もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 遂に今年2本目の☆6が降臨。←失礼、3本目 (笑) 。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤花陽浴 - 純米大吟醸 山田錦40 おりがらみ 無濾過生原酒 ── dಠಠb「なんでもないような月曜ぉ〜、花陽浴純大、開け〜るぅ〜♪ なんでもない缶チューハイ、二度とは戻れない毒ぅ〜♪」#Sweet, High Grade, Nigori 


╰ 【001-074】の記事はfacebook時代のモノを加筆/再構成 (一部キャラ変) して書かれたものです。


 なんでもないような月曜ではあるけれど、高橋ジョージの離婚も成立したことだし、我が初心者ロードに終わりは見えないし (まだまだ未飲の人気/実力銘柄がドコスカあるし) 、4合瓶のストックが14本もあるので、その中でも一番味が乗ってそうな花陽浴を選んでみた次第。4合瓶で3400円 (税抜) と、我々庶民にはなかなかに素敵なお値段だけど、おじさんとおばさんが映画観て外で飯食って酒飲んで帰宅すると二人で1万じゃ済まないことを考えれば、この程度の贅沢は手軽で気安いと言えなくもない。



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 ▲ロシアの新星「メドベデワ (メドベージェワ) 」はセーラームーンの大ファン。
 

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 bottle size:720ml



【078】花陽浴 -はなあび- 純米大吟醸 山田錦40 おりがらみ 無濾過生原酒 27BY <埼玉>

南陽醸造 株式会社:http://www.nanyo-jozo.com


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 さて、花陽浴。甘旨ぁ〜〜〜い酒質で人気の銘柄。26BYに純大八反錦48生 、純吟雄町55生を共に一升瓶で飲んでる。実は個人的にさほど思い入れもないのだけれど、自身の味覚的な立ち位置を確認するためにも、一応、あとは美山錦48生と、さけ武蔵くらいは飲んでおきたいところ。生産量が増えたのか人気が落ち着いたのか、27BYは店頭でもチラホラ見かけるようになった。とはいえ、ネットではまだまだ大人気。熱心なファンの多い銘柄です。

 スペックは山田錦40のおりがらみ生。一応、これが花陽浴のフラッグシップなのかな。

 立ち香は花の蜜のような甘やかさ。立体感のあるポヨンとした香りで、これは飲む前からかなり攻めてくる感ある。香りに関して、よくトロピカルという表現で形容されることのある銘柄だけど、個人的には果物というよりは花。フローラルと言うほど可憐でエレガントではないけど、密度のある甘さが閉じ込められた花の蜜のよう。最近飲んだ中だと、3日目以降のたかちよ黒や仙禽/山田錦にも通じるハニーさも。山田錦らしい酢酸イソアミル系 (メロン/バナナ) の香りも奥で感じるには感じるが、この蜜様の甘さに包まれて酸が後退した分、シロップ的なエキスとして感じられる、オレには。

 上澄みから。含むと、高精白ならではの滑らかさもありつつ、磨き40%とは思えないボリューム感も。含んだ瞬間は意外にも甘酸っぱいニュアンスだが、飲み続けてると甘さがぐんぐん押し寄せてくる。食事に寄り添う気配はナシ。まさに酒が主役。

 おかわりはオリを絡めて。リリースからアフターにかけての渋酸が強めに出てきた。ただ、全体の甘さはやや増量。ちょっとクドいか。上澄みの、クリアだけど濃醇というアンバランス感──着痩せするけど脱ぐとナイスバディ的なラインの方が好みではあるが、花陽浴飲んでる感はオリ有りの方が強いので、初めてこの銘柄を飲む (買う) 人は、とりあえず、なんかの〝おりがらみヴァージョン〟を買ってみるのがいいかな。

 温度は冷たい方がいい。温度が上がってくると流石にこれは甘過ぎ。ちょい安っぽいシロップ感が出てくる。八反錦48生や雄町55生の時にも感じたことだけど、花陽浴って、味のエンベロープ (ADSR) 的に、最初の味の山 (ファーストタッチ=Attackと含み香の減衰=Decayが築く味の盛り上がり) が過ぎたSustain (減衰後の保持) にかけては、意外に旨みは感じにくくて、悪く言えば水っぽく、良く言えばエキス感に昇華されるというか、ファーストインパクトの甘旨酸がドワっと攻めてくるから気づきにくいけど、リリースにかけては意外に淡白で少し水っぽいというのが個人的な見解。で、アフターの余韻が長めなので、なんつうか、味の時間軸 (エンベロープ) としては〝中が空洞〟という風に感じてしまう。これ、鍵盤楽器で言うと、鍵盤から指を離してから音量がデカくなるみたいな。シンセとかイジったことある人なら分かるとは思うんだけど、分かんねえか、思考回路はショート寸前? ゴメン!

 ただ、高い酒飲んでる感はある。その意味で、たかちよ黒よりは飲むことに対するイベント性は高いと言える。話のネタにもなるし、これは個人が日々の食卓で呑むというより、仲間内の日本酒テイスティング会なんかで持ち寄って、みんなでワイワイやりながら呑むのに適した酒かな。いろんな意見が出そうな酒という意味では、やはり、人を惹きつける味わいであることは否定しようがない。あとは好みの問題。

 造り手がこの味を目指して実際その通りに造れてると感じさせる時点で、ま、オレがアーダコーダ言う必要もないんだけどな。そんなわけで、当ブログでは「Recommended」に振らないけど、ま、一度は飲んでみてよ、とは言っておく。




── 2日目。


 ファーストタッチは昨日よりいい。アフターのアタック感も柔らかくなってきた。酸化が進んだ分、全体のニュアンスにもタイトさが出てきた。花の蜜ような立ち香は相変わらず。う〜ん、やっぱSustain (最初の味の盛り上がり後) は少し水っぽい。シロップ感はやや後退。透明なエキス感と言えば聞こえはいいが、ファーストインパクトに対して相対的に少し見劣りするボディ。

 あ、飲んでるとグングン甘くなる。でも、やっぱ甘スギかなー。旨いっちゃ旨いけど、この値段で二度買うことはないな。

moukan1972♂




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花陽浴

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