知れませんね? 更に日本酒より熟成させる期間が長いのでバラツキが増幅される事もあるんでしょうね。

日本酒のロット違いやBY違いほどの──「それ、全然別の酒じゃん!」と言うほどの差はないせよ、シャン基準で言えば「全くの別物」と言えるほどの誤差じゃないでしょうか。このファルメに限って言えば、そもそも「甘みの出方」がまるで別物です。マロラティックON-OFFほどの違いに感じます。前回のロットはブラン・ド・ブランのような酸のコアありましたが、今回は柔らかでハンナリしてます。あとは少しスカスカでミネラル・パートの苦みが強めですね。


──シャンを自分でアッセンブラージュするのはモーカンさんらしいですよ。自分もたまにやりますが、大体白と赤でロゼにする事が多いです。

シャンを同時に2本開けるのは理由があって、味クラーヴェもその理由の一つではありますが、1本だと1日で空いてしまうんですね。なので、2本開けて翌日に残すことが目的です──つまり、日本酒のように「2日目の味の変化」を知りたいからこそ、2本同時に開けるという贅沢を敢行してます。

今回はあまり酒が進まなかったので、そこそこの量がそれぞれ余ったので、保管の場所を取るので1つにまとめたというわけです。味クラーヴェするには両方とも似たようなタッチの味わいだったので、アッサンブラージュしたらイイ感じに締まりましたが、よりストラクチャーの堅牢なチボー寄りの酒質になりましたね。まあ、結果的に2日目の方が美味しく飲めたので良かったですが。

NVはミステリーな面も大きいですが、今はなんとか楽しめてます。ぼちぼちフルニのナチュールにも再エントリーしようと思ってますが、ここは一つ大人の経済力を見せつけてマグナム・デビューしようかと思ってます (笑) 。


2017.07.03 Mon 23:08
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Name - シャンジュリアン  

Title - 面白い!

毎度です。

ロットや瓶間バラツキは小さなRMやドメーヌの宿命かも知れませんね?
更に日本酒より熟成させる期間が長いのでバラツキが増幅される事もあるんでしょうね。

あの高い値段のドンペリは毎年数百万本作るらしいので、複数のロットが同じヴィンテージで出来ているという事のようです。

ケンタとシャン 分かるような分からない様な組み合わせですね。
自分も10年前ならケンタ結構食べたいと思っていましたが、今は?

シャンを自分でアッセンブラージュするのはモーカンさんらしいですよ。
自分もたまに遣りますが、大体白と赤でロゼにする事が多いです。
2017.07.03 Mon 18:29
Edit | Reply |  

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